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年賀状はAIなら0円だがClaudeの文面は3案ともマナー違反だ

読了 約24分
スマートフォンでGeminiのアシスタント起動画面を操作する手元と、背景にぼやけた男性の顔が写っている写真
この記事の要点

2027年の年賀状はAIなら0円で作れます。画像を作れるAI79本のうち0円から使えて日本語対応の印が最上位なのは15本でした。ただしClaudeに取引先向けの文面を頼むと3案とも句読点が入りました。引受開始は12月20日で元日に届く目安は12月27日です。

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藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する情報やサービスを解説・紹介するWebメディア。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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2027年の年賀状はAIなら0円で作れます。画像を作れるAI79本のうち0円から使えて日本語対応の印が最上位なのは15本でした。ただしClaudeに取引先向けの文面を頼むと3案とも句読点が入りました。引受開始は12月20日で元日に届く目安は12月27日です。

12月20日2027年用の年賀状の引受開始日。これまでの12月15日から5日遅くなった
12月27日元日に届けるための差出の目安。これまでは12月25日
15本画像を作れるAI79本のうち0円から使えて日本語対応の印が最上位の数(AInformation調べ・2026年9月30日)
この記事で分かること
  • 2027年用の年賀状は引受開始が12月20日に遅れ元日に届く差出の目安も12月27日になったこと
  • 12月19日までにポストへ入れた年賀状は元日ではなく年内に届いてしまうこと
  • 画像を作れるAI79本のうち0円から使えて日本語対応の印が最上位なのは15本で年賀状の絵を文字から作るのに向くのは6本だったこと
  • Claudeに取引先向けの文面を3つ頼むと3案とも句読点が入り1案は「新年明けまして」の重ね言葉だったこと
  • 絵と文面を分けて頼むプロンプト3つと12月27日までにやっておく5つのこと
  • 2027年用のGeminiの年賀状の取り組みは中身も始まる日も9月30日時点で公表されていないこと

2027年(令和9年)の年賀状は、出せる日がこれまでより5日遅くなります。日本郵便が2026年8月31日に出した発表では、年賀状の引受開始は12月20日(日)です。これまでは12月15日でした。元日に届けるための差出の目安も、12月25日から12月27日(日)へ後ろにずれています。

気をつけたいのは早く出しすぎたときです。12月19日(土)までにポストへ入れた年賀状は、ふつうの郵便と同じ日数で年内に届きます。年賀はがきの発売は11月2日(月)で、9月30日から数えると33日後です。

AIで年賀状を作る人に関わる動きもあります。日本郵便は同じ発表で、GoogleのGeminiを使った年賀状の取り組みを2027年用でも展開する予定だと書きました。2026年用では「#Geminiで年賀状」という名前で、2025年12月15日から無料で使えたものです。今年の中身と始まる日は「詳細は別途お知らせ」とだけあり、9月30日時点では公表されていません。

AInformationは2026年9月30日に、この話を3つの面から確かめました。まずAIツールデータベースの496本から年賀状に使える画像AIを数えています。次にClaudeへ2027年の日程を聞き、今年の変更に追いついているかを見ました。最後に取引先向けの文面を3つ書かせ、日本郵便の年賀状印刷サイトに書かれたマナーで点検しています。

結論を先に書きます。画像を作れる79本のうち、0円から始められて日本語対応の印が最上位なのは15本でした。日程の質問にClaudeは4つとも今年の数字で答えています。一方で取引先向けの文面は3案とも句読点が入り、1案は日本郵便が誤りとする「新年明けまして」の重ね言葉でした。AIに任せてよいのは下書きまでです。

年賀状をAIで作るやり方は絵と文面を分けて3つのプロンプトで頼む

年賀状をAIで無料で作るには、どう頼めばいいのか。答えは、絵と文面を別々に頼んでから最後にマナーの点検をもう1回させることです。1回の指示で全部を作らせると、文面を1行直したいだけでも絵ごと作り直すことになります。

この順番にしたのは、9月30日にClaudeで試した結果があるからです。条件を付けずに取引先向けの文面を3つ頼むと、3案とも日本郵便のマナーに外れる所がありました。そこで文面のプロンプトには、日本郵便の年賀状印刷サイトが挙げるマナーを先に条件として書いておきます。

