AI Vtuberは、AI主体で視聴者とコミュニケーションを図るバーチャルYoutuberです。近年、AI技術の進化により、AI Vtuberが注目されています。
しかし、AI Vtuberに興味はあるけれど、「どうやって作るの?」「何から始めたら良いの?」と、なかなか始められない方もいるでしょう。
本記事では、AI Vtuberについて作り方や、作る際のポイント、役立つツールを解説します。始めるのに必要な費用についても紹介しています。最後まで読み、オリジナルAI Vtuberを作ってみてください。
AI Vtuberを作るのに必要な技術とツール

AI Vtuberは、AI主体で、視聴者とコミュニケーションを図るバーチャルYoutuberを指します。通常のYoutuberと違い、AIが視聴者とのやり取りを行うため、直接的なやり取りが必要ありません。そのため「配信に興味があるけれど、コミュニケーションが苦手」という方から着目されています。
AI Vtuberを作るには、必要な技術やツールがあります。パソコンで配信する場合、配信ソフトや音声・発話ツール、キャラ表示ツールが同時に起動できるスペックが必要です。AI Vtuberの作成に必要なソフトやツールを以下にまとめました。
- キャラクター作成ツール:VRoid Studio(無料)
- 音声合成ソフト:VOICEVOX(無料)、CeVIO AI(無料)
- AI Vtuber制作ツール:Unity、Unreal Engine
- 配信ソフト:OBS Studio(無料)
- AI会話エンジン:ChatGPT API(有料版)
ChatGPT APIは有料ですが、どれも比較的リーズナブルに利用可能です。AI Vtuberの作る手順は主に5ステップあり、流れは以下の流れで進めていきます。
- VRoid Studioでキャラクターを作成する
- VOICEVOXで音声を設定する
- ChatGPT APIを使って会話システムを構築する
- OBS Studioで配信設定を行う
- YouTubeライブなどの配信プラットフォームと連携する
以下で、AI Vtuberの作り方について詳しく解説していきます。実際に作る際の参考にしてみてください。
AI Vtuberの作り方
AI Vtuberの作り方について上記では大まかに紹介しましたが、以下では詳しく解説していきます。具体的な作り方や必要なツールやソフトを把握しておきましょう。
キャラクターをデザインする

AI Vtuberはキャラクターのデザインから始めます。キャラクターの外見や性格は、視聴者に親近感を持たせるうえで重要な要素です。独自のキャラクターを効率的に作成するために、AI画像生成ツールを活用しましょう。
キャラクターをデザインする際のポイントとテクニック
視聴者が親近感を抱くキャラクターをデザインするポイントとテクニックを紹介します。
- キャラクターの個性や特徴を決める
- バランスの取れたプロモーションを意識する
- 表情や動きを考慮し、モデリングする
- テクスチャの質感にこだわり、リアリティを演出する
- ライティングを工夫し、立体感を強調する
これらのポイントやテクニックを押さえ、オリジナリティ溢れるキャラクターをデザインしていきましょう。
キャラクターのデザインに役立つツール
キャラクターがデザインできるツールを活用することで、オリジナルキャラクターや背景画像をデザインできます。たくさん種類がある中で、おすすめのツールを3つピックアップし、それぞれ紹介します。
ツール名 | 特徴 | 費用 |
---|---|---|
VRoid Studio | 直感的な操作で3Dキャラクターを作成できる | 無料 |
Stable Diffusion | オープンソースで柔軟にカスタマイズできる | 無料 |
Animaze by Facerug | ヒト型だけでなく、動物など幅広いアバターが選べる | 無料版と有料版から選ぶ(インストールは無料) |
それぞれのツールについて下記で詳しく解説していきます。
VRoid Studio

