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FDE求人の年収下限は中央値700万円だが未経験歓迎は1件もない

読了 約24分
青空を背景に、Palantirのロゴと社名が付いた赤レンガの建物と右側の木の葉を見上げて撮った写真
この記事の要点

AInformationのAI求人2,643件を2026年9月28日に数えると、職種名にFDEが入る求人は43社の60件でした。年収の下限の中央値は700万円で全体より100万円高く、求人票の48%にClaude Codeの名前が出ます。未経験歓迎の求人は0件でした。

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藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する情報やサービスを解説・紹介するWebメディア。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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AInformationのAI求人2,643件を2026年9月28日に数えると、職種名にFDEが入る求人は43社の60件でした。年収の下限の中央値は700万円で全体より100万円高く、求人票の48%にClaude Codeの名前が出ます。未経験歓迎の求人は0件でした。

60件AI求人2,643件のうち職種名にFDEが入る求人(43社・2026年9月28日時点)
700万円年収が書かれた39件の下限の中央値(AI求人全体は600万円)
48%求人票にClaude Codeの名前が出る割合(AI求人全体は16%)
この記事で分かること
  • FDE(フォワードデプロイドエンジニア)の求人はAI求人2,643件のうち60件で43社が出していること
  • FDE求人の年収は下限の中央値が700万円で上限の中央値が1,300万円とAI求人全体より高いこと
  • FDEの求人票にClaude Codeの名前が出る割合は48%で全体の16%の3倍あること
  • 未経験歓迎の求人は0件だがAssociateやインターンなど入口の求人が7件あること
  • OpenAIの東京のFDEは日本語と英語の両方と経験5年以上が条件でAnthropicの東京には募集が無いこと
  • FDE求人の探し方と求人票を自分の経歴に照らすプロンプト

FDE(フォワードデプロイドエンジニア)は、客先の現場に入り込んでAIを業務の中で動くところまで組み込むエンジニアです。英語ではForward Deployed Engineerと書きます。日本の求人票でも職種名に「FDE」と入れる会社が出てきました。

AInformationのAI求人ナビに載せているAI求人2,643件の職種名を2026年9月28日に数えると、FDEが入る求人は43社の60件でした。掲載日が2026年7月以降のものが32件あり、半分を超えています。検索も伸びていて、Googleキーワードプランナーで測った「fde 求人」の月間検索数は2025年9月の0回から2026年8月の1,300回まで増えました。

FDEには施行日や試験日のような決まった日付がありません。国内のFDEの人数や求人の総数を出した公的な統計も見つかりませんでした。この記事ではAInformationが数えた件数と年収と求人票に出る道具を、OpenAI・Anthropic・Palantirの公式の求人と並べます。英語や長い実務経験がなくても応募できるのかまで、数字で答えます。

FDE求人の探し方は職種名を4つの書き方で引くと漏れが少ない

FDEの求人はどう探せばいいのか。答えは、職種名に「FDE」「Forward Deployed」「フォワードデプロイド」「Field Deployed」のどれかが入る求人を引くことです。AInformationもこの4つの書き方でAI求人2,643件を引いて、60件を見つけました。

同じ仕事でも職種名の書き方は会社ごとに違う

60件の職種名は書き方がそろっていません。「Forward Deployed Engineer」と英語で書く会社もあれば、「フォワードデプロイドエンジニア」とカタカナで書く会社もあります。TOPPANやクラウドワークスのように「AIソリューションエンジニア(FDE)」と別の職種名の後ろへFDEを添える形も目立ちました。博報堂テクノロジーズはFDEをField Deployed Engineerの略として使っています。

近い職種も一緒に見ておくと取りこぼしが減ります。同じDBには職種名にDeployment Strategistと入る求人が10件あり、ソリューションエンジニアと入る求人も21件ありました。どちらもFDEと組むことが多い職種ですが、職種名にFDEが無いので60件には数えていません。

