Appleが9月9日にSiri AIを搭載したiPhone 18 Proと初の折りたたみiPhone Duoを発表した。AInformationが494本のAIツール名でApp Storeを1本ずつ引くと公式アプリは163本で33%。名前だけ同じ別会社のアプリが143本ある。
- AIツール494本の名前で日本のApp Storeを1本ずつ検索した結果
- 公式アプリがあるのは163本(33%)だけだった
- 名前が同じでも販売元が別の会社であるアプリが143本ある
- 用途ごとに公式アプリ率は31%から55%まで開く
- 販売元の名前を確かめるだけで公式かどうかが分かる
- 公式アプリのうち日本語に対応しているのは78本で半分に届かない
Appleの発表でiPhoneのAIはこう変わった
Appleは2026年9月9日にiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを発表した。同時にApple初の折りたたみモデルiPhone Duoも発表している。どちらもA20 Proチップを搭載しiOS 27でSiri AIに対応する。ここではAIに関わる変更だけをまとめる。
いちばん大きな変更はSiri AIだ。Apple Intelligenceを土台にした会話型のAIアシスタントで、iOS 27と一緒に9月15日から使える。自然な言葉で話しかけるとアプリの中でアクションを実行できる。写真やメールの検索もSiriに頼むだけで済む。ただしSiri AIは英語から対応を開始し、日本語は年内に対応予定だ。9月18日の発売日時点では日本語のSiri AIはまだ使えない。
チップもAI向けに強化された。A20 Proチップにはデュアル16コアNeural Engineが入り、Appleは「AI時代を独走するパフォーマンス」としている。カメラアプリにはSiriモードが追加された。カメラで見ているものをそのままビジュアル検索できる。写真の編集にもAIが入り、空間リフレームやクリーンアップといった機能が加わった。
App Storeで「AI」と検索すると名前が同じ別物が並ぶ
新しいiPhoneを手に入れたら、まずApp Storeを開いて使いたいアプリを探す人が多い。最近は「ChatGPT」や「Gemini」のように具体的なAIツールの名前で検索する人が増えた。「AIアプリ」「AI画像」のようにざっくりした言葉で探す人もいる。
名前が同じでも作った会社が違う
ところがApp Storeの検索結果には、名前がほとんど同じなのに作った会社がまったく違うアプリが当たり前のように並んでいる。画像生成AIの「Jasper」を検索すると「Jasper AI – WritBot」というアプリが出てくる。名前にJasperが入っていてAIの文字もあるから公式に見える。しかし販売元の欄には「Subhan Dastgeer」という個人名が書いてある。本物のJasperを作っているJasper AI, Inc.とはまったく関係がない。
同じことがMidjourneyでもPikaでもGrammarlyでも起きている。名前だけを見てダウンロードした結果、別の会社のアプリに個人情報を渡してしまう。課金の仕組みも本物と違い、週額で数千円を請求されるケースもある。App Storeの審査を通っているから安全だと考えがちだが、Appleの審査は名前の類似までは止めてくれない。
間違ったアプリを入れると何が起きるか
まず登録したメールアドレスが別の会社に渡る。次にアプリ内で課金を求められる。本物のサービスとは料金体系が違うため、無料で使えるはずの機能に月額や週額がかかることがある。気づかずに契約すると解約の手続きも本家とは別になり手間が増える。最悪の場合はクレジットカード情報まで渡ることになる。
AInformationはAIツールデータベースに収録している494本のAIツールすべてについて、2026年9月9日から10日にかけて日本のApp Storeで名前を1本ずつ検索した。公式アプリがあるのは何本か。名前が同じ別物はいくつ出てくるか。どの用途ならアプリで足りるか。新しいiPhoneに買い替える前に知っておくと損をしないデータをまとめた。
AIツール494本を日本のApp Storeで引いたら公式は163本だった
何をどう調べたか
AInformationのAIツールデータベースには2026年9月6日時点で494本のAIツールが収録されている。この494本の名前を1つずつ日本のApp Storeに入力して検索した。検索結果に出てきたアプリのうち、販売元の名前がツールの提供元と一致したものだけを「公式アプリあり」と判定した。名前が同じでも販売元が違えば公式ではないと判断している。
たとえばChatGPTの場合、App Storeに「ChatGPT」というアプリがあり販売元は「OpenAI」と書いてある。ChatGPTを作っているのはOpenAI社なので公式だ。一方でJasperの場合、App Storeに「Jasper AI – WritBot」というアプリが出てくるが販売元は「Subhan Dastgeer」であり、本物のJasper AI, Inc.ではないので公式とは判定していない。
