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OutlookのCopilotが9月に刷新、AIに業務データを渡すか切り替え可能に

読了 約5分
OutlookのCopilotが9月に刷新、AIに業務データを渡すか切り替え可能に
この記事の要点

MicrosoftがOutlookとTeamsのCopilotを9月に刷新する。チャット中心のデザインに変わり、AIが業務データを参照するかどうかをその場で切り替えられる「Work IQ」コントロールが追加される。

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CopilotにOutlookのメールを読ませたいですか?

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OutlookとTeamsのCopilotがチャット中心のデザインで9月に提供される

MicrosoftがOutlookとTeamsのCopilotを9月に刷新する。対象は全画面版とサイドペイン版の両方だ。全画面版は新しいMicrosoft Copilotアプリの見た目をほぼ踏襲した形になる。サイドペイン版はOutlookやTeamsでの文脈に合わせた対話に最適化される。

Microsoftはさまざまな製品でCopilotの体験を見直す作業を続けてきた。今回はその流れがOutlookとTeamsにも広がった形だ。チャットを中心にして作業を整理する手段を加え、集中を保ちながら文脈を見失わずに仕事を進められるようにするという。

変更はサービス更新として既定で有効になる。ユーザーも管理者も操作は不要だ。ライセンスやアクセス許可、コンプライアンスの制御に変更はない。

Microsoft の公式ページ
Microsoft の公式ページ / 出典:microsoft.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 8/21Copilot刷新を発表(Outlook/Teams)
  2. 9月新デザインのCopilotが一般提供開始

「Work IQ」で業務データをAIに渡すかどうか手元で切り替え可能に

今回の刷新で「Work IQ」のコントロールが加わる。Work IQはMicrosoft 365に蓄積されたメール・チャット・ドキュメント・会議の内容をAIが理解して応答に使えるようにする職場インテリジェンスの基盤だ。単にデータを検索するだけでなくその意味を理解して社員をサポートできるとMicrosoftは説明している。

このコントロールを使えばCopilotが業務データを参照するかどうかをその場で切り替えられる。オンにすれば受信メールや会議の記録をもとにAIが回答する。オフにすれば業務データを見ない一般的なAIチャットとして動く。

AInformationで主要28サービスの料金ページを8月31日に調べたところ、Microsoft Copilotの有料プランは月3,200円。日本円で払える同分野のGemini(月725円)やChatGPT Go(月1,400円)と比べると高いが、今回のWork IQ追加を含め新機能は追加費用なしで既存ライセンスに含まれる。

Copilot刷新の主な変更点

項目 刷新前 刷新後
デザイン 従来のレイアウト チャット中心の新デザイン
Work IQ制御 切り替え機能なし 業務データの参照をオンオフ可能
タスクビュー なし エージェントの処理状況を一覧表示
予約チャット なし 指定タイミングで処理を実行し結果を確認
データ:Microsoft公式発表(MC1458470) / 制作:AInformation

全画面版に「タスクビュー」が追加、エージェントの処理状況を確認できる

全画面版のCopilotには「タスクビュー」も新たに導入される。AIエージェントの動作状況や実行を予約したチャットの進行など時間のかかる処理を一覧で確認できる機能だ。複数の処理を同時に走らせているときにどれが終わってどれが進行中かをひと目で把握できる。

予約チャットを使えば指定したタイミングでCopilotに処理を実行させ結果をあとから受け取れる。処理の完了を待つあいだも別の作業に集中しやすくなる。現行のCopilotでは長い処理の進行を追う手段が限られていたため改善は大きい。

Copilotにまとまった作業を任せる使い方が広がるなかでタスクビューはそれを支える仕組みになる。

IT管理者は社内の研修資料と導入ガイドを9月までに見直す必要がある

Microsoftは管理者に対して2つの準備を推奨している。1つはユーザーへの事前の周知。もう1つは現行のCopilotを前提にした社内ドキュメントや研修資料の更新だ。

Work IQが入ることでCopilotが業務データをどう使うかがユーザーの操作で変わる。社内のセキュリティポリシーと矛盾しないか確認しておきたい。Work IQの切り替えをどこまでユーザーに任せるかの方針も決めておく必要がある。

画面の構成が変わるためスクリーンショットを使った操作手順の資料は撮り直しが必要になる。既定で有効になるため9月に入ってからの対応では遅い可能性がある。まずは社内に告知を出して変更の内容を共有しておくだけでも混乱を抑えられる。

この記事に出てくることば
Work IQ
Microsoft 365に蓄積されたメールやチャット、ドキュメント、会議の内容をAIが理解して応答に使えるようにする職場インテリジェンスの基盤。
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

Microsoftは各製品のCopilotを統一デザインに寄せる作業を続けている。今回のWork IQコントロールはその一環だが注目すべきはAIに業務データを渡すかどうかをユーザー自身がその場で決められるようになった点だ。便利だから全部オンにするか慎重にオフにしておくかは使う人次第。この選択肢が現場に来たことで企業のデータガバナンスの議論も動く可能性がある。

よくある質問
Work IQをオフにしてもCopilotは使えるのか
使える。コントロールをオフにするとCopilotはMicrosoft 365のメール・チャット・ドキュメント・会議の内容を参照しなくなる。業務データに基づく回答はできなくなるがCopilotの基本的なAI機能は引き続き利用可能だ。切り替えはその場でできるため必要に応じてオンに戻せる。
今回の刷新で料金は変わるのか
変わらない。今回の変更はサービス更新として提供され既存のライセンスに含まれる。追加費用は発生しない。AInformationが8月31日に調べたところMicrosoft Copilotの有料プランは月3,200円。この料金内でWork IQの追加やデザイン変更が提供される。
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