ChatGPTのアーカイブ機能の使い方が分からない方はいませんか?ChatGPTのアーカイブ機能は便利な機能ですが、使いこなせている方が少ないのが実情です。
また、一部の機能しか使い方が分からず、効率よく活用できていない方も少なくありません。たとえば、確認や復元のみ利用しており、削除や整理の方法が分からない方も多いでしょう。
今回は、ChatGPTのアーカイブ機能とはなにかについて詳しく解説します。さらに、具体的な使い方も紹介するので、ChatGPTを効率よく使いたい方はぜひ参考にしてください。
ChatGPTのアーカイブ機能とは?

ChatGPTのアーカイブ機能とは、ユーザーが行った会話やプロンプトを保存・整理できる機能です。アーカイブ機能を活用すると、過去のチャット履歴を簡単に見返せるため、アイデアの再利用やナレッジの蓄積がスムーズになります。例えば、メモを取り忘れた会話や質問履歴など、過去のやり取りを自由に参照できます。
複数のプロジェクトを同時に進行しているWebライターやマーケター、プログラマーにとっては、情報の一元管理ができる点が大きなメリットといえるでしょう。さらに、フォルダ分けやタイトルの編集もできるため、膨大な量のデータを簡単に整理して管理できる便利な機能です。
ChatGPTのアーカイブはどこにある?
ChatGPTのアーカイブ機能の保管場所と管理、確認場所を紹介します。PC版、スマートフォン版のいずれも簡単に呼び出せる場所にあるため、ぜひ覚えておきましょう。
アーカイブの保管場所

ChatGPTのアーカイブは、厳密には利用者から見えない領域に保管されます。そのため、データとして保管されている情報の確認はできません。
しかし、ChatGPTの設定画面から呼び出せるため、設定画面に保管されていると認識しても問題ないでしょう。アーカイブは、設定画面にある「アーカイブ済みのチャット」からいつでも確認できます。
アーカイブした会話は管理ができる

ChatGPTでアーカイブした会話は、確認や削除、復元など、利用者が任意で管理できます。管理方法はシンプルで、アーカイブの管理画面から操作が可能です。
アーカイブした会話を管理すればChatGPTを利用した業務を効率化できるため、日々ChatGPTを利用している方はぜひやり方を覚えてみてください。
ChatGPTのアーカイブ機能でできること

ChatGPTのアーカイブ機能には、主に以下の機能が備わっています。
- 会話の保存
- フォルダやタグによる整理
- タイトル編集
- 検索
- ピン留め
- 共有
- 削除
- 復元
- 会話の複製
アーカイブのメイン機能は会話の保存や管理ですが、使いやすくするための複数の機能を活用できます。たとえば、タイトル編集や検索機能を活用すれば、膨大な量のデータからすぐに確認したい会話を呼び出せるでしょう。フォルダやタグによる整理機能も効率よく使えば、データへのアクセスがさらに簡単になります。
また、共有機能や複製機能を活用すれば、部署やチーム内での情報共有も簡単になるでしょう。
ChatGPTのアーカイブ機能の使い方
ここからは、アーカイブ機能の具体的な使い方を紹介します。
ChatGPTのチャットのアーカイブ方法

アーカイブ機能を活用するためには、まず会話を保存する必要があります。アーカイブ機能の初歩的な使い方となるため、まず保存方法を覚えましょう。
PCの場合
- ChatGPTの画面左サイドバーで、アーカイブしたいチャットにカーソルを合わせる
- チャットタイトルの右側にある「︙」をクリック
- 表示されたメニューから「アーカイブする」を選択

スマートフォンの場合
- ChatGPTアプリを開き左上のマークをタップしてメニューを開く
- アーカイブしたいチャットを長押し
- メニューが表示されたら「アーカイブする」をタップ

ChatGPTのアーカイブしたチャットの確認方法

PCの場合
- 画面右上にあるユーザーアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- アーカイブ済みのチャットの右側にある「管理する」をクリック
- アーカイブがすべて表示される


