このニュースのポイント
・Windsurfの「Wave 3」アップデートが発表。
・AIコーディング支援機能が大幅に向上。
・開発者の作業効率が向上し、初心者でも簡単にアプリ開発が可能。
Windsurfが最新の大型アップデート「Wave 3」を発表しました。AIによるコーディング支援機能が飛躍的に向上し、開発者の作業効率をさらに高める数々の新機能が搭載されています。特に注目すべき追加機能を紹介します。
Windsurfの特徴
WindsurfはCodeiumInc.が提供するツールで、無料で利用することもできます。AIを搭載したIDE(開発環境)で、プログラミング専用のエディタのようなツールです。活用することで、効率的にプログラミングが行えます。Windsurf AIを活用することで、業務効率を上げることができるのはもちろん、プログラミング知識がない初心者でも簡単にアプリケーションを作ることができます。
Wave 3の追加機能
1. 画像のドラッグ&ドロップ対応

画像のドラッグ&ドロップ機能が追加され、デザインの変換やWebサイトの構築がより簡単になります。
2. カスタムアプリアイコンの導入
Macを使用している有料ユーザー限定ですが、カスタムアプリアイコンの設定が可能になりました。個性的にカスタマイズできるようになります。
3. 主要AIモデルのサポート強化
新たに以下のAIモデルがサポートされました。
- o3 mini
- DeepSeek R1
- Gemini 2.0 Flash
これらのモデルの導入により、AIのツール呼び出し機能がさらに進化し、より精度の高いサポートが可能になります。
4. 「Tab to Jump」機能

引用:https://x.com/dr_cintas/status/1890165255541780808
AIによるコード補完機能が大幅に強化されました。従来の「Tab」キーによるコード補完に加え、新たに「Tab to Jump」機能が追加され、エディタ内で次にカーソルを移動させるべき位置をAIが予測してくれます。開発者は「Tab」キーを押すだけで適切な箇所へカーソルを移動させることが可能になりました。これにより、コード修正やリファクタリングのスピードが飛躍的に向上します。
5. クレジットの可視化機能
Cascade(WindsurfのAIアシスタント)が消費するクレジットの使用状況を可視化する機能が追加されました。これにより、コストやツールの利用状況をリアルタイムで確認し、最適なリソース配分が可能になります。
7. 「Fast Mode」でさらに高速なコード補完
新たに「Fast Mode」が導入され、AIによるコード補完の速度が飛躍的に向上しました。従来よりも迅速に補完候補が表示されるため、よりスムーズなコーディングが可能になります。
8. Model Context Protocol(MCP)対応
Wave 3では、「Model Context Protocol(MCP)」が導入され、AIが外部ツールやデータソースへアクセスできるようになりました。これにより、コードベースやURL検索に加え、より多様なデータソースから情報を取得することができます。現在、この機能は個人ユーザー向けに提供されており、今後はチームおよびエンタープライズプランにも導入予定です。
今回のWave 3アップデートにより、Windsurfはさらに強力なAIコーディングプラットフォームへと進化しました。気になる方は公式サイトからダウンロードしてみましょう。