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【調査】日本円で払えるAIツールは6本に1本だけ 資料・スライドなら10本に4本まで増える

更新 2026/9/9 読了 約17分
ChatGPT・Gemini・Claudeの3台のスマートフォンが並ぶ写真。下の帯に「ドル建て213本/日本円82本」。AIツール494本の公式料金ページを1本ずつ確認したところ、日本円で払えるのは82本(16.6%)で、米ドル建てが213本だった。2026年9月1〜2日のAInformation調べ。
この記事の要点

AIツールの料金は数字だけ見ても比べられない。ドル建てだと請求額が毎月変わるからだ。AInformationが自社データベースの494本を1本ずつ調べたところ、日本円で払えるのは82本だった。用途による差も大きい。実際にAIへ聞いた結果とも突き合わせた。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する情報やサービスを解説・紹介するWebメディア。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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AIツールの料金は数字だけ見ても比べられない。ドル建てだと請求額が毎月変わるからだ。AInformationが自社データベースの494本を1本ずつ調べたところ、日本円で払えるのは82本だった。用途による差も大きい。実際にAIへ聞いた結果とも突き合わせた。

494料金ページを直接見て調べた
82日本円で払えるツール
2,602月額のまん中
この記事で分かること
  • AIツール494本のうち、日本円で払えるのは82本(16.6%)
  • 用途で差が大きい。資料・スライドは42%、プログラミング・開発は10%
  • 月額のまん中は2,602円。月3,000円以下が55%を占める
  • 日本円で払えるツールのほうが、月額のまん中で1,346円安かった
  • AIに聞くと円換算が1ドル150円のまま返ってくる。実勢は160.11円(2026年9月2日)
  • 日本語・日本円・無料の3つがそろうのは43本だけ

日本円で払えるのは494本のうち82本だけだった

AInformationはAIツールデータベースに494本のAIツールを載せている。2026年9月1日から2日にかけて、その全部の公式料金ページを開いて支払い通貨を1本ずつ確かめた。結果はこうなる。

  • 日本円で払える … 82本(全体の16.6%)
  • 米ドル建て … 213本
  • ユーロ建て … 3本
  • 料金を公開していない … 196本

日本円で払えるのは6本に1本しかない。米ドル建ての213本は、請求のたびに為替で金額が変わる。料金を公開していない196本は、問い合わせないと値段が分からないものが中心になる。会社向けのツールに多い。このうち27本は無料プランだけを出していて、有料の金額は載せていなかった。

Notionの日本語の料金ページには、フリーが¥0、プラスが¥1,650、ビジネスが¥3,150とメンバー1人あたりの月額が円で書かれている。Cursorの料金ページは個人が$20/mo.、Teamsが$40/user/mo.のドル表示になっている。AIツール494本のうち日本円で払えるのは82本(16.6%)、米ドル建てが213本。2026年9月2日に各社の公式料金ページを表示して撮影した。
同じ「月額」でも、料金ページに出ている通貨が違う

どうやって数えたか

数字の出どころをはっきりさせておく。他のまとめサイトの一覧を写したものではない。

まず対象の494本は、うちがAIツールデータベースに載せているものになる。日本から使えて、公式サイトが生きているものだけを入れている。その1本ずつについて、公式の料金ページを開いて表示を記録した。

AInformationのAIツールナビの画面。494件のAIツールが見つかり、やりたいこと・業種・料金・日本語対応で絞り込める。左に条件でしぼる欄があり、相談・調べもの69件、文章を書く109件、画像を作る75件などの件数が並ぶ。この494本を1本ずつ開いて支払い通貨と金額を記録した。5日ごとに取り直している。
494本の出どころ。AIツールナビに載せているものを1本ずつ確かめた

「日本円で払える」と数えたのは、料金ページに円の金額が出ているものになる。日本語のページがあっても、金額の表示がドルなら米ドルとして数えた。ページの言語ではなく、請求される通貨で分けている。為替の円換算には2026年9月1日のレートを使った。この記事の実測の章だけは9月2日の実勢(1ドル160.11円)を使っているので、そこは数字が少し違う。

