Claude Codeを使うには何から始めればいいのか。編集部が実際に端末へ入れて確かめた。入れ方は5通りあり、どれも1行で終わる。起動してからは日本語で書いた指示がそのまま通る。端末で打つコマンドは18個で、そのうち最初に覚えるのは3個だけだった。入れ方からつまずきやすいところまで、実機で動かした順に並べた。
- Claude Codeはファイルを自分で読んで直すAIで、答えを返すだけのChatGPTとは手を動かす場所が違う
- 入れ方は5通りあり、Macでは1行を打ってから26秒で入った
- Macでは入れた直後に claude が見つからないと出たので、案内の1行で直した
- Windowsは64ビットならそのまま入り、WSLは要らない
- VS Codeは拡張を入れれば使えるが、拡張だけでは端末で claude と打てない
- 端末で打てるコマンドは18個だが最初に要るのは3個だけだ
- 無料プランでは動かないのでPro以上かAPIの従量課金が要る
- コードが書けるAI68本のうち自分で手を動かす型は28本しかない
Claude Codeとは何をする道具か
Claude Code(クロードコード)は、Anthropicが出しているコーディング用のAIだ。パソコンの中のファイルを自分で読んで直し、テストなどのコマンドまで動かして結果を確かめる。ChatGPTとの違いは手を動かす場所で、ChatGPTは答えを画面に返すので貼り付けて直すのは人の仕事になる。Claude Codeは作業するフォルダの中で直接書き換えるので、人は頼んで確かめる側に回る。
ChatGPTとClaude Codeの違い(2026年10月4日時点)
| 比べること | ChatGPT(チャット) | Claude Code |
|---|---|---|
| 動く場所 | ブラウザとアプリ | 端末・VS Code・デスクトップアプリ・web |
| ファイル | 自分で貼るか添付する | 作業フォルダの中を自分で開く |
| 直し方 | 直した案を画面に返す | ファイルを書き換える |
| コマンド | 手元のパソコンでは動かさない | テストやGitを動かして結果を見る |
| 無料プラン | 使える | 使えない(Pro以上) |
OpenAIで同じ役回りなのはCodexだ。何ができるかの具体例とCodexとの比べはClaude Codeでできることの記事にまとめた。
広がり方も数字で見ておく。npmの公開データでは、9月25日〜10月1日の1週間に1,447万回ダウンロードされた。1年前の同じ週は581万回で、2.5倍に増えている。npmの数には、公式が推すネイティブの入れ方で落とした分は入っていない。
数字で見るClaude Code(2026年10月4日に編集部が数えた)
| 数えたもの | 数 |
|---|---|
| npmのダウンロード(2026年9月25日〜10月1日) | 1,447万回 |
| npmのダウンロード(2025年9月25日〜10月1日) | 581万回 |
| VS Codeの拡張のインストール(Visual Studio Marketplace) | 2,692万件 |
| 公式のGitHubに付いたスター | 14万9,086個 |
| 9月3日〜10月3日に出た新しい版(GitHub) | 26回 |
Claude Codeの使い方は3つの手順で始まる
結論から書く。入れて、ログインして、フォルダへ移る。この3つで指示が出せる状態になる。編集部が2026年9月25日に端末で実際にやって確かめた。

まず端末にインストールのコマンドを1行貼って実行する。終わったら claude –version と打つ。版の数字と(Claude Code)という文字が出れば入っている。10月4日に入れ直した編集部のMacでは 2.1.288 (Claude Code) と返ってきた。
次に claude と打って起動する。初回だけブラウザが開いてログインを求められるので、Claudeのアカウントで許可する。一度通せば次からは聞かれない。あとで別のアカウントへ切り替えたいときは、動いている画面の中で /login と打てば選び直せる。
最後に作業したいフォルダへ移って、もう一度 claude と打つ。起動すると版と使っているモデルと今いるフォルダが画面の上に出る。ここから指示を書き始める。ファイルを自分で選んで渡す必要は無い。必要なものは向こうが読みに行く。
入れ方は5通りある
公式のドキュメントには入れ方が5通り載っている。OSで使えるものが変わる。迷ったら公式が推すネイティブを選べばいい。
Claude Codeの入れ方は5通りある(2026年10月4日時点の公式ドキュメント)
| 入れ方 | 使えるOS | 自動更新 |
|---|---|---|
| ネイティブ(公式の推し) | Mac・Windows・Linux・WSL | する |
| Homebrew | Mac・Linux | しない |
