ClaudeとGrokは22時半、ChatGPTは0時前から止まった
日本時間の9月4日深夜にChatGPT・Claude・Grokの3つのAIサービスが相次いで使えなくなった。ClaudeとGrokは3日の22時30分ごろから障害が始まり、ChatGPTは4日の0時前に止まった。
Anthropicの開発者CJ Avilla氏はXで「インフラの問題により、Claude Code・API・claude.comで障害が発生している」と説明した。xAIはメンフィスのデータセンターで起きた障害が原因だとしている。Grokに指示を送ると「This model is overloaded right now」と表示された。
Claudeは1時16分に復旧を報告した。ChatGPTは1時55分に復旧し、OpenAIのステータスページには「ChatGPTとCodexで大量のエラーが発生」と記録が残っている。OpenAIはCodexのユーザーの一部で復旧後にモバイルデバイスとのペアリングが再度必要になると案内した。

- 9/3日本時間22時半ごろClaudeとGrokで障害が始まる
- 9/40時前にChatGPTでも障害が発生
- 9/41時55分までに3社とも復旧を報告
Azureの障害と同じ時間に起きた 共通の原因はまだ不明
3社がほぼ同時に止まった原因は明らかになっていない。Quartzの報道によると、障害と同じ時間にMicrosoft Azureでも問題が起きており、これが一因となった可能性があるとされている。
AIサービスは同じクラウドに依存していることが多い。インフラに問題が起きると複数のサービスに同時に影響が及ぶ。ただし今回は3社のどこも共通の原因を公表していない。Anthropicは「インフラの問題」、xAIは「メンフィスのデータセンター」とそれぞれ説明が異なる。複数の大手AIサービスが同時に障害を起こすのは珍しいとCNET Japanは報じている。
3社の障害と復旧の時刻
| サービス | 障害開始 | 復旧 | 原因 |
|---|---|---|---|
| Claude | 22:30ごろ | 翌1:16 | インフラの問題 |
| Grok | 22:30ごろ | 復旧済み | メンフィスDCの障害 |
| ChatGPT | 翌0:00前 | 翌1:55 | 不明 |
1つのAIだけに頼っていると約2時間まるごと止まる
仕事でChatGPTやClaudeを毎日使っている現場では、この約2時間は業務が空白になった可能性がある。ログインも音声モードもファイルのアップロードも画像の生成もすべて止まったとThe Vergeは伝えている。米国では業務が始まる時間帯だったこともあり、CNET Japanは「仕事でAIチャットボットに頼っている人にとって厳しい朝だった」と報じた。
企業プランで利用枠を増やす動きが広がっているが、サービスそのものが止まれば枠は関係ない。今回のようにクラウドのインフラが原因だと、切り替え先に選んでいた別のAIサービスまで同時に止まることがある。1つのAIだけに業務を乗せていた場合、代わりの手段がない状態が約2時間続いたことになる。
OpenAIは新モデルGPT-6 Astraの提供を始めると告知していたタイミングでもあった。新モデルを待っていたユーザーにとっては、使える前にサービス自体が止まった形になった。

各社のステータスページを控えておくだけで初動が変わる
障害かどうかを確認するには各社のステータスページが早い。
- OpenAIのステータスページ: status.openai.com
- Anthropic: status.claude.com
- xAI: status.x.ai
障害報告サイトのDowndetectorでも利用者からの報告を確認できる。
ChatGPTで「リクエストが多すぎます」と表示されるときは障害ではなく利用上限の可能性もある。止まったときに別のAIサービスへ切り替えるには、事前にアカウントを作って操作に慣れておくとよい。
クラウドに依存しないローカルのAIツールを手元に持っておくのも選択肢の1つだ。今回のような同時障害を前提にした運用を見直す会社が増えるとみられる。
- Downdetector
- 利用者からの障害報告をリアルタイムで集めて表示するサービス。公式発表より先に異変を確認できることがある
1つのAIだけに業務を乗せている会社にとっては、今回の障害は警告になった。情報システム部門がまず決めておきたいのは、メインで使うAIと止まったときに切り替えるAIの2つだ。ただし今回のようにクラウドが共通だと切り替え先も同時に落ちる。そうなるとローカルで動くAIツールを1つ持っておくかどうかが分かれ目になる。導入前の検討事項に「同時障害のときどうするか」を加えておきたい。
- ChatGPTが使えないとき障害かどう確認する?
- OpenAIのステータスページ(status.openai.com)を見るのがいちばん早い。今回の障害ではここに「ChatGPTとCodexで大量のエラーが発生」と表示された。障害報告サイトのDowndetectorでも利用者の報告を確認できる。ステータスページに異常の表示がないのに使えない場合は利用上限に達している可能性がある。ChatGPTでは「リクエストが多すぎます」と表示されることがあるが、これは10分ほどで戻ることが多い。
- ChatGPT・Claude・Grokが同時に障害を起こした原因は?
- 3社とも共通の原因を公表していない。Quartzの報道によると同じ時間にMicrosoft Azureでも障害が起きており、これが一因になった可能性がある。Anthropicは「インフラの問題」、xAIは「メンフィスのデータセンターの障害」とそれぞれ説明している。AIサービスは同じクラウドに依存することが多く、インフラに問題が起きると複数のサービスに同時に影響が及ぶことがあるとCNET Japanは報じている。
この記事の出典
補助資料
- [1]CNET Japanこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年9月4日
