AInformationは2026年9月6日に、テキストを音声にできるAIツール49本の料金ページを1本ずつ開いて集めました。無料のプランがあるのは20本です。ただし日本語がしっかり通り日本円でも払えるという条件を足すと4本まで減ります。有料の月額は真ん中で2,655円でした。
- 月額の真ん中は2,655円。725円から43,736円まで60.3倍の開きがある
- 無料のプランがあるのは20本。日本語と日本円の条件を足すと4本まで減る
- 日本語がしっかり通るのは15本だけ。弱いものが22本ある
- 日本円で払えるのは8本しかない。49本の16%にとどまる
- 読み上げ専用は13本。残る36本は動画づくりなど他のことが本業で読み上げもできる
- 無料の上限は登録の有無で変わることがある。音読さんは登録なしで1,000文字、登録すると5,000文字
動画のナレーションや資料の読み上げに使うAIは、無料で始められるものが多くあります。ただし選ぶときに困るのが、どれが本当に無料でどこまで使えるのかが分かりにくい点です。金額の幅も広く、月725円のものから4万円を超えるものまであります。
AInformationは2026年9月6日に、テキストを音声にできるAIツール49本の料金ページを1本ずつ開いて集めました。月額の真ん中は2,655円です。無料のプランがあるのは20本ありますが、日本語がしっかり通って日本円でも払えるという条件を足すと4本まで減ります。
この記事では、49本を全部調べて分かったことを並べます。候補を絞り込むときの目安になります。

読み上げができるAIツールは49本ある。日本円で払えるのは8本だけ
AInformationのAIツールデータベースには494本のAIツールが入っています。このうちテキストを音声にできるものは49本でした。提供している会社は47社なので、ほぼ1社1本という散らばり方です。
この49本を支払い方で分けると、日本円で払えるのは8本しかありません。16%です。読み上げのツールは海外の会社が中心で、請求はドル建てが多数派になります。日本の会社が出しているものは4本だけでした。
読み上げができるAIツール49本の内訳
| 条件 | 本数 | 49本に対する割合 |
|---|---|---|
| 読み上げが本業 | 20本 | 41% |
| 無料のプランがある | 20本 | 41% |
| 日本語がしっかり通る | 15本 | 31% |
| 日本円で払える | 8本 | 16% |
| 日本の会社が出している | 4本 | 8% |
| 3つとも満たす(無料・日本語・日本円) | 4本 | 8% |
日本語がしっかり通るのは15本
読み上げでは日本語の対応が効きます。日本語の受け答えと出力がしっかりしていると判定したのは15本で、49本の31%でした。3本に1本もありません。反対に、日本語が弱いと判定したものは22本あります。英語向けに作られたサービスは、日本語を読ませると発音やイントネーションが崩れることがあります。
読み上げは、文章として正しくても音として不自然だと使えません。人名や地名の読み方、数字の単位、疑問文の抑揚。このあたりは実際に読ませてみないと分かりません。候補を15本に絞ってから、無料の範囲で自分の原稿を読ませて確かめる順番が確実です。
声の数と種類も選ぶ基準になる
読み上げのサービスは、用意されている声の数で性格が変わります。数十種類から選べるものもあれば、数種類に絞っているものもあります。数が多ければよいわけではなく、自分の用途に合う声が1つあれば足ります。
見ておきたいのは、男性と女性の両方があるか、落ち着いた声と明るい声の両方があるかです。動画の内容によって使い分けたいなら、この幅が要ります。1種類しかないと、どの動画も同じ声になります。
速さと抑揚を変えられるか
原稿を入れて音声にするだけなら、どのサービスでもできます。差が出るのは細かい調整です。読む速さを変えられるか、特定の言葉を強調できるか、間を空けられるか。この3つがあると、聞きやすさが大きく変わります。
とくに間の調整は効きます。文の切れ目で少し止まるだけで、聞き取りやすさが変わります。無料で試す段階で、自分の原稿を入れてこの調整ができるかを確かめておくと、あとで困りません。
月額は725円から43,736円まで60倍の開き
49本のうち、料金が公式ページで確認できたのは37本です。残る12本は、問い合わせが必要だったり料金ページに金額の記載がなかったりして分かりませんでした。
