nijijourneyとは?他画像生成AIとの比較から思い通りに生成するコツまで解説

nijijourney アイキャッチ

AI技術が急速に進化した現代で、特に注目を集めているのがアニメやマンガスタイルの画像を簡単に生成できる「nijijourney」です。

画像制作やデザインに関わる方、これからAI画像生成を活用してみたいと考えている方なら「nijijourneyって何ができるの?」「他の画像生成AIとどう違うの?」「実際にどんな使い方ができるの?」と気になることが多いでしょう。

nijijourneyは、アニメ・マンガスタイルに特化した画像生成AIツールで、日本語プロンプトにも対応しており、初心者でも手軽に高品質な2次元イラストを作成できます。

この記事では、nijijourneyの基本的な概要から具体的な使い方、料金プラン、他の画像生成AIとの比較まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

この記事を読めば、nijijourneyであなたの思い通りのイラストが生成できるようになりますよ。

AInformation編集部/藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する専門的な情報やサービス・プロダクトを解説、紹介するWebメディア。AIの専門家集団の編集部がAIの活用法、最新ニュースやトレンド情報を分かりやすく発信していいます。藤井俊太のプロフィール

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目次

nijijourneyとは?

nijijjourney:「猫カフェ女子」で生成した画像

nijijourney とは、特にアニメやマンガスタイルの画像生成に特化したAIツールのことです。このサービスは2023年に正式リリースされました。

nijijourneyの最大の魅力は、2次元アートに最適化された独自の学習モデルを採用している点にあります。一般的な画像生成AIが写実的な画像や幅広いジャンルを対象としているのに対し、nijijourneyはアニメ・マンガ・イラストといった2次元アート分野に特化することで、この分野における圧倒的な品質を実現しています。

また、開発元はMidjourneyと同じSpellBrush(スペルブラシ)社で、Midjourneyで培った画像生成技術をベースに、日本のアニメ文化に特化したモデルとして開発されました。そのため、Midjourneyの技術力とアニメ特化の専門性という両方の強みを併せ持つツールとなっています。

nijijourneyの特徴と得意なこと

nijijourneyの特徴と得意なこと

nijijourneyには、他の画像生成AIツールにはない独自の特徴や得意なことがあります。以下で、まとめて見ていきましょう。

<nijijourneyの特徴・得意なこと>

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アニメに特化した画像生成AIアニメ特有の大きな瞳、鮮やかな髪色、独特の陰影表現などを自然に生成可能
感情表現豊かな表情や、動的なポーズの表現において、他のAIツールとは一線を画すクオリティ
日本語に対応したプロンプト入力機能日本特有の文化的表現や細やかなニュアンスも的確に反映された画像を生成可能「和風」「大正ロマン」「学園もの」といった日本文化に根ざした表現も、英語に翻訳することなく、そのまま日本語で指示が可能
利便性の高いインターフェースDiscordを通じて利用する仕組みになっており、コマンドベースでシンプルに操作が可能
複雑な設定は不要で、基本的なプロンプト入力だけで高品質な画像を生成
生成過程がリアルタイムで確認でき、他のユーザーの作品からインスピレーションを得られる

コミュニティ機能もあり、プロンプトのアイデアや技術的なコツを他のユーザーと共有できる
スマホアプリ対応2024年以降にスマートフォンアプリも開始

日本語プロンプト対応と高品質なアニメ表現の組み合わせは、日本のクリエイターにとってこれまでにない最強のアニメAIツールとして活躍しそうです。

特に「大正ロマン」のような文化的ニュアンスを直接日本語で指示できる点は、他のAIツールにはない大きな強みですね。

nijijourneyのメリット・デメリット

nijijourneyのメリット・デメリット

nijijourneyを利用する前に、メリットとデメリットもきちんと理解しておきましょう。どんなツールにも長所と短所があるため、自分の用途に合っているかを事前に確認することが大切です。

メリットデメリット
アニメ・マンガスタイルに特化した高品質な画像生成
日本語プロンプトに対応で使いやすい
学習元がアニメ・マンガに最適化されている
初心者でも簡単な操作で高品質な結果
nijijourney 商用利用が可能(プランによる)
スマートフォンアプリでも利用可能
写実的な画像や他のジャンルには不向き
無料プランが現在は提供されていない
Discord経由での利用だと初心者には扱いづらい
画像生成後の編集機能が限定的
一部のアニメキャラクターの著作権に注意が必要
月額料金が発生するため継続的なコストがかかる