1つ目は未年の絵を文字なしで頼むプロンプト

絵はGemini・ChatGPT・Canvaのように、0円から使えて日本語で頼めるAIで作ります。2027年の干支は未(ひつじ)です。賀詞や文面は後から入れるので、絵の中には文字を描かないよう頼みます。文字を入れずにおけば、文面を直すたびに絵を作り直さずに済みます。

2027年の年賀状に使う絵を1枚作ってください。
・主役は干支の未(ひつじ)で、やわらかいイラストのタッチ
・はがきの縦向きに収まる縦長の構図
・下の3分の1は無地のまま残す(あとから文字を入れるため)
・絵の中に文字・数字・ロゴは描かない
・色は赤と白と金を中心にしてお正月らしく
・送る相手は取引先なので落ち着いた雰囲気で

家族の写真を使いたい人もいるはずです。Geminiアプリで写真を上げて編集するには、18歳以上である必要があります。ChatGPTで絵を作るときの頼み方は、ChatGPTの画像生成の使い方で試した結果も参考になります。

2つ目はマナーを先に並べる文面のプロンプト

文面は、日本郵便の年賀状印刷サイトに書かれたマナーを条件として並べてから頼みます。取引先に出す文面なら、目上の人に向かない1〜2文字の賀詞も外す対象です。同じサイトは、賀正のような短い賀詞は相手への敬意がこめられていないと書いています。

年賀状の賀詞の説明。寿・福・賀正・頌春のような1〜2文字の言葉は相手への敬意がこめられておらず、目上の人やあらたまった年賀状にはふさわしくないと書かれ、賀詞を重ねない注意が続いている
郵便局のプリントサービスにある1〜2文字の賀詞の注意 出典:print.shop.post.japanpost.jp(2026年9月30日時点の画面)

取引先に送る2027年の年賀状の文面を3つ作ってください。
次の決まりを必ず守ってください。
・句読点(、と。)を1つも使わない。区切りは改行で表す
・「去年」は使わず「昨年」か「旧年」と書く
・「新年あけまして」のように意味が重なる言い方をしない
・賀詞は1つだけにする。「迎春」と書いた横に「あけましておめでとうございます」と重ねない
・「賀正」「迎春」のような1〜2文字の賀詞だけで済ませない
・英語を入れるなら「Happy New Year」とし、頭に「A」を付けない
・干支は未(ひつじ)。干支にかけた言い回しは、意味をはっきり説明できるものだけにする
最後に、3つの文面それぞれで上の決まりを守れているかを表にして見せてください。

3つ目は出来上がった文面をAIに点検させるプロンプト

自分で書いた文面にも、別のAIが書いた文面にも使える点検用です。直した後の文面まで出させると、そのまま差し替えられます。点検の結果は最後に自分の目でも確かめてください。

下の【文面】は取引先に送る年賀状です。次の6つの点で引っかかる所を全部探し、どの行のどの言葉かを示してください。
1 句読点(、と。)が入っていないか
2 「去年」などの忌み言葉の有無
3 「新年あけまして」のような意味の重なりと賀詞の重ね書き
4 目上の相手に「賀正」「迎春」のような1〜2文字の賀詞だけを使っていないか
5 「A Happy New Year」と書いていないか
6 干支を未(ひつじ)として正しく書いているか
最後に、引っかかった所を直した文面を出してください。
【文面】
(ここに文面を貼る)

3つのプロンプトはClaude専用ではありません。ChatGPTで年賀状を作るときもGeminiで作るときも、同じ文をそのまま貼れます。流れを図にすると次のようになります。

年賀状をAIで作る4つの手順。未年の絵を作る。文字を入れずに絵だけを頼む。文面を3案出す。マナーを条件に書いてから頼む。点検して直す。句読点と重ね言葉を1行ずつ消す。12月20日以降に出す。元日に届けるなら12月27日まで。12月19日までに出すと年内に届く。AInformation編集部が作ったイラスト図解(手順コマに実アイコン)
年賀状をAIで作る4つの手順

