Codex Cloud公開 PCがスリープ中も作業が進む
OpenAIは9月29日(米国時間)のOpenAI DevDay 2026で、Codexをクラウドで動かす「Codex Cloud」を発表しました。GitHubのリポジトリを読んでクラウド環境を組み、作業ごとに専用の仮想マシンを立てる作りです。開発者のPCがスリープしていても作業は止まりません。
GitHubへまだ送っていない変更は作業の中に残ります。あとでスマホやブラウザから開き直しても、途中の変更は消えません。
同じ日にターミナルで使うCodex CLIも大きく作り直されました。/agentsで動いている作業を見て行き来でき、/forkで同じ文脈のまま別の方向を並行して試せます。/voiceで話しかけて指示を出したり、/usageで使った量を分析したりもできます。
- 9/29DevDay 2026でCodex CloudとCLIの刷新を発表
- 9/30手元のCLI 0.159.2でもcloudは試験版の表示
月3,000円のPlusから使える 仮想マシンはProの半分だ
Codex CloudはChatGPT PlusとProの加入者へ順次提供が始まりました。Business・Enterprise・Edu・Healthcareの各ワークスペースにも広げる予定です。AInformationが9月30日11時に日本の料金ページを見ると、Plusは月3,000円でProは月16,800円からでした。
ただしプランによって仮想マシンの大きさが違います。OpenAIの説明書では、Plusは2 vCPU・メモリ8GiB・ディスク8GiBです。Proは4 vCPU・16GiB・32GiBなので、CPUとメモリはPlusの倍になります。
| プラン | 月額 | vCPU | メモリ | ディスク |
|---|---|---|---|---|
| Plus | 3,000円 | 2 | 8GiB | 8GiB |
| Pro | 16,800円から | 4 | 16GiB | 32GiB |
| Business | 1人20ドル(年払い・2人から) | 4 | 16GiB | 32GiB |
公式スペックです。仮想マシンはOpenAIの説明書、円の月額はAInformationが9月30日11時に日本の料金ページで見た値によります。Businessの額はCodexの料金ページの年払いの値です。
作業の途中の状態は、最後に指示を出すか再開してから最大7日間は戻せます。AIの作業場をクラウドに置く点が同じDocker Cloud Sandboxesは既定で1時間で消える作りだったので、残せる期間は長めです。
クラウドの作業は、手元で使うCodexと同じ使用枠から引かれます。Codexの料金ページは、クラウドの作業が手元より多く枠を使う場合があると書いています。Plusが5時間に送れる手元のメッセージの目安はGPT-6.1 Solで15〜160件で、Proには今のところ5時間の上限がありません。
月1,400円のGoは、Codexの料金ページの欄にデスクトップアプリでGPT-6 Lunaを使うことしか書かれていません。AInformationが欄を読み直しても、Webやクラウドで使えるという記載は出てこなかったのです。APIキーで使う場合はGitHubのコードレビューやSlack連携などクラウドの機能が付かないと明記されています。

GitLabとブラウザ操作は未対応 社内の構成で使えるかが決まる
日本の開発チームがまず確かめたいのはコードの置き場所です。説明書は今の制限として、GitLabと自社で運用するGitHub Enterprise Serverに対応していないと書いています。クラウドの作業では画面やブラウザの操作もまだできません。
AInformationが手元で見たCodex CLI 0.159.2では、ブラウザ操作と画面操作の機能は安定版の扱いでした。画面を触る作業は手元のPCに残すことになります。
社内のサービスへつなぐ道も限られます。VPNは今のところTailscaleだけで、SSHやデータベースの接続方式は通りません。パスワードなどの鍵は「ネットワークシークレット」に入れると、作業の中のプログラムには仮の値しか渡りません。

CLIのcloudはまだ試験版 まずWebで環境を1つ作る
AInformationは9月30日に、Codex CLIの最新版0.159.2を手元のMacに落としてヘルプを読みました。npmに出たのは同じ日の午前9時3分です。cloudコマンドには「EXPERIMENTAL(試験版)」の表示が付いたままでした。
クラウドへ作業を送る「codex cloud exec」は、環境IDを指定する–envが必須です。環境はWebかデスクトップアプリで先に作って公開しておく必要があり、スマホからは作れません。今回はログインとクラウドでの実行までは試していません。
試すならWebの「Work in」で「Cloud」を選び、GitHubのリポジトリを1つだけ選んで環境を作ります。Codexが依存関係を入れて動作を確かめるので、報告を読んでから公開します。最初はテストの追加のような小さな作業から任せて、使用量のダッシュボードで枠の減り方を見ておくと安心です。
ビルドに大きなメモリを使うプロジェクトは、Plusの8GiBで足りるかを最初の1回で確かめておきたいところです。

- クラウド環境
- Codex Cloudの作業が使う使い回しの設定。リポジトリ・依存関係・ツール・接続の設定をまとめたもので、作業ごとにここから専用の仮想マシンが立つ
開発を外の会社と進める日本の企業では、GitHubの権限をだれにどこまで渡すかで話が止まりやすいとみています。Codex Cloudは鍵やVPNの設定まで環境に持たせる作りなので、個人のPlusで作った環境を会社のコードにつなぐのは避けたいところです。まずはBusinessの席で小さなリポジトリ1つに絞って試すのが無理のない順番です。7日を過ぎると戻せない作業の状態をどう残すかも、先に決めておくと広げやすくなりそうです。
- Codex CloudはPlusで使える?
- 使えます。GIGAZINEによると、Codex CloudはChatGPT PlusとProの加入者へ順次提供が始まっています。ただしOpenAIの説明書ではPlusの仮想マシンは2 vCPU・メモリ8GiB・ディスク8GiBで、Proの4 vCPU・16GiB・32GiBより小さい作りです。日本の料金ページではPlusが月3,000円でProが月16,800円からでした(9月30日時点)。
- Codex CloudはGitLabのリポジトリで使える?
- 今は使えません。OpenAIの説明書は現時点の制限として、GitLabと自社で運用するGitHub Enterprise Serverに対応していないと書いています。クラウドの作業では画面やブラウザの操作もまだできません。どちらも今後の予定に入っていますが、時期は示されていません。
- Codex CLIからCodex Cloudに作業を送れる?
- 送れますがまだ試験版の扱いです。AInformationが9月30日にCodex CLI 0.159.2のヘルプを見ると、cloudコマンドにはEXPERIMENTALと表示されていました。作業を送るcodex cloud execには環境IDを指定する–envが必須です。環境はWebかデスクトップアプリで先に作って公開しておく必要があります。
- Codex Cloudの作業は使用量の上限に数えられる?
- 数えられます。Codexの料金ページによると、手元のメッセージとクラウドの作業はプランの使用枠を分け合います。クラウドの作業は手元より多く枠を使う場合があるとも書かれています。Plusが5時間に送れる手元のメッセージの目安はGPT-6.1 Solで15〜160件で、Proには今のところ5時間の上限がありません。
この記事の出典
補助資料
- [1]GIGAZINEこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年9月30日