特に注意すべき点として、nijijourneyはアニメ・マンガスタイルに特化しているため写実的な人物画像や風景写真のような画像生成には向いていません。そのような用途を求める場合は、MidjourneyやStable Diffusionといった汎用的なツールの方が適しているでしょう。

MidjourneyやStable Diffusionについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

nijijourneyの料金プラン

nijijourneyの料金プラン

nijijourneyには、ユーザーのニーズに応じた5つの料金プランが用意されています。

nijijourneyは、無料期間が終了しており、すべてのプランが有料となっています。(2025年6月現在 )

以前は、約25枚のイラストが生成可能な無料版が存在していましたが、サービスの人気向上に伴い、現在は有料プランのみとなっています。

ただし初心者の方でも手軽に始められるよう、比較的リーズナブルな価格で用意されています。

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プラン名月額料金生成可能枚数特徴
ミニプラン
(アプリ版のみ)
$5 (約750円)80回/月試しに使ってみたい人向け
ベーシック$10 (約1,500円)200回/月一般的な個人クリエイター向け
スタンダード$30 (約4,500円)リラックスモードで無制限プロクリエイター・小規模事業者向け
ファストアワー:15時間
プロ$60 (約9,000円)リラックスモードで無制限
プロフェッショナル向け
ファストアワー:30時間
ステルスモードあり
メガ
(アプリ版ではなし)
$120 (約18,000円)リラックスモードで無制限大規模事業者・企業向け
ファストアワー60時間
ステルスモードあり

※年払いだと、20%の割引が適用
※すべて税抜き価格 参考換算レート$1=150円

※ファストアワー:画像を高速で生成できる制限時間
※ステルスモード:生成過程を誰にも覗かれずに作業できる機能

nijijourneyはスマホでも気軽に楽しめる「アプリ版」が存在します。アプリ版では、初めて利用する方のために20枚まで無料で試せるトライアル期間も設けられています。

nijijourneyの料金の支払い方法については、決済代行プラットフォームのStripeを通じて行われます。

クレジットカードやデビットカードに対応しており、安全で確実な決済が可能です。また、月額制のため、必要な期間だけ利用するなどプランの変更または停止も自由自在です。

初めて利用する方は、まずはベーシックプランから始めてみましょう。月200枚程度の生成であれば、個人の趣味で利用する分には十分な量といえます。

nijijourney・Midjourney・Stable Diffusionとの比較

nijijourney・Midjourney・Stable Diffusionとの比較

画像生成AI市場には複数の優秀なツールが存在します。ここではnijijourneyを画像生成ツールの代表格である「Midjourney」「Stable Diffusion」の2つと比較してみました。

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項目nijijourneyMidjourneyStable Diffusion
おもな用途アニメ・マンガ・イラスト特化汎用的なアート生成汎用的な画像生成
得意なジャンル2次元アート、アニメキャラクターアート全般、コンセプトアート写実的画像、多様なスタイル
利用可能言語日本語、英語おもに英語おもに英語
プラットフォームDiscord、スマホアプリDiscordローカル環境、Web UI
使いやすさ★★★☆☆★★☆☆☆★☆☆☆☆
料金設定$10〜$600/月
(約150円~90,000円/月)
$10〜$120/月
(約150円~18,000円/月)
無料(ローカル使用時)
料金設定初心者〜プロ(アニメ好き)中級者〜プロ中級者〜上級者
※すべて税抜き価格 参考換算レート$1=150円

Midjourneyとnijijourneyの最も大きな違いは、特化している分野です。Midjourneyは幅広いアート作品を高品質で生成できる汎用性の高さが魅力ですが、nijijourneyはアニメ・マンガスタイルに完全特化することで、この分野では圧倒的な品質を誇っています。

また、Stable Diffusionは無料で利用できる点が大きなメリットですが、技術的な知識が必要で、初心者には敷居が高いツールです。その点でnijijourneyは有料ですが、誰でも簡単に高品質なアニメ調画像を生成できる手軽さがあります。

