Claudeでスライドを作成するには、資料を添付して枚数と使う場面を書いた文を1つ送るだけです。実際に送った3つのプロンプトを、そのまま使える形で載せました。2026年9月30日にClaude Maxで試すと、決算PDFから5枚のPowerPointが268.7秒で届き数字も資料と全部合っていました。
- Claudeでスライドを作成する方法と、そのまま使えるプロンプト3つ
- Claude Maxで決算PDFを添付して5枚のスライドを頼むと、268.7秒(約4分半)でPowerPoint(.pptx)のファイルが届いた
- チャットに並んだ売上高682億円や営業利益41.7億円などの数字を決算資料と照らすと、違う数字は0個だった
- 「3枚目のスライドだけを直してください」と送ると156秒で差し替わり、ほかの4枚の見出しは最初と同じだった
- 「PowerPointのファイルでもらえますか」と聞くと、17.2秒で「もうお渡ししているファイルがPowerPoint形式(.pptx)です」と返った
- 「資料」とだけ頼んでもClaudeは334.2秒で7枚のPowerPointを作り、売上CSVの数字も全部合っていた
- 公式ヘルプではテンプレートから作るClaude Slidesは有料プランのベータで、今回試したのはClaude Maxだけ
Claudeでスライドを作る方法は資料を添付して枚数と使う場面を書くだけだ
Claudeでスライドを作るやり方は、資料のファイルを添付して頼む文を1つ送るだけです。モードの切り替えもテンプレート選びもせず、ふつうの会話の入力欄から送りました。AInformation編集部が2026年9月30日にClaude Maxで試したところ、決算PDFを渡してから268.7秒でPowerPointのファイルが届いています。ここでは実際に送った文を、そのまま使える形で載せます。
決算資料から5枚を作るプロンプト
資料のファイルを入力欄に添付してから、次の文を送ります。枚数と使う場面を書いておくと、Claudeはその枚数どおりに組み立てました。
添付した決算資料をもとに、社内説明会で使う5枚のスライドを作ってください。作ったら、各スライドの見出しと載せた数字をチャットにも箇条書きで書いてください。
後半の「チャットにも箇条書きで」は、答え合わせのために足した一文です。スライドを1枚ずつ開かなくても、載った数字をチャットの上でまとめて資料と照らせます。「決算資料」「社内説明会」「5枚」の3か所を自分の資料と場面に置き換えれば、同じ形で使えます。
1枚だけ直してもらうプロンプト
できたスライドの一部を変えたいときは、同じ会話のまま何枚目をどう直すかを書きます。「ほかのスライドは変えないでください」まで書いたところ、Claudeは3枚目だけを差し替えたと答えました。
3枚目のスライドだけを直してください。見出しを「2026年度の目標」にして、「EC比率を35.0%から40%へ」と「物流費を売上比9.1%へ」の2行を入れてください。ほかのスライドは変えないでください。直したら、5枚の見出しをチャットに並べてください。
最後に5枚の見出しを並べさせると、ほかのスライドが変わっていないかを一目で確かめられます。今回は156秒で3枚目が差し替わり、ほかの4枚の見出しは最初のままでした。
形を任せて資料を作るプロンプト
スライドにするかどうかもClaudeに任せたいときは、「資料」とだけ書いて頼めます。売上のCSVを添付して次の文を送ると、Claudeは自分でPowerPointを選んで7枚にしました。かかったのは334.2秒です。
添付した売上データをもとに、来週の営業会議で使う資料を作ってください。作ったら、資料に載せた数字をチャットにも箇条書きで書いてください。
PowerPointの形を後から頼み直す必要は、今回はありませんでした。どちらの会話でも、スライドができた時点で答えの下に「プレゼンテーション・PPTX」の札と「ダウンロード」のボタンが付いています。

Claudeは決算PDFから5枚のPowerPointを268.7秒で作り数字の誤りは0個だった
Claudeにスライドを頼むと決算PDFから5枚のPowerPointが268.7秒で届き、チャットに並んだ数字は資料と1つも食い違いませんでした。3枚目だけの直しは156秒で済み、ほかの4枚の見出しはそのまま残っています。
この機能は、Claudeの公式リリースノートが2026年9月16日に「Create designs, decks, and docs in any conversation」として発表したものです。どの会話でもデザイン・スライド・文書を頼めて、Claudeに頼むか自分で直接直せるようになったと書かれています。
AInformation編集部は2026年9月30日の午後に、パソコンのブラウザからClaudeのWeb版を使いました。契約はClaude Maxです。画面のモデル表示は「Opus 4.8 高」で、選び直さずにそのまま送っています。会話は2つ開きました。1つ目の会話では決算PDFを添付して3つの文を順に送り、2つ目の会話では売上CSVを添付して1つの文を送っています。どの文も1回ずつです。