求人の置き場所も押さえておくと早く見つかります。60件はどれもHRMOS採用・HERP Careers・Talentioのどれかにある会社の採用ページに載っていました。外資の3社は置き場所が違います。公式の求人ボードはOpenAIがAshby・AnthropicがGreenhouse・PalantirがLeverという採用サービスに置いています。

求人票を自分の経歴に照らすプロンプト

気になる求人が見つかったら、求人票と自分の職務経歴をAIに読み比べさせて足りない条件を洗い出します。AIが求人票に無い条件を足さないように決まりを書いてあるので、【求人票】と【私の経歴】の後ろを埋めてから送ってください。

あなたはIT企業の採用担当です。下の【求人票】と【私の経歴】を読み比べてください。
・【求人票】の応募条件を「必須」と「歓迎」に分けて1行ずつ表にする
・表の列は「条件」「私の経歴で当てはまる所」「足りない所」の3つにする
・経験年数と語学と出張の条件は【求人票】の言葉をそのまま写す
・【求人票】に書いていない条件は足さない
・年収は【求人票】に書かれた数字だけを書き、書かれていなければ「記載なし」とする
・最後に、足りない所を3か月で埋めるためにやることを3つ挙げる
【求人票】
(ここに求人ページの本文を貼る)
【私の経歴】
(ここに職務経歴書を貼る)

FDE求人はAI求人2,643件のうち60件で43社が出している

日本でFDEの求人はどれくらい出ているのか。2026年9月28日時点で、AInformationのAI求人2,643件のうち職種名にFDEが入る求人は60件でした。全体の2.3%にあたり、775社のうち43社が出しています。

こんな検証をしました。AI求人2,643件の職種名を数えた。対象。AI求人2,643件の職種名。方法。FDEなど4つの書き方で検索。時点。2026年9月28日。FDEの求人は43社の60件。掲載日が7月以降の求人が32件。AInformation編集部が作ったイラスト図解(「こんな検証をしました」の場面)
AI求人2,643件の職種名を数えた

数え方を書いておきます。対象はAI求人ナビに載っている求人の職種名(求人のタイトル)だけです。本文にだけFDEと出る求人は入れていません。求人DBはその日に掲載中の求人の断面なので、出て終わった求人は数に入らない点に気をつけてください。

5件出しているLayerXから大手まで43社が並ぶ

1社でいちばん多く出していたのはLayerXの5件です。GenerativeXとジーニーが3件ずつで続きました。2件ずつ出していたのはレイン・ハッカズーク・デジライズ・オープングループ・Finatext・overflow・Helpfeel・エクサウィザーズ・Dirbatoです。

名前の知られた会社も入っています。2026年9月28日時点でFDEの求人を出していた会社には、コニカミノルタ・TOPPAN・博報堂テクノロジーズ・Preferred Networksがあります。ラクスルグループ・クラウドワークス・クラシルも入っていました。求人は予告なく閉じるので、応募するときは各社の採用ページで今も開いているかを確かめてください。

掲載日が7月以降の求人が32件ある

60件を求人ページの掲載日で分けると、2026年7月以降のものが32件ありました。月ごとでは7月が9件で8月が13件です。9月は28日までで10件になります。いちばん古いのはLayerXのSenior Forward Deployed Engineerで、掲載日は2025年7月11日でした。

AI求人全体と並べた数字もあります。掲載日が2026年8月のAI求人353件のうち13件がFDEで、9月は272件のうち10件でした。ただし出て終わった求人は入らないので、月に何件増えたかを表す数字ではありません。

FDE求人60件の掲載月

2025年7月 1件
2025年9月 1件
2025年10月 1件
2025年11月 1件
2025年12月 2件
2026年2月 2件
2026年3月 4件
2026年4月 2件
2026年5月 7件
2026年6月 6件
2026年7月 9件
2026年8月 13件
2026年9月 10件(28日まで)
データ:AInformation調べ(2026年9月28日に掲載中のFDE求人を求人ページの掲載日で数えた。掲載日が分からない1件は除く) / 制作:AInformation