スマートフォンの場合
- 画面左上のメニューをタップ
- 「アーカイブ済みのチャット」を選択

ChatGPTのアーカイブしたチャットの削除方法

PCの場合
- 画面右上にあるユーザーアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- アーカイブ済みのチャットの右側にある「管理する」をクリック
- アーカイブがすべて表示される
- 削除したいアーカイブの右側にあるゴミ箱アイコンをクリック

スマートフォンの場合
- 画面左上のメニューをタップ
- 「アーカイブ済みのチャット」を選択
- 削除したいアーカイブを長押し
- メニュー下部の「削除する」をタップ

ChatGPTのアーカイブしたチャットの復元方法

PCの場合
- 画面右上にあるユーザーアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- アーカイブ済みのチャットの右側にある「管理する」をクリック
- アーカイブがすべて表示される
- 削除したいアーカイブの右側にあるゴミ箱アイコンの左側にあるアイコンをクリック

スマートフォンの場合
- アーカイブ一覧から復元したいチャットを長押し
- 「アーカイブを解除する」をタップ

ChatGPTのアーカイブに関するトラブルの原因と対処法
ChatGPTのアーカイブ機能で陥りがちなトラブルの原因と対処法を解説します。アーカイブ機能で以下のトラブルを抱えている方は、原因究明とトラブル解決の参考にしてください。
アーカイブ復元画面が見当たらない

アーカイブした会話を復元しようとした際に、復元やアーカイブ表示の画面が見つからない方が多いようです。アーカイブ復元画面が見つからない場合の多くは、UIのアップデートや使用しているデバイスによる表示の違いです。
たとえば、モバイル版とPC版は画面デザインが異なるため、操作方法も若干異なります。PC版とスマートフォン版のアーカイブ復元方法は「ChatGPTのアーカイブしたチャットの確認方法」で詳しく解説しているので、参考にしてください。
アーカイブ履歴が見られない

アーカイブ履歴が突然表示されなくなるケースでは、ブラウザのキャッシュやCookieが影響している可能性があります。アーカイブ履歴が見られない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしたうえで再読み込みしてみてください。
もしくは、別のブラウザやシークレットモードでアクセスするのも有効な対処法です。また、ChatGPTのサーバー側で一時的な不具合が発生しているケースもあるため、公式のステータスページでサービス状況を確認するのもおすすめです。
アーカイブが消えた

保存したはずのアーカイブが消えた場合は、フィルタや検索条件が適用されていないかを確認しましょう。アーカイブが消えたと感じる多くの場合は、表示のバグやフィルタの設定が原因で見えなくなっているケースです。そのため、注意深く確認すれば解決するでしょう。
たとえば、特定のキーワードで検索すると、条件に合致しないアーカイブが非表示になる場合があります。また、複数のアカウントを使い分けている方は、ログインしているアカウントが正しいかもチェックが必要です。
どうしても復元できない場合は、OpenAIのサポートチームに問い合わせてみてください。システム上の問題であれば、対処してもらえるでしょう。
ChatGPTのアーカイブ機能に関するよくある質問
最後は、ChatGPTのアーカイブ機能に関する素朴な疑問に回答します。ChatGPT利用者が漠然と抱えている疑問を解消するので、気になる内容がある方は確認してみてください。
ChatGPTのアーカイブの保存期間は?

現状、ChatGPTのアーカイブ機能の保存期間は永久です。ユーザーが任意で削除しない限り残り続けるため、期間による消滅の心配はありません。
ただし、2025年4月現在の情報であり、仕様変更により保存期間が設定される可能性もあります。大切なアーカイブデータを保存している方は、定期的に保存期間を確認すると安心できるでしょう。
ChatGPTのアーカイブとメモリの違いは?

ChatGPTのアーカイブとは、過去のチャット履歴を整理して非表示にする機能です。アーカイブされた会話は削除されず、後からいつでも閲覧や復元が可能です。
一方メモリは、ユーザーの好みやスタイル、継続的な情報を、AIが記憶して会話に活かす機能です。メモリがオンの状態では、ユーザーの設定ややり取りの内容に基づいて、パーソナライズされた応答が可能になります。
つまり、アーカイブは履歴管理、メモリは学習と応答の最適化に使われると認識すればよいでしょう。