声には、話し方のクセや感情の起伏、個人の特徴など多くの情報が詰まっています。Deep Voiceは、そんな声のデータをリアルタイムで解析し、どんな有名人の声が含まれているのか判定してくれる声分解析ツールです。
本記事では、Deep Voiceの基本機能から使い方、実際のユーザーの声を紹介します。自分の声がどの有名人の声に近いのか興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Deep Voiceとは?
Deep Voiceは、AIを活用して声の特徴を分析し、「あなたの声にどんな有名人の声が含まれているのか」を判定する声分解析アプリです。現在公開されているデモ版を使えば、PCやスマートフォンから誰でも手軽に体験できます。指定された文章を読んで自分の声を録音するだけで、AIがリアルタイムで声の構成要素を解析し、結果を視覚的にフィードバックしてくれます。
自分の声を客観的に知りたい方にとって、Deep Voiceは新たな気づきを与えてくれるツールとなるでしょう。まずはぜひ、デモ版でその精度と面白さを体感してみてください。
音声認識の仕組みについては以下の記事で詳しく解説しています。音声認識を使って日々の業務を効率化したい方はぜひ参考にしてみてください。
Deep Voiceの特徴
Deep Voiceは、音声の中に含まれる特徴をリアルタイムで解析し、それぞれの声を識別する声分解析ツールです。ここでは、Deep Voiceが持つ主な3つの特徴について詳しく解説します。
リアルタイムで声を分析できる
Deep Voiceは、リアルタイムで声を解析・処理できます。従来は録音データを後から解析するものが一般的でしたが、Deep Voiceでは録音と同時に即座に処理が行われ、その場で解析結果を確認することが可能です。
無料で利用できる
Deep Voiceは、デモ版を無料で利用できます。誰でも気軽に自分の声を解析し、含まれている有名人の割合を確認することができます。無料版でも十分な精度と速度を備えているので、まずは一度体験してみるのがおすすめです。
現在はデモ版のみ利用できる
現在提供されているDeep Voiceはデモ版で、分析できるジャンルや読み上げるセリフが決まっています。それでも、実際の音声をもとにした解析結果を確認できる点において、自分の声に含まれる要素を視覚化でき、新たな気づきを得られるでしょう。
また、アプリの開発が進められていて、判別ジャンルや人数は今後増えていくとのことです。
サイトの解説動画では「結果をSNSでシェアして友達に自慢しましょう」とあり、友達と一緒に楽しむのもおすすめです。
Deep Voiceの使い方
Deep Voiceは、シンプルで直感的に使えるため、誰でもすぐに利用できます。以下では、PCとiPhoneからのアクセス方法、そして使用時に留意すべき注意点を説明します。
PCからDeep Voiceを使う
まずは公式ウェブサイトにアクセスしましょう。
「デモ」をクリックするか、画面をスクロールしてください。
デモンストレーションでは、「歌手」または「声優」、男性・女性から選択できます。
「start」ボタンを押すと、上の画像のように読み上げる文章が表示されます。開いているブラウザの音声を許可する必要がありますので、ポップアップが出てきた人は許可を押しましょう。
読み終わったら「stop」をクリックします。1〜2秒ほどで右側に結果が表示されます。
iPhoneからDeep Voiceを使う
iPhoneからも同様に公式ウェブサイトにアクセスすることで使用できます。
右上の3本線から「デモ」をクリックするか、画面をスクロールしてください。
デモンストレーションでは、「歌手」または「声優」、男性・女性を選べます。
今回は「声優」で「女性」を選択しました。「start」ボタンを押すと、上の画像のように読み上げる文章が表示されます。開いているブラウザの音声を許可する必要があるので、ポップアップが出てきた人は許可してください。
読み終わったら「stop」をクリックします。1〜2秒ほどで右側に結果が表示されます。
Deep Voiceの利用者の声
実際にDeep Voiceを利用したユーザーからの口コミを、良い口コミと悪い口コミに分けて紹介します。
良い口コミ
Deep Voiceを使ってみたユーザーの良い口コミには、以下のようなものが挙げられます。
- 簡単に声判定できるのが面白い
- モノマネしたり声の高さを変えて比較できる
「簡単に声判定できるのが面白い」という声があり、使いやすさと無料で試せることが魅力の1つです。
引用:X
モノマネしたり、声の高さを変えて使ってみたユーザーの投稿では、「似ている」「わかる」といった返答も見られます。
引用:X
悪い口コミ
結果にばらつきがあると指摘する投稿もありました。3回使ってみたユーザーは結果が異なることを受けて、精度の低さを指摘しています。