| WinGet | Windows | しない |
| Linuxのパッケージ | Debian・Ubuntu・Fedora・RHEL・Alpine | しない |
| npm | Mac・Windows・Linux | する |
ネイティブの1行は、打つ場所によって3つに分かれる。MacとLinuxとWSLは同じ1行で、Windowsは開いている画面で決まる。
入れ方ごとに打つ1行
| 入れ方と打つ場所 | 貼る1行 |
|---|---|
| ネイティブ(Mac・Linux・WSLのターミナル) | curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash |
| ネイティブ(WindowsのPowerShell) | irm https://claude.ai/install.ps1 | iex |
| ネイティブ(Windowsのコマンドプロンプト) | curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd |
| Homebrew | brew install –cask claude-code |
| WinGet | winget install Anthropic.ClaudeCode |
| npm(Node.js 22以上) | npm install -g @anthropic-ai/claude-code |
| Linuxのパッケージ | apt・dnf・apk。署名の鍵を先に登録するので公式の手順どおりに打つ |

公式が推しているのはネイティブのインストーラだ。理由は自動更新が効くことで、裏で最新の版へ上がり続ける。HomebrewとWinGetは自動更新が無いので、自分で brew upgrade や winget upgrade を打つ必要がある。
Homebrewには2つの流れがある。claude-code は安定版で、だいたい1週間遅れて大きな不具合が出た版を飛ばす。claude-code@latest は出たらすぐ入る。落ちにくさを取るなら前者だ。
npmで入れる形も残っている。必要なのはNode.js 22以上だ。検索上位29本のうち5本は18以上と書いていたが、10月4日の公式の条件は22以上になっている。古いNode.jsでも警告が出るだけで入る。中身はネイティブと同じ本体で、動かすときにNode.jsは使わない。ネイティブで入れるならNode.jsは要らない。
入れる前に動く条件も見ておく。Macは13.0以上、Windowsは10の1809以上かWindows Server 2019以上が要る。LinuxはUbuntu 20.04以上・Debian 10以上・Alpine 3.19以上で、どれもメモリは4GB以上だ。

Macでインストールした手順と時間
編集部は10月4日に、Macへネイティブの1行で入れて時間を測った。使ったのはAppleシリコンのMac(macOS 26.3)だ。ふだんの環境と混ざらないように、空のユーザーフォルダを用意して入れた。
ターミナルを開いて curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash を貼り、Enterを押す。Setting up Claude Code… と出てしばらく待つと、Claude Code successfully installed! と版の数字が出た。Enterから終わりの表示まで26秒で、入れ直して測り直しても同じだった。落ちてくる本体は229MBある。

見落としやすいのが最後の Setup notes だ。~/.local/bin is not in your PATH と出ている。入れた場所をMacが探しに行かない状態で、このまま claude と打つと command not found: claude で止まる。
直し方は、注意の下に出ている1行を貼るだけだ。echo ‘export PATH=”$HOME/.local/bin:$PATH”‘ >> ~/.zshrc && source ~/.zshrc を打つ。そのあと claude –version と打つと、2.1.288 (Claude Code) と返ってきた。設定ファイルに書き込む1行なので、新しい窓を開いたときもそのまま効く。

入れて最初の1回だけ、版の数字が出るまで4秒ほどかかった。2回目からはすぐに返る。止まったように見えても、少し待てばいい。
そのあと作業するフォルダで claude と打つ。最初に文字の色の選び方を聞かれ、次にログインのしかたを3つから選ぶ画面になる。契約がPro・Max・Team・Enterpriseなら1番を選ぶ。Consoleの従量課金なら2番、AmazonやGoogleなどのクラウドを通すなら3番だ。選ぶとブラウザが開くので、そこで許可すれば使い始められる。

Windowsでインストールする手順
