プレゼン資料を作るたびに、デザインや構成に頭を悩ませていませんか?
「時間をかけて作ったのに、伝わらないスライドになってしまった…」そんな経験がある人にこそ使ってほしいのが「Beautiful.ai」です。デザインセンスに自信がなくてもプロ並みのスライドを作れるツールとして注目を集めています。
本記事では、Beautiful.aiの概要と実際の使い方、上手く活用する方法を詳しく解説します。他ツールとの違いやそのメリット・デメリットも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Beautiful.aiとは?AIがプレゼンを変える仕組み
Beautiful.aiはプレゼンテーション作成ツールの一つです。ユーザーがテキストや画像などのコンテンツを入力するだけで、AIが自動的にスライドのデザインやレイアウトを最適化し、プロ並みの美しいプレゼン資料を短時間で作成できるのが大きな特徴です。
Beautiful.aiの基本機能

Beautiful.aiはAIが自動でデザインを調整し、豊富なテンプレートと直感的な操作で誰でも短時間で美しいプレゼン資料を作成できるツールです。チームでの共同編集も可能で、ビジネスや教育など幅広い用途に適しています。
自動レイアウト調整でスライド作成をサポート
Beautiful.aiは、文字や画像を入力するだけで、AIが自動でレイアウトや色、サイズを調整し、見た目の整ったスライドに仕上げてくれます。スライドの内容を途中で変えても、AIがその都度デザインを最適に整えてくれるため、バランスの取れた見た目を常に保つことができます。
操作はとてもシンプルで、複雑な設定や難しい手順は必要ありません。ドラッグ&ドロップなど直感的な方法でスライドを作成でき、パソコンの操作に慣れていない方でも戸惑うことなくスムーズに進められるのが魅力です。
目的に合ったテンプレートが豊富
Beautiful.aiには数百種類ものテンプレートやテーマが用意されており、目的に応じたスライドを簡単に選ぶことができます。ピッチ資料、マーケティング戦略、報告書など、さまざまなビジネスシーンに対応したテンプレートが揃っており、どれもプロのデザイナーによって整えられた洗練されたデザインです。

さらに、図形、グラフ、アイコンなどの素材も豊富で、直感的に組み合わせるだけで見た目に優れたスライドが完成します。テンプレートと素材の自由な組み合わせにより、自分のアイデアやメッセージをより分かりやすく、魅力的に伝えることができます。
チームで同時に編集できる
Beautiful.aiは、複数のメンバーで同時にスライドを編集できる共同作業機能を備えています。リアルタイムで変更を確認できるので、チーム内でのアイデア共有やフィードバックがとてもスムーズになります。コメント機能や過去のバージョン管理も可能で、誰がどこを修正したかもすぐに把握できます。
この機能は特にリモートワークの場面で力を発揮し、離れた場所にいるチームでも効果的にプレゼン資料を仕上げることができます。効率的なチーム作業を求める現代の働き方にぴったりの機能です。
カスタマイズや連携機能も充実
Beautiful.aiでは、プレゼンテーションを自分らしく仕上げるためのカスタマイズ機能も充実しています。自分の好きな色やレイアウト、ロゴを使ってテーマを作成できる「テーマエディター」や、プレゼンのトピックに合わせてメモやリンク、テキストファイルを追加できる機能もあります。
また、OneDriveやAirtableなどの外部サービスとの連携、PDFやPowerPoint形式でのエクスポート機能など、実用的な機能も豊富です。さらに、パスワード付きリンクでの共有も可能で、セキュリティ面でも安心です。
Beautiful.aiの日本語対応状況