引用:X
今後データが増え、精度の向上や機能の充実が期待されますね。

結果が出ないのはマイクではなく判定サーバーの証明書切れ
startとstopは押せるのに、判定を押しても「ここに結果が表示されます。」のまま動かない。この症状で調べている人がいちばん多いところです。原因はマイクの設定ではありません。判定を受け持つサーバーへブラウザがつなげなくなっています。
AInformationが2026年9月11日に中身を確かめました。Deep Voiceは録音した声を api.deep-voice.net というサーバーへ送って判定する作りです。このサーバーのSSL証明書が切れたまま止まっています。
AInformation調べ判定サーバーの証明書を2026年9月11日に確かめた結果
| 調べたところ | 実際の中身 |
|---|---|
| 判定に使うサーバー | api.deep-voice.net |
| 証明書の発行元 | Let’s Encrypt(R11) |
| 証明書が使える期限 | 2025年7月25日まで2025年4月26日発行 |
| 期限が切れてから | 1年1か月2026年9月11日の時点で413日 |
| 証明書に書かれた名前 | deep-voice.net判定に使う api. の分は入っていない |
2026年9月11日にAInformationがサーバーへ直接つないで証明書を読んだもの。
証明書が切れているとブラウザが通信そのものを止めます。判定を押しても声が送られないので、画面は変わりません。実際にブラウザの通信を記録しながらstartとstopと判定を順に押しましたが、サーバーへのリクエストは1件も出ませんでした。エラーも出ないまま止まるので、自分の操作が悪いと思ってしまいます。
証明書に書かれている名前が deep-voice.net だけという問題もあります。判定に使うのは api.deep-voice.net です。仮に期限を更新しても、この名前のままでは判定はつながりません。
マイクを許可し直しても結果は出ない
「マイクの許可を確認してください」という案内をよく見かけます。録音そのものはマイクを許可しないと始まりません。ただし今の状態では、マイクを許可して録音できても判定は返ってきません。ブラウザを変えても端末を変えても同じです。原因がサーバー側にあるためです。
次のようなことを試しても変わりません。時間をかける前に知っておいてください。
- ブラウザのマイク許可を出し直す
- ChromeからSafariへ、PCからスマホへ変える
- 録音の長さを変える、静かな場所で録り直す
- キャッシュを消す、シークレットウィンドウで開く
画面の作りとボタンの意味
Deep Voiceはブラウザの上で声を録音して判定する仕組みです。画面に出ているボタンは「start」「stop」「判定」の3つだけです。案内文はこうなっています。
- 「start」を押して自分の声を録音する
- 録音が終わったら「stop」を押して止める
- 「判定」を押すと結果が出る
判定の軸は「歌手」「声優」「男性」「女性」です。録音した声は webm という形式でサーバーへ送られます。
もうひとつ知っておきたいのが、このサイトが2021年の表記のまま動いているという点です。データサイエンティストとエンジニアの少人数のチームが作ったもので、大きな会社のサービスのような窓口はありません。動かないときに問い合わせて直してもらう使い方は想定しないほうがよいと考えてください。証明書が1年以上切れたままという状態も、手が回っていないことを示しています。
いま声を分析したいなら
Deep Voiceの判定が戻るのを待つより、動いている別のツールを使うほうが早いです。声を扱うAIツールの料金はこの記事の下にまとめてあります。声を録って分析するところまで無料で試せるものもあります。目的が「自分の声が誰に似ているか知りたい」なら、そちらで代わりになります。
Deep Voiceの注意点
Deep Voiceは高精度な声分解析が可能なツールですが、現時点ではデモ版として提供されているため、判別できる内容が限られています。解析できる音声は決まったセリフの読み上げのみで、長時間の録音や独自のセリフには対応していません。
Deep Voiceはオンライン上で動作するため、解析処理はインターネット環境に依存します。通信状況が不安定な場合には、解析結果の取得に時間がかかることもあるため、安定したネット環境下での利用がおすすめです。
今回はPCとiPhoneからの利用について解説しましたが、ウェブブラウザに繋がり、音声が録音できる端末であればAndroidや他の端末でも可能です。以上の注意点を理解した上で使用してください。
Deep Voiceのよくある質問
ここでは、ユーザーからよく寄せられる質問について以下で回答します。
どのデバイスから使用できますか?