4回の結果を短くまとめます。5枚を頼んだ1回目は268.7秒で、3枚目だけを直した2回目は156秒でした。PowerPointでほしいと聞いた3回目は17.2秒で返り、同じ「決算説明 2025」の札がもう一度出ています。「資料」とだけ頼んだ4回目は334.2秒で、届いたのは7枚のPowerPointです。数字を答え合わせした1回目と4回目は、どちらも資料と違う数字が0個でした。
Claudeに送った4つの文の結果
| 送った文 | かかった秒 | 答えの文字数 | 届いたもの | 答え合わせ |
|---|---|---|---|---|
| 決算PDFから5枚(易) | 268.7秒 | 1,366字 | PPTX 5枚 | 違う数字0個 |
| 3枚目だけ直す(中) | 156秒 | 609字 | 同じ名前のPPTX | ほかの4枚の見出しは同じ |
| PowerPointで欲しい(中) | 17.2秒 | 346字 | 同じ札をもう一度 | コマンドの実行なし |
| 「資料」とだけ頼む(中) | 334.2秒 | 1,100字 | PPTX 7枚 | 違う数字0個 |
| 英語資料から4枚(難) | - | - | - | ×(操作の都合で試せず) |
答えの文字数は1回目が1,366字で、4回目が1,100字でした。2回目は609字、3回目は346字です。1回目と4回目は、チャットにも数字を書くよう頼んだ回にあたります。途中の「5個のコマンドを実行しました」のような表示も文字数に入っているので、文字数は答えの詳しさの目安にとどめてください。
今回は入力欄でテンプレートを選ばず、文だけで頼んでいます。それでも下書きから1枚の直しまでが1つの会話で済み、PowerPointの札もその場で出ました。
検証の手順はClaude Maxの2つの会話で4つの文を1回ずつ送った
材料は、AInformation編集部が検証のために作った架空の会社「株式会社サンプル商事」の資料です。1つ目は2025年度の決算の概要をまとめたPDFで、損益計算書・販管費の内訳・販売チャネル別の売上・2026年度の見通しが載っています。2つ目は2025年の1月から12月までの5つの商品の売上を並べたCSVです。CSVの見出しには単位を書いていません。正しい答えは作った側で先に決めてあり、Claudeの答えはそれと1つずつ照らしました。
Claudeにファイルを作らせる検証は、Claudeのコード実行を試した回に続くものです。前回は集計やExcelを作らせましたが、今回はスライドを頼みました。秒数は、文を送ってから答えが出そろうまでを測っています。文字数は編集部の仕組みが答えの欄から読み取った文字の数です。

- 決算PDFを添付して5枚を頼む。新しい会話を開いてPDFを添付し、下の文を送りました。答えの途中には「まず生成して視覚チェックします」と出て、268.7秒でスライドができています。会話の名前には「決算資料のスライド作成」と付いていました。
添付した決算資料をもとに、社内説明会で使う5枚のスライドを作ってください。作ったら、各スライドの見出しと載せた数字をチャットにも箇条書きで書いてください。

- 同じ会話で3枚目だけを直す。続けて下の文を送ると、Claudeは「スライド3のみ差し替えます」と答えてから作業に入りました。156秒で5枚の見出しが返っています。
3枚目のスライドだけを直してください。見出しを「2026年度の目標」にして、「EC比率を35.0%から40%へ」と「物流費を売上比9.1%へ」の2行を入れてください。ほかのスライドは変えないでください。直したら、5枚の見出しをチャットに並べてください。

- 同じ会話でPowerPointのファイルを頼む。ダウンロードできる形を頼むと、17.2秒で返事が来ました。答えには「コマンドを実行しました」の表示が無く、短い案内だけでした。
このスライドをPowerPointのファイルでもらえますか。ダウンロードできる形にしてください。