Windowsは64ビットならそのまま入る。WSLは要らない。PowerShellを開いて irm https://claude.ai/install.ps1 | iex を貼るか、コマンドプロンプトなら install.cmd の1行を貼る。管理者として開く必要は無い。
いちばん多いつまずきは、打つ画面を取り違えることだ。画面の先頭が PS C:\ なら PowerShell、PS が付かず C:\ だけならコマンドプロンプトになる。Mac用の curl の1行をPowerShellで打つと、fsSL という名前の引数が見つからないというエラーで止まる。
公式のトラブル対応のページには、入れるときとログインのときに出るエラーの文が37通り並んでいる。そのうち11通りがWindowsに関わるもので、Macの2通りやLinuxの2通りよりずっと多い。当たりやすいものを6つ選んで表にした。
Windowsで出やすいエラーと直し方
| 出た文 | 原因と直し方 |
|---|---|
| 'irm' is not recognized | コマンドプロンプトで打った。PowerShellで打つか、コマンドプロンプト用の1行を使う |
| The token '&&' is not a valid statement separator | PowerShellでコマンドプロンプト用の1行を打った。irm の1行に替える |
| A parameter cannot be found that matches parameter name 'fsSL' | Mac用の curl の1行をPowerShellで打った。irm の1行に替える |
| Claude Code does not support 32-bit Windows | 32ビット版のPowerShellを開いた。(x86)の付かないPowerShellを開く |
| 'claude' is not recognized | 入れた場所がPATHに入っていない。新しい窓を開き直し、だめならPATHに足す |
| The process cannot access the file | 入れかけの残りか、ウイルス対策の検査が当たっている。ほかの窓を閉じ、downloadsフォルダを消して入れ直す |
公式のGitHubに寄せられた不具合の報告でも、Windowsのつまずきは目立つ。インストールのラベルが付いた373件をOSのラベルで分けると、Windowsが159件でいちばん多かった。直近90日に限っても、122件のうち62件がWindowsだ。
ふだんの報告はMacのラベルのほうが多く、Macが2万2,867件・Windowsが1万2,468件ある。それでもインストールに限るとWindowsが上に来る。入れる所でつまずきやすいのはWindowsだ。
Git for Windowsは入れなくても動く。入れておくと Claude Code が命令を Git Bash で動かし、入れないときは PowerShell で動かす。WSLの中で使うなら要らない。
WSLで入れるときに気をつけること
WSLで使うときは、WSLの画面を開いてMacと同じ curl の1行を打つ。PowerShellに入れたものとは別物なので、起動もWSLの画面の中でする。WSL2なら、Claude Codeが動かす命令を囲いの中に閉じ込める機能(サンドボックス)が使える。Windowsにそのまま入れた形では、この機能は使えない。
WSLならではのつまずきは3つある。1つ目は、WSL1だと cannot execute binary file: Exec format error で動かないことだ。PowerShellで wsl –set-version Ubuntu 2 と打ってWSL2へ上げるのがいちばん早い(Ubuntuの所は自分のWSLの名前にする)。
2つ目はログインで戻ってこないことだ。WSL2ではブラウザがWindows側で開くので、許可したあとに戻り先へたどり着けないことがある。そのときはブラウザに出たコードを、端末の Paste code here if prompted の所へ貼れば通る。
3つ目はnpmで入れた人だけに起きる。WSLの中でWindowsのNode.jsを拾っていると、exec: node: not found で動かない。which node と打って /mnt/c/ で始まっていたらWindowsのものなので、WSLの中にNode.jsを入れ直す。
GitHubの報告では、WSLのインストールの不具合は11件と少なかった。直近90日は2件だけだ。WSLの中はLinuxと同じ入れ方で済む。
入れたあとに確かめる2つのコマンド
入ったかどうかは claude –version で分かる。版の数字と (Claude Code) が出れば入っている。もう少し詳しく見たいときは claude doctor だ。入れ方と版、自動更新の状態をまとめて出してくれる。

