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ChatGPTで履歴書を作成する方法とは?プロンプトやバレない方法などを解説

ChatGPTで履歴書を作成する方法とは?プロンプトやバレない方法などを解説

就職、転職活動には必ず必要になる履歴書。履歴書は企業に自身の魅力を伝え、入社意欲をアピールするためのものです。

しかし、いちから書き始めるとなると、志望動機などが上手くまとまらず、時間がかかってしまうことも少なくありません。特に在学中、在職中の職探しにおいては時間の少なさがネックとなり、履歴書の作成に時間を割いてしまうと、面接対策や企業研究などができなくなってしまいます。

このようなことから「自分では魅力的な志望動機や自己PRが書けない」「サクッと履歴書を書いて、面接対策に時間を使いたい」とお悩みではありませんか?

そんなとき、ChatGPTを使えば効率よく魅力的な履歴書を作成できます。

本記事では、ChatGPTを活用した履歴書の書き方の手順や、効果的なプロンプトの例、注意すべきポイントまで詳しく紹介します。これを読めば、採用担当者の目に留まる履歴書をスムーズに作れるようになります。さっそく、AIを味方につけた履歴書作成のコツを学びましょう。

AInformation編集部/藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する専門的な情報やサービス・プロダクトを解説、紹介するWebメディア。AIの専門家集団の編集部がAIの活用法、最新ニュースやトレンド情報を分かりやすく発信していいます。藤井俊太のプロフィール

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目次

ChatGPTを履歴書作成に活用するメリット

ChatGPTで履歴書を作成するメリットは主に3つです。

  1. 時間の短縮になる:面接など他の対策に時間を使える
  2. 客観的なアドバイス:自分では気付かなかった魅力を発見できる
  3. プロフェッショナルな文章:初歩的な文章ミスを防ぐ

時間の短縮になる

履歴書や職務経歴書の作成には多くの時間と労力が必要ですが、ChatGPTを活用すれば、キャリアやスキルを簡単に説明するだけで短時間で文章を生成できます。自己PRや志望動機も、ChatGPTならすぐに素案を作成可能です。

また、企業ごとにカスタマイズする際も迅速に対応でき、就職・転職活動を効率化します。文章作成が苦手な方でも質の高い応募書類を短時間で作成できるため、面接対策や企業研究に時間を割くことができます。

客観的なアドバイスが得られる

ChatGPTは職歴や特技を入力することで、多角的な視点から応募者の魅力を整理して文章化します。自分では言語化が難しかった強みやスキルが明確になり、説得力のある履歴書を作成することができます。

また作成しているうちに、これまで気づかなかったアピールポイントを発見することもあります。これにより、面接でも自信を持って話せるようになるでしょう。

プロフェッショナルな文章を作成できる

ChatGPTは文法ミスを減らし、洗練された表現で応募書類の質を向上させます。誤字脱字や不自然な表現を防ぎ、業界特有の専門用語を活用することで、採用担当者に好印象を与えられます

さらに、同じ表現の繰り返しを防ぎ、新しい視点や独自性を加えた文章を作成可能です。適切なキーワードを盛り込むことで、より伝わりやすい応募書類を作成できます。ChatGPTを活用すれば、効果的に履歴書や職務経歴書をブラッシュアップできるでしょう。

ChatGPTで履歴書を作成する手順

ここからは、ChatGPTで履歴書を作成する手順について解説します。

①必要な情報を集める

まずは応募に必要な情報を集めます。この情報はChatGPTで履歴書を作成した後の修正段階で使用します。

ChatGPTが作成する履歴書はあくまでサンプルであり、最終的には提出する企業に合わせて自身でカスタマイズすることが求められます。あからじめ必要な情報は整理しておきましょう。

集める情報
  • 応募する役割の仕事内容
  • 職歴、実績、スキル
  • 関連する学歴や専門資格

②履歴書の要素を洗い出す

次にChatGPTを使って、履歴書の要素を洗い出します。このときに深津式汎用プロンプトを参考にすると効果的です。

深津式汎用プロンプトとは
note株式会社のCXOである深津貴之氏が考案した、ChatGPTなどの生成AIを効果的に活用するためのプロンプト設計手法。役割・制約条件を与えることで、ユーザーの意図に沿った質の高い回答を得ることができる。

