Gemini Notebook(旧NotebookLM)は0円で使えるが2026年9月2日に上限が演算量ベースに変わった。超えたらGoogle AI Proの月2,900円が必要になる。AInformationが集めた494本のAIツールのうち同じ用途69本の月額中央値は2,555円で、AI Proはこの相場より345円高い。
- Gemini Notebookの無料枠でできることと9月2日に変わった上限の仕組み
- 無料・AI Plus・AI Pro・AI Ultraの4プランの料金と演算量倍率
- 月2,900円のAI ProがAIツール69本の中でどの位置にいるか
- AIに代替ツールを聞いたとき何が出て何が漏れるか
- 上限を超えたときの3つの選択肢
9月2日にGemini Notebookの上限が演算量ベースに変わった
Gemini Notebook(旧NotebookLM)の利用上限が2026年9月2日に変わった。これまでは「チャットは1日50回」「音声解説は1日3回」のように機能ごとの回数で管理されていた。9月2日からは処理の重さに応じた演算量で消費が決まる方式になった(Google公式ブログ、2026年9月14日確認)。
変わったのは4つある。まずリセット間隔が1日ごとから5時間ごとに短くなった。1日のうちに何度か回復するため作業を続けやすい。ただし週の合計上限に達するとリセットは止まる。
2つ目は消費量が処理の重さで変わることだ。短い質問なら少なく済み、ソースが多い処理や長いやり取りは消費が大きくなる。3つ目は上限に近づくと別の出力方法を提案してくれる機能が入ったことだ。たとえば動画解説を作ろうとして演算量が足りないときはテキストのレポートに切り替える案が出る。
4つ目はWeb版で動画やスライドの生成を先送りできるようになった点だ。上限に達しても予約しておけば回復後に自動で生成されて通知が届く。急ぎでなければ無料枠のまま待つ使い方ができる。
Gemini Notebookの上限を調べる人も急に増えた。Googleキーワードプランナーで測ると「gemini notebook 無料」の月間検索数は10か月連続ゼロだった。それが7月に110件へ上がり8月には590件へ急伸した(AInformation調べ・2026年9月14日測定)。「gemini notebook 制限」も同じく0件続きだったが7月90件、8月210件と動き出している。「gemini notebook 上限」も同じ傾向だ。Googleトレンドでも「gemini notebook」がrise=120でトレンド入りした。
検索が伸びているのは制限に当たった人が情報を探しているためだ。9月2日以降は使っている途中で「上限に達しました」と表示されるケースが出てくる。回数制の時代は「あと何回使える」が明確だったが演算量制では見通しが立ちにくい。この変化がGemini Notebookの上限に関する検索を押し上げている。
旧NotebookLMの3,000万人がGemini Notebookに移った
Gemini Notebookは2026年7月にNotebookLMから改名されたサービスだ。Google LabsのVP Josh Woodwardが同月のブログで発表した(Google公式ブログ、2026年9月14日確認)。改名前のNotebookLMは3,000万人のユーザーと60万の組織に使われていた。その全員がそのままGemini Notebookに引き継がれている。
名前が変わっても中身は同じ製品だ。以前のURLからも自動で転送される。ただし改名と前後して利用上限が導入された。7月以降は無料枠に制限がつき、旧NotebookLMを無料で自由に使えていた人にとっては初めての制約になった。Google Workspaceの公式ブログでも改名を告知している。企業向けに使っていた組織もそのまま移行できるとの説明だ(Google Workspace Updates・2026年9月14日確認)。
「NotebookLM 無料」で検索する人もまだいる。サービス名がGemini Notebookに変わったことを知らないまま旧名称で調べているケースだ。検索結果にはNotebookLM時代の古い情報も混ざるため、2026年9月以降の情報かどうかを確かめてから読んだほうがいい。
改名の時期と上限導入の時期が近いため混同されやすい。改名そのものは7月で機能は何も減っていない。上限が入ったのは8月で、演算量ベースに変わったのは9月2日だ。段階的に進んでいるので時系列を整理して理解する必要がある。

無料枠で7種類の出力ができるがソースは50件までだ
Gemini Notebookの無料枠(Standardプラン)はGoogleアカウントがあれば0円で使える。notebook.google.comにログインするだけで始められる。無料でも主な機能は一通りそろっている。
使える出力は7種類ある。資料をもとにしたチャット・音声解説・動画解説・レポート・マインドマップ・要約・習熟度チェック問題だ。2026年7月の改名で追加されたコード実行によるデータ集計やグラフ作成も無料枠に含まれる。Deep Researchも月10回まで使える。
ソースにはPDFやWordのほか音声や画像のファイルも登録できる。WebページのURLやYouTube動画・Googleドキュメントにも対応している。ここまでは有料プランと変わらない。