doctor は設定ファイルを読むだけで、会話は始まらない。動かなくなったときに最初に打つと、入れ方のせいかどうかを切り分けられる。編集部の画面では Running: native (2.1.288) と Auto-updates: enabled が出ていた。
更新はネイティブなら勝手に進む。すぐ上げたいときは claude update と打つ。HomebrewとWinGetは自動では上がらないので、brew upgrade claude-code や winget upgrade Anthropic.ClaudeCode を自分で打つ。
版は早いペースで変わる。公式のGitHubでは、9月3日〜10月3日の30日で新しい版が26回出ていた。1.2日に1回のペースで、9月25日に2.1.282だった版は10月4日に2.1.288まで進んだ。自動で上がらない入れ方を選んだなら、週に1回は上げておくと古い不具合に当たりにくい。
やめるときは、Macなら rm -f ~/.local/bin/claude と rm -rf ~/.local/share/claude の2行で消える。HomebrewやWinGetで入れたなら、それぞれの uninstall で消す。
無料では動かない
ここを先に外しておく。Claudeに0円のプランはあるが、Claude Codeはそこに含まれない。公式の機能比較表で、Claude Codeの行はFreeだけがNoになっている。

使うにはPro以上の契約か、Anthropic Consoleの従量課金のどちらかが要る。Consoleで入るときは、初回のログインで料金を追うためのワークスペースが自動で作られる。AmazonのBedrockやGoogle Cloud、Microsoft Foundryを通す形もあるが、こちらは会社ぐるみで使うときの選び方だ。
プランごとの実額と枠の違いはClaude Codeの料金の記事にまとめた。
始めるのにいくらかかるか
金額も先に出しておく。公式の料金ページを2026年9月25日に読んだ時点で、Proは月20ドルだった。1USD=158.85円・消費税10%で換算すると月3,495円になる。年払いにすると200ドルの前払いで、月あたり2,912円まで下がる。
Maxは100ドルからで、税込にすると17,474円からだ。Proとの違いは機能ではなく使える枠の大きさで、5倍か20倍を選ぶ形になっている。Teamの標準席は年払いで席あたり月20ドルなので、税込3,495円で個人のProと同じ額だ。
ドル建てなので円安がそのまま値上げになる。1USDが140円のときProは月3,080円、180円なら3,960円で、差は880円ある。公式が値段を変えていなくても払う額は毎月動く。
APIの従量課金で動かす手もある。Sonnet 5なら1Mトークンあたり入力2ドル・出力10ドルで、円にすると入力318円・出力1,588円だ。月に数回しか触らないならこちらが安い。毎日使うならProの定額のほうが請求が読みやすい。
最初に覚えるコマンドは3個でいい
編集部が端末で claude –help を実行して数えたら、オプションが66個・サブコマンドが18個あった(10月4日の2.1.288)。全部覚える必要は無い。最初に要るのは3個だけだ。

claude で始める。動いている画面の中で /help と打つと使えるものが並ぶ。終わるときは /exit だ。この3つが分かれば触り始められる。
最初に覚えるコマンドは8個で足りる
| 打つ場所 | コマンド | 何をするか |
|---|---|---|
| 端末 | claude | 対話で始める |
| 端末 | claude "やりたいこと" | 指示を1つ渡して始める |
| 端末 | claude -p "聞きたいこと" | 1回だけ聞いて終わる |
| 端末 | claude -c | 今いるフォルダの直前の会話を続ける |
| 端末 | claude -r | 前の会話を選んで戻る |
| 中で打つ | /clear | 会話の履歴を消す |
| 中で打つ | /help | 使えるコマンドを出す |
| 中で打つ | /exit | 終わる |
慣れてきたら claude -c が効いてくる。今いるフォルダの直前の会話をそのまま続けられるので、毎回ゼロから説明し直さなくてよくなる。前の会話を選んで戻りたいときは claude -r だ。1つ聞いて終わりたいだけなら claude -p のあとに聞きたいことを書く。こちらは対話に入らずに答えだけ返って終わる。
画面の中では / を打つと使えるコマンドと部品の一覧が出る。Tabで補完が効き、↑で前に打ったものが戻る。Shift+Tabを押すと許可の求め方が切り替わる。この4つのキー操作を覚えると打つ量がかなり減る。
端末側のコマンドは18個ある
すぐには要らないが、後から必ず探すことになるので全部並べておく。編集部の端末で claude –help を実行した結果そのままだ。
編集部の端末(2.1.288)で使えた端末側のサブコマンド18個