プロンプト例
# 命令書:あなたは[プロのWebライター]です。以下の制約条件と入力文をもとに[最高のブログ記事]を出力してください。

# 制約条件:
[・文字数は1000字程度
・SEOを意識したキーワード選定
・読者が理解しやすい平易な言葉を使用
・具体例や統計データを含める]

# 入力文:[ブログ記事のテーマや主要なポイント]

# 出力文:

つまり、ChatGPTに企業の採用担当者になりきってもらい、履歴書に求める内容を教えてもらうということです。

この型に当てはめなくても、以下のような簡単なプロンプトで役割を与え、文章を生成することができます。大切なのはChatGPTに役割を与えることです

役割 : 〇〇の採用担当者
本文 : 企業の採用担当者として履歴書に求める内容は何ですか

「〇〇」の中には、入社を希望する業界、業種を入力します。これにより、ChatGPTは指定された業界の採用担当者になりきって回答を出力します。

先ほどの内容と少し被りますが、より細かい要素が回答された上、志望動機や自己PRの要点も出力してくれます。

③履歴書のサンプルを作成する

続いて、洗い出した要素に合致する履歴書のサンプルを作成します。

・その内容に合致するサンプルを作成してください
・上記内容に合致する履歴書のサンプルを作成してください など

「ChatGPTは前の指示を引き継ぐ」という特性を活かすため、「その内容」または「上記内容」といった指示を入れます。

④志望動機や自己PRを作成する

履歴書のサンプルで志望動機や自己PRを書き上げるのには限界があります。この2つの項目はチャットを続けながら個別に作成するのがおすすめです。

ここでも「上記内容で出た山田太郎氏が」というようなプロンプトで、以前の指示を引き継がせます。

上記内容に出た山田太郎氏が、〇〇に正社員として採用されたい場合の志望動機(or 自己PR)を作成してください

「〇〇」には企業や業種を入力し、志望動機の部分は用途によって自己PRなど生成したい項目に変えます。

志望動機

自己PR

今回は履歴書のサンプルがChatGPT内のドキュメントにて作成されたため、該当する項目のみをチャットで回答するように指示しています。

また転職に必要な職務経歴書のサンプルも同様に詳しく作成することもできます。

職務経歴書

⑤生成された履歴書を修正する

最後に、生成された履歴書を修正しましょう。

修正するポイントは以下です。

  • 文章が定型的すぎないか
  • 実績やスキルが正しく表現されているか
  • 誇張や事実と異なる表現がないか
  • 企業ごとに適した内容になっているか

文中に具体的なエピソードを追加したり、自分の言葉で表現を調整したりすることで、他の候補者との差別化を図ることができます。また、実績やスキルに関しては、数値や実際に使ったツールなどを明記すると効果的です。

・「売上に貢献しました」→「チームでの提案営業により売上を前年比120%に向上させました」
・「データ分析を行いました」→「PythonとExcelを活用し、データ分析を行いました」

AIをうまく活用しつつ、最終的には「自分らしさ」が伝わる履歴書に仕上げましょう

ChatGPTで履歴書を書くプロンプトの例

ChatGPTで履歴書を作成するにはプロンプトで明確な指示を出すことが重要となります。ここからはプロンプトの例と、出力された結果を紹介していきます。

プロンプトはあくまで一例ですので、応募元やアピールポイントは企業に合わせて変更しましょう。

自己PR

自己PRは自身の魅力を企業にアピールする項目です。長所、短所を言語化するのは意外と難しいもので、自己PRの作成に時間を費やしている人も多いのではないでしょうか。

そんなとき、以下のプロンプトを使えば魅力的な自己PRを生成できます。

#指示書
転職活動で応募元の採用担当者が通過させたくなる職務経歴書の自己PRを作成してください。
#作成条件
#文字数:150文字
#出力数:見出し付きで3個
#志望先の条件
#応募元:サイバーエージェント
#希望職種:営業職
#候補者の条件
#専攻や学部:経済学部
#候補者の強み:優れた問題解決力、堅実な計画立案、柔軟なコミュニケーション
#職務経験:小売業の営業経験3年、競合のデータ分析が得意、月の売上額100万円を達成し営業チームで1位