VRoid Studioはパソコンとスマートフォンの両方に対応しているバーチャルキャラ作成アプリです。知識やスキルが不要で、簡単にキャラクターが作れます。
直感的なインターフェースと豊富なプリセットアイテムが揃っており、見た目を細部まで調整できるのが特徴です。そのため、高品質でオリジナルキャラクターが作れます。
作成したキャラクターはVRM形式としてエクスポートして利用できるため、他のバーチャルアプリやゲームでも使用できます。
対応モデル | 3D |
---|---|
キャラクターの仕様 | VRM形式でエクスポート |
互換性 | Windows 8.1/10/11、macOS11 |
使用料金 | 無料 |
使用する際、pixivアカウントでのログインや、3Dモデルに直接デザインする機能が、PC版のみの対応なので注意してください。
VRoid Studioは、無料でキャラクターが作れるため「お金をかけたくない」「AI vtuberを使って配信してみたい」などという方におすすめです。
Stable Diffusion

Stable Diffusionは、AI Vtuberのキャラクターデザインで多くの方が利用している人気の高いツールです。フリーソフトウェアにもかかわらず、細かなプロンプト調整できるため、イメージに沿ったキャラクターをデザインしやすいのが特徴です。
そして、コミュニティが活発で、多くのモデルやプラグインが公開されています。使用するモデルによって条件が異なりますが、商用利用も可能です。
高品質な画像生成能力を持ちながら、ローカル環境で動作できるため、プライバシー面にも優れています。
対応モデル | イラスト |
---|---|
キャラクターの仕様 | ダウンロード |
互換性 | Windows 10以上、macOS 12以降 |
使用料金 | 無料 |
注意点は、1枚絵のイラストなので、Live2Dや3Dで使えないことです。Live2Dや3Dで使いたい場合は、他のツールと併用する必要があります。
Animaze by Facerug

Animaze by FacerugはAAA品質のアバターを提供し、インタラクティブなアバターベースのエンターテインメントを作成できるツールです。使いやすい機能が充実しており、創造力豊かなアバターや魅力的なアニメーションなどが豊富に揃っています。
基本モデルはヒト型以外にも、動物やオブジェクトなど幅広いアバターから選べ、小道具や背景、エモートなども追加できます。顔の認識精度や動きのトラッキング精度が高いため、表情豊かなキャラクターが作成できるのも魅力です。
Animaze by Facerugは、YouTubeやTwitchなどのwebサイトでもストリーミングできるだけでなく、TikTokやInstagramなどすべてのソーシャルメディアに動画を投稿できます。
対応モデル | イラスト、2D、3D |
---|---|
キャラクターの仕様 | ファイルをインポートして使用 |
互換性 | Windows 10以降 |
使用料金 | アプリ自体は無料有料版と無料版から選ぶ |
Animaze by FacerugはMacに対応していません。Steamプラットフォームを通じて提供されているため、Macを利用する場合は、Steamのインストールが必要です。
有料版に契約すると、画面録画や60fps、ウォーターマークの非表示、キャプチャウィンドウの表示設定などの機能が追加されます。無料版と有料版に大きな差はないため、要望に合わせて選びましょう。
3Dモデルを作成する

キャラクターをデザインしたら、3Dモデル作成ソフトを用いて、具体的なモデル化を行っていきます。ツールを利用すると、髪型や服装、顔のパーツなどを自由にカスタマイズできるため、オリジナルの3Dモデルを作成可能です。
作成した3Dモデルは、YouTubeやTwitchなどの配信プラットフォームで使用できます。3Dモデルの作成は、技術だけでなく、表現力も求められるため、クリエイティブなYouTube活動の基盤として重要です。
3Dモデルの作成に役立つツールを選ぶ
3Dモデルの作成に役立つツールは、Vtuber活動やキャラクター制作をスムーズに進めるために欠かせません。ツールによって得意分野や操作性が異なるため、自身のスキルや目的、キャラクターの個性に合ったものを選ぶことが大切です。おすすめのツールを3つピックアップし、それぞれ紹介します。
ツール名 | 特徴 | 費用 |
---|---|---|
VRoid Studio | 初心者でも利用しやすい3Dキャラクター作成ツール | 無料 |
Blender | 高機能な3Dモデリングソフト | 無料 |
Maya | プロ仕様の3Dモデリング・アニメーションソフト | 有料※教育版は無料 |
以下では、上記3つのツールについて詳しく解説していきます。使用するツールが決まっていない方は参考にしてみてください。
VRoid Studio