アニメ・マンガスタイルのイラストを手軽に作成したい人はnijijourney、幅広いアート作品を高品質で生成したい人はMidjourney、技術的な知識があり無料で多様な画像生成を試したい人はStable Diffusionがおすすめです。

nijijourneyの始め方・登録方法

nijijourneyを利用するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、nijijourneyの使い方の基本となる登録から利用開始までの流れを詳しく解説します。

初心者の方でも迷わずに始められるよう、画面の操作手順も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。※今回は、比較的簡単に始められるGoogleアカウントを使用しています。

① アカウントを作成する

まず、nijijourneyの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。

nijijourney ①アカウントを作成する

② 利用するプランを選択する

セットアップが完了したら、自分の用途に最適なnijijourneyの料金プランを選択します。

nijijourney 利用するプランを選択する

各プランの生成可能枚数、利用可能機能、nijijourneyで生成した画像の商用利用の可否などを比較検討しましょう。

初心者の方や、まずはお試しで利用したい方は、ミニプラン(アプリ版のみ)やベーシックプランから始めることをおすすめします。月200枚程度の生成であれば、趣味での利用には十分な量といえるでしょう。

nijijourney 無料トライアル

また、アプリ版では生成回数20回までの無料トライアルもあるので、そちらを試すのも良いですね。

③ 支払い情報の入力

選択したプランの支払い手続きを行います。前述の通り、支払いはStripeを通じて安全に処理されます。

nijijourney 支払い手続き

クレジットカード情報の入力が必要ですが、SSL暗号化により安全に送信されるため、安心して利用できます。

④ 利用開始

nijijourney トップ画面

支払いが完了すると、すぐにnijijourneyの全機能が利用可能になります。

nijijourneyの使い方

実際にnijijourneyで画像を生成する手順を、初心者の方にも分かりやすく解説します。基本的なnijijourneyのプロンプト入力から画像の保存まで、順を追って説明していきます。

① プロンプトの入力・画像生成開始

nijijourney プロンプトの入力

nijijourneyのトップ画面左横にある「Create」ボタンをクリックします。

nijijourney プロンプト入力

基本的なコマンドを覚えておけば、生成される画像の質も向上します。

プロンプト例

/imagine prompt:
/imagine prompt:桜の木の下で微笑む制服姿の女子高生

※必要であれば、上記のコマンド(緑字部分)をコピペして使用してください。

効果的なnijijourneyの プロンプトを作成するためには、以下のポイントを意識しましょう。

nijijourneyプロンプトのコツ
  • 具体的な描写を心がける:できるだけ詳細に描写する
    • ×「女の子」➡ 長い髪の女子高生
    • ×「風景」➡夕焼けに染まる校舎」 など
  • 画風やスタイルを指定する:望む雰囲気を指定する
    • アニメ風
    • 水彩画風
    • 厚塗り風」 など
  • 色彩や光の表現を含める:画像の雰囲気を細かくコントロールする
    • 暖かい光
    • パステルカラー
    • 夕焼けの光」 など

※必要であれば、上記のコマンド(緑字部分)をコピペして使用してください。

② 画像の選択/カスタマイズ

プロンプトを入力すると、nijijourneyの画像生成が開始され、約1〜2分で4つの画像候補が表示されます。

画像の選択/カスタマイズ

生成結果の確認
U1〜U4(アップスケール):高品質にする
V1〜V4(バリエーション):別のバリエーションを生成する
気に入った画像があれば、対応するUボタンをクリックして高解像度版を生成
さらなるバリエーションが欲しい場合は、Vボタンをクリックして、似たテイストの別パターンを生成

追加調整
すでに他ユーザーが生成した画像を参考画像として指定し、新たなプロンプトと組み合わせることで、理想に近い画像を段階的に作成可能
特に細かな調整を行いたい場合に便利
  例:「髪型だけを変更したい」「表情を調整したい」といった微調整も対応可能です。

③ 画像の保存と共有

【画像の保存方法】

完成した画像を右クリックして「画像を保存」をクリックすれば、PC上に保存も可能です。

nijijourney 画像の保存方法

【共有とコミュニティ活用】

作成した画像は、nijijourneyコミュニティ内で共有することも可能です。他のユーザーの作品を参考にしたり、プロンプトのアイデアを得られます。自分の作品に対するフィードバックを受けることで、さらなるスキル向上につながるでしょう。

