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Midjourneyの商用利用で注意すべきポイントとは?料金プラン・他AIとの比較

Midjourneyの商用利用で注意すべきポイントとは?料金プラン・他AIとの比較

Midjourneyを使って画像を商用利用したいけれど、どのプランを選べばいいのかわからず困っていませんか?

商用利用するには、無料プランではできず、有料プランへの加入が必須です。また、商用利用には禁止事項も存在し、特定の用途では使用できないケースもあるので注意が必要です。

本記事では、Midjourneyの商用利用で注意すべきポイントを解説し、プランの選び方や他の画像生成AIとの違いを紹介します。

AInformation編集部/藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する専門的な情報やサービス・プロダクトを解説、紹介するWebメディア。AIの専門家集団の編集部がAIの活用法、最新ニュースやトレンド情報を分かりやすく発信していいます。藤井俊太のプロフィール

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目次

Midjourneyの商用利用は有料プランでのみ可能

Midjourneyは、AIを活用して高品質な画像を生成できるプラットフォームで、クリエイターや企業が商用目的で画像を利用することもできます。しかし、商用利用を行うためには、有料プランへの加入が必要です。

Midjourneyの利用規約の一部を以下に紹介します。

If You are not a Paid Member, You don’t own the Assets You create. Instead, Midjourney grants You a license to the Assets under the Creative Commons Noncommercial 4.0 Attribution International License (the “Asset License”).

The full text is accessible as of the Effective Date here: https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/legalcode.

日本語訳:有料メンバーではない場合、作成した資産を所有することはできません。代わりに、Midjourneyは、Creative Commons Noncommercial 4.0 Attribution International License(「アセット・ライセンス」)に基づいてアセットに対するライセンスをお客様に付与します。

発効日以降、全文はhttps://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/legalcodeからアクセスできます。

※引用:Terms of Service|Midjourney

以上から有料プランに加入していない場合、商用利用はできません

年間収入が100万ドル(約1.5億円)を超える企業が商用利用を行う場合は、ProプランまたはMegaプランへの加入が必要ですが、個人利用の場合、特定のプランに加入する必要はありません。

商用利用時の注意点

商用利用とは、利用者が自分の利益を得る目的で、営利目的で、利用すること。
引用:weblio辞典

Midjourneyの利用規約では、次のような行為が禁止されています。

著作権侵害となる画像の販売をしない

Midjourneyで生成した画像は、著作権を侵害しない範囲で商用利用が可能です。 具体的には、以下のケースでは著作権侵害となる可能性があるため注意が必要です。

著作権侵害となる例

  • 既存のキャラクターをそっくり再現すること
  • 有名なブランドのロゴやデザインを模倣すること
  • アーティストの作風を完全にコピーすること

これらは商標権・著作権を侵害するため、販売や商品化はできません。特に、有名なキャラクターやブランドのアートは、著作権者からの訴訟リスクがあります。

政治的な利用をしない

Midjourneyは、政治に関わる活動に使用することを禁止しています。以下のような画像生成はしないでください。

禁止されている例

  • 特定の政治家を誹謗中傷する画像の作成
  • フェイクニュースの画像生成
  • プロパガンダポスターの作成

例えば、候補者の1人を犯罪者として描く、特定の政党を支持しないと危険といった画像は生成できません。

不適切なコンテンツの作成をしない

Midjourneyは、暴力的・性的・差別的なコンテンツの作成を禁止しています。これには、以下のようなものが含まれます。

禁止されている例

  • 過激な暴力表現が含まれる画像の作成
  • 性的コンテンツの生成
  • 人種差別やヘイトスピーチを助長する画像の作成

過度に露出の多いキャラクターの作成や、特定の民族や国を揶揄するイラストが当てはまります。

Midjourneyの利用規約に違反する可能性があるプロンプトは、入力時に自動的に送信できないようになっています。

商用利用する場合は、これらの規約を遵守し、責任を持って利用しましょう

Midjourneyの料金プラン

Midjourneyの有料プランには4つの種類があり、それぞれ利用できる機能や画像生成の制限が異なります。以下に各プランの詳細をまとめました。

プラン名Basic PlanStandard PlanPro PlanMega Plan
月額料金$10$30$60$120
商用利用
画像生成数毎月200枚まで15時間の高速生成
無制限のリラックスモード(低速生成)
30時間の高速生成
無制限のリラックスモード(低速生成)
60時間の高速生成
無制限のリラックスモード(低速生成)
生成を同時に実行できる数3まで3まで高速生成12
低速生成3まで
高速生成12
低速生成3まで
クレジット数の購入可否
アップロードした画像の編集可否
(年払い契約者のみ)

(年払い契約者のみ)

(年払い契約者のみ)

(年払い契約者のみ)
生成した画像を公開しないステルスモードの利用可否

画像生成の上限を気にしたくない方はStandard Plan以上がおすすめです。

すべてのプランで月額・年払いを選択できます。年払いは、月額料金が20%オフになるので、1年以上使うという方は年払いがおすすめです。

Midjourneyと他の画像生成AIの違い

ここでは、Midjourneyが他のツールと比較してどのような特徴があるのか見ていきます。

MidjourneyとStable Diffusionを比較

比較項目MidjourneyStable Diffusion
商用利用有料プランのみ無料で可
画像品質高品質なアート系画像が得意モデルによって品質が異なる
カスタマイズ性低い高い
料金体系月額10ドル〜無料

Midjourneyは、直感的なプロンプト入力だけで高品質な画像を生成できるのが特徴です。一方、細かい調整(顔の修正・特定のデザイン)などは難しいため、完全に思い通りの画像を作るには試行錯誤が必要になります。

Stable Diffusionは、オープンソースで、自由にモデルをカスタマイズできます。ただし、入力するプロンプトやモデルによって品質が変わります。

▶︎ Stable diffusionとは?仕組みや料金、使用環境などを解説

MidjourneyとImageFXを比較

比較項目MidjourneyImageFX
商用利用有料プランのみ言及なし
画像品質高品質なアート系画像が得意フォトリアル寄り
カスタマイズ性低い低い
料金体系月額10ドル〜無料

Googleが提供するImageFXは、よりリアルな写真風の画像を生成するのが得意です。実写のような人物や風景を作りたい場合には向いていますが、作成可能枚数に上限があり本格的に利用したい方には向いていません。

MidjourneyとDALL-E3を比較

比較項目MidjourneyDALL-E3
商用利用有料プランのみChatGPT有料版・Microsoft Copilotで生成した画像は可
画像品質高品質なアート系画像が得意写実的な表現が得意
カスタマイズ性低い高い
料金体系月額10ドル〜Microsoft CopilotとBing Image Creatorは基本無料ChatGPTで利用するには月額20ドル(Plus)

DALL-E 3はOpenAIの技術を活かし、プロンプトの意図を正確に反映する能力が高く、ChatGPTと連携することで、簡単な文章からでも画像を作成できます。リアルな画像にも対応していますが、細かい調整には向いていません。

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