VRoid Studioは、3Dキャラクターモデルの作成に特化したツールです。直感的なインターフェースとカスタマイズ性の高さが魅力で、初心者でも簡単に3Dモデルを作成できます。
髪型や目のデザインを細かく調整できる機能が充実しており、オリジナルキャラクターが簡単に作れるのが特徴です。
キャラクターの仕様 | VRM形式でエクスポート |
---|---|
互換性 | Windows11以降、MacOS 10以降 |
使用料金 | 無料 |
PC版だけでなく、スマートフォンアプリ版の「VRoidモバイル」もあり、パソコンがなくても3Dモデルを作成できます。作成したキャラクターはVRM形式でエクスポートできるため、他のソフトウェアと連携して使用できるのも便利です。
Blender

Blenderは、オランダで開発された3Dモデル制作ができるオープンソースのキャラクター制作ツールです。1つのソフトでモデリングやリギング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング、動画編集など、制作から動画編集までまとめて行えます。
キャラクターの仕様 | FBXファイルで出力 |
---|---|
互換性 | Windows 8.1以降、MacOS 10.15以降 |
使用料金 | 無料 |
完全無料で利用でき、豊富なアドオン機能もあるため、ノウハウを習得することで、リアルで繊細な動きを表現した3Dモデルが作成可能です。
Maya

Mayaはプロ向けの高性能な3Dモデリング・アニメーションソフトです。映画やゲーム業界で幅広く利用されています。
多様なツールを搭載しており、モデリングやアニメーション、レンダリング、シミュレーション、テクスチャリングなど、3Dモデル制作における過程をこれ1つでカバーできるのが特徴です。機能が充実しているため、リアルで滑らかな動きを表現できます。
他にも、シェーダーやエフェクト作成、ダイナミクスシミュレーションにも優れたツールが搭載されており、リアルな物理現象をシミュレートできるのも着目ポイントです。
キャラクターの仕様 | ファイルをエクスポート |
---|---|
互換性 | Windows10以降、MacOS 10以降 |
使用料金 | 有料※教育版は無料 |
Mayaは高度な機能性と柔軟性から、商業制作界で高い評価を受けており、3Dアーティストやデザイナーに重宝されています。
以下で、3Dモデルの作成に利用されることが多い、VRoid Studioの使い方について詳しく解説していきます。
VRoid Studioで3Dモデルを作成する

3Dモデルの作成に利用されることが多い「VRoid Studio」の基本的な使い方について紹介します。
- ダウンロードし、インストールする
- 新規プロジェクトを作成し、基本的な体形を設定する
- 顔のパーツや髪型を整える
- 服装やアクセサリーをカスタマイズする
- テクスチャを編集し、細かいデザインを加える
- 完成したモデルをエクスポートする
モデルをエクスポートしたら、プラットフォームで利用できます。さらに詳しい使い方は、公式サイトのチュートリアルやYouTubeの解説動画を参考にしてみてください。
音声を合成する

AI Vtuberの声を作り出す工程です。AI音声合成技術を活用することで、個性的な声を効率的に作れます。自然で親しみやすい声を作ることで、視聴者がキャラクターに親近感を持ちやすいです。
音声合成に役立つツールを選ぶ
AI音声合成技術を活用することで、自然で個性的な声を生成できます。AI Vtuberの音声合成に役立つツールをいくつか紹介します。
- Google Cloud Text-to-Speech:多言語に対応している音声合成API
- VOICEVOX:無料で使える高品質な音声合成ソフト
- CeVIO AI:感情表現が豊かで、自然な抑揚を持つ音声を生成
- AITalk:独自開発のエンジンによる自然な日本語音声合成
- ReadSpeaker:多言語対応で、グローバル展開に適している
これらのツールにはそれぞれ特徴があり、有料のものもあるため、目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。各ツールの特徴や費用を把握し、キャラクターに合った声を生成できるツールを選びましょう。
以下では、よく利用されているVOICEVOXの使い方について解説します。
VOICEVOXで音声を合成する