494本を4つに分けた結果
2026年9月9日に494本を引いた結果は次の4つに分かれた。公式アプリが見つかったものが163本で全体の33%。公式アプリは無いが同じ会社の別のアプリだけが見つかったものが47本。公式アプリが無いのに名前だけ同じ別の会社のアプリが出てきたものが143本。そもそもアプリが何も見つからなかったものが141本だった。
つまり494本のうち331本(67%)は公式のiPhoneアプリが存在しない。AIツールの3本に2本はApp Storeで公式アプリを手に入れることができない状態にある。ブラウザからWebサイトにアクセスして使うしかないツールがこれだけ多い。

公式がないのに名前だけ同じアプリが143本ある
143本の意味
公式アプリが無い331本のうち143本は、App Storeで名前を検索すると名前がほとんど同じか一部が一致するアプリが検索の上位に出てくる。販売元の名前は本物の提供元と違う。つまりそのツールの公式アプリではないにもかかわらず、名前だけで判断すると公式に見えてしまうアプリが143本ある。
この143本には動画生成のPikaやFliki、文章生成のJasperやCatchy、議事録のFathomやNotta、プレゼン資料のNapkin AI、音楽生成のUdio、文法チェックのGrammarlyなど幅広い用途のツールが含まれる。名前を知っていてApp Storeで検索する人ほどこの問題に当たりやすい。
残りの188本は何が起きるか
331本のうち143本を引いた残りは2つに分かれる。同じ会社が出している別のアプリだけが見つかったものが47本ある。たとえばある会社が本体とは別の姉妹アプリだけをApp Storeに出しているケースだ。もう1つは検索してもそれらしいアプリが何も出てこなかった141本。こちらはApp Storeに手がかりが無いぶん、間違ったものを入れてしまうリスクは低い。
問題がいちばん大きいのは143本のほうだ。「あるはず」と思って検索して「名前が同じアプリ」を見つけたら、多くの人はそのまま入れてしまう。次の節でその143本の中から具体的な実例を見る。
名前が同じでも販売元が違う例
| ツール名 | 出てくるアプリ名 | 販売元 |
|---|---|---|
| Jasper | Jasper AI – WritBot | Subhan Dastgeer |
| Pika | Pika Labs: AI Trend Effects | Md Saidul Haque |
| Grammarly | Grammarly キーボード | Superhuman Platform Inc |
| Napkin AI | Napkin AI プレゼン資料 | Sanzhar Aldabergenov |
| Fathom | Fathom: AI Notes & Translate | Sandro Fidalgo |
| Fliki | Fliki – AI Video Editor | Nine Thirty Five LLC |
| Udio | Udio: AI Music Maker & Studio | Uncharted Labs Inc. |
| Descript | Descript Ai : AI Editing | OSKARI VIRTANEN |
MidjourneyもJasperもPikaも販売元が別の会社だった
動画・画像のAIツールで起きていること
動画生成AIのPikaをApp Storeで検索すると「Pika Labs: AI Trend Effects」というアプリが出てくる。名前にPika Labsと入っているので公式に見えるが、販売元は「Md Saidul Haque」という個人だ。本物のPikaを作っているのはPika Labs, Inc.である。動画AIのFlikiも同様で「Fliki – AI Video Editor」というアプリの販売元は「Nine Thirty Five LLC」。Fliki Inc.ではない。
プレゼン資料AIのNapkin AIを検索すると「Napkin AI プレゼン資料」というアプリが出る。日本語のアプリ名が付いているので日本向けの公式アプリに見えるが、販売元は「Sanzhar Aldabergenov」という個人名だ。本物のNapkin AIの公式iPhoneアプリは2026年9月9日時点で存在しない。
文章・音声のAIツールでも起きている
文章生成AIのJasperを検索すると「Jasper AI – WritBot」が出てくる。販売元は「Subhan Dastgeer」。音楽生成AIのUdioは「Udio: AI Music Maker & Studio」が出て、販売元は「Uncharted Labs Inc.」。議事録AIのFathomは「Fathom: AI Notes & Translate」が出て、販売元は「Sandro Fidalgo」。いずれも本物の提供元とは違う会社や個人が販売元になっている。
