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MCPの使い方は?Claude Codeの設定と作り方を紹介!3つ中1つは起動で落ちた

読了 約22分
AInformationのアイキャッチ。Claude Codeのアイコンに、Claude CodeとMCPのつなぎ方、MCPサーバーは30行で作れたの文字
この記事の要点

MCPはClaude CodeなどのAIに外の道具をつなぐ決まりです。AInformation編集部は定時の仕組み47本をClaude Codeで毎日動かしています。今回はファイル・DB・Webの3つのMCPを最新の2.1.314とAntigravityにつなぎました。MCPサーバーも1本作っています。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AInformationは、AIツールの料金や求人、資格を自分で調べて数えているAIのデータメディアです。個人のAI選びにも、企業のAI導入にも使える数字を出しています。運営と記事の確認は藤井俊太が1人で行っています。藤井俊太のプロフィール

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MCPはClaude CodeなどのAIに外の道具をつなぐ決まりです。AInformation編集部は定時の仕組み47本をClaude Codeで毎日動かしています。今回はファイル・DB・Webの3つのMCPを最新の2.1.314とAntigravityにつなぎました。MCPサーバーも1本作っています。

MCPの使い方は、つなぎたい道具をClaude Codeに1行で登録して承認してから頼むだけです。AInformation編集部は2026年10月30日に、ファイル・DB・Webの3つのMCPを練習用のフォルダでつなぎました。登録のコマンドは1本0.64〜0.75秒で終わり、3つとも答えを返しました。ただし公式のSQLiteのMCPは、そのままでは起動で落ちました。

AInformation編集部はふだんClaude Codeで作った定時の仕組みを47本毎日動かしています。この記事ではその使い方で、設定ファイルの中身と動いた画面と失敗した所を順に載せます。つないだのは練習用に作ったファイルとDBと自社の記事だけで、本物のデータや鍵はつないでいません。Claude Code自体の入れ方はClaude Codeの使い方の記事にまとめています。

この記事で分かること
  • Claude CodeにMCPをつなぐコマンドと、できあがった.mcp.jsonの中身そのまま
  • 公式のSQLiteのMCPは、10月の部品と組み合わさって起動で落ちた。1語足して直した
  • 3つとも-pで動き、答えまでの中央値はファイル4.5秒・DB7.3秒・Web15.3秒だった
  • AntigravityのMCP Storeに同じ3つは無く、設定ファイルに書いてつないだ
  • MCPサーバーはPythonの30行で作れた。uv initから最初の答えまで38秒
  • -pはプロジェクトのMCPを聞かずに起動する。人から受け取ったフォルダでは気をつける

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MCPとは?AIに外の道具をつなぐ共通の決まり

MCP(Model Context Protocol)は、AIのアプリと外の道具をつなぐための共通の決まりです。道具の側に「MCPサーバー」という小さなプログラムを立てると、Claude CodeでもAntigravityでも同じ道具を呼べます。

MCPはAIと道具をつなぐ決まり。AIのアプリ。Claude Codeが道具を呼ぶ。MCPサーバー。道具ごとに小さく動く。ファイルやDB。読んだ中身をAIへ返す。3つつないでも最初に送る量は278トークン増だけ。AInformation編集部が作ったイラスト図解(仕組みの矢印図(入口→仕組み→結果))
MCPはAIと道具をつなぐ決まり

Claude Codeはもともとファイルを読んだりコマンドを動かしたりできます。MCPで足すのはDBに直接聞く・Webのページを読む・自分の会社の仕組みを呼ぶ、といった道具です。言葉の説明より、実際につないだ画面を見るほうが早いので次の章から順に見ます。

Claude CodeにMCPを3つつないだコマンド

つないだのは下の3つです。どれもMCPの公式が配っている見本のサーバーで、ファイルは練習用のメモ3つ・DBは注文120件の練習用の表にしました。

Claude Codeにつないだ3つのMCP(2026年10月30日)

名前 中身 道具の数 起こすもの
files 公式のfilesystem 14個 npx(Node.js)
db 公式のSQLite 6個 uvx(Python)
web 公式のfetch 1個 uvx(Python)
データ:AInformation編集部調べ(2026年10月30日・版はnpmとPyPIの2026年10月30日の値) / 制作:AInformation

