健康面や経済的なことを考えると自炊がいいのはわかってる。でも、毎日レシピを考えて、メニューを決めるのは大変・・・と悩みが尽きない人が多いのではないでしょうか?
また、メニューを考えるだけでなく、「子供が飽きない夕飯は何がいいかな・・・」「仕事が終わった後は疲れてしまって、自炊ができない」「せっかく買った食材を無駄にしてしまう」など、時間と手間と栄養バランスも考えるとなると、育児で忙しいママや、仕事が忙しいサラリーマンや共働きのご夫婦にとって、毎日の献立を考えるのは悩みが尽きません。
そんな料理の悩みを解決する強い味方として、最近注目を集めているのがAI(人工知能)を活用したレシピのサポートアプリです。今回は、どんどん進化するAI料理アプリをご紹介します。
思ったよりカンタンで、毎日のメニュー決めがスムーズになるので自炊に悩む人にはぜひオススメのアプリなので、ぜひ最後までご覧ください!
AI料理アプリとは?
最新のAI料理アプリは、レシピアプリや料理アプリとAIが連動して、レシピ提案や栄養バランスを考慮したメニューを提案してくれたり、冷蔵庫の在庫管理まで対応するなど、機能が進んできています。
また、AI料理アプリは利用期間が長くなると、アプリユーザーの意向や、傾向を汲んでくれるようにAIが学習していきます。ユーザーの健康状態や、不足しがちな栄養バランスをベースに、ユーザーの好みに合わせたレシピだけでなく、摂取カロリーを考慮したレシピの提案など、食生活全体を管理してくれるようになります。
このように進化してきているように見えるAI料理アプリですが、実際の使い方は、思ったよりカンタンで、直感的な操作のものが多いです。
機能 | pecco | スナップディッシュ |
---|---|---|
メイン機能 | 冷蔵庫の食材からAIがレシピ提案 | 料理写真の共有とSNSコミュニケーション |
AI活用 | 食材ベースのレシピ提案、好みを学習 | 料理写真の構図アドバイス、写真加工 |
レシピ数 | 約13,000件 | 2,900万以上の料理投稿 |
栄養管理 | 管理栄養士からのアドバイス機能あり | ー |
食材管理 | 賞味期限管理・アラート機能 | ー |
コミュニティ | ー | フォロー、いいね(もぐもぐ)、コメント機能 |
特殊機能 | 食材の無駄を減らす提案 | AI料理カメラ、写真フィルター機能 |
主なターゲット | 主婦や料理初心者など、レシピに悩んでいる人 | 料理写真共有を楽しみたい人 |
この記事では、「pecco」と「Snapdish(スナップディッシュ)」という2つのアプリとその機能をご紹介します。
それぞれのアプリの特徴や使い方はもちろん、効率的な活用方法や楽しみ方まで詳しく解説していきますので、毎日のレシピをカンタンに決めていく方法を一緒に見つけてみて下さいね!
冷蔵庫レシピ献立料理アプリ「pecco(ぺっこ)」
冷蔵庫レシピ献立料理アプリの「pecco(ぺっこ)」は、AIを活用した革新的な冷蔵庫レシピ管理アプリです。
2020年のコロナ禍のタイミングで、自炊率が高まり「主婦の悩みの1つである『献立を考える』時間を少しでも減らしたい」という思いから、元々あったアプリをクラウドファンディングで進化させたものになっています。
pekkoは、冷蔵庫の食材から、AIがレシピを提案し、食材ロスを防ぎながら栄養バランスまで管理できるようなアプリとして、すでに50万ダウンロードを突破する人気を博しています。
私も実際使っていますが、シンプルにタップする操作がほとんどで、驚くカンタンにレシピ提案をしてくれるので助かっています!そんなpeccoの便利な3つの機能を詳しくご紹介します。
- AIによるスマートなレシピ提案
- 管理栄養士からのアドバイス
- 食材ロスを防ぐ期限管理機能
AIによるスマートなレシピ提案
冷蔵庫の食材を登録するだけで、AIが最適なレシピを提案してくれます。家にある食材を登録して、「作る」をタップするだけで献立が決められる便利な機能です。
タップするだけで食材の個数が増えるというシンプルなインターフェースも、時間がなくメニュー決めを急いでいる人に優しい機能ですね!
レシピの検索だけでなく、「絞り込み検索」から、調理時間やアレルギー情報、料理の好きなジャンルからも選択が可能です。
「今日は30分以内で作りたい」「和食が食べたい」「子供のアレルギーに配慮したい」など、その日の状況や家族の食材のご要望に応じて柔軟に対応できたのも嬉しい機能です。
冷蔵庫の在庫だけでなく、お持ちの調味料なども登録できます。家にある材料とユーザーの好みなども加味して、おすすめのレシピを提案してくれるので、買い足しが不要なのも助かりました。
管理栄養士からのアドバイス
食べた料理の栄養バランスをグラフで確認できるpekko。1週間ごとに更新されるグラフをもとに、管理栄養士からの具体的なアドバイスが提供されます。
「緑黄色野菜を使った副菜を取り入れましょう」「たんぱく質の摂取量が少ないです。魚や肉を使った主菜を意識して選びましょう」といった、専門家ならではの具体的なアドバイスがもらえるのも嬉しいですね!
食材ロスを防ぐ期限管理機能
レシピを考えることと同じくらい悩ましいのが、冷蔵庫の在庫管理。
せっかく準備した材料を使いきれなかったり、「あれ?これはいつ買ったんだっけ・・・」なんて、いつ買ったのか記憶のない材料が冷蔵庫の奥から出てくることはありませんか?
pekkoでは、冷蔵庫の材料の賞味期限を合わせて登録しておくと、期限が近づいた食材をお知らせすることができます。
さらに、AIがその食材を優先的に使用するレシピを提案してくれます。「キャベツの賞味期限があと2日です。おすすめレシピはこちら」のような具合に、具体的な活用方法まで提案してくれますよ!