操作画面自体は日本語非対応ですが、日本語のテキストやフォントは利用可能です。スライドのテキストボックスに日本語を入力でき、入力した日本語はそのまま表示されます。
操作画面の翻訳については、ブラウザの翻訳機能で十分に補うことができます。
また、プロンプトが英語である方がスライド資料としての精度が高いため、英語で指示を出し、その後日本語に翻訳して編集するのも一つの方法です。
Beautiful.aiの料金プラン
Beautiful.aiには個人向けのPro、チーム向けのTeam、企業向けのEnterpriseという3種類の料金プランが用意されています。
基本的には有料ですが、プラン選択時にTeamまでのプランで14日間の無料トライアルを受けることになります。アカウント登録時にはクレジットカードの情報が必要ですが、無料トライアルが終了する前に解約すればお金はかかりません。
プラン | Pro | Team | Enterprise |
---|---|---|---|
料金 | 12ドル/月 | 一人50ドル/月 年間だと40ドル | カスタム料金 |
対象 | 個人 | 小規模チーム | 大規模組織 |
機能 | ・AIコンテンツ生成 ・PowerPointインポート/エクスポート ・バージョン履歴 ・閲覧分析 ・カスタムフォント、ブランドカラー設定、セキュア共有 | ・Proの全機能 ・チームコラボレーション、共有フォルダ ・カスタム会社テーマ ・中央スライド/テンプレートライブラリ ・共有アセット ・SAML SSO、優先サポート | Teamの全機能+無制限チームリソース、ユーザー管理(SCIM)、監査ログ、専任オンボーディング、チームトレーニング、さらなるカスタマイズ |
全プラン共通の機能
・AI自動デザイン:全プランでスマートテンプレートやAIによるレイアウト最適化が利用可能
・エクスポート:全プランでPDF/PPTエクスポート対応。Pro以上はPowerPointインポート・編集可能
・共同編集:無料版でも基本的な共同編集が可能。Team以上でリアルタイム共同編集やコメント、権限管理が強化
無料プランは使える範囲が限られる
トライアル終了前に解約をしていれば、自動的に無料プランに切り替わります。無料プランでは使用できる機能に一定の制限があります。
項目 | 解説 |
---|---|
スライド作成枚数やエクスポートの制限 | 作成できるプレゼンテーションの枚数や、エクスポート(PDFやPowerPoint形式)に制限があります。 |
ブランド資産管理(自社ロゴ・カラーパレット登録)が不可 | ロゴやブランドカラーの登録・適用といったカスタマイズ機能は有料プランのみ利用できます。 |
チームコラボレーション機能が限定的 | 複数人でのリアルタイム共同編集や、共有フォルダ・チームテンプレート管理などの高度なコラボレーション機能は有料プランでのみ提供されます。 |
高度な機能が利用不可 | AIによる自動生成や、編集履歴の管理・分析機能など一部の高度な機能が使えません。 |
カスタムフォントの使用不可 | 有料プランでは独自フォントのアップロードが可能ですが、トライアルでは標準フォントのみ利用可能です。 |
PowerPointインポート機能が使えない | 既存のPowerPointファイルのインポートは有料プラン限定です。 |
セキュリティや優先サポートなどのビジネス向け機能が使えない | SSO(シングルサインオン)や監査ログ、専任サポートなど、企業・チーム向けのセキュリティや管理機能は有料プランのみです。 |
無料プランで使用中の場合、有料プランのみ使用できる機能は下記のように表示されます。つまり、何も表示されていない機能は使用できるということです。

また、のちほどでも解説しますが、無料トライアル契約後に何も操作をしていなければ、14日後に自動的に有料プランに更新されるので注意しましょう。
Beautiful.aiでできること(メリット)