使った版はどれも新しいものです。Claude Codeの2.1.314は2026年10月30日に公開された版で、filesystemの2.1.0とfetchの2026.10.28は10月29日の朝(日本時間)に公開されたばかりでした。MCPの部品のmcp 2.3.0は10月3日に出ています。

登録はclaude mcp addで1つずつ足します。–scope projectを付けるとフォルダの中に.mcp.jsonというファイルができて、チームでも同じ設定を使えます。付けないと自分だけの設定になります。公式の文書にも「Local scope is the default.」とあります。

claude mcp add –scope project files — npx -y @modelcontextprotocol/server-filesystem /tmp/mcp-renshu/docs

最後のフォルダの中だけを読み書きできます。ほかのフォルダは見えません。

claude mcp add –scope project db — uvx –with “mcp<2” mcp-server-sqlite –db-path /tmp/mcp-renshu/renshu.db

–with “mcp<2″は2026年10月の時点で要りました(下の失敗の章)。

claude mcp add –scope project web — uvx mcp-server-fetch

URLを渡すとページを読んで文字にして返します。

名前のあとの–が大事です。–より後ろは、そのままMCPサーバーを起こすコマンドになります。公式の文書は「Everything after — is passed to the server untouched.」と書いています。–を忘れると「error: unknown option ‘-y’」で止まりました。

できあがった.mcp.jsonの中身(そのまま)

3つ足したあとのフォルダの.mcp.jsonが下です。手で書いても同じ形になります。

{
  "mcpServers": {
    "files": {
      "type": "stdio",
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "/tmp/mcp-renshu/docs"
      ],
      "env": {}
    },
    "web": {
      "type": "stdio",
      "command": "uvx",
      "args": [
        "mcp-server-fetch"
      ],
      "env": {}
    },
    "db": {
      "type": "stdio",
      "command": "uvx",
      "args": [
        "--with",
        "mcp<2",
        "mcp-server-sqlite",
        "--db-path",
        "/tmp/mcp-renshu/renshu.db"
      ],
      "env": {}
    }
  }
}

typeのstdioは、手元でプログラムを起こしてつなぐ形です。会社のサービスのように外のサーバーへつなぐときは、–transport httpでURLを渡します。envは鍵などを渡す欄で、今回は空です。.mcp.jsonをGitに入れるときは、ここに鍵を書かないようにします。

最初に起こすと承認の画面が出る

.mcp.jsonのあるフォルダでclaudeを起こすと、まずフォルダを信じるかの確認が出ます。既定の選び方は「No, exit」で、Yesを選ぶと次に3つのMCPを使うかの画面になりました。

黒い端末の画面。3 new MCP servers found in this project の下に、files・db・webの3つにチェックが付き、Enable selectedの行がある
3つのMCPを使うかを聞く承認の画面(Claude Code 2.1.314)

3つ一緒のときは全部にチェックが付いた状態で出ました。後で1つだけ足したときは「Continue without using this MCP server」(使わない)が既定でした。選んだ結果は.claude/settings.local.jsonのenabledMcpjsonServersに書かれます。

ここで1回つまずきました。個人の設定を混ぜないよう–setting-sources projectで起こしたら、/mcpに組み込みのcomputer-useしか出ません。承認はlocalの設定に書かれるので、projectだけでは読まれなかったのです。–setting-sources project,localで起こすと3つとも出ました。

端末の画面。Manage MCP serversのProject MCPsに、db 6 tools・files 14 tools・web 1 toolが緑のチェックで並んでいる
/mcpで3つのMCPがつながった画面

/mcpの画面では、つないだMCPと道具の数が並びます。dbは6個・filesは14個・webは1個でした。Enterで1つを開くと、道具の名前の一覧とつなぎ直す・止めるの操作が出ます。