- 新しい会話で売上CSVを添付して「資料」と頼む。スライドという言葉は使っていません。Claudeは「営業会議向けのPowerPoint資料として作成します」と答え、334.2秒で7枚ができました。会話の名前は「来週の営業会議用資料作成」です。
添付した売上データをもとに、来週の営業会議で使う資料を作ってください。作ったら、資料に載せた数字をチャットにも箇条書きで書いてください。

英語のプレスリリースから日本語のスライドを作る5つ目の課題と使える量の残りの確認は、編集部の操作の都合で今回は試せませんでした。
決算PDFから作った5枚はチャットの数字が資料と全部合った
5枚に載った数字をチャットの箇条書きで決算資料と照らすと、資料と違う数字も資料に無い数字も0個でした。売上高は682億円で、営業利益は41.7億円です。営業利益率の6.1%も資料の本文どおりでした。当期純利益の28.0億円と売上総利益率の38.9%も合っています。
Claudeが選んだ5枚の組み立ては、サマリー・損益計算書・販管費・販売チャネル別・来期の見通しの順です。答えの始めに「5枚構成(サマリー/P&L/販管費/チャネル別/来期見通し)で作成します」と書いてから作業に入っていました。1枚目は、EC(直販)の239億円(16.6%増)が伸びを引っぱったとまとめています。4枚目にはEC比率が31.3%から35.0%に上がったことと、2026年度の目標の40%が載りました。5枚目は売上高710億円と営業利益45億円の見通しです。
答えの基準に入れていなかった数字も確かめました。1枚目には経常利益の40.6億円が入っていて、資料の損益計算書にある4,060百万円を億円に言い換えた値です。3枚目の販管費の内訳も、6つの費目が資料の表と同じでした。人件費は9,420百万円から9,860百万円に増え、広告宣伝費は2,690百万円から2,410百万円に減っています。従業員の412名と取引先の小売店1,300店も合っていました。
決算PDFの5枚に載った主な数字の答え合わせ
| 項目 | 決算資料 | Claudeのチャット | 判定 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 682億円(前年度比4.3%増) | 682億円(前年比 +4.3%) | ○ |
| 営業利益 | 41.7億円(前年度35.5億円) | 41.7億円・3,550→4,170百万円 | ○ |
| 営業利益率 | 6.1%(前年度5.4%) | 6.1%(前年5.4%) | ○ |
| 当期純利益 | 28.0億円 | 28.0億円(前年23.1億円) | ○ |
| 売上総利益率 | 38.9%(前年度38.5%) | 38.5%→38.9% | ○ |
| EC(直販) | 239億円(16.6%増) | 239億円(+16.6%) | ○ |
| EC比率 | 35.0%(前年度31.3%) | 31.3%→35.0% | ○ |
| 卸売 | 443億円 | 449→443億円(-1.3%) | ○ |
| 2026年度の見通し | 売上高710億円・営業利益45億円 | 710億円・45億円 | ○ |
| 従業員 | 412名 | 412名(前年末394名) | ○ |
画面のスライドとチャットの箇条書きは食い違わなかった
チャットに書いた数字と、スライドそのものに載った数字がずれていないかも見ました。画面の右に開いたプレビューでは、1枚目に売上高682億円・営業利益41.7億円・経常利益40.6億円・当期純利益28.0億円の4つが大きく並んでいます。2枚目の損益計算書の表も、売上高の65,400から68,200への増加までチャットの数字と同じでした。3枚目から5枚目は画面に一部しか写っていないので、チャットの箇条書きで照らしています。
単位は億円と百万円が混ざっていた
気になったのは単位です。1枚目と4枚目と5枚目は億円で、2枚目と3枚目は百万円でした。Claude自身も答えの最後に「単位を億円と百万円で使い分けているので」と書き、そろえたいなら言ってほしいと添えています。数字が合っていても、聞き手が単位の切り替わりに気づかなければ読み違えます。社内説明会で使うなら、どちらかにそろえるよう1文足して頼むのが早いです。
見た目についてもClaudeは説明していました。配色は紺でそろえ、表紙と見通しの2枚を暗い色にしたそうです。答えの途中には「全スライド視覚チェック完了。崩れ・はみ出しなし。」という一文も出ています。これはClaudeが自分で確かめたと言っている内容です。編集部がダウンロードしたファイルを開いて、崩れを見たわけではありません。
3枚目だけ直すと156秒で差し替わりほかの4枚の見出しは同じだった
3枚目だけを直すよう頼むと、Claudeは156秒で3枚目を「2026年度の目標」に差し替えました。1から作った268.7秒より短い時間です。作業の前には「他4枚のコードは変更しないので同一のまま出力されます」と書いていました。答えに並んだ5枚の見出しは次のとおりです。
- 2025年度 決算概要
- 損益計算書サマリー
- 2026年度の目標
- 販売チャネル別の売上
- 2026年度の見通し
最初の答えの見出しと比べると、変わったのは3枚目だけです。最初の答えでは見出しの後ろに単位などのかっこ書きが付いていましたが、それを除けば4枚とも同じ言葉でした。3枚目にあった販管費の内訳は、頼んだとおり新しい中身に入れ替わっています。
3枚目の2行は「EC比率 35.0%→40%」と「物流費(売上比)9.1%へ」で、頼んだ数字と合っていました。40%と9.1%は、決算資料に書かれている2026年度の目標と同じ数字です。画面の右のプレビューでも、1枚目の4つの数字と2枚目の表は最初と同じまま残っていました。3枚目の位置には「2026 年度の目標」という見出しが見えています。
答えの下に出た札の名前は、最初と同じ「決算説明 2025」でした。前のファイルが置き換わったのか、同じ名前でもう1つできたのかは画面からは分かりません。
頼んでいない補足の一文が足されていた
Claudeは2行をカードの形で置き、それぞれに補足の一文を添えたと書いていました。頼んだのは2行だけなので、指示より少し足した形です。ただ足したことを答えの中で断っていて、「不要なら削除します」と続けています。黙って足したわけではないので、見直すときに気づけます。
見出しが近いことにClaudeが自分で気づいた
もう1つ目を引いたのは、見出しの重なりをClaudeが自分から伝えてきたことです。3枚目の「2026年度の目標」と5枚目の「2026年度の見通し」は、名前が近くなります。Claudeは「統合や5枚目の名称変更が必要なら対応します」と書いていました。最初の5枚目にはEC比率の目標40%と物流費の9.1%も載っていたので、同じ目標が2枚に出る形です。配る前にどちらかへまとめておくと、話が重なりません。
PowerPointでダウンロードしたいと頼むと17.2秒で「もう渡している」と返った
「PowerPointのファイルでもらえますか」と聞くと、Claudeは17.2秒で「もうお渡ししているファイルがPowerPoint形式(.pptx)です」と答えました。作り直さずに、上に出ている「決算説明 2025」の札からそのままダウンロードできると案内しています。