在庫管理の機能を使えば、食材の無駄を減らすことで家計の節約に貢献します。環境にも優しい機能として、多くのユーザーから喜ばれている機能です。
実際の口コミでも、レシピの提案と食材の無駄がなくなった事が喜ばれています。
献立に悩むことがなくなりました! ★★★★★
冷蔵庫にある食材を登録するだけで
大量のレシピが出てくるので
献立に悩むことが全くなくなりました!
料理するときは足りない食材をいつもわざわざ買いに行ってましたが、
すでにある食材だけですぐに作れるので
節約にもなるし、食材を無駄にすることもなくなりました!
これから毎日重宝します!
App store
このように、peccoは、一般的なレシピを提案するアプリを超えて、ユーザーの食生活全体を管理して改善するツールと進化しています。
カンタンな操作性と、その日の状況でレシピを提案してくれるpekkoで、冷蔵庫の食材ロスを減らしてすぐに作れるレシピで、ストレスフリーの自炊生活を楽しみましょう!
料理SNSアプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」
国内最大級の料理写真共有SNSの「SnapDish(スナップディッシュ)」。
100万人以上のユーザーが日々の料理写真を共有し、月間約15万件の投稿が行われていて、「今日作った料理を誰かに見てほしいな」「みんなはどんな料理を作っているんだろう?」そんな思いに応えるSNSとして、料理好きな人も、苦手な人も楽しめるコミュニティになっています。
開発のきっかけは、CEOの奥様だそうです。2010年頃、iPhoneが出始めたようなフューチャーフォンの時代。CEOの奥様が、料理の写真をお友達と見せ合って、アイデアを交換して楽しんでいらっしゃったそうです。
レシピ検索のサービスはあったけど、写真を撮って交流することは無かったことから、「料理を美味しそうに撮れて交流できたらいいな」という思いから開発されたアプリです。
現在は、AIが効果的に活用されています。自分が作った料理の写真を投稿すると、AIが自動で料理名を区別して、同時に使った材料や、調理の手順まで記録できるため、自分だけのオリジナルレシピ集を作ることができるようになりました。
- AI料理カメラで「おいしそう度」をスコア化
- For You機能でユーザーの好みを解析
- AI料理チャットで対話型レシピ提案
料理の写真を通じて、自分が投稿したい写真の雰囲気にAIが調整してくれたり、好みに合った料理写真と出会えるといった新しい料理写真SNSになっています。
1.AI料理カメラで「おいしそう度」をスコア化
料理の写真を撮る時、出来れば美味しそうに撮影できたらいいなと思いますよね。スナップディッシュは、料理写真の投稿SNSなので、特にユーザーはその要望が強い事が多いでしょう。
まさに、その希望を叶えるのが、AI料理カメラ機能(現在iOSのみ対応)。料理を撮影する時に、カメラを起動するとAIが虹色のアニメーションが表示されて、光やカメラの角度などで「一番美味しそうに見える瞬間」を教えてくれるんです!
毎日使ってます ★★★★★
どんな料理も自然な感じで美味しそうに加工できるので、料理の写真をアップするときには必ずこのアプリで加工してから使っています!
ユーザーレビューも、4.3と高評価ですね!私自身も、写真撮影はセンスがないと難しい・・・といつも悩んでいましたが、「投稿する」をタップ→カメラ起動後に、AI機能をONするだけでAIカメラが反応してくれるので、操作性もカンタンで悩まずに撮影できました。
2.For You機能でユーザーの好みを解析
スナップディッシュで、AIを使ったパーソナライズ機能で人気があるのが、自分の好みに合った写真をオススメしてくれる「For You」という好み分析機能です。
自分の「もぐもぐ(いいね)」やコメントから、アクションを分析して「お弁当の写真をよく見ている」などのユーザーの好みに合わせた料理写真サジェスト機能です。
こういった料理写真アプリは、膨大な投稿数で、自分好みの写真を見つけ出すことにいつも苦労していました。そんな悩みがある中で、事前にもぐもぐしておくことで、For Youが機能して自動的に提案してくれるのはとても助かる機能でした!
「こんな美味しそうな料理もあるんだ!」とか、「私は、この料理が好きかも」といった新しい発見もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
3.AI料理チャットで対話型レシピ提案
スナップディッシュは、新しいAIチャットボットとして「オニョーン」というキャラクターがLINEを通じて24時間いつでもレシピの相談に乗ってくれます。
アプリをインストールして、LINEと連携するとLINEのトーク画面から、下記画像のようにオニョーンとやり取りができます。
メニューボタンの「今日なに作ろう?」をタップすると、オニョーンが質問に答えてくれるので、質問に答えていくと料理の提案や、レシピ検索してくれたりします。
オニョーンとのやり取りで数回タップするだけで、レシピ検索する手間すらもなくなるので、自炊から離脱して出前を取ったり、外食してしまおうか・・・という誘惑から、私も何回か救ってもらっています。
まとめ
今回は、AIの機能が搭載された料理アプリをご紹介しました。
在庫管理や、在庫から新しいレシピを考案してくれるような料理を作る時に便利な機能や、料理写真SNSで映える写真を投稿できたり、お気に入りの料理と出会う機会が増えるなど、改めて、AIで新しい料理の世界が広がるのを感じました。
どちらのアプリも、カンタンで使いやすいので、ぜひ取り入れて料理の手間を減らしたり写真を楽しんだりと活用してみてくださいね!