この調べは5日ごとに取り直している。料金は改定されるので、1回きりの調査だとすぐ古くなる。前回との差も記録していて、値上げがあれば分かるようにしてある。

AIツール494本の支払い通貨。日本円で払えるのは6本に1本。494本を1本ずつ調べた。米ドル建てが213本(請求額が為替で毎月変わる)。料金を出していないが196本(問い合わせないと分からない)。日本円で払えるが82本(全体の16.6%しかない)。数え方、公式の料金ページに出ている通貨で数えた。データ:AInformation調べ。制作:AInformation。
日本円で払えるのは6本に1本

ドル建ての213本は、毎月の請求額が自分では決まらない

日本円で払えないと何が変わるのか。3つある。

1.請求額が毎月変わる

2026年9月2日の為替は1ドル160.11円だった。月20ドルのプランなら3,202円になる。1ドル150円のころは3,000円だったので、同じプランで月202円ふえる。年に直すと2,424円の差になる。

1本だけなら小さい額に見える。ただしAIツールは1つで終わらない。文章と画像と議事録で3本契約している会社なら、その3本ぶんが毎月動く。

ElevenLabsの料金ページ。Freeが$0、Starterが$6、Creatorが$11、Proが$99と、per monthのドル表示で並んでいる。月11ドルのプランは1ドル160.11円なら1,761円、1ドル150円のころは1,650円だった。音声・ナレーションの用途で日本円で払えるのは16%どまり。2026年9月2日に公式の料金ページを撮影した。
ドル建てのページは、金額がドルのまま並ぶ

2.カードの手数料が別に乗る

ドル建ての決済には、カード会社が決めた海外事務手数料が加わる。率はカードによって違うので、自分が使っているカードの規定を先に見ておく。料金ページの数字だけで予算を組むと、そのぶんが抜ける。

3.経費の処理がひと手間ふえる

ドル建ての領収書は、社内で円に直す作業が要る。どの日のレートを使うかも決めておく必要がある。1人で使うぶんには小さい手間だが、部署で10本契約すると毎月10回になる。

では、ドル建ては避けたほうがいいのか

そうとは限らない。ドル建てにしかないツールは多い。とくに開発まわりは、あとで見るとおり日本円で払えるものが1割しかない。避けようとすると選択肢がほとんど残らなくなる。

決め方は2つに分けるとはっきりする。長く使い続けるものは日本円で払えるほうを優先する。毎月の額が動かないほうが、予算も経費もラクになるからだ。1つの案件だけで使うものは、ドル建てでも構わない。終わったら解約するので、為替が動く前に使い終わる。この線引きをしておくと、契約のたびに迷わずに済む。

用途によって10%から42%まで差が開いた

次に、用途ごとに分けて数えた。ここがいちばん差が出たところになる。

用途ごとの本数と、日本円で払える割合

用途 調べた本数 日本円で払える 無料プランあり 月額の中央値
資料・スライド 40本 42% 70% 1,848円
音楽を作る 18本 28% 72% 1,429円
画像を作る 75本 27% 41% 1,957円
議事録・文字起こし 44本 25% 48% 3,035円
文章を書く 109本 24% 37% 2,652円
データ分析 81本 17% 22% 4,153円
音声・ナレーション 49本 16% 41% 2,716円
動画を作る 88本 14% 42% 2,237円
問い合わせ対応 28本 11% 21% 6,390円
プログラミング・開発 68本 10% 66% 3,195円
2026年9月1〜2日に各社の料金ページを直接見て調べた494本。上位5つと下位5つを抜き出したもの / データ:AInformation調べ / 制作:AInformation

いちばん高いのが資料・スライドで42%。40本のうち17本が日本円で払える。国産のツールが多い分野だからだ。

いちばん低いのがプログラミング・開発で10%。68本のうち7本しかない。開発者が使うツールは海外で作られたものが中心になる。

用途で4倍以上の差が開いた(日本円で払える割合)

資料・スライド 42%(17/40本)
画像を作る 27%(20/75本)
議事録・文字起こし 25%(11/44本)
仕事の管理・共有 23%(38/163本)
データ分析 17%(14/81本)
動画を作る 14%(12/88本)
プログラミング・開発 10%(7/68本)
各社の料金ページに日本円の表示があるかで数えたもの / データ:AInformation調べ / 制作:AInformation