Gemini Notebookが他のチャットAIと違うのはソースを起点にした出力の多さだ。ChatGPTやClaudeにもファイルを読み込ませる機能はある。ただし読み込んだ資料から音声解説や動画解説やマインドマップを自動で生成できるのはGemini Notebookだけだ。この7種類の出力が無料で使えるのは大きい。
Gemini Notebookの制限は数量の上限にある。2026年8月時点の公式ヘルプによるとノートブックは100冊が上限だ。1冊あたりのソースは50件まで。1ソースあたり50万語(ファイルサイズは200MB)まで登録できる(Googleサポート・2026年9月14日確認)。チャットは1日50回が上限だった。音声解説と動画解説は各1日3回。レポートやマインドマップは各1日10回という回数制限もあった。
ただしこの回数はすべて9月2日の演算量制移行前の数字だ。移行後にこれらの固定回数がまだ有効かどうかをGoogleが明示していない。実際の残量はノートブック画面内の使用状況表示で確認するしかない。移行が順次展開されているためアカウントによって旧方式と新方式が混在している可能性もある。
演算量の「standard」が何回分かGoogleは公表していない
9月2日以降の無料枠には「standard」という演算量が割り当てられている。Google AI Plusは2倍でAI Proは4倍。AI Ultraは5〜20倍だ。しかしこの「standard」が具体的に何回のチャットや何本の音声解説に相当するかをGoogleは公表していない。
分からないことは他にもある。Gemini本体では2026年5月に先に演算量制が導入されていた。今回のGemini Notebook版の演算量と計算方法が同じかどうかは未確認だ。AI Ultraの日本円の料金も確認できていない。米国では月額100ドルと200ドルの2段階だが日本で同じプランが提供されているかの情報がない。
「gemini notebook 料金」で検索する人にとってもこの不透明さは困る。演算量がいくら残っているかは画面で見えても「あと何回質問できるか」の目安がない。重い処理を1回走らせただけで枠を使い切る可能性もある。使いながら感覚をつかむしかないのが現状だ。
検索上位にあるGemini Notebookの制限を解説するページでも「standard枠が具体的にいくらか」を示したものは見つからなかった。1位から9位までの競合ページを確認したがどれも回数制時代の数字を並べるにとどまっている。9月2日以降の実際の使い心地を伝えるには自分で使って確かめるしかない。
4つのプランで演算量が最大20倍違う
Gemini Notebookの料金プランは4段階ある。無料のStandard・月額725円のGoogle AI Plus・月額2,900円のGoogle AI Proの3つだ。米国ではさらに上のGoogle AI Ultraもある(Google One料金ページ・2026年9月14日確認)。
Gemini Notebook単体で契約するわけではない。Google AI PlusやGoogle AI ProはGoogle Oneのプランとして提供されている。契約するとGemini Notebookだけでなく、Gemini本体の拡張機能やGoogle Oneのストレージ特典も付いてくる。月額725円のAI Plusは100GBのストレージにGeminiの拡張機能を足したものだ。月額2,900円のAI Proは2TBのストレージとGeminiの全機能に加えてGemini Notebookのソース上限300件が含まれる。
プランごとの差は演算量の倍率とソース上限に出る。無料枠を基準としてAI Plusは2倍、AI Proは4倍の演算量が割り当てられる。AI Ultraは契約内容に応じてAI Proの5倍から20倍になる。ソース上限も無料の50件に対してAI Proでは300件に拡大する。ノートブック数も無料の100冊から増える。
無料で足りている人にとっては関係のない話だ。問題は無料枠を超えたときに月725円のAI Plusで済むのか月2,900円のAI Proまで必要なのかの判断基準がないことだ。Googleが演算量の具体値を出していない以上、まずAI Plusで試してみて足りなければAI Proに上げるという段階的な入り方しかない。
| プラン | 月額 | 演算量倍率 | ソース上限 |
|---|---|---|---|
| 無料(Standard) | 0円 | 1倍(standard) | 50件 |
| Google AI Plus | 725円 | 2倍 | 拡大 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 4倍 | 300件 |
| Google AI Ultra | 未確認(米国$100〜$200) | 5〜20倍 | 拡大 |
月2,900円は同じ用途のAI69本の中央値2,555円より高い
Google AI Proの月額2,900円が高いのか安いのかは同じ用途のAIツールと並べて初めて分かる。AInformationが2026年9月11日時点で集計した494本のAIツールのうちGemini Notebookと同じ「相談・調べもの」に使えるものは69本ある。この69本の月額の中央値は2,555円だ(AInformation調べ)。
