Geminiに会話のあとで「今のまとめ方をスキルにして」と頼むと、22.6秒で「登録しました」と返りました。ただ手順には頼んだ3つの決まりが入らず、新しいチャットで短く頼んでも形は出ませんでした。スキルを止めるのもチャットではなく[スキル]ページです。
- Geminiのスキルは[設定]の[スキル]ページで作るか、チャットで手順を書いて頼んで作る。呼ぶときは「/」で選ぶか、Geminiが内容を見て自動で使う
- 2026年10月1日にGoogle AI ProのGeminiで「今のまとめ方をスキルにして」と頼むと、22.6秒で「登録しました」と返った
- ただし画面に出た手順には、直前に頼んだ3つの決まり(【売上メモ】で始める・多い順の表・次に確かめること2つ)が1つも入っていなかった
- 新しいチャットで「ラボ用」と書いて34字で頼むと、41.4秒で1,564字の答えが返ったが【売上メモ】の形は出なかった
- 129字の手順を書いて頼んだ1回目は形の決まりを3つとも守った一方で、答えの商品名と数字は添付した売上CSVに無いものだった
- 「売上メモを無効にして」とチャットで頼むと19.6秒で断られた。公式ヘルプにもチャットからは有効化・無効化・削除ができないとある
Geminiのスキルの使い方は手順を書いて保存し「/」か自動で呼び出す
Geminiのスキルは、よく使う頼み方を手順として保存しておいて別のチャットで呼び出す機能です。AInformation編集部は2026年10月1日にGoogle AI ProのGeminiでスキルを作り、新しいチャットで使えるかまで試しました。先に公式のやり方と、そのまま使える文を載せます。
作り方は2つあります。1つは左のサイドバーの[設定]から[スキル]のページを開き、[Gemini で作成]か[手動で作成]を選ぶやり方です。[手動で作成]では名前と説明と手順を自分で書いて、上の[作成]を押せば保存されます。もう1つはふつうのチャットの入力欄で頼むやり方です。公式ヘルプには、Geminiがスキルを作って[スキル]ページに保存すると書かれています。
呼び出し方も2つです。入力欄で「/」を打つと、保存したスキルを選べます。もう1つは何も指定しない使い方で、有効にしてあるスキルをGeminiが頼んだ内容から判断して自動で使います。今回は「/」から選ぶ操作は試していません。自動で使われるかどうかは、このあとの3回目で確かめました。
手順を書き切ってスキルを頼むプロンプト
チャットで作るなら、決まりを全部書いた文で頼むのが安全です。今回の検証では、会話のあとで「今のまとめ方をスキルにして」とだけ頼みました。すると「登録しました」と返ったのに、頼んだ3つの決まりは手順から抜けていました。そこで公式ヘルプが例に出している「次の手順に沿ってスキルを作成してください」の形に、3つの決まりと使う場面を書き込んだのが次の文です。
次の手順に沿ってスキルを作成してください。名前は「売上メモ」です。使う場面は、売上データのファイルが添付されてまとめを頼まれたときです。手順:1. 1行目は「【売上メモ】」で始めて、年間の合計と1位の商品を書く。2. 商品ごとの年間合計を多い順の表にする。単位は資料のとおりにする。3. 最後に「次に確かめること」を2つ、箇条書きで書く。保存したら、スキルの名前と説明と手順をここに書いてください。
この文そのものは、今回はまだ送っていません。今回送った文との違いは、手順を「今のまとめ方」と指さすのではなく文の中に書き切っていることです。保存されたら[スキル]ページでそのスキルを開いて、手順の欄に3つの決まりがあるかを目で確かめてください。
毎回打つなら形を決めて頼むプロンプト
スキルを使わずに毎回頼む今までのやり方なら、次の129字の文で形はそろいました。売上のCSVを添付して送ると、Geminiは22.6秒で答えを返しています。1行目の【売上メモ】も多い順の表も「次に確かめること」2つも守られていました。「サンプル商事」を自分の会社や資料の名前に替えれば、そのまま使えます。[手動で作成]の手順の欄に貼る下書きにもなります。
添付したサンプル商事の売上データを、次の形でまとめてください。1. 1行目は「【売上メモ】」で始めて、年間の合計と1位の商品を書く。2. 商品ごとの年間合計を多い順の表にする。単位は資料のとおりにする。3. 最後に「次に確かめること」を2つ、箇条書きで書く。
ただこのときの答えは、商品名も数字も添付したCSVと違っていました。形の決まりを守っても中身まで正しいとは限らないので、答えの数字は元の資料と照らしてから使ってください。
Geminiは「スキルにして」に22.6秒で登録と答えたが決まり3つは手順に入らなかった
Geminiに会話のあとで「今のまとめ方をスキルにしてください」と頼むと、22.6秒で「スキル「売上メモ」を以下の内容で登録しました。」と返りました。ところが画面に並んだ手順には、直前に頼んだ3つの決まりが1つも入っていません。代わりに「全体の売上サマリー」「主要な動向・特記事項」「必要に応じた内訳」という頼んでいない項目が並びました。
何が変わったのかは、Googleが2026年9月30日にGeminiのリリースノートで発表しています。スキルをGeminiのチャットへ世界で出し始め、チャットの内容からスキルを作れて合う依頼が来たら自動で動かせるという内容です。スキルはそれまでGemini Sparkで使える機能として出ていました。今回はこの2つの説明どおりに動くかを、実際の画面で確かめています。
ただ今回の画面では、頼んだ形のまま使い回すところまでは届きませんでした。新しいチャットで「ラボ用」と書いて34字で頼んでも、答えは【売上メモ】で始まらず「次に確かめること」もありません。チャットで「無効にして」と頼むと、19.6秒で断られました。スキルを止めるのはチャットではなく[スキル]ページで、これは公式ヘルプの書き方と合っています。