Claudeが書いた取引先向けの文面は3案とも句読点が入った

AIが書いた年賀状の文面は、そのまま取引先に出せるのか。9月30日の夜にClaudeへ「取引先に送る2027年の年賀状の文面を3つ作ってください。その年の干支にふれるひと言も入れてください」と頼みました。答えは30.3秒で返り、長さは517字です。返ってきた3案を、日本郵便の年賀状印刷サイトに書かれたマナーで点検しました。

6つの点で数えると句読点が5か所で重ね言葉が1か所

点検した点は6つです。忌み言葉の「去年」・意味が重なる言い方・句読点・目上に向かない1〜2文字の賀詞・「A Happy New Year」の書き方・干支を見ました。引っかかったのは句読点と重ね言葉の2つです。

句読点は3案すべてに入っていました。案1は「言われます」の後ろに句点が1つです。案2は「羊のように」の後ろなどに読点が3つありました。案3は「ちなみ」の後ろに読点が1つです。合わせて5か所になります。日本郵便の年賀状印刷サイトは、年賀状では句読点を使わないのがマナーと言われていると書いています。

重ね言葉は案3の書き出しです。「新年明けましておめでとうございます」は、日本郵便の同じサイトが間違った使い方として挙げる言い方でした。「新年」に年が明けるという意味があるので、「明けまして」と重ねると同じことを2回言う形になります。

Claudeが書いた取引先向けの文面3案を日本郵便のマナーで点検した結果

点検した点 案1 案2 案3
句読点 × 句点1か所 × 読点3か所 × 読点1か所
意味が重なる言い方 ○ ○ × 新年明けまして
忌み言葉の「去年」 ○ 旧年 ○ 昨年 ○ 旧年
目上に1〜2文字の賀詞 ○ ○ ○
A Happy New Year ○ ○ ○
干支が未(ひつじ)か ○ ○ ○
データ:AInformation調べ(2026年9月30日にClaudeへ1回頼み、返ってきた3案を日本郵便の年賀状印刷サイトに書かれたマナー6点で数えた。○は引っかからなかった所、×は引っかかった所) / 制作:AInformation

表の○は引っかからなかった所で、×は引っかかった所です。残る4つの点は3案とも問題ありませんでした。「去年」は1度も出てきません。案1と案3は「旧年」を使い、案2は「昨年」を使っています。1〜2文字の賀詞と英語の賀詞は入っていません。干支も3案とも未(ひつじ)で合っていました。

年賀状の書き方の記事の冒頭。句読点を使わないなどの基本のルールと、忌み言葉や重複表現やA Happy New Yearのような間違えやすい点に注意が必要だと書かれている
郵便局のプリントサービスにある年賀状のマナーの要点 出典:print.shop.post.japanpost.jp(2026年9月30日時点の画面)

干支にかけた言い回しは意味を自分で確かめる

6つの点とは別に、気になった言い回しがあります。案3は「未(ひつじ)」にちなんで「末広がりの一年」と書きました。「末広がり」の「末」は、干支の「未」と形は似ていますが別の字です。案1の「未年は『家族の安泰』『平和』を象徴すると言われます」にも、出どころは書かれていません。

取引先に出す文面で干支の意味にふれるなら、その言い伝えを自分で確かめてから使います。確かめられないときは、干支の話は「未年」の一言にとどめるほうが無難です。AIが書いた3案は、敬語の組み立て自体は整っていました。直す所は句読点を消す作業と書き出しの1行で、全部を書き直す必要はありません。

Claudeに年賀状を頼んだ結果。Claude。9月30日に実測。合っていた。日程4つを今年の数字で答えた。干支を未と正しく書いた。「去年」を使わなかった。直しが要った。3案とも句読点が入った。新年明けましてと重ねた。文面は6つの点で1行ずつ確かめる。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のできる/できない)
Claudeに年賀状を頼んだ結果

2027年の年賀状は12月20日から出せて元日に届く目安は12月27日だ

2027年の年賀状はいつから出せて、いつまでに出せば元日に届くのか。引受開始は2026年12月20日(日)で、元日に届けるための差出の目安は12月27日(日)です。日本郵便が8月31日に出した2027年用の年賀はがきの発表資料に書かれています。

