Perplexityが新たに「Deep Research」を発表、専門家レベルのリサーチを誰でも利用可能に

このニュースのポイント
・Perplexityが新機能「Deep Research」を発表。
・専門家レベルのリサーチを短時間で実施可能。
・無料ユーザーは1日5回まで利用できる。

検索エンジン「Perplexity」が、新機能「Deep Research」を発表しました。これにより、専門的なリサーチが短時間で実施でき、包括的なレポートを作成できるようになります。本記事では、新機能の特長や活用方法について解説します。

AI導入コンサルタント

藤井俊太（Shunta Fujii）

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する専門的な情報やサービス・プロダクトを解説、紹介するWebメディア。AIの専門家集団の編集部がAIの活用法、最新ニュースやトレンド情報を分かりやすく発信していいます。藤井俊太のプロフィール

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Deep Researchとは？

Deep Researchは、AIを活用した高度なリサーチ機能です。検索だけでなく、情報の収集・分析・整理を行い、専門的なレポートを作成することができます。従来の検索エンジンでは得られない深い分析と正確な情報整理を実現します。

この機能を活用すれば、金融やマーケティングの専門家が数時間かけて行うリサーチを、わずか3分以内で完了させることが可能になります。

Perplexity Deep Researchの特徴

「Deep Research」は、いくつかのAIベンチマークテストで優れた結果を記録しています。

• SimpleQAベンチマーク
  質問応答能力をテスト「SimpleQA」において、93.9%の正確性を達成。他の主要AIモデル（GPT-4oやClaude-3.5-sonnetなど）を超えるスコアを記録しました。
  
• Humanity’s Last Exam
  AIモデルの高度な思考力を測る「Humanity’s Last Exam」では、20.5%のスコアを記録し、Gemini ThinkingやDeepSeek-R1などの競合モデルを上回る結果を残しました。

Perplexity Deep Researchの利用方法

「Deep Research」は、PerplexityのWeb版で本日から利用できます。利用するには、検索ボックスの「Deep Research」モードを選択し、調べたいトピックを入力するだけです。

「これから副業で稼ぐ方法」と入力すると、3232のソースから動画編集、AIライティング、バーチャル空間の設計などの需要から法規制、稼ぐための戦略についてもまとめてくれました。

Perplexity Deep Researchの利用回数

Perplexityのプランごとの利用回数は以下の通りです。

• 無料ユーザー：1日5回まで
• Proユーザー：1日500回まで

Perplexity Deep Researchの活用例

Perplexity Deep Researchは、さまざまな分野で活用することができます。

• 金融・マーケティング
  市場調査、競合分析、投資リサーチなどの専門的な分析を効率化
• 健康・医療
  最新の医療研究のレビューや、健康に関する情報を網羅的に取得
• 技術・製品リサーチ
  新技術や製品の評価、技術動向の分析など
• 旅行計画・ライフスタイル
  旅行プランの作成、生活の質を向上させるためのリサーチ

短時間で専門家レベルのリサーチを実施し、レポートを作成できるため、企業の意思決定、学術研究、個人の情報収集など、あらゆる場面で活用が可能です。

新機能を試したい方は、PerplexityのWebサイトで「Deep Research」モードを選択し、調査を開始してみてください。

参考：Introducing Perplexity Deep Research