3つのMCPを動かした結果と答えの速さ

頼み方はどれも同じ形にしました。「files の MCP の道具で docs の中のファイルを大きさつきで一覧にして」のように、使うMCPの名前を頼みの中に入れます。名前を入れずに「docsの会議メモを読んで」と頼んだ回は、MCPでなくClaude Codeの組み込みのReadで読まれました。ファイルを読むだけなら、Claude CodeではファイルのMCPは無くても困りません。

端末の画面。上に2026-08から10までの件数と売上の表、下にINSERT INTO ordersの文とDo you want to proceed?の3択が出ている
DBのMCPで月ごとの売上を出し、書き込みは許可を聞かれた画面

DBには月ごとの売上と件数を頼みました。Claude Codeは表の形を調べてからSELECTを流し、8月137,460円・9月119,390円・10月120,690円と答えました。DBを直に数えた値と同じです。続けて1行足すように頼むと、INSERTの文を見せて許可を聞いてきました。ここはNoで断りました。断ったあとも注文は120件のままでした。

許可の画面は道具ごとに出ます。読むだけのread_queryは「2. Yes, and don’t ask again」を選び、書き込みのwrite_queryは毎回聞く形のままにしました。こうすると読むのは速く・書くのは必ず人が見る、という分け方ができます。

同じ頼みを流して答えが出るまでの秒(Claude Codeは-pで3回ずつ)

MCP Claude Code(3回の幅) Antigravity(許可の待ちを除く) Antigravityの許可
files 4.3〜6.3秒 約12秒 1回
db 5.5〜15.9秒 約44秒 5回
web 8.5〜15.8秒 約30秒 3回
データ:AInformation編集部調べ(2026年10月30日にMacの練習用のフォルダでClaude Code 2.1.314とAntigravity 2.27.0を動かして実測)。Claude Codeは-pのduration_ms・Antigravityは画面の状態を1.5秒ごとに読み許可の待ちを除いた / 制作:AInformation

-pで同じ頼みを3回ずつ流すと、9回とも正しく答えました。WebのMCPが一番遅く、2回目と3回目は15秒台でした。fetchは1回に5,000字までしか返さないので、ページの頭の部分を読み直す手が増えたためです。

つなぐだけで重くならないかも確かめました。MCPを1つもつながずに1+1を聞いた回と3つつないだ回では、最初に送った量の差は278トークンでした。道具は使うときに探して読み込む形(tool search)なので、14個の道具の説明を毎回送ってはいません。遅いMCPがあるときの待ち時間はClaude Codeのエラーと上限の記事で測っています。

つなぐときに当たった失敗と直し方

一番時間を取ったのはSQLiteです。最初に/mcpを開くと、dbだけに✘が付いていました。

端末の画面。Project MCPsの一覧で、dbに赤い×、filesとwebに緑のチェックが付き、Run claude --debug to see error logsと出ている
公式のSQLiteのMCPだけ起動に失敗した画面

画面には「Run claude –debug to see error logs」としか出ません。同じコマンドを手で起こすと「AttributeError: ‘Server’ object has no attribute ‘list_resources’」で落ちていました。公式のSQLiteのMCPは2025年4月の2025.4.25で更新が止まり、今は見本の一覧で「archived」(保管だけ)の扱いです。uvxで起こすとMCPの部品の最新(2.3.0)を一緒に入れるので、古い書き方のサーバーが動かなくなっていました。

直し方は–with “mcp<2″を足して、部品を1系(1.30.0)に止めるだけです。足し直すと✔に変わり、道具6個が出ました。古い記事の設定を写すときは、この形の落ち方を疑うと早いです。

つなぐときに当たった失敗と直し方(AInformation編集部調べ)

出た表示 原因 直し方
/mcpでdbに✘ failed 公式のSQLiteが新しいmcp 2.xで落ちる uvxに–with "mcp<2"を足す
ENOENT: Executable not found in $PATH: "uvx" uvが入っていない brew install uvで入れる
error: unknown option '-y' claude mcp addで–を忘れた サーバーのコマンドの前に–を置く
/mcpに組み込みしか出ない 承認を読まない起こし方をした –setting-sourcesにlocalも入れる
Content truncated fetchが5,000字で切った start_indexで続きを読ませる
データ:AInformation編集部調べ(2026年10月30日にMacの練習用のフォルダでClaude Code 2.1.314とAntigravity 2.27.0を動かして実測) / 制作:AInformation

uvが入っていない状態も再現しました。uvxが見つからないとclaude mcp getに「ENOENT: Executable not found in $PATH: “uvx”」と出ます。PythonのMCPの多くはuvxで起こすので、先にbrew install uvで入れておきます。入れるのは8秒で済みました。