引受開始は5日遅く差出の目安は2日遅くなった

これまで年賀状の引受開始は12月15日でした。それが12月20日になり、5日遅くなります。元日に届く差出の目安は12月25日から12月27日に変わり、こちらは2日遅くなりました。年末に文面を書ける日が2日延びた形です。

早く出す人は注意が要ります。12月19日(土)までに出した年賀状は、ふつうの郵便と同じ日数で年内に届きます。元日の朝に届けたいなら、ポストへ入れるのは12月20日から12月27日までの8日間です。

2027年用は年賀状の出し方が変わる。これまで。12月15日から出せて25日が目安。2027年用。12月20日から出せて27日が目安。12月19日までに出すと年内に届く。AInformation編集部が作ったイラスト図解(前と後の場面)
2027年用は年賀状の出し方が変わる

販売は1月15日まで延びて三が日の配達は元日と1月3日

年賀はがきは2026年11月2日(月)の9時から売り出され、販売は2027年1月15日(金)まで続きます。これまでの販売終了は1月10日ごろでした。三が日のうち年賀状が届くのは、元日と1月3日(日)の2日です。

当初の発行枚数は5.6億枚で、2026年用の7.5億枚の約74.3%に減りました。日本郵便の料金表では、通常はがきの料金は85円です。AIで絵と文面を0円で作っても、送る枚数の分だけはがき代がかかります。

2027年用の年賀状の日程

項目 2027年用 これまで
年賀はがきの発売 2026年11月2日(月)9時 記載なし
年賀状の引受開始 2026年12月20日(日) 12月15日
元日に届く差出の目安 2026年12月27日(日) 12月25日
引受開始の前に出したとき 12月19日(土)以前は年内に届く 記載なし
三が日の配達 元日と1月3日(日) 記載なし
年賀はがきの販売終了 2027年1月15日(金) 1月10日ごろ
データ:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがきの発行等」(2026年8月31日の発表資料・AInformationが2026年9月30日に確かめた) / 制作:AInformation
日本郵便の国内の料金表の一部。通常はがきが85円、往復はがきが170円と書かれている
日本郵便の料金表にある通常はがきの85円 出典:post.japanpost.jp(2026年9月30日時点の画面)

Claudeに2027年の年賀状の日程を聞くと4つとも今年の数字で答えた

AIに年賀状の日程を聞いても大丈夫なのか。AInformationは9月30日の夜に、Claudeへ「2027年の年賀状はいつから出せますか?」と聞きました。元日に届けるための投函の期限と、年賀はがきの発売日と1枚の値段もあわせて聞いています。

Claudeはウェブを検索してから、33.3秒で529字の答えを返しました。引受開始は12月20日で、元日に届く期限の目安は12月27日です。発売日は11月2日で値段は85円でした。4つとも日本郵便の公式の数字と合っていました。これまでの12月15日と12月25日から変わったことも、自分から書き添えています。

聞いていない販売終了の延長まで拾っていた

答えには、聞いていない1月15日までの販売の延長も入っていました。12月19日以前に出すと年内に届くという注意も書かれています。出どころとして日本郵便の名前を3か所に示していました。

1つだけ言葉の違いがあります。Claudeは12月19日以前に出した年賀状を「年賀扱いにならず」と書きました。日本郵便の資料にあるのは、通常郵便の標準送達日数で年内に届けるという所までです。意味は近いものの、AIは資料の言葉を言い換えて答えます。

ChatGPTの答えは9月30日に取れなかった

ChatGPTにも同じ質問を投げる予定でした。ところが9月30日の夜は入力欄が出ず、文面の依頼でも画面が途中で閉じてしまいました。2回とも答えを取れなかったので、この記事ではChatGPTの答えの良し悪しは書きません。

ChatGPTで年賀状の日程を調べるときも、見るべき所は同じです。今回のClaudeは検索してから答えたので、8月31日の発表を拾えました。検索をしないで答えるAIは、学習した時点の情報で答えます。答えに日本郵便の資料や発表の日付が出てこないときは、日本郵便のサイトで12月20日と12月27日を確かめてください。

画像を作れるAI79本のうち0円で日本語対応の印が最上位なのは15本だ

年賀状の絵を0円で作れて日本語で使えるAIは何本あるのか。AInformationのAIツールデータベースで数えると、0円から始められて日本語対応の印が最上位の画像AIは15本でした。