※サイバーエージェント:広告代理店

ChatGPTからの回答

見出し付きで3個と指示しているので、自身の魅力をしっかり伝えることができます。

志望動機

入社意欲をアピールする志望動機の記述は、多くの人を悩ませます。この項目も、以下のプロンプトを使って短時間で生成しましょう。

あなたは採用担当者です。私の志望動機を書いてください。 
#情報
・志望企業:株式会社 BEL AIR
・志望職種:エンジニア
・理由:技術革新に貢献したい

※株式会社 BEL AIR:テクノロジー企業

ChatGPTからの回答

今回の場合、もう少し文字数があった方がいいかもしれません。出力された回答をもとに情報の過不足を修正しましょう。思ったような回答を得られない場合は、繰り返し生成してみるのもおすすめです。

職務経歴書

転職者に必要な職務経歴書。企業にスキルや経験を伝えるのに重要な項目です。以下のプロンプトで以前の職場での業務内容や成果を整理し、職務経歴書を作成できます。

あなたは転職エージェントです。私の代わりに最高の転職用の職務経歴書を作成してください。
#情報
・職種:マーケティング
・ポジション:マネージャー
・業務のミッション:ブランド認知度向上、市場分析
・業務領域:キャンペーン企画、データ分析、チーム管理
#出力
【業務内容】
【成果】

ChatGPTからの回答

なお、成果についての指示をしていない場合は、生成された成果が自身のものと合致しているかを確認し、必要に応じて修正することが重要です。

全てAIに任せる場合

履歴書作成の手順は知っているけど、そんな時間も残されていない。そんなときは、以下のプロンプトを使用すれば、履歴書に必要な情報集めからサンプルの作成まで、1回の指示で行えます。

深津式汎用プロンプトを使用しているため、必要な回答のみを得ることができます。

役割 :  ○○の採用担当者制約
条件 :
・私の学歴は◎◎年に◇◇を卒業
・私の職務経歴は◎◎年に△△株式会社に就職、××年に退職
・以前の△△株式会社では、新人の育成と販売業務に携わり、毎月ノルマを達成をしてきました。
本文 : ○○の採用担当者として履歴書に求める内容を箇条書きにし、その内容に合致する履歴書サンプルを作成してください

ChatGPTからの回答

箇条書きにされた、履歴書に求める内容
履歴書サンプル

全てAIで任せた場合でも、文法の誤りや誇張したスキルになっていないかなど、最後の確認は念入りに行いましょう。

今回、応募元には実在する企業名を挙げましたが、世界的に有名な企業を除き、具体的な企業名ではChatGPTは正しく返答できない傾向にあります。履歴書生成の際は「広告業界」「家電製品の小売業」など、大きな括りで書くようにしましょう。

ChatGPTで履歴書を書いたらバレるのか

ChatGPTで履歴書を書くにあたって不安なのが「AIで書いたことがバレるのではないか」という点です。

結論から述べると、絶対にバレないと断言することはできません。かといって、AIの利用がバレたら必ずしも落とされるとも限らないのです。AIを履歴書作成の補助として活用し、自分の言葉で仕上げるのであれば問題にはならないでしょう。

バレる理由

ChatGPTは短時間で自然な文章を生成しますが、使い方を誤るとChatGPTを使用したことがバレる可能性があります。その理由について、以下で解説します。

面接での質問に答えられない

面接では提出した履歴書や職務経歴書に基づいた質問がされるため、内容をしっかり理解しておかなければ質問に答えることができません。これにより、ChatGPTで文章を生成したことがバレる可能性があります。

また、AIが作成した履歴書が自分のスキルや経験を誇張してしまうと、「実態と異なる情報を提出した」とみなされるリスクがあります。ChatGPTが生成する文章は高度ですが、事実に即した内容になっているか確認しましょう。

年齢に合わない表現

普段使わない言葉や年齢に合わない表現を使用すると、不自然に感じられることがあります。ChatGPTの文章はフォーマルすぎたり、逆にカジュアルすぎたりすることがあるため、自分のスタイルに合わせた調整が必要です。