Beautiful.aiでスライド資料を作成することには、いくつかの大きなメリットがあります。
誰でもプロのような資料が作れる
Beautiful.aiの大きな魅力は、デザインの専門知識が一切なくても、プロのように見えるスライドが簡単に作れる点です。AIが自動で文字や画像の配置、色のバランスなどを調整してくれるので、難しい操作を覚える必要がありません。見た目に自信がなくても、リアルタイムでデザインが調整されるため、試行錯誤せずに伝えたい内容をより魅力的に表現できます。
作業時間をぐっと短縮できる
プレゼン資料を作る際、細かい位置調整や色の選び方に時間がかかることがありますが、Beautiful.aiではその手間がほとんどかかりません。あらかじめ用意されたテンプレートとAIの力で、スライドのレイアウトが自動できれいに整えられます。これにより、短時間で高品質な資料を完成させることができ、忙しい人にもぴったりです。
ブランドの統一感を保てる
資料を複数の人が作ると、色やフォントがばらばらになりがちですが、Beautiful.aiではブランドカラー、ロゴ、文字の種類などを最初に設定しておけば、すべての資料で統一感を保つことができます。これにより、会社やチームの印象を一貫した形で伝えることができ、見た目の信頼感も向上します。
チーム作業がスムーズにできる
Beautiful.aiには、複数人が同時に編集やコメントをできる機能が備わっています。誰がどこを修正したかもすぐにわかり、リアルタイムで意見を出し合えるため、チームでの作業が効率的に進みます。スライドやテーマ、画像素材などを共有できるライブラリも使えるので、チーム全体で統一感のある資料を簡単に作ることができます。
作業履歴を見られて安心
作業の途中で戻したくなったり、以前の状態を確認したいときにも対応できます。Beautiful.aiはバージョン履歴を自動で保存しており、どの段階の資料にもすぐに戻ることができます。誤って削除したり、内容を変更しすぎて困ったときも安心して使える便利な機能です。
Beautiful.aiでできないこと(デメリット)

一方で、Beautiful.aiにはデメリットも存在します。
細かいデザイン調整ができない
Beautiful.aiはテンプレートをもとにスライドを作る仕組みのため、要素を自由に配置したり、自分なりの細かい調整を加えたりするのが難しい場面があります。全体の見た目は整いやすいですが、独自の構成や個性的なデザインを求める場合には、物足りなさを感じることもあります。細部まで自分で作り込みたい人にとっては、制限が多く感じられるかもしれません。
スライドが無難になりがち
AIが自動で内容を整えてくれるのは便利ですが、その分、作られるスライドがどれも似た印象になりやすいという一面があります。デザインや言葉の選び方がやや一般的で、インパクトのあるメッセージや個性を前面に出したいときには、やや物足りなく感じることがあります。説得力のある強い印象を与えたい場面では工夫が必要です。
情報の正確さや著作権に注意が必要
AIが自動で生成する内容の中には、まれに古い情報や間違った内容が含まれていることがあります。特にビジネスの重要な資料として使う場合は、必ず人の目で内容を確認し、事実と違っていないかどうかをチェックしましょう。
また、使用される画像や文章についても著作権に関する注意が必要です。知らずに使うと問題になる可能性があるため、確認は欠かせません。
高度な機能には対応していない
Beautiful.aiは簡単に使える反面、動画をスライドに直接入れたり、複雑なグラフを細かくカスタマイズしたりといった高度な機能には対応していないことがあります。基本的なプレゼン資料を作るには十分ですが、より表現力の高いプレゼンを目指す場合には機能面で物足りなさを感じるかもしれません。
Beautiful.aiと主要AIプレゼンツールの比較
Beautiful.aiと、他のスライド資料作成ツールを比較してみました。
各ツールとも「AIによる自動デザイン」「豊富なテンプレート」「直感的な操作」「チーム共同編集」が共通の強みですが、用途や得意分野(ピッチ、ブランド管理、Web共有など)に違いがあります。ご自身の目的やワークフローに合わせて選ぶのがおすすめです。
Beautiful.ai | Gamma | Canva AI | Slidebean | |
---|---|---|---|---|
料金 | Pro:12ドル Team:50ドルEnterprise:要問い合わせ | Free:無料 Plus:1,200円 Pro:2,250円 | Free:無料 Pro:1,180円 Team:1,500円 Enterprise:要問い合わせ | Free:無料 Starter:8ドル Premium:19ドル |
機能 | ・ブランドカラー、フォント一括設定 ・閲覧数やダウンロード数などの分析 | ・カード型プレゼン自動生成 ・外部メディア埋め込み ・Web共有 | ・画像編集、アニメーション、音声合成 ・ブランド一括デザイン管理 | ・アクセス解析(閲覧数 ・ページ滞在時間など) ・スタートアップ向け財務モデリングサービス |
特徴 | ・AIが内容に合わせて自動でスライドを生成 ・直感的な操作性、細かいデザイン調整は不要 | ・カード形式で柔軟に編集 ・スクロール型のウェブプレゼンに最適 | ・SNS投稿、動画、チラシなどにも幅広く対応 ・AIがデザイン提案や自動リサイズなどをサポート | ・業界別、用途別のテンプレートが豊富 ・プロによるデザイン、ライティングサービスも提供 |
こんな人に オススメ | ・デザインやレイアウトが苦手な人 ・直感的に操作できるツールを探している人 | ・ビジネスシーン以外にも幅広く利用したい人 ・デザイン重視な人 | ・デザイン経験がない個人 ・小規模事業者 ・SNSやマーケティング資料を素早く作りたい人 | ・投資家向けピッチ資料を作りたい起業家 ・プレゼンの効果測定をしたい人 |
Beautiful.aiの登録方法
それでは、Beautiful.aiを使ってみましょう。まずは以下の手順でアカウント登録をおこないます。
- 公式サイトにアクセスし、Get Startedをクリック