496本の料金ページと対応の印から絞った

数え方を書いておきます。対象はAIツールデータベースに載せている496本で、2026年9月30日に更新した版を同じ日に読みました。料金は各社の料金ページを直接見て集めたものです。まず、できることに「画像を作る」が入っている79本を取り出しました。

79本のうち、料金ページに0円のプランがあるのは37本です。日本語対応の印は3段階で付けています。79本の内訳は、いちばん高い印が30本・2段目が15本・いちばん低い印が34本でした。0円のプランがあって日本語対応の印も最上位のものに絞ると、15本が残ります。

こんな検証をしました。画像AI79本を3つの条件で絞った。対象。AIツールDB496本のうち画像の79本。方法。0円・日本語・日本円の順に絞る。時点。2026年9月30日に更新した版。0円で日本語が最上位は15本。日本円でも払えるのは10本。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
画像AI79本を3つの条件で絞った

年賀状の絵に使える画像AIを条件で絞った本数

画像を作れる 79本
0円のプランがある 37本
日本語対応の印が最上位 30本
0円で日本語対応も最上位 15本
さらに日本円で払える 10本
データ:AInformation調べ(AIツールデータベース496本・2026年9月30日更新版を同じ日に数えた) / 制作:AInformation

15本のうち日本円で払えるのは10本

15本のうち日本円で払えるのは10本でした。文字から絵を作れるChatGPT・Gemini・Microsoft Copilot・Adobe Firefly・Canva・MiriCanvasの6本は、ここに全部入ります。残る4本はFigma AI・PicWish・STUDIO・BringRiteraです。0円の枠を超えて有料に切り替えても、請求は円のままになります。

残る5本はElevenLabs・Monica・Higgsfield・Let’s Enhance・Wix AIで、どれも料金はドル建てです。年に1回の年賀状のために有料にするなら、円で払える10本から選ぶほうが請求額を読みやすくなります。

15本のうち年賀状の絵を文字から作るのに向くのは6本だけだ

15本の全部が年賀状の絵を描けるわけではありません。データベースに書いた「できること」の説明を1本ずつ読むと、文字で頼んで絵を作るのに向くのは6本でした。ChatGPT・Gemini・Microsoft Copilot・Adobe Firefly・Canva・MiriCanvasです。

写真を直す2本とサイトや音声の道具が混ざる

残りの9本は、画像を作る用途の印が付いていても本業が別です。PicWishとLet’s Enhanceは、手持ちの写真の背景を消したり引き伸ばしたりする道具です。家族写真を年賀状に使うときの下ごしらえには向いています。

Figma AIは画面のデザインで、STUDIOとWix AIはサイト作りの道具です。ElevenLabsは読み上げの音声が本業になります。Higgsfieldは動画を作り、BringRiteraは記事を書く道具でした。Monicaは1つの契約でいくつものAIを切り替えて使うチャットです。年賀状の絵を作るのが目的なら、この7本から探す理由はありません。

0円で日本語対応が最上位の15本は年賀状で何に使えるか

ツール 年賀状での使い道 日本円で払えるか
ChatGPT 文字で頼んで絵と文面を作る ○
Gemini(Google AI プラン) 文字や写真から絵を作る ○
Microsoft Copilot チャットで文面と絵を頼む ○
Adobe Firefly 画像を作るのが本業 ○
Canva 絵を作って文字を並べる ○
MiriCanvas 画像も作れるデザインツール ○
PicWish・Let's Enhance 手持ちの写真の背景消しと引き伸ばし PicWishだけ○
Monica いくつものAIを切り替えるチャット ×
Figma AI・STUDIO・Wix AI 画面やサイトのデザイン Figma AIとSTUDIOは○
ElevenLabs・Higgsfield・BringRitera 音声・動画・記事が本業 BringRiteraだけ○
データ:AInformation調べ(AIツールデータベースの「できること」の説明を2026年9月30日に1本ずつ読んで分けた) / 制作:AInformation

