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アスクルがChatGPTのプラグインに対応 @ASKULで探せる
アスクルは11月5日、事業者向け通販の「ASKUL」をChatGPTのプラグインに対応させた。ChatGPTに欲しい商品の条件を伝えると、ASKULの中から候補を探して比べて選ぶところまで手伝う。商品の正式な名前がわからなくても、用途から絞り込めるという。
ChatGPTのプラグインは、外部サービスのアプリを会話の中で使う機能だ。使うときはChatGPTの「プラグイン」でASKULを検索して選び、最初の1回だけ接続を許可する。そのあとはメッセージに「@ASKUL」と付けて頼めばよい。
買うときは、答えに出た商品のリンクからASKULの購入ページへ移る。アスクルによると、会社の買い物は使う人と発注する人が別のことが多い。発注する人は現場のあいまいな頼みをもとに商品を選んでいて、比べるのに時間がかかっていた。
検索画面では拾いきれない頼み方を会話で受け止め、購買の手間を減らすのが狙いだという。
Plusで試すと3商品は税込で出た 「においが少ない」は0件
AInformationが11月5日にChatGPT Plusで試すと、税込の値段つきで3商品が出た。Plusは同じ日に見た日本の料金ページで月3,000円のプランで、試したのは1回だけだ。無料版やGoで使えるかは、アスクルの発表に書かれていない。
頼んだのは「会議室のホワイトボードで使うマーカーで、においが少なくてよく消えるものを3つ比べて。値段も教えて」の1文だ。送ってから答えがそろうまで79.8秒かかった。ChatGPTはASKULの「複数キーワード一括検索」を動かし、「低臭」「消去性」「ボードマスター」の3つの語で探した。
| ChatGPTが選んだ商品 | 税込の値段 | ChatGPTの説明 |
|---|---|---|
| サクラクレパス エコフィール 中字 黒 | 900円(10本) | ひと拭きで消せると明記 |
| 三菱鉛筆 お知らセンサー 中字 黒 | 994円(10本) | 消去性が安定・インク残量が見やすい |
| パイロット ボードマスター 中字 黒 | 135円(1本) | 濃くかすれにくい・詰め替えできる |
表はAInformation独自検証の結果だ(ChatGPT Plus・2026年11月5日・1回)。値段は答えに「ASKUL検索時点・税込」と書かれていた。
「ホワイトボードマーカー 低臭」の検索は「商品が見つかりませんでした」と表示された。ChatGPTも答えの中で、3商品とも低臭性が明記されていないので「においの少なさについては優劣を断定できません」と断った。
注文はASKULのサイトで 答えにはメーカーのサイトも混ざる
答えの中には商品のカードが横に並び、写真と税込の値段に「詳細を見る」のボタンが付く。ASKULの商品コードも1つずつ添えてあった。注文と支払いはChatGPTの中では済まず、ASKULのサイトへ移ってから行う。
根拠の欄にはASKULのほかに、サクラクレパスとパイロットのメーカーのサイトも出ていた。ASKULの商品説明だけでなく、外のページも読んで答えを組み立てている。

総務の発注係に効く ASKULにつなぐと会話の中身が渡りうる
いちばん助かるのは、現場から頼まれた備品の品番を探している総務や購買の担当だ。「よく消えるマーカー」のような言い方でも、ChatGPTは商品説明の言葉に置き換えて候補を出した。品番を調べて検索窓に打ち直す手間は、この形で減りそうだ。
一方で、商品説明に書いていない性質で絞ることはできなかった。においや手触りのような現場の言い方ほど、最後は人が確かめることになる。
会社で使うなら、プラグインの画面の注意書きは読んでおきたい。そこには、ASKULに接続するとChatGPTが「関連するチャットやメモリをこのアプリと共有する場合があります」とある。学習用のデータの設定は連携アプリのデータも含めて守るとも書かれ、接続は設定からいつでも外せる。

使う前に見る3点 頼むときは商品説明の言葉で書く
まずプラグインの画面でASKULを検索し、提供元がアスクル株式会社になっているかを見る。そのうえで、取引先の話をしたチャットと同じアカウントで使ってよいかを決めておく。ChatGPTのメモリをオンにしているなら、ここは情報システム部門と先にすり合わせたい。
頼むときは、商品説明に載りやすい言葉で条件を書くと絞りやすい。今回なら「消去性」「中字」「10本」のような語だ。においのように説明に出にくい条件は、答えの最後の断り書きを読んでから決める。
まとめ買いの前には、リンク先のASKULのページで単価をもう一度見ておく。答えの値段は検索した時点のものだ。ASKULの例文には調理場の手袋や作業用の手袋も並んでいて、オフィスの外の備品まで会話で頼めるかが使い道の広さを決めそうだ。

- プラグイン
- ChatGPTの会話の中で外部サービスのアプリを呼び出して使う仕組み。ChatGPTのプラグインの画面で探して入れ、@と名前を付けて呼ぶ。
総務の発注係にとって助かるのは、品番を知らないまま話し言葉で探せる点だ。一方で試した範囲では、商品説明に書かれていない性質は答えの材料にならなかった。「においが少ない」「手になじむ」といった現場の言い方ほど、最後は人が確かめる手間が残る。会社のアカウントでつなぐなら、関連するチャットやメモリが渡りうる点を情報システム部門が先に押さえておきたい。取引先の名前を話したチャットと同じアカウントで使うかどうかは、社内で線を引いておくと揉めにくい。
- ChatGPTでASKULのプラグインを使うのにお金はかかる?
- アスクルの発表には料金の記載が無い。AInformationは11月5日に月3,000円のChatGPT Plusで試し、編集部の環境ではインストールのときに追加の支払いやASKULのIDを求める画面は出なかった。無料版とGoで使えるかは発表に書かれていない。商品の代金はASKULのサイトで払う。
- ChatGPTの中でASKULの商品を注文できる?
- できない。ChatGPTは商品を探して比べるところまでで、注文と支払いはASKULのサイトで行う。答えに出る商品のカードには写真と税込の値段に「詳細を見る」のボタンが付き、そこからASKULの商品ページへ移る。編集部が試したときはASKULの商品コードも1つずつ添えてあった。
- 「においが少ない」のようなあいまいな条件でも探せる?
- 商品説明に書かれた性質なら探せるが、書かれていない性質は探せなかった。AInformationが11月5日にホワイトボードマーカーで試すと、「低臭」での検索は0件で「消去性」の検索から3商品が出た。ChatGPTも3商品とも低臭性が明記されていないとして、においの優劣は断定しなかった。試したのは1回だけだ。
- 会社のChatGPTでASKULにつないでも大丈夫?
- つなぐ前に注意書きを読み、社内で使い方を決めておくと安心だ。プラグインの画面には、接続するとChatGPTが関連するチャットやメモリをASKULと共有する場合があると書かれている。学習用のデータの設定は連携アプリのデータも含めて守るとあり、接続は設定からいつでも外せる。
この記事の出典
補助資料
- [1]Impress Watchこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年11月5日