AI Proの2,900円はこの中央値より345円高い。494本全体の月額中央値は2,506円でありAI Proはそこからも約400円上に位置する。飛び抜けて高いわけではないが相場の真ん中よりは高い。同じ価格帯で複数のAIツールと比較してから決めたほうがいい。
別の用途とも比べてみる。「仕事の管理・共有」に使えるツール163本の月額中央値は2,885円でAI Proの2,900円とほぼ同じ水準だ。「データ分析」の81本は月額中央値が4,001円でAI Proより高い。Gemini Notebookの用途に近い「相談・調べもの」で見るとAI Proは相場より高い側にいるが用途が違えば位置も変わる。
一方で無料の選択肢も多い。494本のうち197本は無料プランを持っている。「相談・調べもの」の69本に絞っても24本が無料で使える。Gemini Notebookの無料枠もこの24本のうちの1つだ。上限を超えたからといってすぐにAI Proに課金する以外の道がある。
Gemini Notebookの料金を日本円で払えるかどうかも見ておきたい。Google AI ProはGoogle One経由で日本円決済に対応している。ドル建てで払わされる海外ツールに比べると為替の心配がない点は有利だ。ただしそれでも「相談・調べもの」の相場より高いという事実は変わらない。
AIに「代わり」を聞いても無料ツール24本の全容は出なかった
Gemini Notebookの無料枠が足りなくなった人が代替ツールをAI検索で探したらどうなるか。AInformationが2026年9月14日に実際にAIへ質問して確かめた。
ChatGPTに「Gemini Notebookの無料枠が足りなくなったとき同じことができる無料のAIツールはありますか」と聞いた。61秒で1,509文字の回答が返ってきた。挙がったのはClaude Projects・Gemini通常版・ChatGPT Projects・Perplexityの4つだ。それぞれの特徴を表にまとめていた。「無料で使い回すならGemini Notebook→Claude Projects→Gemini通常版→ChatGPTのローテーションが使いやすい」との結論だ。
個別のツールの紹介としては正しい内容だった。ただしAInformationが集計した「相談・調べもの」用途の無料ツール24本のうちChatGPTが挙げたのは4本だけだ。残り20本は候補に入っていない。AI検索は質問された瞬間に検索結果から答えを組み立てる仕組みだ。494本のツールを網羅的に比較した情報源がなければ全容は出てこない。
ChatGPTの回答の中で目を引いた一文がある。「Gemini Notebook特有の音声解説・動画解説・マインドマップ・引用付きソース分析まで全部無料で同等というサービスは現状ほぼない」という指摘だ。この指摘は正しい。Gemini Notebookの独自機能を完全に代替できるツールは今のところ見当たらない。代替が効くのはチャットの部分だけだ。
別の質問もClaudeに投げた。「Gemini Notebookの無料枠でできることと制限を教えてください。2026年9月に変わった点はありますか」と聞くと48秒で2,333文字の回答が返った。9月2日の演算量制への移行やプラン別の倍率まで正確に答えていた。Gemini Notebookの制限の中身を知りたいだけならAI検索でも足りる。ただし「他にどんな選択肢があるか」を網羅的に把握したい場合はAI検索だけでは不十分だ。
上限を超えたときの選択肢は3つある
Gemini Notebookの上限に達したとき取れる行動は3つある。
1つ目は5時間待つことだ。9月2日以降のリセットは5時間ごとに来る。急がない作業なら待てば無料のまま続けられる。ただし週の上限に達している場合は5時間経っても回復しない。1日の中でリセットを待ちながら作業を分けるのが現実的な使い方だ。
2つ目はGoogle AI Plusに加入して演算量を2倍にすることだ。月額725円で始められる。AI Proの2,900円に比べれば4分の1の出費で済む。週に数回上限にぶつかる程度ならまずPlusで試す価値がある。それでも足りなければAI Proに上げて4倍にする。段階的に上げていけば不要な出費を避けられる。
3つ目は別の無料ツールに切り替えることだ。AInformationが集計した「相談・調べもの」用途の無料ツールは24本ある。Claude ProjectsやChatGPT・Perplexityなど資料を読み込ませて質問できるサービスは他にもある。Gemini Notebookの音声解説やマインドマップと同じ機能を持つ無料ツールは少ないが、チャットで質問するだけなら代替は見つかる。
AInformationの記事では494本のAIツールを14の用途に分けて月額を比較している。「相談・調べもの」以外の用途でGemini Notebookが役立つ場面もある。たとえば「データ分析」の用途では81本の月額中央値が4,001円だ。Gemini NotebookのDeep Researchやコード実行をデータ分析に使うならAI Proの2,900円はむしろ安い側に入る。
どの選択肢が合うかは使い方で変わる。たまに上限に当たる程度なら5時間待つだけでいい。毎日のように当たるなら課金か代替ツールかの判断になる。月2,900円を払うなら「相談・調べもの」用途のAI69本の中央値2,555円より高い買い物だという事実を知ったうえで決めたい。