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
| agents | 裏で動かしている作業を一覧にする |
| attach | 裏で動いている作業をこの画面へ引き出す |
| auth | ログインの情報を管理する |
| auto-mode | 許可を自動で判断する仕組みを見たり戻したりする |
| doctor | 入れた状態がおかしくないか調べる |
| gateway | 会社ぐるみで使うときの中継役を動かす |
| import | ほかのAIコーディングツールの設定を取り込む |
| install | 本体を入れる。版も選べる |
| logs | 裏で動いている作業の画面の出力を見る |
| mcp | 外の道具とつなぐ設定をする |
| plugin | 追加の部品を管理する |
| purge | プロジェクトごとの会話の記録や設定をまとめて消す |
| respawn | 裏の作業を今の版で入れ直して動かす |
| rm | 終わった裏の作業を消す |
| setup-token | 長く使える認証の合い言葉を作る |
| stop | 裏の作業を止める。会話は残る |
| ultrareview | いまの変更をクラウドで複数のAIに見てもらう |
| update | 最新の版へ上げる |
9月25日に数えた2.1.282では project があった。10月4日の2.1.288では project が消えて purge が入り、数は18個のままだった。purge はプロジェクトの会話の記録まで消すので、打つ前に何が消えるかを確かめておきたい。
最初のうちに役に立つのは doctor だ。入れた状態がおかしくないかを調べてくれるので、動かないときにまずこれを打つと原因が絞れる。設定ファイルを読むだけなので、許可を聞かれずに実行できる。
agents・attach・logs・stop・rm・respawn の6つは、裏で動かす使い方の道具だ。長くかかる作業を裏へ回して、別のことをしながら進めることができる。ここは慣れてから触る場所で、最初は無視して構わない。
import はほかのAIコーディングツールの設定を取り込む。すでに別のツールを使っている人は、設定を作り直さずに移れる。mcp は外の道具とつなぐ設定で、社内のデータベースや業務システムを触らせたいときに使う。
どんな指示を出せばいいか
公式のクイックスタートは、同僚に話すように書けばいいと案内している。実際に編集部の端末でも日本語のまま通った。ただし書き方で結果の安定度が変わる。
最初はプロジェクトを読ませるところから始めるのが早い。このプロジェクトは何をするものか、どの技術を使っているか、入口はどのファイルか、フォルダの構成を説明して。この4つを順に聞くと、中身の見当が付く。
直してほしいときは状況まで書く。バグを直してではなく、ログイン画面で間違ったパスワードを入れると白い画面になるので直して、と書く。どこで何が起きるかが入っていると、探す範囲が狭まって早く終わる。
大きい作業は番号で区切って渡す。テーブルを作る・APIを作る・画面を作る、のように3つに割って1つのメッセージに並べると、順番を守って進む。1文で全部を頼むと、途中で方針が変わることがある。
Gitの操作も言葉で通る。どのファイルを変えたか、変更をまとめて説明つきで記録して、新しい枝を作って、直前の5件を見せて、といった頼み方がそのまま動く。コマンドを覚えていなくても進められる。
許可を求められたときどうするか
ファイルを書き換える前に確認が出ることがある。公式によると、Pro・Max・Teamの対話セッションでは自動で判断する形が最初から入っていて、ほとんどのファイルの編集とコマンドの実行は聞かずに進む。それ以外のプランでは1つずつ聞く形が初期値になる。
切り替えは Shift+Tab だ。押すたびに許可の求め方が回る。自分で1つずつ見たいときは聞く形へ、まとめて任せたいときは自動の形へ寄せる。設定や会社の決まりで初期値が変わっている場合もあるので、最初のセッションで今どの形にいるかを画面で確かめておくといい。
編集部の見方では、自分のプロジェクトで最初の数回は聞く形にしておくほうがいい。どのファイルにどんな変更が入るのかを目で追えるので、任せられる範囲が見えてくる。見えてから自動へ寄せると、取り返しの付かない書き換えが起きにくい。
端末が苦手でも使える
Claude Codeは端末だけのものではない。公式のドキュメントには、web版・デスクトップアプリ・VS Code・JetBrains系のIDE・Slack・GitHub ActionsとGitLabのCI/CDが並んでいる。

黒い画面に抵抗があるなら、VS Codeの拡張から入るのが近い。編集中のファイルと会話が同じ窓に並ぶので、何が書き換わったかが見やすい。web版はブラウザだけで動くので、手元に何も入れずに試せる。VS Codeでの入れ方と使い方は次の章にまとめた。