FDE求人の年収は下限の中央値700万円で全体より100万円高い

FDEの求人は年収がいくらなのか。求人票に年収が書かれていた39件で見ると、下限の中央値は700万円で上限の中央値は1,300万円でした。AI求人全体の中央値は下限が600万円で上限が1,100万円なので、FDEは下限で100万円・上限で200万円高くなっています。

平均ではなく中央値にしたのは、幅のとても広い求人が混ざるからです。年収が書かれた39件は60件の65%にあたります。残る21件は年収の記載がなく、この21件の年収は分かりません。

年収が書かれたFDE求人の例(2026年9月28日時点)

会社 職種名(抜粋) 年収 掲載日
ゴーレム AIソリューションコンサルタント(FDE) 1,500万〜2,500万円 2026年8月21日
オープンエイト AIソリューションアーキテクト/FDE 1,150万〜1,800万円 2026年3月25日
Finatextホールディングス AIソフトウェアエンジニア(FDE) 900万〜1,350万円 2026年7月23日
コニカミノルタ 新規AI SaaS事業のFDE 800万〜1,400万円 2026年9月10日
ジーニー(JAPAN AI) Forward Deployed Engineer 700万〜2,000万円 2025年9月30日
博報堂テクノロジーズ AIプロジェクトマネージャー/FDE(Field Deployed Engineer) 660万〜1,400万円 2026年8月6日
Dirbato FDE 600万〜3,000万円 2026年5月7日
TOPPAN AIソリューションエンジニア(FDE) 600万〜900万円 2026年7月9日
ジーニー(JAPAN AI) Associate FDE(第二新卒歓迎) 500万〜800万円 2026年5月25日
ハッカズーク アソシエイトFDE 439万〜606万円 2026年9月10日
データ:AInformation調べ(AI求人2,643件のうち職種名にFDEが入る60件から抜き出した。年収は求人票に書かれた下限と上限) / 制作:AInformation

下限がいちばん高いのはゴーレムの1,500万円

下限がいちばん高かったのは、ゴーレムのAIソリューションコンサルタント(FDE)で1,500万〜2,500万円です。上限がいちばん高いのはDirbatoの求人で、600万〜3,000万円と幅を広く取っていました。上限が書かれた38件のうち、上限が2,000万円以上の求人は6件ありました。1,500万円以上まで広げると14件になります。

反対に下限がいちばん低いのは、ハッカズークのアソシエイトFDEで439万〜606万円でした。大手の例ではコニカミノルタが800万〜1,400万円です。TOPPANは600万〜900万円で、博報堂テクノロジーズは660万〜1,400万円を示しています。

年収は同じ職種名どうしで比べる

同じFDEでも、職種名に付く言葉で年収の帯が変わります。アソシエイトFDEはレインが500万〜700万円で、ハッカズークは439万〜606万円でした。Seniorと付くエクサウィザーズの求人は960万〜1,260万円です。比べるときは、自分の経験に近い職種名の求人どうしで並べてください。

Claudeが答えたFDEの年収の下限は求人票より高い900万円だった

AIに聞けばFDEの相場は分かるのか。2026年9月28日の夜にClaudeへ2つの質問を送って確かめました。返ってきた年収はAInformationが数えた求人票の数字より高く、挙げた会社もDBとは大きく重なりませんでした。

年収の下限をClaudeは900万〜1,000万円と答えた

日本のFDEの求人の年収について、求人票に書かれる下限と上限の目安を数字で聞きました。ClaudeはWeb検索をして27.4秒で答えを返しています。国内の会社の下限はおおむね900万〜1,000万円で、上限は2,000万〜2,500万円超という答えでした。上限の中央値は1,500万円とも書いていました。