いまGemini Notebookの無料枠で確かめておくこと
Gemini Notebookの無料枠は0円で7種類の出力が使えるサービスだ。ただし9月2日から演算量ベースの上限が入り「いつまでも無料で何でもできる」状態ではなくなった。
いま動けることは3つある。1つ目は自分の使い方で無料枠がどこまで持つかを実際に試すことだ。Googleが「standard」の具体値を出していない以上は自分で確かめるしかない。ノートブック画面の使用状況表示を見ながら1週間ほど普段の作業を続けてみると目安が分かる。
2つ目は上限に達したときの動き方を先に決めておくことだ。5時間待つか・AI Plusに入るか・他の無料ツールに逃がすか。この3択をあらかじめ決めておけば慌てない。AI Proの月2,900円は「相談・調べもの」用途のAIツール69本の中央値2,555円より345円高い。月額を払う前にGeminiのWindows版やモバイル版も含めた全体像を把握しておくと判断しやすい。
3つ目はソースの数を確認することだ。無料枠のソース上限は1冊あたり50件だ。AI Proにすれば300件に拡大する。50件を超えるソースが必要かどうかが課金の分かれ目になる。50件以内で足りるなら無料枠のままで問題ない。
Gemini Notebookは3,000万人が使うサービスだ。無料枠の上限が変わったことで「このまま無料で使い続けられるか」「課金するならいくらかかるか」を調べる人が急増している。AInformationが集めた9月2日の上限変更の詳細や同じ用途のAIツール69本の料金データも合わせて判断してほしい。競合ページの大半は「何が変わったか」の説明に終わっている。「超えたらどうすればいいか」「他のツールと比べて高いのか安いのか」の切り口で整理した記事はまだ少ない。0円で使えるうちに自分の使い方と上限の関係をつかんでおくことが最も確実な備えになる。

Gemini Notebookは0円で7種類の出力が使えると聞くと良いことばかりに見える。だが9月2日から演算量制の上限が入り無料で使える量に実質的な限りが出た。超えたらGoogle AI Proの月2,900円を払うことになるが、AInformationが調べた494本のデータで見ると同じ用途の中央値2,555円より高い。この事実を伝えた記事は競合9ページのどれにもない。無料枠を使いながら上限の感覚をつかみ、課金の前に24本の無料ツールも含めて比較してほしい。
- Gemini Notebookは完全に無料で使えますか?
- Googleアカウントがあれば0円で使い始められます。チャット・音声解説・動画解説・レポート・マインドマップ・要約・習熟度チェック問題の7種類の出力が無料枠に含まれます。ただし2026年9月2日から演算量ベースの利用上限が入りました。上限を超えると操作ができなくなり5時間後のリセットを待つか、月額725円のGoogle AI Plus以上のプランに入る必要があります。
- Gemini Notebookの上限を超えたらどうなりますか?
- 上限に達すると操作ができなくなります。5時間ごとにリセットされるため待てば無料のまま再開できます。ただし週の合計上限に達した場合は5時間経っても回復しません。すぐに続けたいときはGoogle AI Plus(月額725円・演算量2倍)かGoogle AI Pro(月額2,900円・演算量4倍)への加入が必要です。
- Google AI Proの月額2,900円は高いですか?
- AInformationが集計したAIツール494本のうちGemini Notebookと同じ「相談・調べもの」用途の69本の月額中央値は2,555円です。AI Proの2,900円はこの中央値より345円高いため相場の真ん中よりは高い水準です。まず月額725円のAI Plusを試してから判断するのがお勧めです。
- NotebookLMとGemini Notebookの違いは何ですか?
- 名前が変わっただけで中身は同じサービスです。2026年7月にNotebookLMからGemini Notebookに改名されました。以前のURLからも自動で転送されます。ただし改名と前後して利用上限が導入されたため、NotebookLM時代に無料で自由に使えていた環境とは変わっています。
- https://blog.google/innovation-and-ai/products/gemini-notebook/notebooklm-gemini-notebook/
- https://blog.google/innovation-and-ai/products/gemini-notebook/new-flexible-usage-limits/
- https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/07/notebooklm-now-gemini-notebook.html
- https://support.google.com/gemininotebook/answer/16213268?hl=ja
- https://one.google.com/about/plans?hl=ja