Slackで動く形は、開発ではなく報告や調べものを頼む使い方に向く。GitHub ActionsとGitLabのCI/CDに入れると、変更が入ったときに自動でレビューさせるような回し方ができる。使い始めは1か所に決めて、慣れてから増やすほうが混ざらない。
VS Codeで使う方法
VS Codeで使うなら、拡張を入れるのがいちばん早い。拡張の一覧で Claude Code と検索して入れる。出しているのはAnthropicだ。10月4日0時台に見たときのインストールは2,692万件で、評価は815件あった。平均は5点満点で3.7だ。

条件はVS Codeが1.94.0以上であることと、Pro以上の契約かConsoleのアカウントを持っていることだ。検索上位の記事には1.98.0以上と書いたものが3本あったが、10月4日の公式の条件は1.94.0以上になっている。

入れたあとは3つの手順で始まる。ファイルを1つ開くと、エディタの右上に火花の形のマーク(Spark)が出るので押す。初回だけサインインの画面が出るので、ブラウザで許可する。あとは開いたパネルの入力欄に、頼みたいことを書く。

選んだ行は自動でClaudeに渡る。行番号まで指したいときは Option+K(WindowsはAlt+K)を押すと、@ファイル名#5-10 のような形で入力欄に入る。許可を聞く設定にしているときは、直す前に元と直したあとを左右に並べた画面が出る。そこで受け入れるか断るかを選べる。
エディタと入力欄の行き来は Cmd+Esc(WindowsはCtrl+Esc)だ。新しいタブで会話を開くのは Cmd+Shift+Esc になる。会話の途中まで戻すチェックポイントもあり、メッセージに重ねると出るボタンからコードだけを前の状態へ戻せる。
編集部のMacに入っている拡張(2.1.286)の中身も数えた。VS Codeのコマンドは31個あった。ショートカットは9個で、設定は21個ある。拡張の大きさは237MBで、中に端末版と同じ本体を抱えている。
VS Codeの拡張と端末版の違い
| 比べること | VS Codeの拡張 | 端末版 |
|---|---|---|
| 使えるコマンド | 一部(/ を打つと出る) | 全部 |
| ! で始まる近道 | 使えない | 使える |
| Tabでの補完 | 使えない | 使える |
| 直す前の差分 | 左右に並べて出る | 端末に出る(VS Codeの端末ならVS Codeに出る) |
| チェックポイント | 使える | 使える |
| 端末で claude と打つ | 拡張だけでは打てない | 打てる |
気をつけたいのは、拡張を入れても端末で claude とは打てない点だ。拡張は自分の中に本体を抱えているだけで、PATHには入れない。VS Codeの中の端末でも使いたいなら、ネイティブの1行を別に打つ。逆に、VS Codeの中の端末で claude を動かすと拡張は自動で入る。
うまく動かないときに見る所は3つある。1つ目は、Macで Cmd+Esc が効かない形だ。macOS Tahoe(26)からは、このキーがゲーム用の Game Overlay に取られている。システム設定のキーボードショートカットにあるゲームコントローラの項目で、Game Overlay のチェックを外すと戻る。
2つ目は、右上のマークが出ない形だ。フォルダを開いただけでは出ないので、ファイルを1つ開く。ClineやContinueのような、ほかのAIの拡張とぶつかっていることもある。下のステータスバーにある ✻ Claude Code からも開ける。
3つ目は、返事が来ない形だ。いったん新しい会話を始め、それでもだめなら端末で claude と打ってみる。端末のほうがエラーの中身を詳しく出してくれる。
CursorのようなVS Codeから分かれたエディタにも、同じ拡張が入る。拡張の一覧に出てこないときは、Open VSXという別の置き場から入れる。Open VSXでのダウンロードは5,472万回だった。
使い方を覚える順番
覚えることが多く見えるが、順番を決めると迷わない。編集部が触った実感では4段に分かれる。
1段目は会話だけで使う段だ。claudeで起動して日本語で頼む。ここだけで文章の直しや小さな修正は回る。全体の半分くらいの用はここで足りる。
2段目は続きから始める段だ。claude -c で直前の会話へ戻れるようになると、説明し直す手間が消える。1日のうちに何度も触る人はここで作業の速さが変わる。
3段目は決まりをファイルへ移す段だ。毎回書いている指示を1か所へまとめる。ここまで来ると、指示が短くなっても同じ品質で返ってくる。
4段目は裏で回す段だ。長い作業を裏へ送って別のことをする。agents・attach・logs・stopの4つを使う。1段目から4段目へ一気に行こうとすると覚えることが多すぎるので、1段ずつ上げるほうが早い。
ほかのコーディングAIと何が違うのか