求人票で数えた数字と比べると、Claudeの答えは高めです。年収が書かれた39件の下限の中央値は700万円で、上限の中央値は1,300万円でした。Claudeが出典として示したのは、Uravation・Venture-net・Renueの3つのサイトでした。

FDEの年収をAIに聞くと。Claudeの相場は求人票より高かった。年収はいくらから?。求人票の中央値。下限は700万円。上限は1,300万円。年収の記載39件から。Claudeの答え。下限900万〜1,000万円。上限2,000万〜2,500万円。3つのサイトを出典に。相場は求人票の数字で見る。AInformation編集部が作ったイラスト図解(人物の悩み+◎△の2枚カード)
Claudeの相場は求人票より高かった

挙げた10社のうちDBで求人が見つかったのは3社

FDEの求人を出している日本の会社を10社挙げるよう頼むと、Claudeは21.1秒で10社を返しました。そのうちAInformationのDBでFDEの求人を出していた43社に入っていたのは、LayerX・クラシル・FUNDiTの3社です。

残る7社は、DBの職種名ではFDEの求人が見つかりませんでした。DBが集めていない採用ページで出している可能性があるので、7社が間違いとは言えません。社名だけを聞いたので、求人が今も開いているかまでは答えに入っていません。応募先を決めるときは採用ページを自分で開いて確かめてください。

Claudeは最後に「OpenAI・Anthropic・Palantir・Sierra なども東京で募集しています」と添えています。同じ日にAnthropicの公式の求人ボードを開くと、勤務地が東京の16件にFDEはありませんでした。ChatGPTにも同じ2問を送りましたが、この夜は入力欄が表示されず答えを取れていません。

FDEエンジニアの求人票はClaude Codeの名前が48%で全体の3倍だ

FDEエンジニアの求人票にはどんな道具の名前が出るのか。目立つのはClaude Codeで、60件のうち29件の求人票に名前が出ていました。割合は48%で、AI求人全体の16%(429件)の3倍です。

求人票に名前が出る道具の割合(2026年9月28日時点)

道具 FDEの求人60件 AI求人全体2,643件
Claude 52%(31件) 27%(713件)
Claude Code 48%(29件) 16%(429件)
Cursor 35%(21件) 13%(351件)
Notion 23%(14件) 13%(338件)
ChatGPT 17%(10件) 16%(417件)
Gemini 12%(7件) 15%(387件)
GitHub Copilot 7%(4件) 10%(264件)
データ:AInformation調べ(AI求人2,643件。求人票の本文に名前が出た件数で、必須かどうかは分けていない) / 制作:AInformation

Cursorは35%で全体の13%を上回りました。Claudeは52%(全体は27%)で、Notionも23%(全体は13%)あります。反対にChatGPTは17%で、全体の16%とほぼ同じでした。GeminiとGitHub Copilotはそれぞれ12%と7%で、全体の15%と10%より少なくなっています。

FDE求人の求人票に名前が出る道具。全体より多く出る。Claude Code。Cursor。Claude。Notion。全体並みか少ない。ChatGPT。Gemini。GitHub Copilot。Claude Codeは48%で全体の3倍。AInformation編集部が作ったイラスト図解(2グループのロゴ群)
FDE求人の求人票に名前が出る道具

名前が多く出るのはコードを書く道具

名前が多く出た道具のうち、Claude CodeとCursorはどちらもコードを書くための道具です。FDEは客先で話を聞くだけでなく、動くものを作って渡す仕事だと読めます。AnthropicのFDEの求人票も、顧客に納める物としてMCPサーバー・サブエージェント・エージェントのスキルを挙げていました。

数字は求人票の本文に名前が出た件数で、必須の条件かどうかは分けていません。それでも応募の前にClaude CodeかCursorで何か1つ作っておけば、面接で見せる材料になります。Claude Codeをまだ触っていない人はClaude Codeの使い方から始められます。反対に資格の名前はあまり出てきません。資格名が出た求人は60件中6件で、いちばん多いのはプロジェクトマネージャの4件でした。