文法チェックのGrammarlyを検索すると「Grammarly キーボード – 英語ライティングツール」が出てくる。日本語で「英語ライティングツール」と書いてあるので本物に見えるが、販売元は「Superhuman Platform Inc」だ。Grammarly, Inc.ではない。このように有名なツールほど名前を借りた別のアプリが出やすい。知名度がそのまま混同のリスクになっている。
2026年9月9日時点でApp Storeに並んでいたこれらのアプリは今後削除される可能性もあるが、同じ手口で新しいアプリが出てくることも多い。削除と再登録のいたちごっこが続いているのが現状だ。
ChatGPTとClaudeに聞いてもMidjourneyの取り違えは防げなかった
AInformation編集部は2026年9月9日の夜にChatGPTとClaudeへ同じ質問を投げた。AIに聞けばApp Storeの取り違えを防げるのかを実測した。
2社とも「ある」と答えたが挙げたのは別ブランドだった
「MidjourneyのiPhone公式アプリはApp Storeにありますか。ある場合は販売元の名前も教えてください」と聞いた。ChatGPTは24.2秒で472文字、Claudeは30.3秒で883文字の答えを返した。どちらも「Midjourney, Inc.が販売元の公式アプリがある」と答えた。
ところが2社とも挙げたのは「にじジャーニー(niji・journey)」というアニメ調の画像生成アプリだった。にじジャーニーは確かにMidjourney社が出しているが、Midjourney本体とは別ブランドのサービスだ。Midjourney本体の公式iPhoneアプリは2026年9月9日時点で存在しない。AInformationの実測でもMidjourneyは「公式アプリなし」の143本に入っている。App Storeで「Midjourney」と検索して上位に出るのは別会社のアプリだ。
AIに「公式アプリはあるか」と聞いても、同じ会社の別ブランドと本体を区別できなかった。AIの答えだけを信じてApp Storeで探すと、にじジャーニーを見つけて「これが公式だ」と思い込むか、検索で出てきた別会社のアプリを入れてしまう。どちらでもMidjourney本体は使えない。
見分け方ではAIの答えとAInformationの実測が一致した
3問目に「公式アプリと似た名前の非公式アプリを見分ける方法」を聞いた。ChatGPTは27.1秒で825文字、Claudeは30.2秒で734文字で答えた。どちらも最初に挙げたのは「販売元の名前を確かめる」と「公式サイトからApp Storeのリンクをたどる」の2つだった。AInformationが494本を引いた実測から出した結論と同じだ。
つまりAIは見分け方の知識は持っている。ただし「このツールの公式アプリはあるか」と個別に聞くと、自分が教えた見分け方を使えずに間違える。AIに聞くだけで済ませず、自分の目でApp Storeの販売元を確かめる手間は省けない。
App Storeの販売元を見るだけで公式かどうか判別できる
販売元の名前を確かめる方法
偽物を見分ける方法はとてもかんたんだ。App Storeでアプリを開くとアプリ名のすぐ下に「販売元」の名前が表示される。この販売元が、そのAIツールを実際に作っている会社の名前と一致しているかを見ればよい。一致していれば公式、一致していなければ別の会社が出しているアプリだと分かる。
主な公式アプリの販売元は次のとおりだ。ChatGPTは「OpenAI」。Claudeは「Anthropic, PBC」。Google Geminiは「Google LLC」。Microsoft Copilotは「Microsoft Corporation」。Perplexityは「Perplexity Inc」。Grokは「X Corp」。これらの名前を覚えておくと、検索結果に似た名前のアプリが出てきても惑わされない。
公式サイトからリンクをたどるのがいちばん確実
もう1つの方法は、App Storeの検索を使わずに公式サイトからApp Storeのリンクをたどることだ。ほとんどのAIツールの公式サイトにはApp Storeへのリンクが貼ってある。そこからたどれば検索結果に混じる別物を目にすることなく公式アプリにたどり着ける。検索よりも手間はかかるが、いちばん確実な方法だ。
もしApp Storeで検索してしまった場合は、次の点にも注意してほしい。インストール直後に週額2,000円以上の課金画面が出てきたら疑う。有名なツールなのにレビュー数が数百件しかなければ不自然だ。説明文が翻訳調で不自然な日本語になっていれば公式ではない可能性が高い。ただしこれらはあくまで補助的な判断材料であり、決め手は販売元の名前だ。
なお2026年9月9日に見つかった163本の公式アプリはすべてApp Storeから無料でダウンロードできる。ダウンロード自体にお金はかからない。月額料金がかかるかどうかはツールのプランによるが、アプリを入れること自体は0円だ。