Geminiに送った5つの文の結果
| 送った文 | かかった秒 | 答えの文字数 | 結果 |
|---|---|---|---|
| ①手順を書いてまとめを頼む(129字) | 22.6秒 | 167字 | 形の決まり3つを守った。商品名と数字は資料と違った |
| ②今のまとめ方をスキルにして | 22.6秒 | 392字 | 「登録しました」と返った。手順に決まり3つは入らず |
| ③新しいチャットで34字で頼む | 41.4秒 | 1,564字 | 売上メモの形は出なかった。数字は資料と合った |
| ④英語のプレスリリースをまとめて | 25.6秒 | 54字 | 売上メモは出ず。まとめも断られた |
| ⑤売上メモを無効にして | 19.6秒 | 27字 | 「設計に含まれていません」と断られた |
表の秒数は文を送ってから答えが出そろうまでで、文字数は編集部の仕組みが答えの欄から読み取った数です。5回とも画面のモデルの表示は「Flash」でした。どの文も1回ずつ送った結果です。
検証はGoogle AI ProのGeminiに5つの文を3つのチャットで1回ずつ送った
材料はAInformation編集部が検証のために作った架空の会社「株式会社サンプル商事」の資料です。1つ目は2025年の1月から12月までの5つの商品の売上を並べたCSVで、見出しに単位は書いていません。2つ目は、この会社の新しいサービスを知らせる英語のプレスリリース(TXT)です。正しい答えは作った側で先に決めてあり、Geminiの答えはそれと1つずつ照らしました。
使ったのはGoogle AI Proの個人アカウントです。パソコンのブラウザでWeb版のGeminiを開き、2026年10月1日の午後1時台に送りました。画面のモデルの表示は5回とも「Flash」で、選び直していません。作ったスキルがふだんの依頼で動かないように、使う場面は「ラボ用」と書いたときだけにしてあります。

- 売上CSVを添付して形を決めて頼む。新しいチャットを開いてCSVを添付し、129字の文を送りました。送った文の上には「CSV」と「uriage_2025」の札が出ています。Geminiは22.6秒で167字の答えを返し、答えの右上には「コードを表示」のボタンが付いていました。
添付したサンプル商事の売上データを、次の形でまとめてください。1. 1行目は「【売上メモ】」で始めて、年間の合計と1位の商品を書く。2. 商品ごとの年間合計を多い順の表にする。単位は資料のとおりにする。3. 最後に「次に確かめること」を2つ、箇条書きで書く。