FDEの仕事はAIエンジニア32件とAIコンサルタント14件の間にある

FDEはエンジニアなのかコンサルタントなのか。AInformationの職種の分類で60件を分けました。AIエンジニアが32件で最も多く、AIコンサルタント14件・その他のAI職種11件が続きます。AI営業・事業開発は2件で、AIプロダクトマネージャーは1件でした。エンジニアとコンサルタントの両方にまたがっているのが、FDEという職種の特徴です。

求人票が書くFDEの仕事

各社の求人票の書き方を並べると、仕事の中身が見えてきます。コニカミノルタは「顧客の開発現場に入り込み」、AI駆動開発の定着や現場の課題の解決を担うと書いていました。OpenAIは、最も重要な顧客と一緒に最先端のモデルを本番まで導入する仕事と説明しています。Palantirは、顧客と直接働いていちばん大きな問題をつかむ職種だと書いています。データで解く仕組みを設計して作るところまでが仕事です。

コニカミノルタの採用ページの一節。FDEとして顧客の開発現場に入り込み、AI駆動開発の活用促進や定着支援、現場課題の解決を担うと書かれている
コニカミノルタのFDE求人にある仕事の説明 出典:hrmos.co(2026年9月28日時点の画面)

働き方は東京で一部リモートが中心

勤務地は東京が56件でした。京都が3件で、神奈川と大阪が1件ずつあります。リモートは一部リモートが34件で、フルリモートは6件です。フルリモートの割合は10%で、AI求人全体の10%(271件)と変わりません。雇用形態は正社員が52件で、業務委託が2件でした。

未経験歓迎は0件だがAssociateやインターンの入口が7件ある

未経験でもFDEに応募できるのか。60件のうち、未経験歓迎の印が付いた求人は1件もありませんでした。AI求人全体では81件に付いているので、FDEの求人は経験を前提にしています。

ただし入口はあります。職種名にAssociate・アソシエイト・Junior・インターンのどれかが入る求人が7件ありました。

  • ジーニー(JAPAN AI)のAssociate FDE(第二新卒歓迎):500万〜800万円
  • レインのアソシエイトFDE:500万〜700万円
  • ハッカズークのアソシエイトFDE:439万〜606万円
  • LayerXのForward Deployed Engineer(Associate):年収の記載なし
  • GenerativeXのFDEコンサルタント(Junior):年収の記載なし
  • LayerXのFDEの1Weekインターン
  • LayerXのFDEの実務インターン
JAPAN AIの採用ページの一節。FDEの業務は顧客対話が約2割で技術設計と実装が約8割、FDEチームは現在10名で30名規模へ広げる採用枠と書かれている
ジーニーのAssociate FDE求人にあるチームの人数と業務の割合 出典:hrmos.co(2026年9月28日時点の画面)

第二新卒歓迎のジーニーも必須は実務1年以上

いちばん入りやすく見えるのは、第二新卒歓迎と書くジーニーのAssociate FDEです。ただし必須の条件はソフトウェアエンジニアとしての実務経験1年以上で、未経験から入れる枠ではありません。年収は500万〜800万円でした。

求人票には、FDEチームは今10名で30名規模へ広げると書かれています。即戦力だけでなく、次の中核を担うエンジニアを早くから迎えて育てるための枠だそうです。業務の割合は顧客との対話が約2割で、技術の設計と実装が約8割とありました。

開発の実務がまだ無い人はインターンから

開発の実務がまだ無い人が入れそうなのは、LayerXのインターンです。1Weekのものと実務型のものの2つがありました。応募の条件は求人ページで確かめてください。経験の長さで狙える求人を並べると次のようになります。