文章を作成する際は、具体的なプロンプトを用いて言葉遣いや文体を制御しましょう。たとえば、「フォーマルな語調で、私の年齢やキャリアに合った表現で作成してください」と指示を出すことで、より適切な文章に仕上がります。最終的には、自分の言葉で修正・編集し、面接でも自信を持って話せる内容にすることが大切です。

文章構成に違和感がある

ChatGPTは文章を自動生成するAIのため、一部のフレーズや表現が繰り返されたり、言い回しに違和感が生じたりすることがあります。多くの応募書類に目を通している採用担当者は、こうした違和感からChatGPTの利用に気づくことがあります。

また、ChatGPTが生成する文章は一般的な表現になりやすく、内容がテンプレート化しがちです。そのため、履歴書にオリジナリティが感じられず、他の候補者との差別化が難しくなる可能性があります。採用担当者に印象を残すためにも、自分らしい言葉で書き直すことが重要です

添削での使用がおすすめ

時間を短縮しつつ、自分らしい履歴書を描くためには、自分が書いた文章をChatGPTに添削してもらうのがおすすめです。

ChatGPTは文法や構成のエラーを迅速に検出し、誤字脱字や不自然な表現を指摘してくれるため、細部まで洗練された応募書類を作成できます。また、文章が冗長になっている場合や、より適切な表現が必要な部分を提案してくれるため、読みやすさが向上します。

さらに、AIの客観的な視点を活用すれば、自分では気づきにくいアピールポイントの強化や不足情報の補完も可能です。

自分の文章をベースに添削を行うことで、個性や独自の表現を残しつつ、より自然で自分らしい応募書類に仕上げることができます。これにより、面接時にも自信を持って話せるようになり、書類と実際の自分の一貫性が保たれるため、採用担当者にも好印象を与えることができるでしょう。

AIを使用すること自体は悪ではありませんが、企業によって評価が分かれる可能性があります。特に保守的な企業や、誠実さを重視する企業において、AIを使った応募書類に対して否定的な見方をする可能性は否めません。

バレるかバレないかは問わず、適切な使い方をするのがポイントです。

ChatGPTで履歴書を作成するときの注意点

以上のことを踏まえ、ChatGPTで履歴書を作成するときの注意点について解説します。

そのままコピー&ペーストをしない

ChatGPTが生成する文章は、あくまでも初稿として捉えるべきです。ChatGPTが作成した文章は、そのままコピー&ペーストせず、オリジナリティのある内容に修正しましょう

特に志望動機や自己PR欄では、自身の具体的な経験や目標を織り込んで個性を出すことが重要です。AI特有の無機質な表現や不自然な言い回しを避けるため、文章全体を自分の言葉で書き直すことをおすすめします。

また先ほども解説しましたが、定型的なAI生成文章は採用担当者によって容易に見破られる可能性があります。自分らしさを失わないよう、ChatGPTの出力はあくまでも文章構成の参考程度に留めましょう。

情報の正確性をチェックする

ChatGPTが生成する文章は参考程度に留め、最終的な内容は必ず自分で確認・修正しましょう。ChatGPTは時として不正確な情報や誤解を招く表現を生成することがあり、特に専門用語や具体的な業務実績を記載する際は、細心の注意を払って確認が必要です

ChatGPTはインターネット上の情報を基に文章を生成する仕組みのため、誤った情報も参照してしまう可能性があります。応募書類に誤りがあると、採用担当者への印象が大きく損なわれかねません。そのため、ChatGPTが生成した内容は必ず自分で精査し、必要に応じて正確な情報に修正することが不可欠です。具体的な数値やプロジェクト実績などは、特に慎重に確認しましょう。

1つのテンプレートを使い回さない

企業によって求める人材像や重視するスキルは異なるため、ChatGPTで生成した文章をそのまま複数の企業に使い回すことは避けるべきです。

各企業の特性や募集要件に合わせて内容をカスタマイズし、それぞれの企業に最適化された応募書類を作成しましょう。これにより、志望する企業への理解と熱意を効果的にアピールすることができます。

特に、企業の事業内容や価値観に沿った形で自己PRや志望動機を書き直すことで、より説得力のある応募書類となります。

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