絵を作れる6本はどれも日本円で払える

文字から絵を作れる6本は、6本とも日本円で払えるツールでした。0円の枠から始めて、足りなくなったら円のまま有料に切り替えられます。

6本の中でも性格は違います。Adobe Fireflyは画像を作ることが本業で、Photoshopなどのソフトともつながるツールです。CanvaとMiriCanvasはデザインツールなので、作った絵の上に文字を並べるところまで1つの画面で済みます。ChatGPTとGeminiとMicrosoft Copilotはチャットの画面で絵も文面も頼めて、文面づくりと同じ場所で進められるのが強みでした。どれが合うかは、絵だけを描かせたいのか文字の配置まで仕上げたいのかで決まります。3つの画像AIを同じ課題で比べた画像生成AIの比較も、選ぶときの材料になります。

絵を作れる6本でいちばん安い有料プランはGeminiの月725円だ

0円の枠で足りなかったら、いくら払うことになるのか。文字から絵を作れる6本で、いちばん安い有料プランの月額はGeminiの725円からMicrosoft Copilotの3,200円まで開きがありました。

いちばん安いのはGoogle AI Plusの月725円

9月30日に更新したAIツールデータベースの月額を並べます。GeminiはGoogle AI Plusが月725円で、MiriCanvasはProを年払いにしたときの月790円です。ChatGPTはGoが月1,400円、Adobe FireflyはFirefly Standardが月1,580円でした。Microsoft CopilotはMicrosoft 365 Premiumに含まれる形で、月3,200円になります。

CanvaのCanvaプロは年払いだけの料金です。月払いの額が無いので、この比べ方では並べていません。ChatGPTの無料版は機能ごとに使える回数の上限があり、1日に作れる画像の枚数はOpenAIの公式ページで確かめられませんでした。

年賀状の絵を作れる主なAIの0円の枠といちばん安い有料プラン

ツール 0円の枠 いちばん安い有料プラン 日本語対応の印
Gemini(Google AI プラン) あり Google AI Plus 月725円 最上位
MiriCanvas あり Pro 月790円(年払い) 最上位
ChatGPT あり Go 月1,400円 最上位
Adobe Firefly あり Firefly Standard 月1,580円 最上位
Microsoft Copilot あり Microsoft 365 Premium 月3,200円 最上位
Canva あり Canvaプロ(年払いだけ) 最上位
Midjourney 記録なし 円の額は記録なし いちばん低い
データ:AInformation調べ(AIツールデータベース・2026年9月30日更新版。月額は日本円で払えるいちばん安い有料プラン) / 制作:AInformation

画像AIの月額の中央値は1,890円でツール全体より安い

画像を作れる79本のうち、有料プランの月額が分かる57本の中央値は1,890円でした。月額が分かるツール全体の中央値は2,678円なので、画像AIは全体より安い側にあります。月1,000円を切るものも10本ありました。

幅は大きく、いちばん安いのはFigma AIの月450円です。いちばん高いのはTopaz Photo AIの月31,346円でした。年賀状の絵を年に1回作るだけなら、まず0円の枠で試してから決めても遅くありません。有名どころのMidjourneyは、データベースに0円の枠の記録も円の月額もありません。日本語対応の印もいちばん低い段です。

2026年用の「#Geminiで年賀状」は無料で9つのテンプレートから作れた

2027年用でも予定されているGeminiの取り組みは、何ができそうなのか。手がかりは、日本郵便とGoogleが2026年用で出した「#Geminiで年賀状」です。2025年12月15日の11時から2026年1月15日まで、無料で使えました。

写真を上げて9つのテンプレートから選ぶ仕組みだった

使い方は、9つのテンプレートから1つ選んで自分の写真を上げるだけでした。写真は複数枚を上げられ、GeminiのNano Banana Proが年賀状の画像に仕上げます。文字を足すことも、縦と横の比率を変えることもできました。

テンプレートは和装・浮世絵・モノクロ・おせち・雪景色・プリントシール・毛糸・4コマ漫画・ジョッキーの9つです。日本郵便はこの取り組みの狙いを、これまで年賀状にふれたことのない若い人にきっかけを作ることだと説明しています。日本郵便が年賀状で生成AIを使うのは、このときが初めてでした。