経験の長さで狙えるFDE求人。あなたの経験。狙える求人。開発の実務がまだない。インターン。LayerXが2本出している。開発の実務が1年以上。500万〜800万円。ジーニーのAssociate枠。チーム開発が3年以上。800万〜1,400万円。コニカミノルタのFDE。日英で顧客対応5年以上。OpenAI東京。東京の年収は記載なし。未経験歓迎の印は60件とも無い。AInformation編集部が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)
経験の長さで狙えるFDE求人

経験の年数は各社の求人票に書かれた必須の条件です。コニカミノルタはCI/CDを使ったチーム開発の経験を3年以上求めています。OpenAIの東京の求人は、顧客と向き合う仕事を含む経験5年以上が条件です。

OpenAIの東京のFDE求人は3件で日本語と英語の両方と経験5年以上が要る

外資のFDEは日本で募集しているのか。OpenAIは募集しています。2026年9月28日にOpenAIの公式の求人ボードを見ると、830件のうち部署がForward Deployed Engineeringの求人は25件でした。そのうち勤務地が東京のものは次の3件です。

  • Forward Deployed Engineer – Tokyo(掲載日は2025年9月16日)
  • Deployment Lead (DL), FDE – Tokyo(掲載日は2026年4月7日)
  • Manager, Forward Deployed Engineer – Tokyo(掲載日は2026年7月21日)

1件は管理職で、1件はDeployment Leadという別の役割になります。FDEの部署の求人を勤務地で見ると、多いのはニューヨークの7件とサンフランシスコの5件です。東京の3件はシアトルと並んで3番目でした。

条件は日本語と英語の両方と経験5年以上

東京のForward Deployed Engineerの求人票は、日本語と英語の両方を話せて書けることを条件にしています。履歴書は英語で出し、面接は両方の言葉で進むとも書かれていました。経験はエンジニアリングか技術の導入の仕事で5年以上が要ります。その中に顧客と向き合う仕事を含むことも条件です。

OpenAIの求人ページの一節。勤務地は東京で週3日出社、日本語と英語の両方を話して書けることが必要で、履歴書は英語で出し面接は両方の言語で行うと書かれている
OpenAIの東京のFDE求人にある勤務と語学の条件 出典:jobs.ashbyhq.com(2026年9月28日時点の画面)

働き方は週3日の出社で、仕事では主に国内への出張があります。東京の3件はどれも年収を書いていません。サンフランシスコのFDEの求人は年収を185,000〜300,000ドルとしていて、株式が別に付きます。9月28日の1ドル157.52円で円にすると約2,914万〜4,726万円です。米国の基本給の幅なので、東京の年収の目安にはなりません。

Anthropicは東京のFDE求人が0件でPalantirは実務1年から

Claudeを作るAnthropicは、東京でFDEを募集しているのか。2026年9月28日時点の答えは「募集していない」です。公式の求人ボードには624件の求人があり、勤務地が東京のものは16件ありました。その16件の中にFDEは入っていません。

FDEの求人は7件で、勤務地はミュンヘン・ロンドン・パリと米国(ニューヨーク・サンフランシスコ・シアトル)でした。米国の求人の年収は280,000〜320,000ドルで、1ドル157.52円で約4,411万〜5,041万円になります。ロンドンの求人は225,000〜255,000ポンドです。

AnthropicのFDEは顧客の中で本番のアプリを作る

米国の求人票によると、AnthropicのFDEは顧客のシステムの中でClaudeを使った本番のアプリを作ります。顧客に納める物として挙がっているのは、MCPサーバー・サブエージェント・エージェントのスキルです。経験は顧客と向き合う技術職で4年以上が要り、出張は約25%と書かれています。

Anthropicの求人ページの箇条書き。顧客のシステムの中でClaudeを使った本番のアプリを作り、MCPサーバーやサブエージェントを納め、出張は約25%と書かれている
AnthropicのFDE求人にある仕事の中身 出典:job-boards.greenhouse.io(2026年9月28日時点の画面)