VOICEVOXは最新の技術を使った、無料で使えるツールです。使い勝手の良さと高品質な音声出力を持ち合わせており、多くの方が利用しています。このツールの基本的な使い方を紹介します。
- VOICEVOXをダウンロードし、インストールする
- (インストールと同時にローカル環境にAPIが起動する)
- APIで音声合成用のクエリを作る
- 再生する
- クエリを編集する
- (単語の分離時の接続修正、アクセントの変更、イントネーションの変更、音読み修正など)
- 音声データの感性
カスタマイズ機能が高度で、音の高さや速度、抑揚など細かく調整できるのが特徴です。音声データを作成し、再生デバイスの設定を行うと、実際に利用できます。
さらに詳しい使い方は、公式サイトのチュートリアルやYouTubeの解説動画を参考にしてみてください。
モーションを作成する

モーション作成では、AI Vtuberに自然な動きを与えます。視聴者がAIだと見抜けないような動きを与えることで、人間のVtuberのような親近感を持ってもらいやすいです。そのため、キャラクターに合ったリアルかつ魅力的な動作を実現していきましょう。
モーション作成は、3Dモデルを動かすためのデータを作り、キャラクターに適用する流れで進めていきます。AIを活用することで、自動的に表情や口の動きを作ることも可能です。自分の動きをwebカメラで読み取り、キャラクターに反映させるツールもあります。
モーションの作成に役立つツールを選ぶ

モーションの作成に役立つツールは数多くありますが、その中でも人気のものをいくつかピックアップしました。それぞれ特徴や費用が異なるため、目的や予算に応じて選びましょう。
- VRoid Studio(モーション機能):3Dモデル作成とモーション生成ができる
- MikuMikuDance:プリセットした3Dモデルを操作し、コンピューターアニメーションを作成する
- Unity:ゲーム開発やVR、AR、デジタルアートなどの制作に利用されている
- Adobe Character Animator:AIを活用したリアルタイムアニメーション
- DeepMotion:AIによる自然な人体の動きの生成
AIモーション生成ツールはAI Vtuberの自然な動きを演出できます。上記で紹介したツールを活用し、効率良く、自然なモーションを作りましょう。
モーションの編集と調整をする

作ったモーションをさらに磨き上げるために、編集と調整をしていきます。編集と調整の主な方法は以下を参考にしてみてください。
- キーフレームを調整し、動きのタイミングを修正する
- モーションカーブを編集し、動きの滑らかさを向上させる
- 複数のモーションの組み合わせによる自然な遷移
- 物理シミュレーションを適用させる(服や髪の動きなど)
上記を考慮することで、ハイクオリティなAI Vtuberの動きを生成できます。視聴者がAIだと思わないような動きを生成し、親近感を持ってもらいましょう。
配信環境を構築する

こまでできたら、配信プラットフォームと連携し、配信環境を整えていきます。AI Vtuberの配信は、適切なプラットフォームの選択と設定が重要です。主なプラットフォームはYouTubeやニコニコ生放送、Twitchなどがあります。
配信ソフトは、以下の点に着目して選んでみてください。
- ターゲットとする視聴者の利用頻度
- 収益化の方法、しやすさ
- 配信ツールとの相性
- コミュニティ機能の充実度
配信形態を選ぶ

AI Vtuberには、ライブ配信と動画投稿の2つの配信形態があります。下記に性質をまとめましたので、選ぶ際の参考にしてみてください。
ライブ配信 | 動画投稿 |
---|---|
リアルタイムで視聴者とコミュニケーションが取れる | 編集による高品質なコンテンツが作れる |
即時性のある話題に対応できる | 企画をしっかり考えられる |
収益化できる(スーパーチャットなど) | 広告収入により、収益が安定している |
技術トラブルのリスクがある | 視聴者との直接的なやり取りが少ない |
配信形態は、配信の規模や目的に合ったものを選びましょう。
AI Vtuberで配信活動する際は、ライブ配信を中心に活動し、定期的に動画投稿を行うと、両社の特性やメリットを最大限に活用できます。収益化していくために、視聴者の反応を見ながら、工夫していきましょう。
配信ソフトを選ぶ

