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実装したAIエージェント/ふるさと納税代行

返礼品の登録AIエージェント

商品の情報から、自治体ごとの登録フォーマットと申請に必要な資料を作成します。

1件の登録

30分 13分

使った道具GPTs+スプレッドシート

導入まで4週間 費用の目安初期50万円前後+月額1.5万円程度

01BACKGROUNDどんな会社で、なぜこの業務から着手したか

自治体のふるさと納税を代行している会社です。返礼品の登録は、事業者から届いた情報を自治体の書式へ直す作業でした。そのうえでポータルごとの項目へ入れ直します。1件30分かかり、年間で数千件あります。書式の変換と文面づくりをAIエージェントに任せました。

この業務を最初に選んだ理由

受託する自治体を増やしたいという相談でした。1人あたり1日12件ほどが処理の上限になっており、受託できる自治体の数もこの件数で決まっていました。営業より先に、処理できる件数を増やすことにしました。

事務所のデスク。モニターに商品の一覧が映り、机に地域の特産品のパンフレットと書類。社員の手元だけ。明るいオフィス

02BEFOREAIを入れる前に起きていたこと

  • 1

    1件30分の登録

    事業者から届く情報の形式が統一されておらず、書式へ直す作業に時間がかかっていました。

  • 2

    ポータルごとに項目が違う

    さとふる・楽天・ふるなびで必要な項目と文字数が違います。

  • 3

    基準を満たすかの確認

    地場産品の基準や表記の決まりを満たすかを、1件ずつ人が確認していました。

03HOW IT WORKS実装したAIエージェントの動き

返礼品の登録AIエージェントは次の流れで処理を進めます。AIが担当する部分と、人が確認する部分を分けています。

  1. STEP 01

    事業者の情報を受け取る

    メールでもExcelでも写真でも受け付けます。形式が統一されていなくても対応できます。

  2. STEP 02

    必要な項目を抽出して整理する

    品名・内容量・産地・原材料・アレルギー・賞味期限・配送方法を読み取って整理します。

  3. STEP 03

    紹介文を書く

    ポータルごとの文字数に合わせて紹介文を書きます。寄附者が検索する言葉を入れます。

  4. STEP 04

    基準への適合を一次確認する

    地場産品の基準と返礼割合の決まりに照らし合わせます。基準に抵触する可能性がある箇所には印を付けます。

  5. STEP 05

    登録用データを生成する

    自治体の書式とポータルの取り込み形式に合わせて出力します。申請に必要な資料もあわせて作成します。

事業者の情報から登録データができた画面(左に届いたメールと写真、右に整えられた項目の表(品名・内容量・産地・原材料・アレルギー))
事業者の情報から登録データができた画面
ポータルごとの紹介文と基準の確認(さとふる・楽天・ふるなびの3タブで紹介文。下に地場産品の基準の確認結果がチェックの一覧で出る)
ポータルごとの紹介文と基準の確認

掲載しているのは、実際に納品したシステムの画面です。社名・氏名・金額など、お客様が特定できる情報はぼかしています。

04RESULTS何がどう変わったか

導入から3か月後に測った数字です。

項目導入前導入後
1件の登録 30分 13分
1人が1日に処理できる件数 12件 28件
書式の差し戻し 月20件前後 月3〜4件
基準の確認 人が1件ずつ AIが一次確認
「差し戻しが月20件から3〜4件に減りました。処理できる件数が倍以上です。」
ふるさと納税代行/運営責任者

05POINTS実装のときに気をつけたこと

同じ道具を使っても、作り方によって現場で使われるかどうかが変わります。この案件で判断した点をまとめます。

  • 届く形式をそろえない

    事業者へ決まった様式で送るようお願いすると、その調整に時間がかかります。メールでもExcelでも写真でも受け取れる仕組みにしました。

  • 自治体とポータルの書式を表で管理する

    書式をプログラムに書くと、自治体が増えるたびに改修が要ります。表形式で管理しているため、社内でも自治体を追加できます。現在は9自治体分です。

  • AIによる基準確認は一次チェックまで

    地場産品の基準は判断が要ります。抵触する可能性がある箇所に印を付ける段階までをAIが担い、最終の判断は担当の方が行います。

  • 紹介文に検索される言葉を入れる

    寄附者はポータルの中で検索します。産地と用途の言葉を含めた紹介文にしたことで、一覧からの閲覧が伸びました。

06STACK使った道具と選んだ理由

  • GPTs

    情報の整理と紹介文の作成に使っています。担当の方が管理画面から文面の方針を直せます。

  • スプレッドシート

    自治体とポータルごとの書式を表で管理しています。仕様が変わったら表を直すだけです。

  • 画像の読み取り

    事業者から写真で届いた情報も読み取ります。

道具はここに挙げたものに限りません。予算とセキュリティの条件を伺ったうえで、御社に合うものを選びます。

07PROCESS導入の進め方

この案件では、4週間で実際に使える状態まで実装しました。

  1. 1週目

    自治体とポータルの書式を表にする

    9自治体と3ポータルの項目を表にします。

  2. 2週目

    届く情報の形式を確かめる

    事業者から実際に届くメールとExcelと写真を集めて、読み取れるか試します。

  3. 3週目

    20件で試す

    実際の返礼品で登録用データを生成し、差し戻しが減るかを確認します。

  4. 4週目

    基準の確認を追加する

    地場産品の基準に照らす一次確認を追加して引き渡します。

ご用意いただくもの

  • 自治体ごとの登録の書式
  • ポータルの取り込み形式
  • 事業者から届く情報の実例10件ほど

費用の目安初期50万円前後+月額1.5万円程度

08FIT向く会社と、向かない会社

業務量によっては、導入しても十分な効果が出ない場合があります。この仕組みが向いている条件をまとめます。

効果が出やすい

  • 返礼品の登録が月50件以上ある
  • 複数の自治体とポータルを扱っている

向いていないケース

  • 扱う自治体が1つで書式の差が無い
  • 登録が年に数件にとどまる

他の業種でも使えます

取引先から届くばらばらの情報を、決まった書式へ揃える仕事は広くあります。卸の商品登録・保険の申込書・補助金の申請書でも同じ仕組みを応用できます。

09FAQよくいただく質問

  • 事業者から届く情報の形式が統一されていません

    そのままで構いません。メール・Excel・写真のどれでも読み取って項目ごとに整理します。

  • 自治体が増えたらどうしますか

    書式を表に追加するだけです。現在は9自治体分の書式を登録しています。

  • 地場産品の基準の判断は任せられますか

    一次確認までです。基準に抵触する可能性がある箇所に印を付けるので、最終の判断は担当の方が行います。

  • 写真の加工もできますか

    この仕組みには入っていません。必要であれば別に作れます。

同じ考え方を、御社の業務に合わせて実装できます。

このページの事例はふるさと納税代行のものですが、同じ考え方は他の業種でも応用できます。まずは今の業務の流れを伺い、AIに任せられる部分と人が判断したほうがよい部分をお伝えします。

お問い合わせフォームからご連絡ください。内容を確認のうえ、返信します。