また、定期的に作品をフォルダ分けして整理し、あとから参考にできるよう管理することをおすすめします。特に気に入った作品のプロンプトはメモとして残しておくと、類似の画像を再生成する際に便利です。

nijijourneyの活用例を紹介

実際にnijijourneyがどのような場面で活用されているか、具体的な事例をご紹介します。以下の例を参考に、今後の創作活動にぜひ活かしてみてください。

画像生成コンペ入賞作品

https://twitter.com/AyumiAicreator/status/1922100619365503107
出典:Ayumi氏のX投稿(2025年6月確認)

上記は、Xに投稿された一例です。この作品は、画像生成の広告コンペティションで入賞した作品です。

この作品は、近未来的世界を舞台とした少女キャラクターを描いたもので、光の演出や衣装のディテール、背景の美しさなど、すべての要素が調和した作品です。

繊細なアニメ調の描写と独創的な世界観を見事に表現しており、nijijourneyの凄さが一目瞭然。このような高品質な作品が比較的短時間で生成できるのが、nijijourneyの大きな魅力といえます。

nijijourneyの塗り絵

https://twitter.com/tsuntsun4141/status/1923331752128397589
出典:つんつん氏のX投稿(2025年6月確認)

創作活動の新しい形として、nijijourneyで生成した線画を塗り絵として活用する例も増えています。生成時にパラメータを調整することで、塗り絵に最適な線画を作成できます。

特に教育現場や子ども向けコンテンツ制作で注目されており、オリジナルキャラクターの塗り絵を短時間で大量に作成できるメリットがあります。デジタルアート初心者の練習素材としても効果的で、色彩感覚を養うトレーニングに活用されています。

塗り絵として使用する場合は、線の太さや複雑さを調整することで、対象年齢に応じた難易度設定も可能。シンプルな線画から複雑なディテールを含むものまで、幅広いニーズに対応できるでしょう。

フォトジェニックな作品

https://twitter.com/n0gu1ss_yt/status/1618422840696668161
出典:nogulss氏のX投稿(2025年6月確認)

nijijourneyは、SNS投稿に適したフォトジェニックな作品制作にも活用されています。インスタグラムやXなどで映える、美しい背景やキャラクターを組み合わせた作品を簡単に作成可能です。

特に、季節感のある作品や、トレンドを取り入れたデザインなど、タイムリーなコンテンツを素早く制作できることから、マーケティング目的での活用も増えています。企業のSNSアカウントでも、nijijourneyで生成したキャラクターをマスコットとして活用する事例もあるほどです。

個人クリエイターにとっても、定期的にクオリティの高いコンテンツを投稿できるので、フォロワー獲得や認知度向上に大きく貢献できるでしょう。

nijijourney×Runwayでアニメ動画作成

出典:ひろちゅ~氏のX投稿(2025年6月確認)

上記の例は、Xで実際に投稿されている活用例の1つです。

nijijourneyで画像を生成しRunwayでその画像を動かし、1つのオリジナルアニメーションを作成しています。

低スペックPCでも本格的なアニメが作れるのは、もはや革命的といえるでしょう。個人クリエイターにとって、初期投資を抑えながら作品作りに集中できるのは大きなメリットです。これからの創作活動の幅が大いに広がるでしょう。

nijijourneyを使用した画像生成は、プロンプトの工夫や生成後の微調整を繰り返すだけで、従来の手描きイラストに引けを取らない表現力が実現します。AIツールでありながら、人間のクリエイターが描いたような温かみと個性を感じられる作品を生成してくれる夢のようなツールです。

動画生成AIツール「Runway」などについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。

nijijourneyで思い通りに画像生成するプロンプト

nijijourneyの真の力を引き出すためには、効果的なプロンプトの使い方を理解することが重要です。ここでは、思い通りの画像を生成するための具体的なテクニックをご紹介します。

ネガティブプロンプトは、生成画像から除外したい要素を指定する機能です。「–no」パラメータを使用して、望ましくない要素を排除できます。

ネガティブプロンプトの例
  • 背景を単純にしたい:「–no complex background
  • 特定の色を避けたい:「–no dark colors
  • 不適切な内容を除外:「–no nsfw
  • ぼやけた画像を除外:「–no blur
  • 文字要素を除外:「–no text
  • 暗い雰囲気の除外:「–no dark
  • 写実的すぎる表現の除外「–no realistic