金額が確認できた37本の月額を並べると、真ん中は2,655円でした。いちばん安いのがGoogleのAIプランに含まれるGeminiの725円、いちばん高いのがResemble AIの43,736円です。60.3倍の開きがあります。

帯で見ると、1,000円から2,999円が16本でいちばん多く、3,000円から9,999円が15本と続きます。1,000円未満が5本、10,000円以上は1本だけです。ほとんどが3,000円前後に集まっていて、そこから大きく外れる高額なものが1本ある形になります。
高いツールは何が違うのか
金額を分けているのは、主に声を作る自由度です。用意された声を選んで読ませるだけなら安く済みます。自分の声を登録して同じ声で読ませる機能や、感情を細かく指定する機能が付くと高くなります。商用利用の範囲も金額に効きます。
動画のナレーションに使うだけなら、用意された声で足りることがほとんどです。高いほうの機能は、声そのものを資産として使う仕事のためのものだと考えると分かりやすいです。
月額だけでは比べられない
もう1つ気をつけたいのが、料金の区切り方です。読み上げのサービスは月額だけでなく、月に使える文字数や生成できる時間で区切られているものが多くあります。月2,655円という真ん中の金額も、どれだけ使えるかとセットで見ないと比べられません。
短いナレーションを月に何本か作るだけなら、安いプランの上限で足ります。毎日のように動画を出すなら、上限に当たって上のプランへ移ることになります。金額を並べる前に、自分が月にどれくらいの分量を作るかを数えておくと選びやすくなります。
無料で試せるのは20本。条件を足すと4本まで減る
49本のうち、無料のプランがあるものは20本でした。41%です。まず試してから決められます。
ただし条件を足すと数は急に減ります。無料で試せて、日本語がしっかり通り、日本円でも払える。この3つを満たすのは4本だけでした。49本のうち8%です。

この4本はChatGPT、GoogleのAIプランに含まれるGemini、Adobe Firefly、CoeFontです。この並びで気づくのは、上の3本が読み上げ専用のサービスではないことです。すでに契約している人が多いツールに、読み上げの機能が付いている形になります。新しく契約する前に、いま使っているAIで音声が作れないかを確かめる価値があります。
無料の上限は登録の有無で変わる
無料と書かれていても、条件は同じではありません。音読さんの公式サイトを2026年9月6日に開いたところ、無料で読み上げできる文字数は登録なしで1,000文字、無料登録をすると5,000文字に増えると書かれていました。同じ無料でも5倍の差があります。
紹介記事では登録後の5,000文字だけが書かれていることがあります。試そうとして最初に触ったとき、1,000文字で止まって戸惑うことになります。上限を見るときは、登録が要るかどうかもセットで確かめてください。
商用利用にあたるかを先に決める
読み上げた音声を動画に載せて公開する場合、商用利用にあたるかどうかで使えるサービスが変わります。ここを間違えると、公開したあとに差し替える作業が発生します。金額より先に確かめる項目です。
無料プランでは商用を認めていないサービスがあります。反対に、完全に無料で商用も認めているものもあります。VOICEVOXの公式サイトを2026年9月6日に開くと、商用と非商用を問わず無料と明記されていました。ただしキャラクターごとの利用規約に従うようにという注記が付いています。声ごとに条件が違うので、使う声を決めてから規約を読む必要があります。
運営元の確かめ方
仕事で使うなら、運営元も確かめておきたいところです。ただし公式サイトのトップページに会社名が書かれていないことがあります。音読さんの場合、2026年9月6日にトップページを開いても運営会社の記載は見当たりませんでした。VOICEVOXの公式サイトに出ているのは個人名のクレジットで、法人名ではありません。
個人が開発しているから使えない、という話ではありません。ただ、会社として導入するなら誰が運営しているかを説明できる必要があります。利用規約や特定商取引法に基づく表記のページまで見て、確かめてから決めてください。
音声ファイルの形式と使い回し
作った音声をどう受け取るかも、使い勝手に効きます。多いのはMP3とWAVです。動画編集のソフトへ持っていくなら、どちらでも扱えることがほとんどです。