ファイルのMCP(2.1.0)は、配布の情報ではNode.js 24以上が要ると書かれています。手元はNode.js 18.20.8でしたが、警告も出ずに動きました。動かないときはNode.jsの版を上げてみます。

MCPがつながらないときの早見表。出た表示。直し方。/mcpで✘ failed。手で起こして読む。落ちた理由が出る。uvxが見つからない。uvを入れる。brew install uv。unknown option。--を足す。名前のあとに置く。組み込みしか出ない。承認を読ませる。localの設定も読む。古い記事の設定は部品の版で落ちやすい。AInformation編集部が作ったイラスト図解(状況→目安の早見表)
MCPがつながらないときの早見表

-pはプロジェクトのMCPを聞かずに起動する

自作のMCPを足した直後、まだ承認していない状態で-pを流しました。claude mcp listでは「Pending approval」と出ていたのに、-pではそのまま起動して答えまで返しました。

公式の文書にも「it loads project-scoped servers without asking」とあり、-pやAgent SDKでは承認の画面を出せないので聞かずに読み込みます。人から受け取ったフォルダで-pを流すと、中の.mcp.jsonに書かれたプログラムが起動します。知らないフォルダでは先に.mcp.jsonを読むか、–strict-mcp-configで使うMCPを自分で決めて起こします。

AInformation編集部の定時の仕組みも-pで動いているので、仕組みのフォルダには自分で書いた.mcp.jsonしか置いていません。

Antigravityにも同じ3つをつないだ

同じ3つをAntigravityの使い方の記事で紹介したAntigravity(2.27.0・Gemini 3.8 Flash)にもつなぎました。公式の文書では、設定のCustomizationsからAdd MCPを押してMCP Storeで選ぶ流れです。実際の画面ではCustomizationsにMarketplaceとInstalledのタブがあり、Installedの一番下のMCP Serversの+がストアの入口でした。

ストアには99件が並んでいましたが、filesystem・SQLite・fetchはどれもありませんでした。NotionやGoogleのサービスなど、外のサービスにつなぐものが中心です。そこで同じ欄のもう1つのボタン(Copy Config File Path)が指す設定ファイルに、Claude Codeと同じ中身を書きました。

{
  "mcpServers": {
    "files": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "/tmp/mcp-renshu/docs"
      ]
    },
    "web": {
      "command": "uvx",
      "args": [
        "mcp-server-fetch"
      ]
    },
    "db": {
      "command": "uvx",
      "args": [
        "--with",
        "mcp<2",
        "mcp-server-sqlite",
        "--db-path",
        "/tmp/mcp-renshu/renshu.db"
      ]
    }
  }
}

違いは2つだけで、typeの行が要らず空のenvも消しました。置き場所は~/.gemini/config/mcp_config.jsonで、全部のプロジェクトに効きます。プロジェクトだけに効かせるなら、そのフォルダの.agents/mcp_config.jsonに書きます。

AntigravityのCustomizationsのInstalledのタブ。下のMCP Servers 3に、db・files・webが緑の点と道具の数つきで並んでいる
Antigravityに同じ3つのMCPをつないだ画面

書き換えたあとは、開いたままの画面には出ませんでした。30秒以上待っても一覧は変わらず、アプリを起こし直すと3つが緑の点で並びました。道具の数はClaude Codeと同じ6個・14個・1個です。Finderから起こしたときと同じ短いPATHで起こしても、npxとuvxは見つかりました。

Antigravityの会話の画面。files/list_directory_with_sizesの下に、今回だけ・この会話で・このプロジェクトで・ずっと・Noの5つの選択肢とSubmitのボタン
AntigravityがMCPの道具を使う前に出した5択の許可