以前は東京のFDEの求人もありました。ただ9月28日にはそのページが開けず、いつ閉じたかも分かりません。東京でまた募集するかどうかは公表されていません。

Palantirは日本の政府向けにFDSEを募集している

Palantirは職種名をForward Deployed Software Engineer(FDSE)としています。公式の求人ボードの321件のうちFDSEは57件で、東京の3件の中には日本の政府向けのFDSEが1件ありました。残る2件はDeployment Strategistの求人です。

条件は英語と日本語の両方ができることと、卒業後の実務経験1年以上です。OpenAIの5年以上より入口は低い一方で、出張は25〜75%と多くなります。外資3社と国内の60件の条件を並べると次の表になります。

外資3社の東京のFDE求人と国内の60件

会社 東京のFDE求人 語学の条件 経験の条件 年収の記載
OpenAI 3件(FDE部門・1件は管理職) 日本語と英語の両方 5年以上(顧客と向き合う仕事を含む) 東京は無し(米国は185,000〜300,000ドル)
Anthropic 0件(東京の16件にFDEは無い) ― 4年以上(米国の求人) 米国は280,000〜320,000ドル
Palantir FDSEが1件(日本の政府向け) 英語と日本語の両方 卒業後の実務1年以上 ―
国内のFDE求人60件(参考) 東京が56件 ― Associate枠は実務1年以上から 下限の中央値700万円・上限の中央値1,300万円
データ:OpenAI・Anthropic・Palantirの公式の求人ボード(2026年9月28日にAInformationが確認)とAInformation調べ。「―」は今回確かめていない項目 / 制作:AInformation

「fde 求人」の検索は1年で0回から月1,300回まで増えた

FDEの求人を探す人はどれくらいいるのか。Googleキーワードプランナーで2026年9月28日に測ると、「fde 求人」の月間検索数は2025年9月と10月が0回でした。2026年2月には260回になり、5月からは1,000〜1,300回で動いています。キーワードプランナーが出す3か月の推移も+30%でした。

「fde 求人」の月間検索数

2025年9月 0回
2025年10月 0回
2025年11月 70回
2025年12月 140回
2026年1月 170回
2026年2月 260回
2026年3月 390回
2026年4月 390回
2026年5月 1,300回
2026年6月 1,000回
2026年7月 1,000回
2026年8月 1,300回
データ:Googleキーワードプランナーで2026年9月28日にAInformationが測った値(2025年9月〜2026年8月) / 制作:AInformation

「fde エンジニア」は5月から横ばいで「fde 求人」はまだ伸びている

職種そのものを調べる語はもっと多く検索されています。「fde エンジニア」は2025年9月の210回から2026年5月の6,600回まで増えました。そこから8月までは6,600回前後で並んでいます。「フォワードデプロイドエンジニア」も2025年9月の110回から増えて、2026年5月以降は月720回です。

職種の名前を調べる人は5月から横ばいで、求人を調べる人はまだ動いています。FDEが何かを知る段階から、求人を探す段階へ移る人が出てきたと読めます。

応募の準備は検索が小さいうちに始める

求人の側も動いています。掲載日が7月以降の求人が32件あり、ジーニーはFDEチームを10名から30名規模へ広げると書いていました。検索する人が増えるほど、同じ求人を見る人も増えます。応募の準備は「fde 求人」の検索がまだ月1,300回のうちに始めておくほうが有利です。

FDE求人に応募する前にいまやっておく5つのこと

ここまでの数字から、FDEに応募したい人が今日から動けることを5つにまとめました。

1. 4つの書き方で求人を引いて採用ページを保存する

「FDE」「Forward Deployed」「フォワードデプロイド」「Field Deployed」で求人を引き、気になった求人のページを保存しておきます。求人は予告なく閉じます。職種名が近いDeployment Strategistとソリューションエンジニアも一緒に見てください。