議事録AIは55%がアプリで使えるがプログラミングAIは31%止まり
アプリで済む用途と済まない用途
494本を用途ごとに分けると、公式アプリがある割合に大きな差がある。2026年9月9日時点で公式アプリ率がいちばん高いのは議事録・文字起こしAIの55%だった。44本のうち24本に公式のiPhoneアプリがある。Rimo VoiceやFireflies.aiのようにスマートフォンで録音してそのまま文字にするツールはアプリとの相性がよく、開発元もiOSアプリを出す動機が強い。
翻訳AIも50%と高い。46本中23本が公式アプリを持っている。翻訳はスマートフォンを手に持って使う場面が多いため、こちらもアプリが出やすい分野だ。相談・調べものAIは46%で69本中32本。ChatGPT、Claude、Gemini、Copilot、Perplexityといった主要なチャットAIはすべて公式アプリを出しており、この用途は主力ツールに限ればほぼアプリで使える。
プログラミングAIは3本に1本しかない
反対に公式アプリ率がいちばん低いのはプログラミング・開発AIで31%にとどまった。68本中21本しか公式アプリが無い。コードを書くAIはパソコンのブラウザやIDEから使うのが基本であり、iPhoneの画面で開発する場面が限られるためアプリ化の優先度が低い。GitHub CopilotもCursorもReplit以外はiPhoneアプリを出していない。
動画生成AIは36%で88本中32本。AI画像ツール75本を検証した記事でも触れたとおり、画像・動画系のAIツールはWebブラウザで使うものが主流だ。画像生成AIも37%と同水準で75本中28本。資料・スライドAIは45%で40本中18本。文章を書くAIは38%で109本中41本だった。
この差を知っておくと「App Storeに公式が無いのは自分の探し方が悪いのではなく、そもそも公式が出ていない用途なのだ」と分かる。プログラミングや動画のAIを使うならブラウザでアクセスするのが正解で、App Storeで名前を検索して別物を入れてしまうリスクもなくなる。
公式アプリでも日本語対応は78本と半分に届かない
163本中78本が日本語に対応
公式アプリが見つかった163本のうち、アプリの画面が日本語に対応しているものは78本で全体の47.9%だった。2026年9月9日時点の数字だ。公式アプリがあるだけでなく「日本語でそのまま使える」ところまで絞ると、494本のうちのわずか78本まで減る。全体の16%にも満たない。
日本語に対応している代表的な公式アプリは次のとおりだ。ChatGPT(販売元OpenAI)、Claude(Anthropic, PBC)、Google Gemini(Google LLC)、Microsoft Copilot(Microsoft Corporation)、Perplexity(Perplexity Inc)、Grok(X Corp)、Felo(Sparticle Inc.)、Adobe Firefly(Adobe Inc.)、Canva(Canva Pty Ltd)、Rimo Voice(Rimo合同会社)。これらは日本語の入力にも出力にも対応しておりApp Storeから無料でダウンロードできる。
英語のままの公式アプリも85本ある
残りの85本は公式アプリはあるがアプリの画面が英語のままだ。HeyGen、Luma Dream Machine、Runway、Fireflies.ai、Gammaなどがこれにあたる。英語が読めれば使えるが、日本語で入力しても正しく動かないものや、メニューが全部英語で迷うものが含まれる。
日本語で使いたいならまず上に挙げた78本の中から選ぶのが確実だ。AI議事録ツールを調べた記事でも書いたとおり、日本語で払えるかどうかと日本語で使えるかどうかはAIツール選びでいちばん差がつくポイントになっている。英語のアプリを入れて結局使わなくなるよりも、最初から日本語対応のものを選ぶほうが無駄がない。
もう1つ注意したいのは、日本語対応の有無はApp Storeのアプリ情報だけでは分かりにくい点だ。対応言語の欄に「日本語」と書いてあっても、実際にはメニューの一部しか翻訳されていないケースがある。AInformationのAIツールデータベースでは各ツールの日本語対応の度合いを3段階で評価しているので、アプリを入れる前に確かめてほしい。
公式アプリがあるAIは月額が865円安い
アプリありの月額中央値は2,083円
AInformationのデータベースで月額料金を持っている有料ツールどうしを比べると、公式アプリがあるツールの月額の中央値は2,083円だった。公式アプリが無いツールの中央値は2,948円で、差は865円ある。2026年9月6日時点の数字だ。