答えには「念のため」と断って直リンクのファイルを示す一文があり、同じ名前の札がもう一度付いていました。PDFなど別の形がほしければ言ってほしいとも添えています。今回の流れでは、スライドを頼んだ時点で届いたものがもうPowerPointのファイルでした。PowerPointで受け取りたい人も、形を後から頼み直す手間はかかりません。
公式の説明とも照らしました。アーティファクトのヘルプによると、テンプレートから作ったものは「Export」を押して書き出します。スライドはPowerPointかPDFにできると書かれています。

今回の画面で見えたのは札の「ダウンロード」のボタンと、右のプレビューの上に並んだ小さなボタンでした。「Export」という文字のボタンは写っていません。入力欄でテンプレートを選ばずに文だけで頼んだので、ヘルプの言うテンプレートからのスライドと同じものかは画面からは分かりません。テンプレートから作ったときの画面は、この検証では確かめていません。ダウンロードしたファイルをPowerPointで開くところもやっていないので、仕上がりは手元で確かめてください。
前の使い方との違いは「資料」とだけ頼んでもClaudeが7枚のPowerPointを選んだことだ
「スライド」と書かずに「資料」とだけ頼んでも、Claudeは自分でPowerPointを選んで334.2秒で7枚を作りました。ここが前の使い方との違いです。
Claudeの公式ヘルプによると、新しい使い方ではチャットとCoworkの区別がなくなります。頼んだ中身に合わせて、Claudeが使う道具を決める形です。前は入力欄に「Chat」と「Cowork」の切り替えがあり、大きな仕事は頼む前にどちらかを選ぶ形でした。9月16日のリリースノートでも、レポートや表やプレゼンを頼むときに先にモードを選ばなくてよいと書かれています。