配信ソフトは、持っているパソコンやスマートフォンの性能を見ながら選ぶことが大切です。パソコンとスマートフォンの両方が使えるもの、スマートフォンのみで配信できるものなど種類があります。主な配信ソフトには以下が挙げられます。
- OBS Studio:無料で高機能な配信・録画ソフト
- StreamLabs:OBSをベースにした使いやすい配信ソフト
- YouTube:視聴者数が多く、一般的。
- Twitch:独自の機能が充実しており、ゲーム配信に特化している。
- ニコニコ生放送:日本のVtuber文化に馴染みがある。
- XSplit:プロ仕様の有料配信ソフト
上記の中で、OBS Studioが多く活用されています。選ぶ際は、以下の点に着目して選んでみてください。
- ターゲット視聴者層の利用頻度
- 収益化方法、収益化しやすさ
- 配信ツールとの相性
- コミュニティ機能の充実度
作ったキャラクターが使えない場合もあるため、利用する前に必ず確認しておきましょう。
以下では、上記で紹介した配信ソフトの中で多く利用されているものについて詳しく解説していきます。
OBS Studio(Open Broadcaster Softwaare)

OBS Studioは、パソコン上で映像や音声を統合して、ライブ配信や録画ができる無料の配信ソフトです。ゲーム実況や動画制作、オンライン教育など幅広い用途で利用されています。
▼OBS Studioでできること
- ライブ配信
- 画像やアバターなどを画面に配置
- コメントの表示
- 顔出し配信
- 音声の入力
- 配信画面の録画
完全無料のソフトにもかかわらず、機能性に優れているため、とても人気です。外部アプリと連携すると、使える機能を増やせます。
YouTube

YouTubeはGoogle社が運営する世界最大の動画共有サービスです。動画のアップロードや生配信、閲覧など主要なサービスは、基本的に無料で利用できます。ただ、広告表示の除去、バックグラウンド再生、動画のダウンロードなどの機能は有料です。
YouTubeは、動画の長さを自由に設定でき、コンテンツも音楽やゲーム、子供向け番組などジャンルが幅広いため、配信で利用する人が増えています。
近年はテレビでも閲覧できるようになり、視聴数が増やしやすいです。無料版でも十分機能が備わっているため、不便なく配信できます。有料版への変更は、予算や使いやすさを考慮し、検討してみてください。
Twitch(ツイッチ)

Twitch(ツイッチ)は、Amazonの子会社であるTwitch Interactiveが提供するライブ配信ソフトです。利用者は10〜30代が多く、日本では月に400万人以上、世界では1億6,500万人が利用しています。
ゲーム配信の目的を中心に多く利用されていますが、スポーツや音楽、雑談など幅広い目的で利用できます。パソコンとスマートフォンのどちらからでも簡単に配信可能です。
ゲーム配信が中心のプラットフォームなので、ゲーム配信に特化した機能が充実しています。PS4やPS5などのゲーム機からも配信可能です。
他にも、チャンネル概要蘭のカスタマイズ性が高かったり、AmazonアカウントやSteamなどと連携できたり、クリップ機能で簡単にシェアできるなどの機能もあります。
OBS Studioで配信を開始する

