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YuE2はSuno 5級の曲を71秒で作れるが1円も稼げない

読了 約5分
Sunoのロゴが写った写真。YuE2はSuno 5級の曲を71秒で作れるが1円も稼げない
この記事の要点

Suno 5に近い品質の音楽生成AI「YuE2」が無料公開されました。日本語ボーカルに対応しており、RTX 4090ならリアルタイムより速く楽曲を生成できます。ライセンスはCC BY-NC 4.0で商用利用はできません。

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商用不可でも仕事の試作にYuE2を使うか

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0YuE2の利用料金
71.043分半の曲の生成時間

YuE2は楽譜入力に対応しSuno 5に近い品質を0円で出した

AI研究コミュニティのMultimodal Art Projectionが2026年9月10日に音楽生成AI「YuE2」を公開しました。開発チームは「Suno 5に匹敵するオープンな音楽生成モデル」としています。

テキストで曲調や歌詞を指示する方法に加え、ABC記譜法で書いた楽譜を入力して楽曲を生成できます。楽譜を直接渡せるため意図した旋律を再現しやすいのが特徴です。

開発チームが公開したグラフでは生成楽曲の品質とテキスト理解力の両方でSuno 5に近い位置にあり、8曲から最良の1曲を選ぶ条件ではSuno 5を上回りました。日本語ボーカルにも対応しており公式サイトには日本語楽曲のサンプルが複数掲載されています。

Multimodal Art ProjectionのYuE2公式ページ
Multimodal Art ProjectionのYuE2公式ページ / 出典:huggingface.co / 制作:AInformation

CC BY-NC 4.0のため商用利用はできない

YuE2のライセンスはCC BY-NC 4.0です。作者名を表示すれば自由に利用・改変できますが、商用目的での利用は認められていません。改変して配布する場合も同じ条件を引き継ぐことになります。

社内の企画検討やプロトタイプには問題なく使えます。ただし完成した動画のBGMや広告の音源として外部に公開するなら、商用ライセンスのあるサービスを選ぶ必要があります。自社の用途が商用に当たるかどうかは先に確認しておきたいところです。

YuE2を仕事で使えるかの確認。当てはまらない項目があれば別を検討する。用途が個人利用か研究目的である(CC BY-NC 4.0の条件を満たす)。ここが当てはまる。納品物や広告の素材には使わない(商用利用は認められていない)。ここが当てはまる。VRAM 24GB以上のGPUが用意できる(RTX 4090で検証済み。ピーク14.08GiB)。商用で使うかどうかで選び方が変わる。データ:Multimodal Art Projection 公式リポジトリ。制作:AInformation。
公式リポジトリのライセンスとスペックを整理した / データ:Multimodal Art Projection 公式リポジトリ / 制作:AInformation

RTX 4090なら3分半の曲を71秒で書き出せる

YuE2はクラウドサービスではなくローカルのPCで動かせます。開発チームの検証ではVRAM容量24GBのNVIDIA GeForce RTX 4090を使い、約3分半(214.85秒)の楽曲を71.04秒で生成しました。VRAMのピーク消費量は14.08GiBです。

項目 YuE2の仕様
モデル名 YuE2-3B
検証GPU NVIDIA GeForce RTX 4090(VRAM 24GB)
生成速度 214.85秒の楽曲を71.04秒で生成
VRAMピーク 14.08GiB
配布先 Hugging Face
ライセンス CC BY-NC 4.0(商用不可)

手元で動かせるためデータを外部に送る必要がありません。機密性の高い素材と組み合わせたい場面でもクラウドへのアップロードが不要です。ただしRTX 4090クラスのGPUが求められるため、ノートPCや一般的なデスクトップでは動かしにくくなります。

試作が0円になっても外に出す音楽はまだ有料AIが要る

AInformation調べでは音楽を作れるAIツールは18本あります。そのうち無料で試せるのは13本で、日本円で払えるのは5本だけです。YuE2のように0円で性能の高いオープンモデルが出てきたことで、試す段階のハードルは下がりました。

用途に応じた使い分けがポイントになります。社内の企画段階で曲のイメージを固めたいだけならYuE2で十分です。外に出す成果物に使う場合は有料サービスの料金と条件を先に確認しておく必要があります。

まずYuE2で自分の用途に合う品質が出るかを試し、商用利用が必要な段階で有料サービスに切り替えるのが現実的な進め方になります。

AInformation調べ音楽を作るAIツールはいくらで使えるか

ツール 月あたり 無料
GeminiGoogle AI プラン最安 725円/月Google AI Plus
ElevenLabs $6/月スターター/約923円
LALAL.AI 1,185円/月Lite/年払い
Adobe Firefly 1,580円/月Firefly Standard
SOUNDRAW 1,650円/月Creator ×
Moises 有料プラン
Soundful $4.99/月Plus/約768円/画面は英語
DeepAI $7.49/月Pro/年払い/約1,153円/画面は英語

2026年9月11日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのツールを使える一番安い有料プランの月あたり。音楽を作るAIツール17本のうち、日本円で払えるのは4本、無料で試せるのは12本。外貨は1ドル153.89円で換算

この記事に出てくることば
CC BY-NC 4.0
作者名を表示すれば自由に使えるが商用利用は認められないライセンス。改変して配布する場合も同じ条件を引き継ぐ
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

音楽生成AIは有料サービスが中心でオープンモデルは品質で劣るという前提がありました。YuE2がSuno 5に迫る品質を無料で出してきたのは変化の入口になりそうです。企業の現場では社内動画のBGMにAIを使いたいという声が増えていますがCC BY-NC 4.0では納品物に使えません。試作が0円で高品質になることで音楽AIを業務に取り入れる入口は広がる一方で、商用利用ができるオープンモデルが出てくるまでは有料サービスとの使い分けが続くとみています。

よくある質問
YuE2は商用利用できるか
できません。ライセンスはCC BY-NC 4.0で商用目的の利用は認められていません。作者名を表示すれば個人利用や研究目的では自由に使えます。社内の企画検討やプロトタイプの制作には問題ありませんが、完成した動画のBGMや広告の音源として外部に公開するなら商用ライセンスのあるサービスを選ぶ必要があります。
YuE2を動かすにはどんなPCが必要か
開発チームの検証ではNVIDIA GeForce RTX 4090(VRAM容量24GB)を使っています。約3分半の楽曲を71.04秒で生成でき、VRAMの消費ピークは14.08GiBです。ローカルで動かすにはRTX 4090クラスのGPUが必要になります。ノートPCや一般的なデスクトップでは厳しいため、GPU環境がない場合はクラウドインスタンスの利用も検討が要ります。

この記事の出典

補助資料

  • [1]GIGAZINEGIGAZINE・補助的な二次資料・確認 2026-09-12この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年9月12日

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