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OpenAI、ChatGPTの答えにボタンを入れ始めた 図は画像1枚だった

読了 約7分
割り勘ツールが17.2秒で動いた。ChatGPTのIntelligent UIを試す
この記事の要点

OpenAIはChatGPTの答えに図や入力欄・押せるボタンを組み込むIntelligent UIを、GPT-6と一緒に全プランへ配り始めました。編集部のPlusで割り勘のツールを頼むと17.2秒で動く計算機が出ました。自転車の図を頼むと押せない画像が1枚返っただけでした。

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答えに計算ツールや図が出るChatGPTを使いたい?

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17.2秒割り勘ツールが出るまで
10月14日GPT-5.5の提供終了予定

ChatGPTの答えに図とボタンが入る GPT-6と全プランへ配る

OpenAIはChatGPTに「Intelligent UI」を入れました。文字の答えに図・グラフ・入力欄・押せるボタンを組み合わせて返す機能です。新しいGPT-6と一緒に、全プランの利用者へ配ります。

OpenAIの公式ブログによると、文字より絵を出すべき場面と組み立て方をGPT-6に学ばせたそうです。OpenAIが見せた例の1つは7段変速の自転車の図で、ボタンを押すと部品ごとに目立たせられます。麻雀の牌を種類ごとに並べて教える例も出ていました。

答えの中に小さな道具を作らせることもできます。老後の貯金の計算機・レトロゲーム・割り勘の計算機が例に挙がっています。TechCrunchによると狙いは「複雑な話を学びやすくする」ことで、飛行機の翼が浮く仕組みを図で見せる実演もありました。

GPT-6はウェブ検索の質も上がり、調べている途中で答えの一部を先に出すようになりました。

OpenAI の GPT-6 提供の発表ページ
OpenAI の GPT-6 提供の発表ページ / 出典:openai.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 9月OpenAIがGPT-6の最初のモデルを発表
  2. 10/7Plus以上へGPT-6とIntelligent UIを配り始めた
  3. 10/8無料版とGoへ広げる(米国時間の木曜)

Plus以上はSolで先行 無料版とGoは木曜からLunaだ

配る順番と使えるモデルはプランで分かれます。Plus・Pro・Business・Enterpriseは米国時間の10月7日から順に使えるようになりました。無料版とGoは翌日の木曜からです。

Plus以上は中くらいの段のGPT-6 Solを使えます。無料版と月1,400円のGoプランは効率のよいGPT-6 Lunaです。Intelligent UI自体はどのプランにも届きます。

プラン 日本の月額 使えるGPT-6 配り始め
無料版 0円 GPT-6 Luna 木曜から
Go 1,400円 GPT-6 Luna 木曜から
Plus 3,000円 GPT-6 Sol 10月7日から
Pro・Business・Enterprise — GPT-6 Sol 10月7日から

月額は日本の料金ページの表示です(AInformationが9月29日に確認)。モデルと配る時期はThe Vergeの報道から写しました(日付は米国時間)。

ChatGPTの答えの中に出た割り勘計算ツールの画面。合計金額10000円と人数3人に入れ直すと1人が3,334円・2人が3,333円と表示された部分を赤枠で囲んだ
Intelligent UIで出た割り勘計算ツール(10,000円・3人に入れ直した後)

日本語の割り勘ツールは17.2秒 自転車の図は押せない画像だった

実際に日本語で頼むとどうなるか、AInformationが10月8日の6時台に編集部のChatGPT(Plusプラン)で試しました。モデルの一覧ではGPT-6に印が付いていました。どちらの頼み方も1回ずつの結果です。

1つめは「4人で12,800円を割り勘したい。人数と金額を変えて計算できるツールを作って」です。答えは17.2秒で返ってきました。1人3,200円という文の下に「割り勘計算ツール」の枠があり、合計金額と人数の入力欄とコピーのボタンが付いています。

入力欄を10,000円と3人に変えると、すぐに1人3,334円・2人3,333円と出ました。合計はちょうど10,000円です。会話を開き直しても枠は残り、数字を入れ直せました。枠の中に計算式やコードを見るボタンはありませんでした。

2つめはOpenAIの例にならって「7段変速の自転車はどういう仕組みで変速するの?図で教えて」と頼みました。ChatGPTが1分31秒考えて返したのは、日本語の文字が入った説明の画像1枚だけです。押して部品を確かめるボタンは出てこなかったので、OpenAIの例のような動く図にはなりませんでした。

頼んだこと 返るまで 出てきたもの
割り勘の計算ツール 17.2秒 入力欄とボタンのある計算ツール
7段変速の仕組みの図 1分31秒 説明の画像1枚(押せるボタンなし)