気をつけたいのは、ダウンロードが有料プランだけという区切り方です。無料では画面上で聞けるだけで、ファイルとして落とせないものがあります。動画に載せる目的なら、無料の範囲でダウンロードできるかを最初に確かめてください。
作り直しの手間を減らす
ナレーションは作り直しが多い作業です。原稿の1行を直しただけで全部を作り直すのか、その行だけ差し替えられるのかで、かかる時間が変わります。長い原稿を扱うなら、部分的な作り直しができるものを選ぶと楽になります。
読み上げ専用の13本には、この手の細かい機能が入っていることが多いです。動画づくりのツールに付いている読み上げは、機能が絞られているぶん操作が単純という違いがあります。どちらが向くかは、作る量で決まります。
読み上げ専用は13本。残りは動画づくりが本業
49本の中身を見ると、性格が2つに分かれます。読み上げだけに絞った専用のものが13本、他の用途も持っているものが36本です。
他の用途でいちばん多いのが動画づくりで29本ありました。次いで翻訳が17本、画像づくりが6本、文章づくりと音楽づくりがそれぞれ5本です。動画編集のツールに読み上げが組み込まれている形が主流になっています。
読み上げのほかにできること
| できること | 本数 |
|---|---|
| 動画を作る | 29本 |
| 翻訳 | 17本 |
| 画像を作る | 6本 |
| 文章を書く | 5本 |
| 音楽を作る | 5本 |
| 議事録・文字起こし | 5本 |
カテゴリで見ると音声21本と動画20本
49本をカテゴリで分けると、音声が21本、動画が20本でほぼ並びます。次がチャットの3本、画像と音楽がそれぞれ2本です。動画を作る仕事をしているなら、動画のツールに付いている読み上げで足りることがあります。
用途がまたがるときは、いま使っているツールの機能一覧を先に見ておくと重複を避けられます。動画編集と読み上げを別々に契約していて、片方の機能を使っていないというのはよくある形です。
スマホで使えるのは18本、パソコンのアプリは6本
使う場所も条件になります。49本のうち、スマートフォンのアプリがあるのは18本でした。パソコンにインストールする形のアプリがあるのは6本だけです。残りはブラウザだけで動きます。
読み上げは、原稿を貼って音声ファイルを受け取る作業がほとんどなので、ブラウザで足りる場面が多いです。パソコンのアプリが少ないのはこのためです。反対に、外出先で原稿を読ませたいならスマートフォンのアプリがあると便利になります。
長い原稿は分けて作る
本1冊ぶんのような長い原稿を一度に入れると、途中で切れることがあります。上限が文字数で決まっているサービスでは、1回に入れられる量にも制限があるためです。章ごとに分けて作り、あとでつなぐほうが確実になります。
分けて作るときは、章と章のあいだの間の取り方をそろえてください。1つ目の章は詰まっていて2つ目は間延びしている、という状態になると聞きづらくなります。同じ設定で作れば、つないでも違和感が出ません。
ブラウザだけで動くものが多い理由
読み上げは、原稿を送って音声が返ってくるという単純なやりとりです。動画編集のように手元の機械の力を使う場面が少ないので、ブラウザだけで足ります。49本のうちパソコンのアプリがあるのが6本にとどまるのは、この事情があります。
裏を返すと、通信が要るということです。原稿を相手のサーバーへ送って処理してもらう形なので、社外に出せない文章を読ませるときは注意が必要になります。社名や個人名が入る原稿を扱うなら、規約で扱いを確かめてください。
読み上げAIは何に使われているか
49本を並べて見えてくるのは、読み上げが単独の仕事ではなくなっていることです。音声を本業にしているのは20本だけで、残る29本は動画づくりや資料づくりが本業のツールに読み上げが付いている形でした。
動画のナレーション
いちばん多い使い道です。原稿を書いて音声にすれば、自分で録音する手間が消えます。撮り直しも文章を直して作り直すだけで済みます。動画編集のツールに読み上げが組み込まれているものが増えているのは、この流れがあるからです。
資料や記事の読み上げ
作った資料を音声で確かめる使い方もあります。目で読むと気づかない言い回しの崩れが、耳で聞くと分かります。長い文章を校正するとき、読み上げさせて聞くほうが早い場面があります。
問い合わせの自動応答