ここから分かるのは、探す前から結果がある程度決まっているということ。プログラミングのツールなら、日本円で払えるものを探しても見つからない。最初からドル建てで予算を組んだほうが早い。逆に資料作成なら国産から選べる。

Canvaの日本語の料金ページ。無料が¥0、Canvaプロが¥11,800、Canvaビジネスが¥18,800と、1年払い1人あたりの金額が円で書かれている。資料・スライドの用途は42%が日本円で払えて、14の用途でいちばん高かった。月額の中央値も1,848円といちばん安い。2026年9月2日に公式の料金ページを撮影した。
日本円のページは、はじめから円で書いてある

AIにおすすめを聞いてみたら、円換算が1ドル150円で止まっていた

ここからはAInformationが実際に試した結果になる。

AIツールを探すとき、検索ではなくAIに直接聞く人が増えている。そこで2026年9月2日に、Claudeへ4つの用途で同じ聞き方をした。「◯◯のAIツールのおすすめを5つ教えてください。それぞれの料金も教えてください」。返ってきた20本を、うちの494本のデータと突き合わせた。

AIが挙げた20本のうち、日本円で払えたのは10本だった

聞いた用途 日本円で払える AIが挙げたツール
資料・スライド 4/5本 Gamma/イルシル/Canva/Microsoft 365 Copilot/Beautiful.ai
議事録・文字起こし 3/5本 Notta/Rimo Voice/AI GIJIROKU/tl;dv/CLOVA Note
画像を作る 3/5本 ChatGPT/Midjourney/Adobe Firefly/Canva/Ideogram
プログラミング・開発 0/5本 GitHub Copilot/Cursor/Claude Code/Windsurf/Cline
2026年9月2日にClaudeへ「おすすめを5つ、料金も」と聞いて返ってきたもの。同じ日のAInformationのデータと突き合わせた / データ:AInformation調べ / 制作:AInformation

20本のうち日本円で払えるのは10本だった。用途ごとに見ると、プログラミング・開発だけが0本になっている。うちのデータでもこの用途は10%なので、AIの答えは日本の事情を無視しているわけではない。そもそも選べるツールが無い。

円換算が1ドル150円で止まっていた

もう1つ分かったことがある。AIはドル建てのプランに円の目安を添えていた。その換算がすべて1ドル150円だった。同じ日の実勢は160.11円なので、10円ずれている。

AIが添えた円の目安と、その日のレートで計算した額

プラン ドル建ての額 AIが言った円 実際の円
ChatGPT Plus $20 約3,000円 3,202円 +202円
Midjourney Basic $10 約1,500円 1,601円 +101円
Midjourney Mega $120 約18,000円 19,213円 +1,213円
Adobe Firefly Standard $9.99 約1,500円 1,599円 +99円
Adobe Firefly Premium $199.99 約30,000円 32,020円 +2,020円
Ideogram 有料 $8 約1,200円 1,281円 +81円
為替は2026年9月2日の1ドル160.11円で計算した。AIの換算はどれも1ドル150円だった / データ:AInformation調べ / 制作:AInformation

月199.99ドルのプランだと、AIは約30,000円と答えた。実際は32,020円になる。差は月2,020円。年に直すと24,240円になる。

高いプランほど差が開く。AIの答えをそのまま予算にすると足りなくなる。ドルの金額のほうを見て、自分でその日のレートを掛ける。これだけで防げる。

為替レートの提供元open.er-api.comが公開しているデータ。通貨コードと値が並ぶ中に「JPY:160.113803」がある。2026年9月2日に更新された値で、1ドルは160.11円だった。AIの回答に付いていた円換算は1ドル150円のままで、月199.99ドルのプランでは2,020円のずれが出た。
円換算に使った為替は、この日の実勢。1ドル160.11円だった

そろっていない条件で並んでいることもある

返ってきた20本を1本ずつ公式ページと突き合わせると、条件がそろっていないところが3つ見つかった。

1つ目。ChatGPTについて、AIはPlus(月20ドル)だけを挙げた。ただし日本の料金ページには月1,400円のGoプランがある。使える回数や機能はPlusと同じではないので置き換えにはならないが、日本円で払える選択肢があることは触れていなかった。

