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高いAIと安いAIの分業でClaude Codeが39%安くなった

読了 約5分

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Anthropic Claude Codeのロゴが写った写真。高いAIと安いAIの分業でClaude Codeが39%安くなった
この記事の要点

AIエージェント「Devin」の開発元Cognitionが、Claude CodeやCodexと同じ品質でコストを最大39%削減するハーネス「Fusion」を発表しました。最先端モデルに計画を任せ、安いモデルに書かせる分業で実現しています。

みんなの意見

AIコード費用39%減のために環境を増やすか

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39%最大コスト削減
61.7Fusionのスコア

Devin開発元が発表 高いAIに見せて安いAIに書かせる

AIエージェント「Devin」を開発するCognitionが、AIコーディングの費用を最大39%削減するハーネス「Fusion」を発表しました。Devin DesktopとCLIで利用できます。

AIモデルにツール使用のルールや処理手順を指示する仕組みがハーネスです。ハーネスの種類で性能は大きく変わります。Fusionは「計画とレビューを担当する最先端モデル」と「コードの実行を担当する安いモデル」を組み合わせた形になっています。

GPT-6 AstraやClaude Fableが計画側に入り、Cognitionが9月11日に発表したコーディングモデルSWE-2が実行側を受け持ちます。2つのAIはそれぞれ独立したコンテキストで動き、やり取りには要約と結果だけを渡す仕組みです。会話の全文を共有しないためプロンプトキャッシュが効きやすくなり、高性能モデルに全部やらせるより安くなります。

Fusionのベンチマーク結果の比較グラフ
Fusionのベンチマーク結果の比較グラフ / 出典:cognition.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 9/11CognitionがコーディングモデルSWE-2を発表
  2. 9/14Fusionを発表しDevin DesktopとCLIで提供開始

Claude Codeと同じスコアでコストが最大39%下がった

Fusionの品質は既存のハーネスと同等で、コストだけが下がります。

Claude Fable 5.1Claude Codeの組み合わせではスコアが62.2でした。同じClaude Fable 5.1をFusion(SWE-2と組み合わせ)に切り替えるとスコアは61.7になり、コストが36%下がりました。GPT-6 Astraでも同じ傾向で、FusionはCodexと同等のスコアを出しつつコストを39%削減しています。

AI分析企業のArtificial AnalysisとVals AIによる独立した評価でも、最先端レベルの性能を保ちながらコスト削減を実現していることが確認されています。

ハーネスごとのスコアとコスト比較

組み合わせ スコア コスト
Claude Fable+Claude Code 62.2 基準
Claude Fable+Fusion 61.7 36%安い
GPT-6 Astra+Codex 非公開 基準
GPT-6 Astra+Fusion Codexと同等 39%安い
データ:Cognition公式ブログ / 制作:AInformation

Claude Codeの費用がネック 39%減で手が届く案件が出る

AIコーディングツールの費用は、導入を検討する企業にとって判断材料の1つです。Claude CodeやCodexを開発チーム全体で使うとトークンの消費が重なります。Fusionが同じ品質で36〜39%安くなることを示したのは大きな進展です。

コスト以外の利点もあります。最先端モデルが処理を全部抱えると思考ループに陥ることがありますが、Fusionでは計画と実行を分離しているため安定しやすいとCognitionは説明しています。

Fusionは高いAIと安いAIを分けて使う。計画を立てる。最先端モデルが方針とチェックを担当。コードを書く。安いモデルが実際のコーディングを担当。要約だけ渡す。全文でなく要点だけ渡しキャッシュ活用。同じ品質で最大39%安くなる。AInformationが作ったイラスト図解(仕組みの矢印図(入口→仕組み→結果))
Fusionは高いAIと安いAIを分けて使う / 制作:AInformation

Devinから使える Claude Fable 5.1が最も合う

FusionはDevin DesktopとCLIから使えます。Cognitionは最先端モデルにGPT-6 AstraかClaude Fableを選び、実行モデルにSWE-2を組み合わせるよう案内しています。とくにClaude Fable 5.1との組み合わせがもっとも良い結果を出しました。

AIコーディングの費用が気になっているチームは、まずDevinの環境でFusionを試すのが早いです。ベンチマークと実務では条件が違うため、自社のコードで品質とコストの変化を確かめておきたいところです。

この記事に出てくることば
ハーネス
AIモデルにツール使用のルールや処理手順を指示して性能を引き出す周辺の仕組み。馬具が馬を制御するたとえから付いた名前
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

AIコーディングツールの費用を気にして導入を見送っていた企業には選択肢が増えた。「高いモデルに全部やらせる」のではなく「高いモデルが計画を立てて安いモデルが書く」という分業は、コードに限らずAIの使い方全般に広がる考え方だ。ただしFusionはDevinの環境が前提になる。自社の開発チームにDevinを入れるかどうかの判断が先に来る。

よくある質問
Fusionはどのモデルの組み合わせがいちばんよいのか
Cognitionによると、Claude Fable 5.1との組み合わせがもっとも良い結果を出しました。スコア61.7でClaude Codeの62.2とほぼ同じになり、コストは36%下がります。GPT-6 Astraでも効果があり、Codexと同等のスコアでコストが39%減ります。実行側のモデルはCognitionが9月11日に発表したSWE-2を使います。
なぜ2つのAIを使うとコストが下がるのか
Fusionは計画を立てるAIと実行するAIを別のコンテキストで並行して動かし、やり取りには要約と結果だけを渡します。全文を渡さないのでプロンプトキャッシュが効きやすくなります。高性能モデルに計画からコーディングまで全部やらせるより、安いモデルに実行を任せたほうがトークンの消費が抑えられます。

この記事の出典

補助資料

  • [1]GIGAZINEGIGAZINE・補助的な二次資料・確認 2026-09-15この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年9月15日

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