この差が生まれる理由は明確だ。ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot、Perplexityといった大手のAIツールはいずれも公式アプリを出しており、無料プランまたは月額20ドル前後の有料プランを提供している。この価格帯のツールが公式アプリを出している側に集まるため、アプリありの中央値が下がる。一方でアプリを出していないツールには法人向けの高額なSaaSが多く含まれるため、中央値が上がる。
安いからよいとは限らない
ただしこの865円の差を「公式アプリがあるほうがお得」とは単純に言い切れない。アプリを出していないツールの中には、特定の業務に特化していて代わりがきかないものもある。月額が高くてもそのツールでしか解決できない課題があるなら選ぶ価値はある。
この数字から言えるのは次のことだ。スマートフォンで手軽に使いたいAIツールは公式アプリを出しているものから選べば月額も比較的安くて済む。一方で仕事の特定の工程を自動化するAIはアプリが無くてもブラウザから使えるので、月額だけで切り捨てるのはもったいない。どちらを求めているかで選び方は変わる。
なお494本全体の月額中央値は2,544円で、無料で使えるツールは197本ある。日本円で払えるのは82本だけで大半はドル建ての決済になる。アプリの有無だけでなく料金の通貨も確かめたうえで選んでほしい。
新しいiPhoneに入れる前にやっておくことが3つある
まず販売元を確かめる癖をつける
ここまでのデータをまとめると、新しいiPhoneでAIアプリを探すときにやるべきことは3つに絞れる。1つめはApp Storeで検索したら必ず販売元の名前を確かめること。名前が同じでも販売元がツールの運営会社と違えば公式ではない。ChatGPTなら「OpenAI」、Claudeなら「Anthropic, PBC」、Geminiなら「Google LLC」だ。販売元を見る癖を1つ足すだけで、別の会社のアプリに個人情報を渡してしまう事故は大幅に減る。
公式サイトからたどるほうが確実
2つめはできるだけ公式サイトのApp Storeリンクからたどること。App Storeの検索には名前だけ同じ別物が143本も混じっている。検索を使わずに公式サイトからリンクをたどれば混同のリスクはゼロになる。ひと手間だが間違ったアプリに月額を払い続けるよりずっと安い。
そもそもアプリが無い用途を知っておく
3つめは自分が使いたい用途で公式アプリが出ているかを先に調べること。議事録AIや翻訳AIは半分以上が公式アプリを持っているが、プログラミングAIは31%しかない。動画生成AIも36%だ。これらの用途でApp Storeを検索しても公式は見つからない場合が多い。そのときは公式サイトにブラウザでアクセスすればよい。App Storeで見つからないことは普通だと知っておくと、焦って別物を入れる心配がなくなる。
iPhoneに買い替えるタイミングはAIアプリを見直すよい機会でもある。AInformationが2026年9月9日に494本を引いた結果、公式アプリは163本で全体の33%にとどまった。3本に2本はApp Storeに公式が無い。この事実を頭に入れておくだけで、新しいiPhoneをより安全に使い始めることができる。
新しいiPhoneを買うたびにApp Storeでアプリを入れ直す。そのとき「AI」と検索すると、名前が同じなのに作った会社が違うアプリがいくつも出てくる。494本を1本ずつ確かめるのは手間だったが、3本に2本は公式アプリがないという結果は実際に数えないと分からなかった。販売元の名前を見る癖をつけるだけで、見知らぬ会社のアプリに個人情報を渡す事故はかなり減る。AIの選択肢が増えるほどこの問題は大きくなるので定期的に数え直していく。
- iPhone18で使えるAIアプリのおすすめは?
- ChatGPT(販売元OpenAI)、Claude(Anthropic, PBC)、Google Gemini(Google LLC)、Microsoft Copilot(Microsoft Corporation)、Perplexity(Perplexity Inc)の5つは公式アプリがありすべて無料でダウンロードできる。日本語にも対応している。App Storeで検索するときは販売元が上記の会社名と一致するかを確かめてから入れる。
- AIアプリの公式と非公式はどう見分ける?
- いちばん確実なのは販売元の名前を見ること。App Storeのアプリ名の下に表示される販売元がそのAIツールの運営会社と一致していれば公式だ。名前が似ていても販売元が違えば別の会社が出しているアプリになる。もう1つは公式サイトからApp Storeのリンクをたどる方法で、検索で探すより確実にたどり着ける。
- MidjourneyのiPhone公式アプリはあるのか?
- 2026年9月9日時点でMidjourneyの公式iPhoneアプリは存在しない。App Storeで検索すると別の会社が出しているアプリが上位に並ぶ。Midjourneyを使うにはブラウザからmidjourney.comにアクセスする。同社が出しているアニメ向けのにじジャーニーのアプリはApp Storeにある。