作った画像は、郵便局のプリントサービスで印刷を頼めました。10枚なら印刷料金は4,220円からで、はがき代は別にかかります。

2027年用の中身と始まる日はまだ公表されていない

2027年用について日本郵便が書いているのは、Geminiを使って年賀状をもっと楽しんでもらう取り組みを展開する予定だという所までです。中身は「詳細は別途お知らせ」とされ、9月30日時点で続報は見つかりませんでした。無料かどうかも、年齢の条件があるかも分かっていません。

11月2日から公開される「はがきデザインキット」にAIで絵や文面を作る機能が入るかも、発表資料には書かれていません。発表を待たずに試したい人は、Geminiアプリを使えば今でも写真から画像を作れます。その場合は次の年齢の条件に当てはまるかを先に見ておきます。

Geminiアプリのヘルプの一部。画像を生成および編集するには18歳以上、画像を生成するには13歳以上である必要があると書かれている
Geminiのヘルプにある画像の生成と編集の年齢の条件 出典:support.google.com(2026年9月30日時点の画面)

「年賀状 ai」の検索は2025年12月に18,100回へ跳ねた

年賀状をAIで作ろうとする人は、いつ増えるのか。Googleキーワードプランナーで2026年9月30日に測ると、「年賀状 ai」の月間検索数は2025年11月の260回から12月に18,100回へ跳ねました。11月の約70倍です。2026年1月も6,600回ありました。

跳ねた月は「#Geminiで年賀状」が始まった2025年12月と重なります。2026年8月は40回で、いまはほとんど調べられていません。年が明けると一気に下がり、2月は480回でした。

「年賀状 ai」は12月だけ急に調べられた。25年9月。10月。11月。12月。26年1月。2月。年賀状 ai。20回。70回。260回。18100回。6600回。480回。年賀状ai無料。0回。10回。20回。1900回。1000回。30回。12月に入って探し始めた。2026年8月は40回まで下がった。AInformation編集部が作ったイラスト図解(折れ線の推移+人物)
「年賀状 ai」は12月だけ急に調べられた

「年賀状 ai 無料」も12月に1,900回まで増えた

一緒に打たれる語も同じ動きです。「年賀状 ai 無料」は2025年11月の20回から12月に1,900回へ増え、2026年1月も1,000回ありました。「chatgpt 年賀状」は12月に170回、1月に110回でした。年賀状をAIで無料で作りたい人の多くが、12月に入ってから探し始めていることが分かります。

年賀状とAIの語の月間検索数

月 年賀状 ai 年賀状 ai 無料 chatgpt 年賀状
2025年9月 20回 0回 10回
2025年10月 70回 10回 10回
2025年11月 260回 20回 10回
2025年12月 18,100回 1,900回 170回
2026年1月 6,600回 1,000回 110回
2026年2月 480回 30回 10回
2026年3月 260回 10回 10回
2026年4月 260回 10回 0回
2026年5月 50回 10回 0回
2026年8月 40回 10回 10回
データ:AInformation調べ(Googleキーワードプランナーで2026年9月30日に測った2025年9月〜2026年8月の月別の値。6月と7月は省いた) / 制作:AInformation

年賀状を作る仕事は副業の案件1,673件に1件も無い

AIで年賀状を作る腕がお金になるかも調べました。9月30日の朝6時27分に6つのサイトから集めた副業の案件1,673件を「年賀」「はがき」「ハガキ」で探すと、当てはまる案件は0件です。この記事では、自分や自分の会社の年賀状を作る使い方にしぼって書いています。

AIで作った年賀状を出す前に確かめる4つのこと

AIで作った年賀状は、印刷してポストに入れる前に何を確かめればいいのか。規約と年齢と画像の大きさと費用の4つです。

使ったAIの規約で印刷して配ってよいかを見る

AIで作った画像を年賀状に刷って配ってよいかは、ツールごとの規約で決まります。すべてのツールに共通する公式の決まりはありません。取引先に送る会社の年賀状に使うなら、使ったツールの規約を開いて商用で使えるかを確かめてください。

家族の写真を使うならアカウントの年齢を見る

Googleのヘルプによると、Geminiアプリで写真を上げて編集するには18歳以上である必要があります。画像を作るだけなら条件は13歳以上です。家族の写真を年賀状の絵にするなら、18歳以上の人のアカウントで作ります。