- Google アカウントか、メールアドレスとパスワードで登録

- どのように使用するかの質問に答えていく

最後の質問になると「COMPLETEボタン」が表示されます。

- クレジットカード情報を入力

- 無料トライアルの登録完了

このような画面になれば登録完了です。
Beautiful.aiの基本的な使い方
アカウントを作成したら、早速スライド資料の作成に取りかかりましょう。作成手順の他に、スライドの編集で何ができるのかも解説します。
スライドの作成
新しくスライド資料を作成する場合、画面左にある「CREATE PRESENTATION」をクリックします。

すると、4種類の作成方法が表示され、任意のものを選択することで作成に取りかかれます。
- Blank Presentation:空白の状態から新しいスライド資料を作成する
- Generate with AI:全てAIに任せてスライド資料を作成する
- From Team Template:チームで共有しているテンプレートを使用する
- From Stater Template:テンプレートを選択してスライド資料を作成する
今回はAIが自動でレイアウト調整をする「Generate with AI」を選択します。

こちらが作成画面です。
基本的には①プレゼンテーションのテーマを入力し、②テーマに関する情報があれば提供します。②に関しては任意のため、情報がなくてもスライド資料は作成できます。

今回は「なぜ猫は箱に入りたがるのか」をテーマとしたスライド資料を作成してみましょう。
入力を終えたら「GENERATE PRESENTATION」をクリックします。

すると、約30秒~1分でスライド資料が生成されます。

スライド資料が完成しました。こちらは、記事の最初で動画にて紹介したスライド資料です。
画面上中央にある「SLIDE 1 OF 8」をクリックすると、以下のように各スライドが一覧化されます。ここでスライド全体の雰囲気を確認することができます。
任意のスライドをダブルクリックするとそのスライドに飛ぶことができるので、スライドの枚数が多いときは有効活用しましょう。

このままトップページに戻ると、生成されたスライドが並んで表示されます。スライド資料が複数ある場合も、ここから簡単にアクセスが可能です。

同じテーマで何度か作成するうちに、日本語のスライド資料も作成できることがわかりました。

ただし、一部英文で書かれているスライドもあるので、日本語に完全対応するのはまだ先のようです。
スライドの編集
生成したスライド資料は編集が可能です。通常は生成直後に編集画面となり、すぐに編集ができます。