上記で紹介した配信ソフトの中で、利用されることが多いOBS Studioの基本的な使い方を紹介します。
- OBS Studioをダウンロードし、インストールする
- 配信プラットフォームとの連携設定を行う
- 音声入力デバイス(マイク)を設定する
- AI Vtuberのキャラクターモデルを表示させるシーンを作成する
- 背景や効果を加える
- 配信の画質や音声を調整する
さらに詳しい使い方は、公式サイトのチュートリアルやYouTubeの解説動画を参考にしてみてください。
魅力的なAI Vtuberを作るポイント
AI Vtuberの配信を始めるなら、魅力的なものを作りたいものです。魅力的なAI Vtuberを作ることで、再生回数を増やす、収益化などにつながり、配信が楽しくなるでしょう。
以下では、魅力的なAI Vtuberを作るポイントを解説していきます。AI Vtuberを作る際の参考にしてみてください。
自然な話し方を演出するポイント

AI音声を自然に聞こえるような話し方にするには、以下の点を意識してみてください。
- 適切な抑揚やアクセントを設定する
- 話す速度や間を調整する
- 感情表現を適切に使用する
- 文脈に合わせて声質を変化させる
上記のポイントを調整することで、より人間味らしい自然な話し方を演出できます。視聴者も親近感を持つでしょう。
個性を引き立てるキャラクターボイスを作る

自然な話し方にするだけでなく、作ったキャラクターに合った声を生成することで、より魅力が増します。キャラクターボイスを作る際は、以下の点に着目してみてください。
- キャラクターの設定に合わせて声質を選ぶ
- 独自の口調や言い回しを加える
- 感情表現の幅を広げる
- 背景ノイズや効果音を適切に活用する
上記のポイントを組み合わせることで、魅力的かつ記憶に残るキャラクターボイスを生成できます。
AI Vtuberを作るために役立つツール

上記では、AI Vtuberを作るのに必要なツールについて紹介しました。下記に便利なツールをいくつかピックアップしたので、参考にしてみてください。
▼AI Vtuber活動するのに便利なツール
- Discord:ファンコミュニティの構築に最適なコミュニケーションツール
- Streamlabs Cloudbot:チャット管理や自動応答機能を提供
- Restream:複数のプラットフォームへの同時配信を可能にするサービス
- TubeBuddy:YouTubeチャンネル運営を支援するツール
- Vidnoz AI:AIでイラストを動かすツール(無料)
上記のツールを活用することで、AI Vtuber活動を効率かつ魅力的に展開できます。必要に応じて、利用してみてください。
AI Vtuberを作る際の注意点

AI Vtuberを作る際の注意点は以下の通りです。
- キャラクター設定を細かく決めておく
- AIの発信内容をモニタリングし、不適切な発言がないか確認する
→不適切な発言があれば、早急に対応する - 定期的にAIの学習データを更新し、最新の情報を反映させる
- 視聴者とのコミュニケーションを重視し、関係性を高められるような工夫を施す
上記の点を把握し、効率良くAI Vtuberの配信を始めましょう。
AI Vtuberを始めるのに必要な費用

AI Vtuberを始めるのに必要な費用は、どのレベルで活動したいかによって異なります。パソコンや高品質マイク、ウェブカメラなどを持っていない場合は必要です。
▼必須のもの
- パソコン:10~20万円
- 高品質マイク:1~3万円
- ウェブカメラ:1万円前後
他にも、キャラクターの作成やツールの利用にも費用が発生します。フリー素材を活用するなら無料ですが、ツールを使用したり、外注する場合は費用がかかります。
▼その他発生する費用
- キャラクター制作費:デザイナーに依頼した場合に発生する費用:5~40万円
- ツール、ソフトウェア購入費:必要なツールやソフトウェアのライセンス料:2~4万円
- マーケティング費:SNSでのプロモーションや広告にかかる費用
さらに環境を充実させたい場合は、グリーンバックや照明、配信用周辺機器があると便利です。
▼あると便利なもの
- グリーンバック、照明:1~3万円
- 配信用周辺機器:1~5万円
AI Vtuberを始める際、費用を抑えるのであれば10万円ほど、本格的に始めるのであれば30~80万円ほど費用がかかります。事前に予算を立て、予算に合わせて準備していきましょう。
本記事で紹介した内容を参考に、魅力的なオリジナルAI Vtuber作りにチャレンジしてみてください。