保存する画像の大きさを見る

Geminiで作った画像は、AIのプランが無いと1Kの解像度で保存されます。Google AIのプランに入っていれば2Kです。ふだんの画像はNano Banana 2で作られ、有料のプランならNano Banana Proで作り直せます。はがきに刷る前に1枚だけ試し刷りをして、絵が粗く見えないかを確かめておきます。

はがき代と印刷代を足しておく

AIで絵と文面を0円で作っても、はがき代はかかります。日本郵便の料金表で通常はがきは85円です。郵便局のプリントサービスで刷るときの目安もあります。2026年用の「#Geminiで年賀状」の案内では10枚で4,220円からで、はがき代は別でした。

2027年の年賀状をAIで作るためにいまやっておく5つのこと

9月30日の時点で動けることを、日付の順に並べます。12月に入ってからAIを探し始めると、引受開始の12月20日まで3週間ほどしかありません。

  1. 今日:Gemini・ChatGPT・Canvaのどれかの0円の枠で、1つ目のプロンプトを使って未年の絵を1枚作る。どのAIの絵が好みかをここで決めておく
  2. 10月中:送る相手を取引先と個人に分けて、2つ目のプロンプトで文面の下書きを作る。3つ目のプロンプトで6つの点を点検し、干支にかけた言い回しは自分で意味を確かめる
  3. 11月2日(月):年賀はがきの発売日。郵便年賀.jpと、スマホアプリ版とWeb版の「はがきデザインキット」もこの日に公開される。無料のテンプレートと未年のデザインがあるので、AIで作った絵と比べて決める
  4. 11月〜12月:日本郵便のお知らせで、Geminiの取り組みの中身と始まる日を確かめる。無料かどうかは発表を見てから判断する
  5. 12月20日(日)〜12月27日(日):この8日間にポストへ入れる。12月19日までに入れると年内に届いてしまう

2025年は12月だけで「年賀状 ai」が18,100回調べられました。同じ山が2026年の12月にも来るなら、10月のうちに絵と文面の下書きを作っておくほうが慌てずに済みます。

街角に立つ赤い郵便ポストの写真
年賀状を入れる郵便ポスト
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

年賀状は年に1回しか作らないので、まずはAIの0円の枠で足ります。気をつけたいのは文面です。Claudeは日程を4つとも正しく答えたのに、取引先向けの文面では3案とも句読点を入れました。調べものに強いAIでも、年賀状の作法は頼み方で守らせる必要があります。絵はAIに任せて、文面は日本郵便のマナーで1行ずつ確かめてください。この分け方なら会社の年賀状にも使えます。

よくある質問
年賀状をAIで無料で作れますか?
作れます。AIツールデータベースで2026年9月30日に数えると、画像を作れる79本のうち0円のプランがあるのは37本でした。日本語対応の印が最上位のものに絞ると15本です。文字から絵を作るのに向くのはChatGPT・Gemini・Microsoft Copilot・Adobe Firefly・Canva・MiriCanvasの6本でした。印刷するときのはがき代は別にかかります。
2027年の年賀状はいつから出せますか?
2026年12月20日(日)からです。これまでの12月15日より5日遅くなりました。元日に届けるための差出の目安は12月27日(日)です。12月19日(土)までに出した年賀状は、ふつうの郵便と同じ日数で年内に届きます。年賀はがきは11月2日(月)に発売されます。
ChatGPTで年賀状は作れますか?
作れます。ChatGPTは0円のプランがあり、日本語で頼めば絵も文面も出してくれるツールです。有料にするならGoが月1,400円で、日本円で払えます。AInformationは9月30日にChatGPTへも日程と文面を頼みましたが、画面が開かず答えを取れませんでした。文面はこの記事の点検用のプロンプトで6つの点を確かめてから使ってください。
「#Geminiで年賀状」は2027年用もありますか?
日本郵便は予定していると発表しています。2026年8月31日の発表で、Geminiを使った年賀状の取り組みを2027年用でも展開する予定だと書きました。ただし中身と始まる日は「詳細は別途お知らせ」とされ、9月30日時点では公表されていません。2026年用は2025年12月15日から2026年1月15日まで無料で、9つのテンプレートから作れました。
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