Sign in with ChatGPT開始 16社で枠を使える
OpenAIは9月29日(現地時間)のDevDay 2026で「Sign in with ChatGPT」を発表しました。ChatGPTのアカウントで他社のアプリやサイトにログインでき、PlusとProの人はプランの利用枠をそのアプリのAIに回せます。最初に対応したのはCognitionのDevin・Notion・Vercel・T3・OpenClaw・Dactylなど16社で、OpenAIは近く増やす考えです。
TechCrunchは一連の発表を、アプリストアの仕組みを崩しにいく動きとみています。ChatGPTは会話の中で役に立つアプリを提案し、その場でつないで使えるようにします。OpenAIによるとChatGPTの利用者は週12億人です。
DevDayでは、OpenAI自身の会議アプリをChatGPTの中で動かす実演もありました。

- 9/29DevDay 2026でSign in with ChatGPTを発表
- 9/30ヘルプで対象はPlusとProだけと確認
対象はPlusとProだけ Goと無料版は枠を回せない
ログインは誰でもできますが、利用枠をアプリに回せるのはPlusとProの人だけです。AInformationが9月30日19時にOpenAIのヘルプページを読んで確かめました。BusinessやEnterpriseの名前はヘルプのどこにも出てこなかったので、会社の契約では使えない可能性があります。
| プラン | 日本の月額 | 他社アプリでの利用枠 |
|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 使えない(ログインだけ) |
| Go | 1,400円 | 使えない(ログインだけ) |
| Plus | 3,000円 | 使える |
| Pro | 16,800円から | 使える |
月額は9月30日に日本の料金ページで見た額です。
オープンソースのツールには、プランを問わず誰でもアカウントをつなげます。一方でアプリ側の料金は別です。ヘルプは、アプリの月額や有料機能の代金はChatGPTのプランと別だと書いています。
アプリがこの機能を一部のプランにだけ付けることもあります。AInformation調べでは、Notionのプラスは月1,650円です(9月21日時点)。ChatGPTの枠を回せても、アプリの月額がなくなるとは限りません。

使った分はCodexと同じ枠から 上限は週ごとに決める
アプリで使った分は、プランに含まれるChatGPT WorkとCodexの利用枠から引かれます。別の枠が足されるわけではありません。
この枠は9月29日に組み替えられたばかりです。月20ドルのPlusを1倍とすると、月100ドルのPro 100が5倍で月200ドルのPro 200が10倍になりました。Pro 200は20倍から10倍に減ったので、他社アプリと分け合う元の枠も半分になります。
使いすぎを止める手段は、アプリごとの週の上限です。ChatGPTの「Settings > Usage」を開き、App limitsの「Manage limits」で週の枠の何%まで使わせるかを決めます。アプリが自分の上限に達すると、ChatGPTの枠が残っていてもそのアプリには回らなくなる仕組みです。
Devinの発表によると、上限に達したあともセッションはDevin側の利用分で動き続けます。Devin CloudではOpenAIのモデルを使った分だけがChatGPTの枠から引かれ、ほかのモデルはDevinの枠を使います。つないだあとはDevinがOpenAIのモデルを多めに選ぶので、ChatGPTの枠の減りも早まりそうです。

クレジットの利用は初期オフ 自動購入と重ねると課金が続く
枠を使い切ったあとに、アプリへChatGPTのクレジットを使わせる設定もあります。初期設定はオフで、使わせるにはそのアプリの上限を100%にしておくことが条件です。
ヘルプは、クレジットの自動購入がオンなら使い続けるうちに自動で課金されると注意しています。枠の上限に達しても、別の知らせが来ない場合があるとも書いています。
ログインでアプリに渡るのは、名前とメールアドレスとプロフィール画像です。会話やメモリの中身は渡らず、OpenAIのAPIキーも共有されません。
- つなぐ前に自分のプランがPlusかProかを確かめる。Goと無料版は枠を回せない
- つないだらSettings > Usageでアプリごとの週の上限を決める。Codexを毎日使う人は低めにする
- クレジットの自動購入がオンになっていないかを見る
- 使わなくなったアプリはSettings > Security and loginから切る。アプリでログアウトしてもつながりは残る
対象の16社はOpenAIが近く増やすとしていて、PlusとProの枠の配り方を自分で決める場面は増えていきます。

- App limits
- ChatGPTの設定にあるアプリごとの週の上限。プラン全体の週の枠のうち何%までそのアプリに使わせるかを決める
社員が個人のPlusでDevinやNotionにつなぐと、業務の処理が個人の契約の枠で動くことになります。今回の対象はPlusとProだけなので、会社がBusinessを入れていても同じ使い方は選べない可能性があります。情報システム部門は、個人のChatGPTを業務のツールにつないでよいかを先に決めておきたいところです。決めないままだと誰の枠で何を動かしたかを追えなくなるとみています。Codexで開発する人ほど、アプリの上限を低めに置いておくのがよさそうです。
- Sign in with ChatGPTはGoや無料版でも使える?
- ログインだけなら使えますが、利用枠を他社アプリに回せるのはPlusとProだけです。9月30日に日本の料金ページで見ると、Plusは月3,000円でProは月16,800円からでした。月1,400円のGoと無料版はログインまでで、アプリのAIをChatGPTの枠で動かすことはできません。オープンソースのツールには誰でもアカウントをつなげます。
- 他社アプリで使った分はどこから引かれる?
- プランに含まれるChatGPT WorkとCodexの利用枠から引かれます。アプリ用の枠が別に足されるわけではありません。ChatGPTのSettings > Usageでアプリごとに週の上限を決められます。Devinの場合は上限に達したあともDevin側の利用分でセッションが動き続けます。
- つなげばアプリの料金はかからなくなる?
- かからなくなるとは限りません。OpenAIのヘルプページは、アプリの月額や有料機能の代金はChatGPTのプランと別だと書いています。アプリがこの機能を一部のプランにだけ付けることもあります。Notionのプラスは月1,650円(AInformation調べ)で、ヘルプにはこの支払いが消えるとは書かれていません。
- ChatGPTの会話の中身はアプリに渡る?
- 渡りません。ログインで渡るのは名前とメールアドレスとプロフィール画像の3つです。会話やメモリの中身は渡らず、OpenAIのAPIキーも共有されません。アプリから別の権限を求められたときは、そのアプリのプライバシーの説明を別に確かめる必要があります。
この記事の出典
補助資料
- [1]ITmedia AI+この記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年9月30日
