実装したAIエージェント/製造業(部門横断)
議事録AIエージェント
会議の音声から決定事項・ToDo・担当・期日を抽出して、週次報告まで1クリックで作成します。
1会議分
90分 15分
使った道具文字起こし+Claude Code
01BACKGROUNDどんな会社で、なぜこの業務から着手したか
従業員300名の製造業です。会議のあとに議事録を作り、そこから週次報告を組む作業が各部署に残っていました。1会議90分です。週に12会議あるので、全社では週18時間になります。音声から決定事項とToDoを抽出して、週次報告の作成まで自動化しました。
この業務を最初に選んだ理由
基幹システムを刷新したいという相談でした。各部署の1週間を数えると、議事録と週次報告に全社で週18時間かかっていました。同じ作業が部署をまたいで重複していました。基幹システムの刷新に着手する前に、まずは各部署に共通していたこの作業を効率化することにしました。

02BEFOREAIを入れる前に起きていたこと
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1
1会議に90分
録音を聞き直しながら議事録を作り、決定事項とToDoを書き出していました。
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2
ToDoが追えない
議事録に書かれたToDoが、誰がいつまでにやるのか曖昧なままになっていました。
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3
週次報告を作り直す
議事録の内容を週次報告へ書き写す作業が毎週ありました。
03HOW IT WORKS実装したAIエージェントの動き
議事録AIエージェントは次の流れで処理を進めます。AIが担当する部分と、人が確認する部分を分けています。
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STEP 01
録音を取り込む
会議の録音をそのまま取り込みます。オンライン会議の録画も対面の録音も使えます。
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STEP 02
文字に起こして発言者を分ける
録音を文字に起こし、発言者ごとに分けます。社内の名簿と突き合わせて名前を特定します。
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STEP 03
決定事項とToDoを抽出する
決まったこと・保留になったこと・やることを分けて抽出します。ToDoには担当と期日を付けます。
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STEP 04
議事録にまとめる
会社の書式に合わせて議事録を作成します。発言の根拠になった箇所へすぐ戻れるようにしています。
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STEP 05
週次報告にまとめる
その週の全会議のToDoと決定事項を集めて、部署ごとの週次報告を作成します。


掲載しているのは、実際に納品したシステムの画面です。社名・氏名・金額など、お客様が特定できる情報はぼかしています。
04RESULTS何がどう変わったか
導入から3か月後に測った数字です。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 1会議分 | 90分 | 15分 |
| 全社で週にかかっていた時間 | 18時間 | 3時間 |
| ToDoに担当と期日が付いた割合 | 4割 | 10割 |
| 週次報告の作成 | 部署ごとに1〜2時間 | 確認のみ |
「全社で週18時間かかっていた作業が3時間です。ToDoが流れなくなったのが一番の変化です。」
05POINTS実装のときに気をつけたこと
同じ道具を使っても、作り方によって現場で使われるかどうかが変わります。この案件で判断した点をまとめます。
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現場の言葉を辞書に登録する
製品名と社内の略語が正しく変換されないと、議事録として読めません。導入の最初に現場の言葉を集めて辞書に登録しました。ここを飛ばすと現場で使われないまま終わります。
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ToDoに担当と期日を必ず付ける
議事録に書いただけのToDoは、そのままうやむやになります。担当と期日の欄を必ず設けて、会議で決まっていないときは担当者が後から埋める形にしました。
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週次報告の作成まで自動化する
議事録を作るだけでは、書き写す作業が残ります。その週の全会議から週次報告までを一連の流れにしたので、部署ごとに1〜2時間かかっていた作業が確認だけになりました。
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既存のグループウェアに保存する
新しい置き場を作ると見る場所が増えて、結局は定着しません。作成した議事録はこれまで使っていたグループウェアにそのまま保存されるようにしました。
06STACK使った道具と選んだ理由
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文字起こし
会議の音声を文字に起こします。専門用語と製品名は辞書に登録して精度を上げました。
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Claude Code
決定事項とToDoの抽出と、週次報告の作成に使っています。複数の議事録をまとめて扱えます。
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社内のグループウェア
作成した議事録は既存のグループウェアに保存されます。社員が見る場所を増やしていません。
道具はここに挙げたものに限りません。予算とセキュリティの条件を伺ったうえで、御社に合うものを選びます。
07PROCESS導入の進め方
この案件では、4週間で実際に使える状態まで実装しました。
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1週目
現場の言葉を集める
製品名と社内の略語を集めて辞書に登録します。この準備が文字起こしの精度を大きく左右します。
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2週目
1部署で試す
1つの部署の会議で試して、決定事項とToDoの抽出のしかたを調整します。
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3週目
週次報告までつなぐ
その週の全会議から週次報告が自動でまとまるようにします。
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4週目
全部署へ広げる
既存のグループウェアに保存されるようにして、全部署へ展開します。
ご用意いただくもの
- 過去の議事録10件ほど
- 製品名と社内の略語の一覧
- 会議の録音(1件でも構いません)
費用の目安初期65万円前後+月額2.5万円程度
08FIT向く会社と、向かない会社
業務量によっては、導入しても十分な効果が出ない場合があります。この仕組みが向いている条件をまとめます。
効果が出やすい
- 週に5会議以上ある
- 議事録をもとに週次報告を作り直している
向いていないケース
- 会議の録音が認められていない
- 議事録を残す決まりが無い
他の業種でも使えます
会議の記録から次にやることを取り出す流れは、業種を問いません。自治体の会議録・医療機関のカンファレンス・学校の職員会議でも同じ仕組みを応用できます。
09FAQよくいただく質問
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専門用語や製品名は正しく変換されますか
辞書に登録して対応しています。導入の最初に現場の言葉を集めて登録しました。
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誰が話したか分かりますか
分かります。社内の名簿と突き合わせて名前を特定します。初参加の方は「発言者A」と表示されます。
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ToDoの期日はどう決まりますか
会議で出た期日をそのまま拾います。期日が出ていないときは空欄のまま残して、担当者に入力してもらいます。
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オンラインと対面の両方に使えますか
どちらにも使えます。オンライン会議の録画も対面の録音も同じ流れで処理します。
同じ考え方を、御社の業務に合わせて実装できます。
このページの事例は製造業(部門横断)のものですが、同じ考え方は他の業種でも応用できます。まずは今の業務の流れを伺い、AIに任せられる部分と人が判断したほうがよい部分をお伝えします。
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