2つ目。Adobe Fireflyについて、AIはStandardを9.99ドルと答えた。日本の料金ページでは月1,580円で、日本円のまま払える。額はほぼ同じでも、円で払えるかどうかは請求の見え方が変わる。

3つ目。Beautiful.aiについて、AIは月14.50ドルと答えた。これは年払いを月あたりに直した額で、AI自身も年払い表示だと断っている。月払いで契約すると月45ドルになる。3倍の開きがある。

どれもAIが嘘をついているわけではない。1つのリストに月払いと年払いが混ざっている。上位プランと下位プランも、ドル建てと日本円も同じように並んでいる。だから、AIの答えは候補を出す道具として使う。金額は公式の料金ページで自分で見る。5本挙がったら5つのページを開く。ここは省けない。

同じ月199.99ドルのプラン。AIの円換算は1ドル150円で止まっていた。AIが答えた円:約30,000円、1ドル150円で計算、予算はこれで足りると読む。実際より安く見える。9月2日の実際:32,020円、1ドル160.11円、年に直すと24,240円の差。ドルの額を見て自分で掛ける。高いプランほど差が開く。データ:AInformation調べ。制作:AInformation。
AIの円換算は1ドル150円で止まっていた

日本円で払えるツールのほうが、月1,346円安かった

調べているうちに、思っていたのと逆の結果が出たところがある。日本円で払えるツールとドル建てのツールで、月額のまん中を比べた。

  • 日本円で払える82本 … 月額の中央値は1,650円
  • ドル建ての213本 … 月額の中央値は2,996円

ドル建てのほうが月1,346円高い。日本円で払えるツールは選べる数が少ないぶん高いのだろうと思っていたが、そうではなかった。

同じ用途でも、ドル建てのほうが高い

データ分析 ドル建てが月3,056円高い
作業の自動化 ドル建てが月1,845円高い
プログラミング ドル建てが月1,795円高い
仕事の管理・共有 ドル建てが月1,645円高い
相談・調べもの ドル建てが月1,596円高い
文章を書く ドル建てが月1,385円高い
議事録・文字起こし 日本円のほうが592円高い
用途ごとに、日本円で払えるツールの月額の中央値と、ドル建てのツールの月額の中央値を引き算したもの。どちらも5本以上ある13の用途で比べた / データ:AInformation調べ / 制作:AInformation

用途ごとに分けても同じだった。どちらも5本以上ある13の用途のうち、12でドル建てのほうが高い。差がいちばん大きいのがデータ分析で月3,056円。逆になったのは議事録・文字起こしの1つだけで、こちらは日本円のツールが月592円高かった。

理由まではこの調べでは分からない。日本円で出しているのが個人向けのツールに寄っている可能性はある。ただ「日本円で払えるものを選ぶと高くつく」は、少なくとも今回の494本では当てはまらなかった。円で払えるものから探しても、損はしていない。

無料で試せるのは197本。ただし用途で偏っている

494本のうち、無料プランがあるのは197本(39.9%)だった。2本半に1本は、お金を払う前に触れる。ただし用途で偏りがある。

無料プランがある割合がいちばん高いのは音楽を作るツールで72%。次が資料・スライドの70%になる。プログラミング・開発が66%で、翻訳が59%と続く。個人が使う分野ほど無料で試せる。

低いのは問い合わせ対応の21%。データ分析が22%で、仕事の管理・共有が29%になる。どれも会社向けの色が濃い分野だ。ここは無料で試せないので、担当者に連絡して見せてもらう流れになる。

無料プランがあることと、無料で仕事が回ることは別

無料プランの中身は3つの型に分かれる。1つ目が回数で切る型。2つ目が機能で切る型で、3つ目が期間で切る型になる。

回数制は月に何回までと決まっていて、使い切ると月末まで止まる。機能制だと出力に透かしが入る。書き出しの形式が限られることもある。期間制はいちばん分かりやすいが、試用が終わると自動で課金される作りが多い。3つとも、無料で仕事が最後まで回るかどうかは別の話になる。無料で試すときは、自分がふだんやっている作業をそのまま1回通してみる。それで最後まで行けなければ、有料にしても同じところで止まる。