電話の自動応答や案内の音声にも使われます。この用途では商用利用が前提になるので、無料プランでは足りません。声の権利や利用の範囲を契約で確かめる必要が出てきます。
文字を読むのが負担な人への読み上げ
目が見えにくい人や、文字を読むのが負担になる人へ向けた読み上げもあります。この用途では、発音の正確さが特に効きます。日本語がしっかり通ると判定したのが49本のうち15本だったことを踏まえると、候補はかなり絞られます。

選ぶときに確かめる4つのこと
ここまでの調べをもとに、順番をまとめます。
1. いま使っているAIに読み上げが付いていないか
無料で日本語が通って日本円でも払える4本のうち3本は、読み上げ専用ではありません。すでに使っているものに機能が付いている可能性があります。新しい契約を増やす前に確かめてください。
2. 商用利用にあたるかを先に決める
公開する動画に載せるなら商用利用です。無料プランでは商用を認めていないサービスがあります。VOICEVOXのように商用も無料と明記しているものもありますが、キャラクターごとに条件が違います。公式の規約で確かめる項目です。
3. 無料で何文字まで使えるかを見る
音読さんの例のように、登録の有無で上限が変わることがあります。登録なしで1,000文字、登録すると5,000文字という形です。試す前に上限と条件をセットで確かめると、途中で止まりません。
4. 日本語の読み上げを実際に聞いてみる
日本語がしっかり通ると判定したのは49本のうち15本です。同じ文章でも、サービスによって発音とイントネーションが変わります。無料の範囲で自分の原稿を読ませてみるのがいちばん早い確かめ方です。
いま選ぶなら
49本を並べて分かるのは、条件を足すほど候補が急に減ることです。無料で試せるものは20本ありますが、日本語と日本円の条件を足すと4本になります。日本の会社に限っても4本です。
金額の幅も広いです。725円から43,736円まで60.3倍あります。ほとんどが3,000円前後に集まっているので、まず真ん中の2,655円あたりを基準に置いて、それより高いものは何が付くのかを見ると判断しやすくなります。
49本の料金と日本語の対応、無料プランの有無はAIツールデータベースで絞り込めます。個別の料金と使い方は音読さんのページやElevenLabsのページにまとめてあります。
読み上げAIは無料で始められるものが多いぶん、条件の確かめ漏れが起きやすいです。とくに商用利用と無料枠の上限は、公式の規約と料金ページを見ないと分かりません。音読さんのように、登録の有無で上限が5倍変わるものもあります。金額を比べるのは、商用の可否と日本語の質を確かめたあとで構いません。まずは無料の範囲で自分の原稿を読ませて、耳で聞いてから決めてください。
- 読み上げAIの相場はいくらですか
- 月額の真ん中は2,655円です。AInformationが2026年9月6日に49本の料金ページを見たところ、金額が確認できた37本のうち16本が1,000円から2,999円の帯に入っていました。いちばん安いのが月725円、いちばん高いのが月43,736円で、60.3倍の開きがあります。10,000円以上は1本だけです。
- 無料で使える読み上げAIはどれですか
- 49本のうち20本に無料のプランがあります。ただし日本語がしっかり通って日本円でも払えるという条件を足すと4本まで減ります。ChatGPT、GoogleのAIプランに含まれるGemini、Adobe Firefly、CoeFontの4本です。このうち3本は読み上げ専用ではなく、すでに契約している人が多いツールに機能が付いている形になります。
- 読み上げAIで作った音声は動画に使えますか
- 商用利用の条件を確かめてから使ってください。公開する動画に載せる場合は商用利用にあたります。無料プランでは商用を認めていないサービスがあります。VOICEVOXの公式サイトには商用と非商用を問わず無料と書かれていますが、キャラクターごとの利用規約に従うようにという注記が付いています。金額を比べる前に、公式の規約で商用の範囲を見るのが先です。
- 無料プランはどれくらい使えますか
- サービスによって上限が違ううえ、登録の有無でも変わります。音読さんの公式サイトを2026年9月6日に開いたところ、登録なしで1,000文字、無料登録をすると5,000文字と書かれていました。同じ無料でも5倍の差があります。紹介記事では登録後の数字だけが書かれていることがあるので、上限を見るときは登録が要るかどうかもあわせて確かめてください。