Deep Voiceは、PCやスマートフォン、タブレットなど、インターネットに接続できるデバイスで利用可能です。PCやスマートフォンからウェブブラウザを通じてアクセスし、音声を解析できます。
録音時間に制限はありますか?
無料のデモ版では、録音できる音声の長さに制限があります。決まったセリフを読み上げることで認識し、分析可能です。長時間の音声を解析したり、大規模な録音データを一度に処理することはできません。今後リリース予定のアプリでは決まったセリフでなくとも、5秒以上の音声であれば認識可能とされています。
結果の精度はどれくらいですか?
Deep Voiceは、データサイエンスのコンペティションで入賞経験があるメンバーや、複数のデータサイエンティストが開発しているため、一定の質は保たれているといえます。ただし、周囲の音声が入ってしまう場合やインターネット接続の観点から精度に差が出ることがあります。最適な環境下で使用することをおすすめします。
AInformation調べ音声やナレーションを作るAIツールはいくらで使えるか
| ツール | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| GeminiGoogle AI プラン最安 | 725円/月Google AI Plus | ○ |
| ElevenLabs | $6/月スターター/約959円 | ○ |
| GrokX Premium | 980円/月プレミアム | × |
| ChatGPT | 1,400円/月Go | ○ |
| Adobe Firefly | 1,580円/月Firefly Standard | ○ |
| Animaker | $15/月Basic/年払い/約2,396円 | ○ |
| Rask AI | $60/月クリエイター/約9,586円 | ○ |
2026年9月1日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのツールを使える一番安い有料プランの月あたり。音声やナレーションを作るAIツール50本のうち、日本円で払えるのは5本、無料で試せるのは19本。表に出したのは画面が日本語のもの。外貨は1ドル159.76円で換算
- 結果が表示されない・出ないときはどうすればいい
- ブラウザの音声許可が通っていないケースが多いです。「start」ボタンを押したときにポップアップが出たら、必ず許可を選んでください。許可済みでも結果が出ない場合はネット環境を見直してください。Deep Voiceはオンラインで動作します。通信が不安定だと解析結果の取得に時間がかかることがあります。安定した回線に切り替えてから「start」→「stop」の順に操作すると、1〜2秒ほどで右側に結果が表示されます。
- マイクや録音がうまく動かないときはどうすればいい
- ブラウザがマイクを使う許可が出ていないことが主な原因です。「start」ボタンを押すと音声許可のポップアップが表示されるので、許可を選んでください。許可済みでも録音できない場合はブラウザの設定でマイクのアクセスが許可されているか確認してください。ページを一度閉じて開き直すと改善するケースもあります。Deep VoiceはPCやiPhone、Androidなどウェブブラウザに繋がり音声が録音できる端末であれば使えます。使用している端末やブラウザを変えて試してみるのも一つの対処法です。
- 何回試しても結果がばらつくのはなぜか
- デモ版の仕様上、同じ声でも結果がばらつくことがあります。周囲の音が入ってしまった場合やネット接続の状態によって精度に差が出るためです。静かな場所で安定した回線を使うと、結果が安定しやすくなります。開発チームはデータサイエンスのコンペティションで入賞経験があるメンバーで構成されており、一定の品質は保たれています。今後のアプリ版では判別ジャンルや人数が増える予定とのことで、精度も上がっていく予定です。
- 現在のデモ版でできないことや向かない使い方は何か
- 決まったセリフの読み上げ以外には対応していません。自分で用意した文章を読ませたり、長時間の音声を解析したりすることはできません。判別できるジャンルも「歌手」か「声優」の2種類で、対象の有名人数にも制限があります。周囲の音が入りやすい環境や通信が不安定な場所での利用は精度が下がりやすいため向いていません。今後のアプリ版では5秒以上の音声であれば決まったセリフでなくとも認識可能になる予定で、ジャンルや人数も増えていく予定とのことです。