相場は月2,602円。3,000円を超えたら理由を確かめる

料金を公開している298本を円に直して並べた。円換算は2026年9月1日の為替を使っている。

  • まん中(中央値) … 月2,602円
  • 安いほうから4分の1 … 月1,596円
  • 高いほうから4分の1 … 月4,400円
  • 上位1割 … 月9,266円
  • いちばん安い … 月200円
  • いちばん高い … 月319,520円

月3,000円以下が55%を占める。1人で使うツールなら、この線が目安になる。これを超えるものは、何にお金を払っているのかを確かめたほうがいい。

人数ぶんの席か、作れる回数か。それとも専用のサポートが付くのか。ここが分かれば、自分に要らないものへお金を払っていないかも見える。はっきりしない値付けのものは、たいてい後で使わなくなる。

いちばん高かったのは月319,520円。最安の200円と比べると1,600倍の開きがある。同じ「AIツール」という言葉で語られていても、中身はまったく違う。

月額を安い順に並べると。同じAIツールでも1,600倍の開きがある。左が安いほう、右が高いほう。いちばん安いは月200円。まん中は月2,602円。いちばん高いは月319,520円。見方、料金が出ている298本の中央値は月2,602円。データ:AInformation調べ。制作:AInformation。
同じAIツールでも1,600倍の開きがある

日本語・日本円・無料の3つがそろうのは43本だけ

条件を重ねると数は一気に減る。

  • 調べた全部 … 494本
  • 日本語がしっかり通る … 208本
  • さらに日本円で払える … 69本
  • さらに無料で試せる … 43本

494本から43本まで落ちる。11本に1本しか残らない。この43本は「日本の会社が、稟議を通す前にまず触れる」ツールになる。

3つがそろった43本から、月額の安い10本

ツール名 得意なこと 月額 運営
ジョブカン 仕事の管理・共有 200円 国内
Todoist AI 仕事の管理・共有 672円 海外
Gemini(Google AI プラン) 相談・調べもの/画像を作る 725円 海外
Confluence(Atlassian Intelligence) 仕事の管理・共有 744円 海外
MindMeister 資料・スライド 800円 海外
Chatwork 仕事の管理・共有 840円 国内
Slack(AI) 仕事の管理・共有 1,050円 海外
Brevo 仕事の管理・共有 1,125円 海外
DeepL 翻訳 1,150円 海外
DeepL Write 文章を書く 1,150円 海外
日本語がしっかり通る・日本円で払える・無料プランがある、の3つをすべて満たしたもの。月額は有料プランのいちばん安いもの / データ:AInformation調べ / 制作:AInformation

並べてみると、仕事の管理や共有のツールが多い。もともと日本で使われているサービスがAIの機能を足した形なので、日本円で払えて日本語も通る。AIツールを新しく探すより、いま使っているサービスにAIが付いていないかを先に見たほうが早いこともある。ChatworkもSlackもkintoneもこの43本に入っている。

ここで1つ断っておく。この43本に入っていないツールが劣るわけではない。3つの条件は「日本の会社が試しやすいか」を見ているだけで、そのツールが良いかどうかは見ていない。海外で作られた強いツールは、日本円で払えないというだけで外れる。43本はあくまで最初の1本を選ぶときの入口になる。

よく探される4つの用途で、進め方はこう変わる

ここまでの数字から、用途によって進め方を変えたほうがいいことが見えてくる。よく探されている4つで書く。

資料・スライドを探すなら、国産から見る

日本円で払えるのが42%、無料プランがあるのが70%。14の用途の中でどちらも一番高い。月額の中央値も1,848円といちばん安い。まず無料で2〜3本さわって、日本語の資料がきれいに出るものを選べばいい。英語のツールを無理に選ぶ理由が少ない分野になる。

プログラミングを探すなら、ドル建て前提で組む

日本円で払えるのは10%しかない。探しても見つからないので、最初からドル建てで予算を組む。その代わり無料プランは66%にある。会社のカードを通す前に、無料枠で自分の書き方に合うかを確かめられる。月額の中央値は3,195円なので、ここを超えるものは何が乗っているかを見る。