また、トップページからも編集画面にアクセスできます。

編集可能な箇所はスライドによって異なります。ここでは一部の編集内容について説明します。
EDIT
文字や色の変更、画像の差し替えなどはこの項目でおこないます。


AIの自動調整機能により、背景の色を変更するだけで、アイテムの配色が変わっています。
アイテムをクリックすると色の変更ができたり、任意の画像に差し替えたりすることができます。
また同じEDITでも、ページによって編集できる内容は異なります。どのページで何ができるのかは、実際に作成して確認しましょう。

ADD
※2025年7月下旬、この項目は「LAYOUT」という名称に変更されました。変更後の画面で解説します。
スライドのレイアウトを調整する項目です。スライドタイトルの位置変更や、ヘッダー・フッターを追加することができます。


スライドによっては最初からヘッダー・フッターが設定されていたり、すでにアイテムで埋まっていたりするものもあり、不用意に触るとスライドのレイアウトが崩れてしまう可能性があるので注意しましょう。
レイアウトが崩れそうなときは以下のようにして知らせてくれます。

IDEAS
こちらもスライドのレイアウトを変更する項目ですが、グラフや図形のあるスライドに対し、そのデザインを変更することができます。


この項目が使用できないスライドはこのように表示されます。

STYLE
スライドのテーマを変更します。この項目での変更は全体に反映されるので、手間をかけずに雰囲気をガラリと変えることができます。
「Switch Theme」をクリックするとテーマが表示されます。この中から好みのテーマを選択することで変更が完了します。



猫の話題なので、明るく目に優しい色合いを選んでみました。一部カラーリングが同じスライドもありますが、暖色系のスライドが増えたことによって雰囲気が和らいだように感じます。
PLAYBACK

ここでは、プレゼンテーション中の動作について設定ができます。主な内容は以下の通りです。
・ADVANCE TO NEXT SLIDE:次のスライドに移るタイミングを設定する。クリックか、分単位で時間設定が可能
・SLIDE NARRATION:ナレーションを設定する。音声とビデオの2種類があり、音声はその場で録音が可能
・ANIMATION:スライドにアニメーション効果を付ける。「NONE(なし)」「ONE CLICK(クリックでアニメーションを)」「AUTO(自動)」「CUSTOM」の4種類があり、デフォルトでは「AUTO」になっている。
アニメーションを設定した際はアニメーションのスピードやタイミングを変えることもできます。「PREVIE」から動作の確認が可能なので、最適なスピードやタイミングを設定しましょう。
OPTIONS
この項目はスライドの編集に直接関わりませんが、編集しやすくするための機能が備えられています。

機能 | 解説 |
---|---|
Skip Slide | プレゼン中にチェックしたスライドをスキップする |
Show Speaker Notes / Hide Speaker Notes | スライドで解説することをメモとして入力できる。入力したメモは表示/非表示が可能 |
Find and Replace | スライド内の文字検索、置換ができる |
Export Slide | スライドをエクスポートする JPEG、PPTT、Google Slideへのエクスポートなど |
Revert to Previous Version(有料のみ) | 以前に保存した状態に戻す |
以上がスライドの編集機能です。上手く使って理想のスライド資料を作成しましょう。
スライドの共有
作成したスライドは他者と共有することができます。トップページ、あるいは編集画面から「SHARE」をクリックするとダイアログボックスが表示されます。

