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Shopify、会話でストアを作るCanvas公開 翻訳など6つは使えない

読了 約6分
Shopifyの画面に、同じ店名を使ったロゴデザインの候補が色や形違いで複数並んでいる画面。Shopify、会話でストアを作るCanvas公開 翻訳など6つは使えない
この記事の要点

Shopifyが、AIのSidekickと会話してネットショップの見た目を作る新しい画面「Canvas」を発表しました。日本語ヘルプでは早期アクセスで、使えるのは一部の店だけです。翻訳やアプリの追加など6つの制限があるため、多言語の店は試す前に条件を確かめておく必要があります。

みんなの意見

テーマの更新が止まってもCanvasで店を直しますか?

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Shopify Canvasが公開 Sidekickと話してストアを作る

Shopifyは10月1日(米国時間)、ネットショップの見た目をAIとの会話で作る新しい画面「Canvas」を発表しました。店の持ち主はShopifyのAIエージェント「Sidekick」にチャットで頼み、変わっていく店の姿をその場で見ながら作り込めます。

これまでのShopifyにも、コードなしで店を作る機能はありました。ただしテーマの部品を並べ替える形で、細かく作り込むにはコードを直すか開発者に頼む必要がありました。

Canvasで触るのは静止した見本ではなく、店の実際のコードを描いた画面です。動きやアニメーションを試せて、画面の大きさごとの見え方も確かめられます。Sidekickは作業の途中で自分でも画面を撮り、店の持ち主と同じ姿を見ながら直します。

Sidekick自体は新しい機能ではありません。これまでもコードを書き、アプリやテーマの部品を作ってきました。今回はテーマのファイルを直接扱えるようにし、テーマの作りも分かりやすく整えたとShopifyはTechCrunchに説明しています。

ShopifyのCanvas公式発表ページ
ShopifyのCanvas公式発表ページ / 出典:shopify.com / 制作:AInformation

Shopifyの日本語ヘルプでは早期アクセス 一部の店だけが使える

日本のストアですぐ使えるとは限りません。AInformationが10月2日にShopifyの日本語ヘルプを開くと、「Canvas は早期アクセス版であり、一部のストアでのみ利用可能です」と書かれていました。Shopifyの発表も、数日かけて順に届けるとしています。

使うための条件もヘルプに並んでいます。開けるのはデスクトップだけで、テーマのカスタマイズが含まれるプランが要ります。スタッフが開くには「コードを編集する」の許可が必要です。

Shopifyの日本語ヘルプの画面。Canvasは早期アクセスで特定のストアのみが使え、デスクトップでのみ利用できると書かれている
Shopifyの日本語ヘルプにあるCanvasの要件 出典:help.shopify.com(2026年10月2日時点の画面)

翻訳やアプリなど6つは使えない 多言語の店ほど影響が大きい

Canvasで直すテーマには、できないことが6つあります。TechCrunchも、外部のテーマやアプリブロック、翻訳、テーマの更新などは最初の提供に入っていないと伝えています。日本語ヘルプで確かめた中身は次のとおりです。

いちばん気をつけたいのはテーマの更新です。Canvasで直したテーマには、テーマの作り手からの更新が届かなくなります。テーマのファイルを手元へダウンロードすることもできません。

英語や中国語のページを持つ越境ECの店は手間が増えそうです。Canvasの中では翻訳ができず、ヘルプは別のアプリ「Translate & Adapt」を使うよう案内しています。マーケットごとに見た目を変えることもできません。

Canvasで使えない6つのこと

項目 Canvasでの扱い
外部のテーマ 使えない。Shopify製とカスタムテーマだけ
翻訳 Canvasの中ではできない。別のアプリを使う
テーマの更新 Canvasで直したテーマには届かない
テーマのファイル 手元にダウンロードできない
アプリブロック 追加も設定もできない
マーケット別の調整 マーケットごとに見た目を変えられない
データ:Shopify 日本語ヘルプ(2026年10月2日時点) / 制作:AInformation

まずテーマのコピーで試す Basicは年払いで月3,650円から

Canvasの追加料金は、発表にも日本語ヘルプにも書かれていません。使うにはShopifyの契約が要ります。日本の料金ページ(10月2日時点)では、Basicが年払いで月3,650円、月払いで月4,850円です。3日間の無料体験のあと、多くのプランは最初の3か月を月150円で使えます。

同じネットショップでも、国産のSTORESには0円のフリープランがあります(決済手数料は5.5%から)。AInformationのAIツールデータベースで9月28日に確かめた料金です。始めるときの安さはSTORESのほうが上で、Shopifyは会話で見た目まで作り込める点が選ぶ理由になります。

すでにShopifyで店を開いている人は、管理画面のテーマのページにCanvasが出ているかを見てください。出ていたら本番のテーマではなく、コピーで試すのが安全です。今のテーマがShopify製かどうかも、テーマのソースで先に確かめておくと迷いません。

Shopifyは発表の中で、Canvasは今の編集画面をまだ置き換えないとしています。足りない点は順にふさぐ考えで、翻訳やアプリへの対応がいつ入るかが次の見どころです。

この記事に出てくることば
Sidekick
Shopifyに組み込まれたAIエージェント。チャットで頼むとコードを書き、アプリやテーマの部品を作って店の見た目を直す
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

AI導入の相談でよく出るのは、AIが作ったものを誰が保守するのかという問いです。Canvasはそこに先に答えを出していて、Canvasで直したテーマにはテーマの更新が届きません。見た目を作った時点から、その店の持ち主が保守の担い手になります。制作会社に任せている店は、Canvasで誰がどこまで直してよいかを先に決めておかないと、制作会社の手入れと食い違いそうです。まずはテーマのコピーで試し、本番へ出す判断は人が持つ形がよさそうです。

よくある質問
Shopify Canvasは日本のストアでも使える?
すべての店ですぐ使えるわけではありません。Shopifyの日本語ヘルプ(10月2日時点)はCanvasを早期アクセス版とし、一部のストアでのみ使えると書いています。発表では数日かけて順に届けるとしています。開けるのはデスクトップだけで、テーマのカスタマイズが含まれるプランが要ります。管理画面のテーマのページにCanvasが出ているかで確かめられます。
Shopify Canvasに追加料金はかかる?
発表にも日本語ヘルプにも、Canvasの追加料金は書かれていません。使うにはShopifyの契約が要ります。日本の料金ページ(10月2日時点)ではBasicが年払いで月3,650円、月払いで月4,850円です。3日間の無料体験のあと、多くのプランは最初の3か月を月150円で使えます。
Canvasで直したテーマは翻訳できる?
Canvasの中では翻訳できません。Shopifyの日本語ヘルプは、テーマの中身を訳すには別のアプリ「Translate & Adapt」を使うよう案内しています。マーケットごとに見た目を変えることもCanvasではできません。Canvasで直したテーマにはテーマの更新も届かなくなるので、多言語の店は本番ではなくテーマのコピーで試すのが安全です。

この記事の出典

補助資料

  • [1]TechCrunchTechCrunch・補助的な二次資料・確認 2026-10-02この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月2日

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