- 同じチャットで今のまとめ方をスキルにするよう頼む。確認は要らないと書いて、保存したら名前と説明と手順を書くよう頼みました。22.6秒で392字の答えが返っています。保存の前に確かめるボタンは出ませんでした。
今のまとめ方をスキルにしてください。名前は「売上メモ」です。使う場面は「依頼文に『ラボ用』と書かれていて、サンプル商事の売上データが添付されたときだけ」にしてください。確認は要らないので、そのまま保存してください。保存したら、スキルの名前と説明と手順をここに書いてください。

- 新しいチャットで同じCSVを添付して短く頼む。スキルの名前も「/」も書かずに、34字の文だけを送りました。先頭の「ラボ用:」の4字は、スキルの使う場面に合わせて足した条件です。答えは41.4秒で返りました。
ラボ用:サンプル商事の2025年の売上データです。まとめてください。

- また新しいチャットで英語のプレスリリースを添付してまとめを頼む。売上データではない資料で、スキルが勝手に使われないかを見る課題です。こちらにも「ラボ用」を書きました。送った文の上には「TXT」と「press_release_en」の札が出ていて、答えは25.6秒で返っています。
ラボ用:添付した英語のプレスリリースを、日本語でまとめてください。

- 同じチャットで売上メモを無効にするよう頼む。削除はせずにオフにするだけと書きました。19.6秒で返った答えは1文だけでした。
スキル「売上メモ」を無効にしてください。削除はせず、自動で使われないようにオフにするだけにしてください。終わったら、いまの状態を教えてください。

[スキル]ページは今回は開いていません。保存されたかどうかは、Geminiの答えの文と画面に出たものだけで見ています。
129字の手順で頼んだ1回目は形を守ったが商品名と数字が資料と違った
1回目の答えは、頼んだ形の決まりを3つとも守っていました。1行目は【売上メモ】で始まり、年間の合計と1位の商品が書かれています。商品ごとの表は多い順に並び、最後に「次に確かめること」が2つ付きました。形だけを見れば、頼んだとおりの答えです。
ところが中身は資料と合いません。答えは年間の合計を6,020万円とし、1位の商品を「ノートパソコン」としました。表に並んだのはノートパソコン2,750・スマートフォン2,050・タブレット1,220の3つで、単位は万円です。添付したCSVにあるのはタンブラーやエコバッグなど5つの商品で、年間の合計は558,900でした。1位は商品A(タンブラー)の146,400です。
売上CSVの答え合わせ(1回目と3回目)
| 項目 | CSVの正しい値 | ①形を決めて頼んだ答え | ③34字で頼んだ答え |
|---|---|---|---|
| 年間の合計 | 558,900 | 6,020万円 | 558,900円 |
| 1位 | 商品A(タンブラー)146,400 | ノートパソコン 2,750万円 | 商品A(タンブラー)146,400円 |
| 2位 | 商品B(エコバッグ)140,600 | スマートフォン 2,050万円 | 商品B(エコバッグ)140,600円 |
| 3位 | 商品E(保温ボトル)101,100 | タブレット 1,220万円 | 商品E(保温ボトル)101,100円 |
| 4位 | 商品D(弁当箱)88,000 | (表に無い) | 商品D(弁当箱)88,000円 |
| 5位 | 商品C(冷感タオル)82,800 | (表に無い) | 商品C(冷感タオル)82,800円 |
| 形の決まり3つ | - | 3つとも守った | 1つも出なかった |
答えに出た数字は4つとも資料に無い数で、資料の5つの商品は1つも出てきませんでした。「次に確かめること」の2つも、資料に無いノートパソコンの月別の推移とタブレットの販売動向です。送った文の上には「uriage_2025」の札が出ていて、答えの上には「コードを表示」のボタンもありました。添付はできていたように見えます。それでもなぜ資料と違う中身になったのかは、この検証では分かりません。「コードを表示」の中身も開いていません。
同じCSVを添付した3回目のチャットでは、Geminiは年間の合計を558,900と答えて5つの商品の順位も合っていました。同じモデルの表示でも、チャットによって答えの中身が変わったことになります。どちらも1回ずつの結果です。スキルで形をそろえても、数字が資料と合うかは別に確かめる必要があります。
Geminiが会話から作ったスキルの手順には【売上メモ】も多い順の表も入らなかった
2回目の「今のまとめ方をスキルにしてください」に、Geminiは22.6秒で「登録しました」と答えました。答えにはスキル名・説明・実行トリガー(適用条件)・手順の4つの見出しが並んでいます。名前は頼んだとおり「売上メモ」でした。
使う場面の条件は入っていました。説明の欄は「依頼文に「ラボ用」の記載があり、かつサンプル商事の売上データが添付されている場合にのみ適用する」です。実行トリガーの欄にも同じ2つの条件が並び、両方を満たすときだけ自動で使うと書かれていました。
抜けたのは肝心の手順です。手順は「トリガー判定」「データ抽出・整理」「要約の作成」の3段でした。最後の1行は「簡潔な「売上メモ」形式で出力する」です。1回目に頼んだ1行目の【売上メモ】も多い順の表も「次に確かめること」2つも、手順のどこにも書かれていません。表に当たる所には「必要に応じた内訳」とだけありました。
頼んだ決まりと保存されたと返った手順
| 項目 | ①②で頼んだこと | ②の答えに出た手順 |
|---|---|---|
| 1行目 | 「【売上メモ】」で始めて合計と1位を書く | 書かれていない |
| 表 | 商品ごとの年間合計を多い順に | 「必要に応じた内訳」とだけある |
| 最後 | 「次に確かめること」を2つ | 書かれていない |
| 使う場面 | 「ラボ用」と書いて売上データを添付したとき | 説明と実行トリガーに入った |
| 頼んでいない手順 | - | トリガー判定・データ抽出・整理・主要な動向 |
頼んでいない中身も足されています。「データ抽出・整理」には売上合計・期間・主要取引項目を抜き出すとあり、「要約の作成」には全体の売上サマリーと主要な動向・特記事項が入りました。画面に出た手順を見るかぎり、決まりはそのまま写されず一般的なまとめの手順に置き換わっていました。
保存されたことを示すカードや[スキル]ページへの案内も、答えの画面には写っていません。公式ヘルプによると、チャットでのスキル作成は個人のアカウントから順に広げている途中です。まだ使えないチャットもあるとしています。今回は[スキル]ページを開いていないので、売上メモが本当に保存されたかは確かめていません。