シェアする方法は3種類あり、それぞれ用途・共有範囲が異なるため、見せたい相手やセキュリティレベルで使い分けると良いでしょう。
方法 | 用途 | 特徴 |
---|---|---|
Invite collaborators | 複数人で同じプレゼンを共同編集したいとき | ・共同編集が可能 ・招待された人はアカウントが必要 ・招待したメンバーのみアクセス可 |
Share Public Link | より多くの人にプレゼンを見せたいときや、ウェブサイトに埋め込みたい場合 | ・アカウントなしで誰でも閲覧可能 ・ウェブサイト / ブログへの埋め込みも可能 ・閲覧数のアナリティクス確認も可能 ・必要に応じてリンク有効期限の設定も可能 |
Share Securely (有料のみ) | プレゼンを機密性高く限定的に見せたいとき | ・パスワード付きリンクで、パスワードを知っている人のみ閲覧可能 ・リンクの失効やアクセス権の解除がいつでも可能 ・視聴履歴や時間なども一部トラッキング可 |
Beautiful.aiの活用例
Beautiful.aiは、特にビジネスシーンにおいて、デザインの自動補正機能や豊富なテンプレートを活かし、短時間で説得力のあるスライドを仕上げることが可能です。
ここでは、実際の活用例として「企画書・提案書の作成」「セミナー・ウェビナー資料の作成」を挙げ、主な用途とその効果をご紹介します。
活用例A:企画書・提案書の効率的な作成
企画書や提案書の作成において、論理的な構成を視覚的にわかりやすく表現できます。図表やフローチャート、インフォグラフィックを自動で美しく整える機能により、時間をかけずに高品質な資料を作成可能です。
特に経営層や決裁者向けには、視覚的にわかりやすく印象に残るプレゼン資料が求められるため、説得力の高い構成を支援してくれるツールとして非常に有効です。

活用例B:セミナー・ウェビナー資料の作成
セミナーやウェビナー向けの資料作成にも大きな力を発揮します。ストーリー性と視覚的魅力のあるスライド構成が可能で、聴講者を飽きさせずに引き込むプレゼンが実現できます。
1スライド1メッセージの原則にも適しており、過度な情報を避けた、伝えたいポイントが際立つスライド作成が容易です。テンポよく展開されるビジュアルが、聴衆の理解と記憶に強く残る資料作りを支援します。

思い通りにBeautiful.aiを使いこなすコツ
Beautiful.aiの使い方がわかり、いざ資料を作成したときに、思ったような資料ができないといったことが起こりえます。そんな悩みを打開するためのコツを解説していきます。
テーマを明確に指示する
作成時、特に「Generate with AI」を選択した場合はプロンプトの入力が必須となります。その際はどういったテーマなのかを明確に指示するようにしましょう。
たとえば「地球温暖化についてのプレゼン」では対象読者や構成、スタイルなどが不明で曖昧です。この場合は「高校生向けに『地球温暖化の現状と私たちにできること』をテーマにしたプレゼン」というような、プレゼンを発表したい対象やテーマをはっきりさせるとより精度があがります。
悪い例 | 良い例 |
---|---|
ピッチ資料のアイデア出して。でも短めで | スタートアップ向けの資金調達ピッチ用のスライド |
商品紹介のスライドを作って。なるべくカッコよく | 営業チーム向けに、2025年の新製品『X100スマートウォッチ』の販売戦略を説明 |
ブラックホールについて | 中学生にもわかるように、ブラックホールの仕組みを簡単に説明 |
内容に合ったテンプレートを選ぶ
テンプレートは、プレゼンや資料の「目的」と「誰に向けて発信するか(ターゲット)」を明確にし、それに沿ったものを選びましょう。目的に合わないデザインでは、伝えたい内容の効果が薄れてしまいます。
例えば、ビジネス向けなら信頼感のある落ち着いたデザイン、子ども向けならカラフルで親しみやすいデザインなど、内容や業種に合わせて選ぶことが大切です。


効果的なテンプレート選びのポイントは、以下の点を意識することが重要です。
・編集やカスタマイズがしやすいか
自分の情報に差し替えやすい構成や、必要に応じて柔軟に編集できるテンプレートを選ぶと、作業効率が上がる
・自社やブランドイメージに合った配色・フォントか
特にブランドイメージや雰囲気を大切にしたい場合、ベースカラーやフォントが合っているかもチェック
・実用性、見やすさを重視する
豪華な見た目よりも、相手にとって見やすく、内容が伝わりやすいデザインを優先
・重要な情報が強調されているか確認する
見出しやキャッチコピーが目立つ位置に配置されている、適度な余白があり視線が集まりやすいなど、レイアウトのバランスも確認
これらを意識してテンプレートを選ぶことで、目的やターゲットに合った、効果的な資料作成が可能になります。
AIの自動レイアウトを信頼しつつ微調整もおこなう

