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0ドルで買い物を代行するMeta Museはまだ日本で使えない

読了 約6分
ブラウザウィンドウに表示されたMetaのロゴと企業名。背景にはプログラミングコードと回路図のような青緑色のデジタルパターンが見える。ブラウザのアドレスバーに「https://about.faceb」と表示されている。
この記事の要点

Metaは9月8日にメール送信や買い物もAIが代行する「Muse」を米国で提供開始しました。基本利用は無料で有料プランは月20ドルと月100ドルの2段階です。アプリを閉じても作業を続けますが日本からはまだ使えません。

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Metaにメールや決済情報を預けられますか?

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20ドル/月Powerプランの料金
30万ドルバグ報奨金の上限

Museはメール送信も買い物も0ドルで代行する

Metaは9月8日にAIエージェント「Muse」を発表しました。基盤モデルは同社が最高性能とするMuse Spark 1.3です。

Museは質問に答えるだけでなく実際に作業を代行します。メール送信や旅行の予約を自分で進めます。Webフォームの入力や買い物の決済もこなします。アプリを閉じたあとも作業を続け判断が必要なときだけ通知する仕組みです。

専用アプリのほかWhatsAppからも指示できます。Instagramで保存したレシピのリール動画を買い物リストに変えるといった使い方も想定されています。Metaは「数十億人が使えるように作った初のパーソナルAIエージェント」だとしています。

MetaのMuse公式発表ページ
MetaのMuse公式発表ページ / 出典:about.fb.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 8月ザッカーバーグが個人向け超知能の構想を公開
  2. 9/8MetaがMuseを米国で提供開始
  3. 年内Muse Confidential VMの投入を予定

有料は月20ドルと月100ドルで米国限定だ

基本的な利用は無料ですがクレジットカードの登録が必要です。利用量が増えると有料プランへの移行を促されます。

有料プランはPowerが月20ドル、Maximumが月100ドルの2段階です。どちらも利用枠が広がります。Metaはユーザーの大半が無料のまま使える見込みだとしています。アプリ内に残量メーターがあり上限が近づくと通知が届きます。

提供はまず米国のiOS・Android・Web・WhatsApp経由で始まりました。AIグラスへの対応も予定していますが日本からは使えません。

決済にはStripeの「Link」を使います。使い捨てのカード番号が発行されるため実際のカード情報は販売店に渡りません。ShopifyのShop Payと1Passwordとの連携も予定されています。

Museが買い物を代行する流れ。1. ユーザーがMuseに頼みたいことを伝える。2. MuseがWebを開いて検索や入力を進める。3. 決済の前にユーザーの承認を求める。4. Stripeのワンタイムカードで支払う。データ:Meta公式ブログ。制作:AInformation。
Museが買い物を代行する流れ / データ:Meta公式ブログ / 制作:AInformation

決済情報はMuseに渡らず「Sentinel」が全通信を検査する

Museは「Muse Secure VM」と呼ばれる専用の仮想マシン上で動きます。ユーザーのデータと認証情報はこのVM内に保存され他のユーザーのエージェントからは到達できません。

VM内にはMuseとは別のエージェント「Sentinel」が常駐しています。外部サービスへの操作とネットワーク通信はすべてSentinelの許可を経ます。Muse側からこの仕組みを無効にはできません。パスワードや決済情報は代理トークンとして扱われ実際の値はネットワークの出口で差し替えられます。

メール送信や買い物など影響の大きい操作の前にはユーザーに確認を求めます。連携するアプリごとに読み取りだけを許すか送信まで認めるかを選べます。接続はいつでも解除できます。会話は個人情報を除いたうえでモデルの学習に使われますが設定で無効にもできます。広告システムとは共有されません。

一方でMetaはプロンプトインジェクションが業界全体で未解決だと明言しています。バグ報奨金プログラムでは有効な報告に最大30万ドル、プロンプトインジェクションの成功例には最大13万ドルを支払うとしています。

Museが先にやることと確認が要ること。◎ Museが先に進めること:Webの検索や閲覧、フォームの入力、計画の作成と提案。△ 人の確認が要ること:メールの送信、買い物の決済、連携アプリの許可。データ:Meta公式ブログ。制作:AInformation。
Museが先にやることと確認が要ること / データ:Meta公式ブログ / 制作:AInformation

日本に来る前にAIへ渡すデータの線引きを決めておきたい

Museのような作業代行型AIはGoogleのGemini SparkやAnthropicのClaude Coworkなど各社が出している方向です。Metaの特徴は決済や買い物まで踏み込んだところにあります。

日本への提供時期は明らかにされていません。ただしこうしたAIエージェントが入ってくる前にメールやカレンダーなどどのデータをAIに渡すかの線引きを先に決めておきたいところです。Museはアプリの連携を1つずつユーザーが選ぶオプトイン方式ですが会社で使うなら判断を個人に任せないほうがよさそうです。

年内にはMetaもアクセスできない「Muse Confidential VM」の投入が予定されています。設計とソースコードを外部監査人に開示する作業も進んでおりエージェントの安全性は各社が競い合う段階に入りました。

AInformation調べ作業を自動化するAIツールはいくらで使えるか

ツール 月あたり 無料
GeminiGoogle AI プラン最安 725円/月Google AI Plus
kintone 1,000円/月ライトコース ×
Brevo 1,125円/月Starter
Miro AI 1,160円/月Starter/年払い
Asana AI 1,200円/月Starter/年払い
monday.com(AI) 1,300円/月ベーシック/年払い
ChatGPT 1,400円/月Go
Wrike AI $10/月Team/約1,562円

2026年9月6日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのツールを使える一番安い有料プランの月あたり。作業を自動化するAIツール81本のうち、日本円で払えるのは14本、無料で試せるのは47本。表に出したのは画面が日本語のもの。外貨は1ドル156.2円で換算

この記事に出てくることば
Muse Secure VM
Museが動く専用の仮想マシン。ユーザーのデータと認証情報はこの中に保存され他のエージェントからは到達できない
Sentinel
Muse Secure VM内で常駐する別のエージェント。Museが外部に出す操作と通信をすべて検査する役割を持つ
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

Museは「質問に答える」から「作業を代わりにやる」への切り替わりです。GoogleのGemini SparkやAnthropicのClaude Coworkと同じ方向ですがMetaは決済や買い物まで踏み込みました。30億人のユーザー基盤がそのまま利用者になり得るのが他社との違いです。企業で導入するなら情報システム部門がどのデータをAIに渡すかを先に決めておかないと各部署がばらばらに連携を始めてからでは揃えにくくなります。

よくある質問
MetaのMuseはいくらで使えるのか
基本的な利用は無料ですがクレジットカードの登録が必要です。有料プランはPowerが月20ドル、Maximumが月100ドルの2段階でどちらも利用枠が広がります。Metaはユーザーの大半が無料のまま使える見込みだとしています。アプリ内に残量メーターがあり上限が近づくと通知が届きます。
Museにパスワードや決済情報は渡るのか
Museはパスワードや決済情報そのものを見ることはありません。認証情報は代理トークンとして扱われ実際の値はネットワークの出口で差し替えられます。決済にはStripeの「Link」を使い使い捨てのカード番号が発行されるため実際のカード情報は販売店にも渡りません。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ITmedia AI+ITmedia AI+・補助的な二次資料・確認 2026-09-09この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年9月9日

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