ヘルプの例は「次の手順に沿ってスキルを作成してください」のあとに手順を続ける書き方です。今回のように「今のまとめ方」と前の会話を指すだけの頼み方は、例には出てきません。会話からスキルを作るなら、手順を文の中に書き切る頼み方のほうがヘルプの例に近くなります。ヘルプにはチャットで直したい所を説明すればスキルを直せるともありますが、今回は試していません。
前のやり方との違いは34字で頼むと売上メモの形が1つも出なかったことだ
頼む文を129字から34字に減らした3回目は、売上メモの形が1つも出ませんでした。答えは41.4秒で返り、読み取った文字数は1,564字です。1行目は「ご提示いただいたサンプル商事の「2025年売上データ(uriage_2025.csv)」を集計・分析いたしました。」で、【売上メモ】では始まっていません。最後の「次に確かめること」もありませんでした。
数字は資料と合っていました。年間の合計は558,900で、商品別の多い順は商品A(タンブラー)146,400・商品B(エコバッグ)140,600・商品E(保温ボトル)101,100・商品D(弁当箱)88,000・商品C(冷感タオル)82,800です。月の合計がいちばん多い12月の49,800と、いちばん少ない2月の44,100もCSVのとおりでした。CSVに単位が無いため、Geminiは「円」を付けて書いています。
答えは「全体サマリー」「商品別売上実績・主要統計量」「商品別の特徴と分析インサイト」の3つに分かれ、表には構成比や月平均や標準偏差まで入りました。商品Bは1月の10,100から毎月200〜300ずつ増えたという読み取りも、CSVと照らすと合っています。1つ目の見出しは、2回目の手順にあった「全体の売上サマリー」と似ていました。ただ画面にスキルを使ったという札は出ていません。スキルが使われたのかどうかは、この画面からは分かりません。
編集部の仕組みが読み取った1,564字の終わりには、「データの中身を確認できませんでした」という逆の内容の文もつながっていました。この部分は撮った画面の外にあります。画面でどう表示されていたかは確かめていないので、答え合わせには使っていません。
毎回129字で頼む前のやり方と比べた
毎回129字の手順を書いた1回目は、22.6秒で167字の短い答えになり形の決まりは3つとも守られました。スキルに任せて34字にした3回目は41.4秒で1,564字になり、形の決まりは1つも出ていません。今回の結果では、決まった形がほしいときは手順を書いて頼んだ1回目のほうが形がそろいました。一方で数字が合っていたのは3回目のほうです。
公式ヘルプは自動で使う条件を、有効なスキルのうち頼んだ内容と意図に合うものとしています。必ず使うとは書いていません。今回は保存も確かめていないので、自動で使う仕組みが働かなかったとまでは言えません。