AInformation独自検証:2026年10月8日6時21分〜28分・ChatGPT Plus・思考量は既定の中程度・各1回。

モデルの一覧にも変化がありました。10月4日に同じアカウントで見たとき、Chatで選べるのはGPT-5.6 SolとGPT-5.5の2つでした。8日は先頭にGPT-6が加わり、GPT-5.5には「10月14日 に提供終了予定」と出ています。画面の表記はGPT-6だけで、SolかLunaかは書かれていませんでした。

ChatGPTに7段変速の自転車の仕組みを図で頼んだ画面。1分31秒考えたあと日本語入りの説明画像が1枚だけ表示され、部品を押すボタンは出ていない
7段変速の仕組みを図で頼んだ答え(1分31秒で画像1枚)

図が多いならSimpleへ GPT-5.5は10月14日までに見直す

TechCrunchによると、答えに出る絵の量は利用者が減らせます。編集部の画面では、設定の「パーソナライズ」に「Layout and visuals」という項目がありました。選べるのはDefaultとSimpleの2つです。Simpleにしたときの見え方までは試していません。

仕事で使うなら、次の順で確かめると無駄が出にくそうです。

  • 見積もりの概算や費用の按分のように数字を入れ替えたい計算は、「数字を変えて計算できるツールを作って」と頼む
  • 出てきた計算ツールは手で1回検算してから人に渡す(枠の中で式は見られなかった)
  • 図がほしいときは、押せる図で返るか画像で返るかを1回試して見ておく
  • GPT-5.5で作った手順やプロンプトは、10月14日より前にGPT-6で同じ結果が出るか試す
  • 答えが絵だらけで読みにくいなら、パーソナライズのLayout and visualsをSimpleにする

木曜からは無料版にも同じ仕組みが届きます。社内で無料版を使っている人にも、答えの形が変わると先に伝えておくと問い合わせが減りそうです。

ChatGPTの設定のパーソナライズ画面。Layout and visualsの項目を開くとDefaultとSimpleの2つが表示された部分を赤枠で囲んだ
設定のパーソナライズにあるLayout and visuals
この記事に出てくることば
Intelligent UI
ChatGPTの答えに図・グラフ・入力欄・押せるボタンを組み込んで返す機能。OpenAIがGPT-6と一緒に全プランへ配る
GPT-6 Luna
GPT-6のうち効率のよい軽い段のモデル。ChatGPTでは無料版とGoで使われ、Plus以上は中くらいの段のGPT-6 Solになる
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

会話の中に計算ツールが出てくると、Excelを配るほどでもない小さな計算がその場で片づきます。見積もりの概算や費用の按分を、営業や総務が自分で回せるようになるとみています。気になるのは、今回の枠に計算式を見る手段が無かったことです。数字が合っているかを誰も確かめないまま、画面だけが社内で回る可能性があります。お金に関わる数字は1回手で検算する決まりを先に置いておきたいところです。GPT-5.5を前提にプロンプト集を作った会社は、書き換えの手間も見ておく必要がありそうです。

よくある質問
ChatGPTの無料版でもIntelligent UIは使える?
使えるようになります。OpenAIはIntelligent UIをGPT-6と一緒に全プランへ配ると発表しました。Plus・Pro・Business・Enterpriseは米国時間の10月7日から、無料版と月1,400円のGoは翌日の木曜からです。無料版とGoで動くのは効率のよいGPT-6 Lunaです。月3,000円のPlus以上は中くらいの段のGPT-6 Solになります。
ChatGPTの答えに出る図やボタンは減らせる?
減らせます。TechCrunchによると、答えに出る絵の量は利用者が自分で絞れます。AInformationが10月8日に編集部のPlusで見ると、設定のパーソナライズに「Layout and visuals」という項目がありました。選べるのはDefaultとSimpleの2つで、初めはDefaultになっています。Simpleでどこまで減るかは試していません。
ChatGPTのGPT-5.5はいつまで使える?
編集部のPlusの画面では10月14日に提供終了予定と出ていました。10月8日にモデルの一覧を開くと先頭にGPT-6が加わり、印が付いていました。並びはGPT-6・GPT-5.6 Sol・GPT-5.5の順です。GPT-5.5を前提にした手順やプロンプトがあるなら、終わる前にGPT-6で同じ結果が出るか確かめておくと安心です。
Intelligent UIで計算ツールを出すにはどう頼む?
入れ替えたい数字を書いて「変えて計算できるツールを作って」と頼むと出ました。編集部が4人で12,800円の割り勘を頼むと、17.2秒で入力欄つきの割り勘計算ツールが出ています。10,000円と3人に変えると1人3,334円と2人3,333円に分け、合計を合わせました。図の説明を頼んだときは押せない画像が1枚返っただけでした。

この記事の出典

補助資料

  • [1]The VergeThe Verge・補助的な二次資料・確認 2026-10-08この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月8日

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