編集部のAIツールデータベースには2026年9月25日時点で493本のAIが入っている。そのうちコードが書けるものは68本だ。さらに自分でファイルを読み書きして手を動かすエージェント型は28本しかない。
つまりコードが書けるAIの多くは、書いている途中の候補を出す形だ。Claude Codeはそこが違う。指示を出すと自分でファイルを開いて直し、必要ならコマンドまで実行して結果を確かめる。この差が使い方の違いに出る。1行ずつ補ってもらうのではなく、やることを渡して待つ形になる。
ちなみに68本のうち日本語の扱いがいちばん上と判定できたものは12本だった。Claude Codeは画面の表示が英語のままだが、指示と返答は日本語で通る。画面が英語だから使えないと決める前に、指示を日本語で書いてみると印象が変わる。
コードが書けるAIを料金や日本語対応で絞って見たいときはAIツールデータベースが使える。用途でコードを選ぶと同じ68本が出る。
1日目にやると差が出る3つのこと
入れたその日にやっておくと、後の手戻りが減るものが3つある。編集部が触りながら順番を入れ替えて残ったものだ。
1つ目はプロジェクトを読ませてから指示を出すことだ。いきなり直してと頼むより、先にこのプロジェクトは何をするものかと聞く。向こうがファイルを読んで中身をつかんだ状態で頼むと、見当違いの場所を触られることが減る。公式のクイックスタートも同じ順番を勧めている。
2つ目は claude doctor を1回打っておくことだ。入れた状態がおかしくないかを先に確かめておくと、後で動かなくなったときに入れ方のせいかどうかを切り分けられる。設定ファイルを読むだけなので許可を求められない。
3つ目は許可の求め方を確かめることだ。Shift+Tabで切り替わるので、今どの形にいるかを画面で見る。自動で進む形に入っていると、自分が見ていない所でファイルが書き換わる。最初のうちは1つずつ聞く形にしておくほうが安心して触れる。
プロジェクトごとの決まりを覚えさせる
同じ指示を毎回書き直すのは無駄になる。公式はプロジェクトの決まりをファイルへ書いて覚えさせる形を用意している。使う言語の書き方・触ってはいけないフォルダ・テストの回し方などをそこへ書いておくと、起動のたびに読み込まれる。
編集部が実際にやって効いたのは、禁止事項を先に書くことだ。やってほしいことを並べるより、触らないでほしい場所を書くほうが事故が減った。書き換えてはいけない設定ファイルや、本番へつながるフォルダを名指しで止めておく。
外の道具とつなぐ設定も残せる。社内のデータベースや業務システムを触らせたいときはmcp のサブコマンドで設定する。ここまで来るとコードを書かせるだけの道具ではなくなるが、使い始めの段階では要らない。まず会話から入って、同じことを3回書いたと感じたらファイルへ移す順番でいい。
実際に打って分かった弱いところ
良いところだけ書くと選べないので、編集部が触って引っかかった点も出しておく。
1つ目は画面が英語のままという点だ。指示と返答は日本語で通るが、表示される項目や許可を求める文は英語で出る。編集部のAIツールデータベースでも、Claude Codeの注意欄に画面は英語と書いてある。英語のまま操作を覚えるのが嫌なら、VS Codeの拡張のほうが取っ付きやすい。
2つ目は枠に当たると止まる点だ。作業の途中で止まるので、急いでいるときほど困る。公式は上限を時間やメッセージ数で公表していないので、どこで止まるかは自分の使い方から測るしかない。大きいプロジェクトを触る日は早めに止まると見ておくほうがいい。
3つ目は自分で判断して進む形が裏目に出る場面があることだ。頼んでいない所まで直してしまうことがある。最初の数回は許可を1つずつ聞く形にして、どこまで手を出すのかを見てから任せる範囲を広げる。この順番を飛ばすと、戻すのに時間がかかる。
うまく動かないときに見るところ
編集部が実際に触って、つまずきやすいと感じた順に3つ挙げる。
1つ目は入れたのに claude が見つからないと言われる形だ。編集部のMacでも入れた直後に出た。直し方はMacの章に画面つきで載せた。claude doctor を打つと入れた状態を調べてくれる。公式もインストールで出るエラーごとの直し方をまとめたページを用意している。
2つ目はログインが通らない形だ。ブラウザが開かない・許可したのに戻ってこない、といったときは画面の中で /login と打ち直す。環境変数にAPIキーが入っていると、ログインの画面ではなくキーの確認へ進むので、意図せずConsole側の課金で動いていることがある。
3つ目は途中で止まる形だ。これは不具合ではなく枠に当たっている。公式は5時間ごとに戻るセッション枠を全プランに置き、有料プランには週の上限を重ねると書いている。止まる日が続くならプランを上げる番だが、その前に軽いモデルで足りる作業を重いモデルで流していないか見直すほうが先だ。
公式のドキュメントは更新が早い。入れ方のタブが増えたり、使える場所が足されたりしている。手順どおりに進まないときは、記事ではなく公式のクイックスタートを開き直すのがいちばん確実だ。