英語のプレスリリースでは売上メモは出ずGeminiは25.6秒でまとめを断った
売上データではない英語のプレスリリースを添付すると、売上メモの形は出ませんでした。関係の無い資料で、スキルが勝手に使われることはなかったことになります。ただGeminiはまとめそのものも引き受けず、25.6秒で54字の断りを返しました。
返ってきたのは「私は大規模言語モデルとしてまだ学習中です。そちらについては理解できないため、すみませんがお手伝いできません。」の1文です。送った文の上には「TXT」と「press_release_en」の札が写っていて、添付は画面の上ではできていました。資料には提供開始の2026年10月1日や月額4,980円(税込)、42店で3か月試した結果などの数字が入っています。どれも答えには出てきませんでした。
なぜここで断られたのかは、この検証では分かりません。スキルの条件に入れた「ラボ用」をこの文にも書いていますが、断りとの関係は画面からは読み取れません。1回だけの結果なので、同じ文をもう一度送れば答えが変わるかもしれません。英語の資料を日本語にする使い方は、AI翻訳の精度を4つ比べた記事でくわしく扱っています。
Geminiのスキルはチャットで無効にできず19.6秒で断られ[設定]から止める
売上メモを無効にするよう頼むと、Geminiは19.6秒で短い断りを返しました。答えは「私は言語モデルで、そちらは私の設計に含まれていません。」の27字だけです。無効にしたという表示も、設定の手順の案内もありませんでした。チャットの中からスキルを止めることはできていません。
この結果は公式ヘルプの書き方どおりです。ヘルプには、チャットやタスクのスレッドからはスキルを有効にも無効にもできず削除もできないとあります。止めたいときは左のサイドバーの[設定]から[スキル]を開きます。止めたいスキルを選んで、画面の上の[その他]から[無効にする]を押す手順です。

無効にしても、スキルそのものは消えません。ヘルプによると、無効のスキルを使うよう頼めばもう一度有効にするかを聞かれます。消すときは同じ[スキル]ページでスキルにカーソルを重ねて、[その他]から[削除]を選びます。削除は元に戻せないので、迷ったら無効にしておくほうが安全です。
今回作った売上メモは、チャットで止められなかったので編集部のアカウントに残っているかもしれません。使う場面を「ラボ用」と書いたときだけにしてあるので、ふだんの依頼では動かない作りです。試しにスキルを作ったときは、チャットで片づけようとせず[スキル]ページを開くのが近道です。
Geminiのスキルを会話から作るときの注意点は3つある
5回の結果から、会話をスキル化するときに気をつけたいことは3つにまとまります。どれも今回の画面で実際に起きたことです。