2つ目の会話は、その頼み方をそのまま試したものです。売上のCSVを添付して「来週の営業会議で使う資料」と頼みました。Claudeは2個のコマンドを実行したあと、「数字が揃いました。営業会議向けのPowerPoint資料として作成します」と書いています。続けて「日本語フォントの表示確認をしてから作成します」と出て、334.2秒で「2025 売上実績レポート」という7枚が届きました。文書や表計算のファイルではなく、スライドの形を選んだことになります。

画面の右には、表紙と「エグゼクティブ サマリー」の2枚が見えていました。表紙には「データ出典: uriage_2025.csv」と、渡したファイルの名前が入っています。2枚目には年間売上合計・月平均売上・最需要月の3つが大きく並び、その下に商品ごとの動きが3行でまとめられていました。
枚数を書いたときと書かないときの違い
1つ目の会話で「5枚」と書いたときは、ちょうど5枚が返っていました。枚数を書かなかった2つ目の会話では、Claudeが7枚に決めています。秒数は5枚が268.7秒で7枚が334.2秒でしたが、材料が違うので枚数だけの差とは言えません。会議の時間に合わせたい場合は、枚数を書いて頼むほうが確実です。
「資料」で作った7枚も売上CSVの数字は全部合いClaudeは単位を足さなかった
「資料」とだけ頼んだ7枚でも、チャットに並んだ数字を正しい答えと照らすと違う数字は0個でした。年間合計は558,900で、商品別では商品A(タンブラー)の146,400がいちばん多くなっています。商品B(エコバッグ)の140,600がそれに続き、商品E(保温ボトル)は101,100でした。商品D(弁当箱)は88,000で、商品C(冷感タオル)は82,800です。いちばん多い月は12月の49,800でした。
伸びの読み取りも合っています。Claudeは商品Bを「成長株」とし、1月の10,100から12月の13,300まで毎月増えて+31.7%と書きました。正しい答えでも、12月を1月で割って伸びがいちばん大きいのは商品Bの1.317倍です。月平均の46,575と、上半期の273,400から下半期の285,500への増加もCSVの数字と合っていました。
単位の無いCSVに単位を足さなかった
正しい答えの側では単位を千円としていますが、CSVの見出しには単位を書いていません。Claudeは円や千円を勝手に付けず、数字をそのまま載せていました。画面の2枚目でも、年間売上合計は「558,900」とだけ出ています。答えの最後には「金額なのか数量なのか明示があれば、軸ラベルの表記を合わせます」とありました。単位を思い込みで足すより安全ですが、そのまま会議に出すと何の数字か伝わりません。材料を渡すときに単位も一言添えておくと、この手間は減らせます。
評価の言葉はClaudeの見立てとして読む
商品ごとの評価の言葉にも目を通しておきたいところです。Claudeは商品Dに「要注意」と付け、1月の7,900から12月の6,500に減ったと書いていました。数字は合っていますが、「要注意」かどうかは会議で決めることです。「成長株」や「安定基盤」も含めて、評価の言葉はClaudeの見立てとして扱うのが安全です。
Claudeのスライド作成の注意点は単位と同じ中身の重なりと頼んでいない補足だ
今回の結果から見える使いどころは、社内向けの資料の下書きです。決算PDFや売上CSVのように数字がはっきりした材料なら、Claudeは数字を写し間違えずにスライドへ載せていました。写し間違いが0個だったぶん、人は単位や見出しの見直しに時間を回せます。