※必要であれば、上記のコマンド(緑字部分)をコピペして使用してください。

用途に応じてさまざまなネガティブワードを組み合わせることで、初心者でも狙った雰囲気の作品を作りやすくなるため、より理想的な画像の生成が可能です。

パラメータを調整する

パラメータを調整する

nijijourneyでは、さまざまなパラメータを調整することで、生成される画像を細部までコントロールできます。これらのパラメータ機能をマスターすれば、より理想の画像に近づけるでしょう。

<パラメータの調整>

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アスペクト比の調整「–ar画像のサイズ調整
横長:「–ar 16:9

縦長:「–ar 3:4

SNS投稿用など:「–ar 1:1

スマホ壁紙用:「–ar 9:16
スタイル強度の調整「–stylizeアニメスタイルの強度を調整
値が高いほどより装飾的で芸術的な仕上がりになり、値が低いほどプロンプトに忠実なシンプルな画像になる

一般的には100〜1000の範囲で調整することが多く、初心者の方は500程度から
カオス値の設定「–chaos生成結果のランダム性を調整
同じプロンプトでも、より多様なバリエーションを得たい場合に有効

値は0〜100で設定でき、高い値ほど予測しにくい独創的な結果が得られるが、意図から外れる可能性も高くなる
品質設定の調整「–quality画像の品質レベルを調整
高品質設定では生成時間が長くなるが、より詳細で美しい画像を得られる

通常は標準設定で十分だが、最終的な作品や商用利用の場合は高品質設定を推奨

※必要であれば、上記のコマンド(緑字部分)をコピペして使用してください

nijijourneyのパラメータ調整機能は非常に実用的です。特に「–stylize」でアニメらしさの強度を調整できる点は、用途に応じて表現を使い分けられるので活用の幅が広がるでしょう。「–chaos」で創造性をコントロールできるのも面白い機能です。

このようにユーザーの用途にあわせて最適化できる変幻自在な機能が備わっているのが、nijijourneyの魅力ですね。

特定の画風を出すために

特定の画風を出すために

特定のアニメ作品や画風を再現したい場合は、以下のような具体的なプロンプトでアプローチするとより効果的です。

特定の画風を出すためのプロンプト例>

画風の指定具体的な画風
スタジオジブリ風
水彩画風
セル画風
厚塗り風

時代設定の指定
90年代アニメ風
現代的なアニメスタイル
色彩の指定色彩指定
パステルカラー
ビビッドカラー
モノクロ

色調指定
暖色系
寒色系
アースカラー
ライティングの指定ライティング指定
逆光
夕焼け
月明かり
室内照明

※必要であれば、上記のコマンド(緑字部分)をコピペして使用してください。

nijijourneyでは画風・色彩・ライティング指定を組み合わせることで、多彩な表現が可能です。「ジブリ風」「パステルカラー」「夕焼け」などの具体的な指定により、同じキャラクターでも全く異なる印象の作品を生成できます。

特に光の表現は、アニメイラストにおいて非常に重要な要素なので、積極的な活用をおすすめします。既存作品の完全なコピーではなく、そのスタイルを踏襲したオリジナル作品として生成することを心がけましょう。既存作品の完全なるコピーは、違法となるため注意が必要です。

nijijourneyの著作権・商用利用における注意点

nijijourneyを利用するには、 著作権や商用利用に関する重要な注意点があります。適切に利用するために、これらの規則を正しく理解しておきましょう。

著作権について

著作権について

nijijourneyで生成された画像の著作権については、以下の点を理解しておく必要があります。これらの知識は、後々のトラブルを避けるためにとても大切です。

<著作権に関する注意点>

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生成画像の著作権の帰属nijijourneyで生成された完全にオリジナルな画像は、利用者に帰属する

既存のキャラクターや作品の要素が含まれている場合は、元作品の著作権が関係する可能性がある
nijijourneyの学習元データとの関係学習元には大量のアニメ・マンガ作品が含まれているため、生成画像が既存作品の特徴を含む可能性がある

明らかに特定の作品のキャラクターや要素を含む画像の場合、元作品の著作権が関係する可能性がある
安全な利用のための注意点既存キャラクターの名前を直接プロンプトに含めない