使い方の記事で抜けやすいのは、入れ方がOSごとに違う点と、入れたあとに何を打つのかが分からないまま終わる点だ。編集部の端末で実際に入れて、打てるコマンドを全部数えてから並べ直した。18個のうち最初に要るのは3個で、残りは後から必要になったときに開けば足りる。10月4日にMacへ入れ直したときは、入れた直後に claude が見つからないと出た。つまずく1つ目は、使い方より手前のPATHにある。
- Claude Codeとは何か
- Anthropicが出しているコーディング用のAIです。パソコンの中のファイルを自分で読んで直し、テストなどのコマンドまで動かして確かめます。答えを画面に返すChatGPTと違い、作業するフォルダの中で直接書き換えます。使うにはPro以上の契約かConsoleのアカウントが要ります。
- Claude Codeの使い方で最初にやることは何か
- 3つです。端末に1行入れて本体を入れる、claudeと打って起動してブラウザでログインする、作業したいフォルダへ移ってからもう一度claudeと打つ。この3つで指示が出せる状態になります。起動すると版と使っているモデルと今いるフォルダが上に出ます(2026年9月25日に編集部の端末で確認)。
- インストールにはどれくらい時間がかかるか
- 編集部のMacでは、1行を打ってから終わるまで26秒でした(2026年10月4日・本体229MB・2.1.288)。回線が遅いとそのぶん長くなります。終わったら claude –version と打ち、版の数字が出れば入っています。
- WindowsではWSLが要るか
- 要りません。64ビットのWindows 10(1809以降)か11なら、PowerShellかコマンドプロンプトに1行貼るだけで入ります。WSL2で使うと、命令を囲いの中で動かすサンドボックスの機能が使えます(2026年10月4日時点・code.claude.com/docs)。
- 入れたのに claude が見つからないと言われる
- 入れた場所がPATHに入っていないのが原因です。編集部のMacでも入れた直後に command not found: claude と出ました。入れ終わりに出る echo ‘export PATH=”$HOME/.local/bin:$PATH”‘ >> ~/.zshrc && source ~/.zshrc を貼ると直ります。Windowsは新しい窓を開き直してから試します。
- VS Codeで使うには何が要るか
- VS Code 1.94.0以上と、Pro以上の契約かConsoleのアカウントです。拡張の一覧で Claude Code を検索して入れ、ファイルを開いて右上のマークを押せば始まります。拡張だけでは端末で claude と打てないので、端末でも使うならネイティブの1行も打ちます。
- 無料で試せるか
- 試せません。公式の料金ページにある機能比較表で、Claude Codeの行はFreeだけがNoです。Pro以上の契約かAnthropic Consoleの従量課金が必要になります(2026年9月25日時点・claude.com/pricing)。
- 指示は日本語で書いていいのか
- 通ります。編集部の端末でも日本語のまま指示が動きました。公式のクイックスタートも同僚に話すように書けばいいと案内しています。ただし具体的に書くほど結果が安定します。バグを直してではなく、ログイン画面で間違ったパスワードを入れると白い画面になるので直して、のように状況まで書くほうが早く終わります。
- 端末が苦手でも使えるか
- 端末以外でも動きます。公式のドキュメントには、web版・デスクトップアプリ・VS Code・JetBrains系のIDE・Slack・GitHub Actions・GitLabのCI/CDが並んでいます。端末に慣れていない場合はVS Codeの拡張から始めるほうがつまずきが少ないです(2026年9月25日時点・code.claude.com/docs)。
- 更新は自分でやる必要があるか
- ネイティブで入れた場合は自動で更新されます。すぐ上げたいときは claude update と打ちます。HomebrewとWinGetで入れた場合は自動では上がらないので、brew upgrade claude-code か winget upgrade Anthropic.ClaudeCode を打ちます。公式のGitHubでは9月3日〜10月3日の30日に26回の版が出ています。
この記事の更新について
- 本文の最終更新
- 2026年10月4日
- 2026年10月4日本文を更新「Claude Codeとは」とMac・Windows・WSLの入れ方、VS Codeで使う章、よくある質問10問を足した。コマンドの表を2.1.288に合わせた
- 2026年10月3日表記を修正題を検索語の問いで止める形に直した