1. 保存されたスキルの手順を[スキル]ページで読む
「今のまとめ方をスキルにして」と前の会話を指す頼み方では、3つの決まりが手順から抜けました。答えの文に「登録しました」と出ると、そこで安心しがちです。保存のあとは[スキル]ページでスキルを開き、手順の欄に決まりが全部あるかを読んでください。足りなければ、ヘルプにあるとおり[説明]と[手順]の欄を直接直して[保存]を押せます。
移行のヘルプは、よいスキルの書き方として3つを挙げています。使う場面を書くこと・指示を短くまとめること・欲しい答えの例を入れることです。今回抜けたのは、答えの例に当たる形の決まりでした。手順には答えの1行目の書き出しや表の並べ方まで具体的に書いておくと、抜けたときに気づきやすくなります。
2. 新しいチャットで自動で使われるとは限らない
3回目は「ラボ用」と書いて売上のCSVを添付し、スキルの条件どおりに頼みました。それでも答えは売上メモの形になっていません。スキルを作ったら、新しいチャットで一度試してください。形が出るのを見てから仕事に使い始めると安心です。入力欄で「/」を打って選ぶ呼び方もありますが、今回は試していません。
3. スキルを止めるのはチャットではなく[スキル]ページ
チャットで無効にするよう頼んでも、19.6秒で断られて止まりませんでした。試しに作ったスキルや使わなくなったスキルは、[設定]の[スキル]から自分で無効にします。移行のヘルプによると、スキルはいくつでも作れて同時に有効にできるのは100個までです。作りっぱなしにすると、思わぬ依頼で自動で使われることもありえます。
![Geminiのスキルで今回確かめたこと。Gemini。Web版・Flash。できた。「登録しました」と返事が来る。使う場面に「ラボ用」を入れる。関係ない資料では売上メモが出ない。できなかった。手順に3つの決まりを残す。34字の頼み方で形を出す。チャットからスキルを止める。止めるのは[スキル]ページから。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のできる/できない)](https://ainformation.jp/wp-content/uploads/2026/10/ainformation-gemini-3-20261001-fig15.jpg)
この3つのほかに、数字の確かめも欠かせません。1回目は形を全部守ったのに、商品名と数字が資料と違っていました。スキルがそろえてくれるのは答えの形です。中身の正しさは、元の資料と照らして自分で見てください。
Geminiのスキルは18歳以上の個人アカウントで使えてGemは11月からスキルに移る
公式ヘルプが挙げるスキルの条件は3つです。18歳以上であること・個人のGoogleアカウントでログインしていること・[アクティビティの保存]がオンになっていることです。仕事用や学校用のGoogleアカウントでは、今のところ使えません。使える場所はモバイルアプリとMacのGeminiアプリと、gemini.google.comのWeb版です。

ヘルプのよくある質問には「スキルは Google AI サブスクリプションがなくても利用でき、チャットで使用できます」とあります。今回試したのはGoogle AI Proの個人アカウントだけで、無料のアカウントでは確かめていません。リリースノートは今は18歳以上に出していて、ほかの人にも近く広げると書いています。[設定]に[スキル]が見当たらないときは、まだ届いていない可能性があります。
Gemとの違いと11月からの移行
これまでのGemは、専用の画面で指示を書いておいてそのGemを開いてから話す使い方でした。スキルはふつうのチャットの中で「/」と名前で呼ぶか、Geminiが自動で使う作りです。Googleは移行のヘルプで、今のチャットのままタブを切り替えずに使えるのがスキルの良さだと説明しています。
個人のGoogleアカウントのGemは、2026年11月からスキルへ移ります。Gemが消えるときは自動でスキルとして作り直されるので、自分で移さなくても中身は残る仕組みです。早めに移したいときは[スキル]ページの[手動で作成]を開いて、Gemの名前と説明と指示を写して保存します。

気をつけたいのは、今はまだスキルと一緒に使えない機能があることです。移行のヘルプはCanvas・Deep Research・動画の作成・音楽の作成・ガイド付き学習を挙げています。これらをGemで組み合わせていた人は、移る前に使い方を見直しておくと困りません。
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スキルは、毎回同じ長い指示を打つ手間を減らせる機能です。ただ今回は会話から作らせたスキルの手順に肝心の形の決まりが入らず、新しいチャットでも形は出ませんでした。答えの文に「登録しました」と出ても、それだけで信じないことが大事です。作ったら[スキル]ページで手順を読み、新しいチャットで一度試してから仕事に使うことをおすすめします。数字の正しさは形とは別に、元の資料と照らして確かめてください。
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