配る前に見る3つのこと
- 単位がそろっているか。決算の5枚では億円と百万円が混ざり、売上の7枚には単位が付いていませんでした。
- 同じ中身が2枚に出ていないか。3枚目を直したあとは、2026年度の目標が3枚目と5枚目の両方に載る形でした。
- 頼んでいない文が足されていないか。3枚目のカードには、頼んでいない補足の一文が付いていました。
3つともClaudeが答えの中で自分から触れていた点です。答えの最後の数行まで読めば気づけるので、スライドだけを見て終わらせないのがコツになります。
設定でコード実行とファイル作成を入れておく
アーティファクトのヘルプには、使うには設定の「Capabilities」で「Cloud code execution and file creation」を入れておく必要があると書かれています。今回の答えでも「5個のコマンドを実行しました」と出たあとに、ファイルの札が付いていました。スライドが出てこないときは、まずこの設定を見てください。
待ち時間と上限の表示
スライドを作る回は、どれも156秒以上かかりました。答えの中には「9個のファイルを読み込み」のような作業の記録が1行ずつ残っています。4回の送信のあいだ、上限に当たったという表示や残り回数の表示は画面に出ていません。1つの会話に3回続けて送っても、途中で止められることはありませんでした。
Claude Slidesが無料プランで使えるかは公式の書き方が分かれていて今回はClaude Maxだけで試した
無料プランでスライドを作れるかは、公式の書き方がそろっていません。9月16日のリリースノートは、Claude Slidesを含むアーティファクトは無料を含むすべてのプランで使えると書いています。一方で同じ日のブログは、Claude DocsとClaude SlidesとClaude Designの3つを有料プランのベータとしています。
アーティファクトのヘルプの表では、会話の中でアーティファクトを作る欄には無料プランにも印が付いています。テンプレート(Design・Slides・Docs)から始める欄は、無料プランだけ印がありません。会話で頼んで作る場合とテンプレートから始める場合で、使えるプランが分かれている書き方です。

新しい使い方そのものも、全員に一度に届いているわけではありません。ブログとヘルプは、ProとMaxのプランから順に広げると書いています。同じプランでも届く時期はずれるそうです。ヘルプによると、入力欄に「Chat」と「Cowork」の切り替えがまだ出ているなら新しい使い方はまだ届いていません。

AInformation編集部の画面の入力欄には、その切り替えは写っていませんでした。今回試したのはClaude Maxだけなので、無料プランやProで同じ答えが返るかは確かめていません。無料プランで試すときは、Claudeの無料版でできることもあわせて見てください。
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社内向けの資料の下書きなら、Claudeに任せてよいと考えます。決算PDFから5枚を268.7秒で作り、チャットに並んだ数字は資料と1つも食い違わなかったからです。一方で単位が億円と百万円で混ざり、同じ目標が2枚に載るといった粗さは残りました。数字を写す作業は任せて、人は単位と見出しの流れを見る分担にすると手戻りが減ります。1枚だけの直しも156秒で済んだので、作り直すより直しを頼むのがおすすめです。
- Claudeでスライドを作るにはどう頼めばいいですか?
- 資料を添付して、枚数と使う場面を書いた文を1つ送るだけで作れました。2026年9月30日にClaude Maxで決算PDFを添付し、「社内説明会で使う5枚のスライドを作ってください」と送ると268.7秒でPowerPointのファイル(.pptx)が届いています。見出しと数字をチャットにも書くよう添えておくと、中身を資料と照らしやすくなります。モードやテンプレートは選んでいません。
- Claudeが作ったスライドの数字は正確ですか?
- 今回の2回の検証では、資料と違う数字は0個でした。決算PDFから作った5枚では、売上高682億円や営業利益41.7億円などチャットに並んだ数字がすべて資料と合っています。売上CSVから作った7枚でも、年間合計558,900などCSVと合っていました。ただ単位は億円と百万円が混ざっていたので、配る前に見直してください。
- Claudeで作ったスライドはPowerPointでダウンロードできますか?
- 今回はスライドを頼んだ時点で、PowerPointのファイル(.pptx)として届きました。答えの下に「プレゼンテーション・PPTX」の札と「ダウンロード」のボタンが出ます。あとから「PowerPointのファイルでもらえますか」と聞くと、17.2秒で「もうお渡ししているファイルがPowerPoint形式(.pptx)です」と返りました。ダウンロードしたファイルをPowerPointで開くところまでは確かめていません。
- 作ったスライドを1枚だけ直してもらえますか?
- 直してもらえました。「3枚目のスライドだけを直してください」と見出しと入れる2行を指定すると、156秒で3枚目が「2026年度の目標」に差し替わっています。ほかの4枚の見出しは最初と同じで、画面の1枚目と2枚目の数字も変わっていません。Claudeは頼んでいない補足の一文を足していて、そのことを答えの中で断っていました。
- 無料プランでもClaudeでスライドを作れますか?
- 公式の書き方が分かれていて、この検証では確かめていません。9月16日のリリースノートは、Claude Slidesを含むアーティファクトが無料を含むすべてのプランで使えると書いています。一方でブログとアーティファクトのヘルプは、テンプレート(Design・Slides・Docs)を有料プランのベータとしています。今回試したのはClaude Maxだけです。