2. Claude CodeかCursorで身近な業務を1つ動かす

FDEの求人票の48%にClaude Code、35%にCursorの名前が出ていました。身近な業務を1つ選んで、どちらかで自動化して動くところまで作ります。作った物と減った手間を数字で書ければ、職務経歴書に載せられます。料金の比べ方はClaude Codeの料金の記事にまとめました。

3. 職務経歴書に顧客の前で作った経験を書く

OpenAIは顧客と向き合う仕事を含む経験5年以上を求めています。Anthropicも顧客と向き合う技術職で4年以上です。社外の顧客でも社内の他部署でも、相手の業務を聞いて作った経験は書き出しておきましょう。下のプロンプトを使えば、経歴書の書き直しをAIに手伝わせられます。

あなたはAIエンジニアの転職を支える編集者です。下の【私の経歴】から、顧客や他部署の業務を聞いてAIやシステムを作り、実際の仕事で動かした経験だけを抜き出してください。
・1件ごとに「相手」「困っていたこと」「作ったもの」「使った道具」「動かした後の変化」の5項目で書く
・変化は【私の経歴】にある数字だけを使い、無ければ「数字なし」と書く
・【私の経歴】に無い経験や成果は足さない
・最後に、Forward Deployed Engineerの求人に出す職務経歴書の要約を200字で書く
【私の経歴】
(ここに今の職務経歴書を貼る)

4. 英語が使えるなら外資の求人も見ておく

OpenAIとPalantirの東京の求人は、日本語と英語の両方が条件です。OpenAIは履歴書も英語で出します。国内の60件の語学の条件は今回数えていません。英語に自信がない人は、応募する前に求人票の語学の欄を確かめてください。

5. 年収は中央値と比べて面談で確かめる

FDEの求人の年収は、下限の中央値が700万円で上限の中央値が1,300万円でした。Claudeに聞いた相場はこれより高めに出たので、そのまま信じないほうが安全です。60件中21件は年収の記載がないので、面談で幅を聞いてから比べてください。

藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

FDEは、私がAI導入の支援で客先に入ってやっている仕事にいちばん近い職種です。求人票でClaude CodeとCursorの名前が目立つのは、話を聞くだけでなくその場で動くものを作れる人を会社が探しているからだと見ています。未経験歓迎が0件なのは厳しい数字です。まずは身近な業務を1つAIで動かして、減った時間を数字で語れるようにしてください。英語が得意な人は外資の求人も早めに見ておくと選べる道が増えます。

よくある質問
FDE(フォワードデプロイドエンジニア)の求人は日本に何件ありますか?
AInformationのAI求人2,643件では、職種名にFDEが入る求人が43社の60件でした(2026年9月28日時点)。職種名にFDEが無いDeployment Strategistの10件とソリューションエンジニアの21件は数えていません。国内のFDE求人の総数を出した公的な統計は見つかりませんでした。
FDEの年収はいくらですか?
求人票に年収が書かれた39件では、下限の中央値が700万円で上限の中央値が1,300万円でした。AI求人全体の600万円と1,100万円より、それぞれ100万円と200万円高くなっています。下限がいちばん高いのはゴーレムの1,500万〜2,500万円でした。60件中21件は年収の記載がありません。
未経験でもFDEに応募できますか?
未経験歓迎の印が付いたFDE求人は60件中0件でした。入口になるのは職種名にAssociate・Junior・インターンなどが入る7件です。第二新卒歓迎と書くジーニーのAssociate FDEも、必須は実務経験1年以上でした。開発の実務がまだ無い人は、LayerXのインターンのような枠から探すことになります。
FDEの求人に英語は必要ですか?
外資の求人では必要です。OpenAIの東京のFDEとPalantirの東京のFDSEは、どちらも日本語と英語の両方を条件にしていました。OpenAIは履歴書も英語で出します。国内の60件の語学の条件は今回数えていないので、応募する求人ごとに求人票で確かめてください。
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