AIの自動調整機能を活かして、全体のバランスを保ちましょう。
Beautiful.aiの自動レイアウト調整は、AIがデザインの専門知識を代替し、誰でも簡単に美しい資料を作れるようサポートする仕組みです。特に「要素を追加するだけで、全体のバランスや見やすさが自動で整う」点が大きな特徴となっています。
そこに、必要に応じてレイアウトや配色、フォントサイズを手動で微調整することで、より自分好みの仕上がりになります。
プレビューや共有機能で最終チェック

そして完成後は必ずプレビューで全体を確認し、レイアウト崩れや誤字脱字がないかチェックしましょう。共有リンクやPDF/PPTエクスポート機能も活用し、人に確認してもらうのも一つの方法です。
Beautiful.aiを利用する上での注意点
ここまで、Beautiful.aiは非常に便利なスライド作成ツールであることを解説してきました。上手く使いこなせば、個人からビジネスに至るまで頼れる存在になることは間違いありません。
ですが、利用するにあたって注意することがいくつかあります。
注意点A:日本語利用時のフォントやレイアウトの制約

日本語入力時にレイアウトが崩れたり、フォントや文字配置が英語ほど綺麗に整わないことがあります。日本語のプロンプトがうまく反映されない場合もあるため、手作業での修正が必要になる可能性があることを留意しておきましょう。
日本語のスライド資料を作成したい場合は生成を繰り返すか、プロンプトに「日本語で解説」といった「日本語」という単語を入れると日本語で生成されやすくなります。とはいえ先ほども紹介したように、一部英語のスライドになることの方が多いのが現状です。
注意点B:インターネット接続の必須性

Beautiful.aiはクラウドベースのツールであるため、使用する際はインターネット接続が必要です。
ただ、パソコンやネット環境によっては、スライドの編集中に動作が遅くなることがあります。ボタンを押しても反応が遅れたり、画面が固まるようなことがあると、せっかくの作業もスムーズに進まずストレスに感じてしまうことがあります。大規模なプレゼンや短時間での作業には注意が必要です。
注意点C:有料プランの解約・退会方法と自動更新について
無料トライアルを契約した場合、14日後に自動的に有料プランに更新されることに注意が必要です。トライアル後も使い続けるのであればそのままでも構いませんが、トライアルのみの利用の場合は必ず解約の手続きをしましょう。
- 画面右上のアイコンからマイページにアクセス


- ①BILLING、②CANCEL FREE TRIALの順にクリック

- ダイアログボックスで「CANCEL TRIAL」をクリック

- 何故解約するのかの質問に答えていく

- 下記画面になれば解約完了

赤枠の中に「REACTIVATE PRO PLAN」というボタンが表示されていれば解約完了です。
アカウントそのものを削除する場合は、マイページ下部の「DELETE MY ACCOUNT」をクリックし、メールアドレスを入力すればアカウントの削除が完了します。

Beautiful AIの商用利用について
Beautiful.aiは多くの企業が導入しており、プレゼンや交渉の場で利用ができます。
しかし、所有権は作成者に認められているものの、第三者に販売することはできません。商用利用の詳細については、利用規約の「禁止事項」に明記されているので注意しましょう。

一般的なビジネス目的や、業務の一環としてクライアントや社外関係者に公開・配布する用途は許可されていますが、資料自体を有償コンテンツなどとして譲渡したり販売することは禁止されています。
個人利用や社内・取引先に対するビジネス利用はほぼ問題ありませんが、「成果物そのものの商売」目的は不可と考えてください。