データ分析を探すなら、時間を長めに取る

無料プランがあるのは22%だけ。14の用途でいちばん低い。月額の中央値も4,153円といちばん高い。つまり試さずに決める場面が多くなる。担当者に連絡してデモを見せてもらう前提で、2週間くらいの余裕を見ておく。料金を公開していないツールもこの分野に多い。

議事録を探すなら、日本円のほうが高いことを知っておく

13の用途の中で、日本円のツールのほうが高かったのはここだけだった。日本円のツールの中央値は月3,148円。ドル建ては月2,556円で、592円の差になる。日本語の音声を正しく起こせるかは、ツールによって差が出やすいところでもある。値段だけで決めず、自社の会議の音声を無料枠で必ず1回通す。

契約する前に確かめる4つ

ここまでの調べで分かったことを、確認の手順にまとめた。

契約する前に確かめる4つ。1つでも分からなければ契約しない。支払いは日本円か、ドル建てか(ドルなら額が毎月変わる)。無料プランの上限は回数か期間か(回数制は月末に止まる)。作ったものを仕事で使ってよいか(無料は不可のことがある)。解約はどの画面からできるか(先に手順を見ておく)。データ:AInformation調べ。制作:AInformation。
契約する前に確かめる4つ

1.支払いは日本円か、ドル建てか

料金ページの金額の頭を見る。「$」なら請求額が毎月変わる。日本語のページでも決済はドルということがあるので、申し込みの最後の画面まで進んで通貨を確かめる。

2.無料プランの上限は回数か期間か

回数制なら、自分が月に何回使うかを先に数える。週に2回使うなら月8回になる。その回数が無料の枠に収まるかを見る。期間制なら、いつ課金が始まるかをカレンダーに入れておく。

3.作ったものを仕事で使ってよいか

無料プランでは商用利用を認めていないツールがある。画像と音声と動画は特に多い。利用規約の商用利用の項目を見る。見つからなければ、そのツールは仕事では使わない。

4.解約はどの画面からできるか

契約する前に解約の手順を見ておく。アプリ内から解約できず、Webの管理画面に入り直す作りのものがある。請求日の何日前までに手続きが要るかも、あわせて確かめる。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

うちでもドル建てのツールを何本か契約している。困るのは値上げより、毎月の額が動くことのほうだ。予算を組むときに幅を持たせるしかなくなる。月の請求が3,000円か3,200円かは小さい話に見えるが、部署で10本契約していれば毎月2,000円ぶれる。会社で入れるなら、同じ仕事ができる国産のツールが無いかを一度は見ておくといい。無ければドル建てで割り切る。それも判断のうちになる。

よくある質問
日本円で払えるAIツールはどれくらいあるのか
AInformationが2026年9月1日から2日に494本の公式料金ページを調べたところ、日本円で払えるのは82本だった。全体の16.6%にあたる。米ドル建てが213本。ユーロ建てが3本で、料金を公開していないものが196本になる。
AIツールの料金の相場はいくらか
料金を公開している298本を円に直すと、月額の中央値は2,602円だった。月3,000円以下が55%を占める。いちばん安いのが月200円。いちばん高いのが月319,520円で、1,600倍の開きがある。用途でも差があり、資料・スライドは月1,848円。データ分析は月4,153円が中央値になる。
AIにおすすめのツールを聞けば料金も分かるのか
2026年9月2日にClaudeへ4つの用途で聞いたところ、ドル建てのプランに添えられた円の目安がすべて1ドル150円で計算されていた。同じ日の実勢は160.11円になる。月199.99ドルのプランでは2,020円のずれが出た。ドルの金額を見て、自分でその日のレートを掛けるほうが確実になる。
無料で試せるAIツールはどれくらいあるのか
494本のうち197本(39.9%)に無料プランがある。ただし用途で偏りがある。音楽を作るツールは72%、資料・スライドは70%に無料プランがある。一方で問い合わせ対応は21%、データ分析は22%にとどまる。日本語が通り、日本円で払えて無料でも試せる3つがそろうのは43本だった。
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