特定作品の固有名詞を避け、一般的な描写に留めること

生成画像を公開前に既存作品との類似性をチェックする
明らかに特定の作品のキャラクターに似ている場合は、商用利用や公開を控えるか、十分な変更を加える

nijijourneyでの画像生成において、完全オリジナル作品は利用者に著作権が帰属しますが、既存作品の要素が含まれる場合は注意が必要です。

安全な利用のため、特定キャラクター名や固有名詞を避け、生成画像の既存作品との類似性をチェックすることが重要です。nijijourneyを正しく利用して、創作活動を楽しみましょう。

商用利用の可否について

商用利用の可否

nijijourneyの商用利用については、利用プランによって条件が異なります。ビジネスでの活用を考えている方は、この点を十分に理解しておく必要があります。

<商用利用について>

スクロールできます
プラン別商用利用条件有料プランいずれかを利用していれば商用使用は可能

プランごとに商用利用可能額に制限がある
商用利用時の注意事項生成した画像が既存著作物の二次創作にならないよう配慮する

特に商標侵害のおそれがある要素は極力避ける
推奨される安全な商用利用方法オリジナルキャラクターデザインでの利用を心がけ、抽象的・装飾的な要素での活用を中心とすること

重要な商用プロジェクトの場合は、事前に法的チェックを実施すること

nijijourneyの有料プランでは商用利用が可能です。ただし、既存著作物との類似や商標侵害を避けるようにしましょう。オリジナルキャラクターや抽象的要素での活用を心がけ、重要なプロジェクトでは事前の法的チェックを実施することで、安心して商用利用できます。

著作権や商用利用についての詳細は、常に最新の利用規約を確認することをおすすめします。

nijijourneyのよくある質問

ここでは、nijijourneyを利用する際によく寄せられる質問とその回答をまとめています。初心者の方が抱きやすい疑問を中心に、分かりやすく解説します。

nijijourneyは無料で使えますか?

現在、nijijourneyに 無料プランはありません。以前は約25枚のイラストが生成可能な無料トライアルが存在しましたが、サービスの人気向上に伴い、2025年6月現在はすべてのプランが有料となっています。

最も手軽に始められるのは月額$10のミニプラン(アプリ版のみ)で、初心者の方にはこちらをおすすめします。月200枚程度の生成が可能なので、趣味での利用には十分な量といえるでしょう。

もし無料で画像生成AIを試したい場合は、技術的な知識が必要ではありますが、Stable Diffusionのローカル環境での利用を検討することも可能です。

nijijourneyの料金はいくらですか?

nijijourneyの料金プランには、利用者のニーズに応じて5つのプランが用意されています。

各プランには商用利用の条件や優先生成などの特典も含まれています。

初心者の方は、ミニプランやベーシックプランから始めて、必要に応じてアップグレードすることをおすすめします。利用状況に応じてプランの変更も可能なので、柔軟に対応していきましょう。

nijijourneyは違法ですか?

nijijourney自体は合法的なAI画像生成サービスです。ただし、利用方法によっては法的な問題が生じる可能性があるため、適切な使い方を理解しておくことが重要です。

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適正な利用方法オリジナルキャラクターの創作

一般的な風景やオブジェクトの生成

抽象的・装飾的なデザインの制作
注意が必要な場合既存キャラクターの明確な複製

実在人物の肖像権を侵害する可能性がある画像

他者の著作権を侵害する可能性がある作品の生成

適切に利用する限り、nijijourneyは創作活動を支援する優秀なツールです。利用規約を守り、他者の権利を尊重した使い方を心がけましょう。

Midjourneyのnijiモデルとは何ですか?

Midjourneyには「–niji」パラメータを使用することで、アニメスタイルに特化したnijiモデルを利用できる機能があります。

Midjourneyのnijiモードの特徴は、Midjourneyの基本機能にアニメ風の画風を追加したもので、「–niji」パラメータで簡単に切り替え可能な比較的新しい機能として追加されたものです。

上記のnijijourneyと比較して、単独nijijourneyは完全にアニメ・マンガに特化した独立サービスとして開発されています。より精密なアニメスタイルの表現が可能で、日本語プロンプトに最適化されており、アニメ文化により深く特化した学習データを使用しています。

両者は関連性があるものの、nijijourneyの方がアニメ・マンガ制作により特化したツールとなっています。アニメ調の画像生成を本格的に行いたい場合は、nijijourneyがおすすめです。






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