Antigravityは、MCPの道具を使うたびに5択の許可を出しました。今回だけ・この会話で・このプロジェクトで・ずっと・Noの5つです。DBでは表の一覧・表の形・SELECTの3回で、合わせて5回押しました。Claude Codeより押す回数は多めですが、どの道具に何を渡すかが毎回見えます。

AntigravityのMCP Serversの一覧。db_oldに赤い点が付き、赤い字のエラーの終わりにAttributeErrorとlist_resourcesの文、右にFix with Agentのボタン
Antigravityは失敗したMCPの行にエラーの全文を出した

失敗したときの見え方は大きく違いました。直す前のSQLiteの設定をわざと足すと、Antigravityは行の中にエラーの全文を赤で出しました。「Fix with Agent」のボタンも付いています。Claude Codeは✘とdebugの案内だけなので、原因を探すのはAntigravityのほうが早いです。

同じ3つのMCPを2つのアプリにつないだ。Claude Code。Antigravity。足し方。◎ 1行のコマンド。△ 設定を手で書く。失敗の表示。△ ✘とdebugだけ。◎ エラーの全文。許可。3択。5択。設定ファイルの中身はほぼ同じ。AInformation編集部が作ったイラスト図解(2本の対決(実アイコン大+◎△))
同じ3つのMCPを2つのアプリにつないだ

同じ3つをClaude Code(2.1.314)とAntigravity(2.27.0)につないだ違い

見るところ Claude Code Antigravity
足し方 claude mcp addか.mcp.json mcp_config.jsonを手で書く
置き場所 フォルダの.mcp.jsonか~/.claude.json ~/.gemini/config/mcp_config.json
ストア 無い MCP Storeに99件・今回の3つは無い
書き換えたあと 起こし直すと読む 起こし直すまで一覧に出ない
失敗の見え方 ✘ failedと–debugの案内 行の中にエラーの全文
許可の選び方 3択 5択
データ:AInformation編集部調べ(2026年10月30日にMacの練習用のフォルダでClaude Code 2.1.314とAntigravity 2.27.0を動かして実測)。置き場所はClaude CodeとAntigravityの公式の文書 / 制作:AInformation

MCPサーバーの作り方(Pythonで最小の手順)

MCPサーバーは自分でも作れます。AInformation編集部は、公式の手順どおりPythonとuvで道具を2つ持つサーバーを作りました。1つは文字数と原稿用紙の枚数を数える道具で、もう1つは2つの日付の間の平日を数える道具です。

uv init jisaku && cd jisaku && uv add “mcp[cli]”

MCPの部品2.3.0が入りました。キャッシュの無い状態でも1.5秒で終わりました。

2つ目にserver.pyを書きます。下が全文で、30行です。関数の上の@mcp.tool()が道具の印で、関数の説明の文(docstring)がそのままAIへの説明になります。

from datetime import date, timedelta

from mcp.server import MCPServer

mcp = MCPServer("jisaku")


@mcp.tool()
def count_chars(text: str) -> str:
    """日本語の文の文字数と、400字詰めの原稿用紙で何枚分かを数える"""
    n = len(text)
    no_space = len("".join(text.split()))
    pages = -(-no_space // 400)
    return f"文字数 {n}・空白を除くと {no_space}・原稿用紙 {pages}枚分"


@mcp.tool()
def business_days(start: str, end: str) -> str:
    """start から end まで(YYYY-MM-DD・両端を含む)の土日を除いた日数を数える"""
    d, e = date.fromisoformat(start), date.fromisoformat(end)
    n = 0
    while d <= e:
        if d.weekday() < 5:
            n += 1
        d += timedelta(days=1)
    return f"{start}〜{end} の平日は {n}日"


if __name__ == "__main__":
    mcp.run(transport="stdio")

claude mcp add –scope project jisaku — uv –directory /tmp/mcp-renshu/jisaku run server.py

–directoryには自分で作ったフォルダの場所を書きます。

uv initから、Claude Codeが自作の道具で「21」と答えるまで38秒でした。書いたのは上の30行だけです。

ここでも古い書き方に当たりました。ネットの記事に多いfrom mcp.server.fastmcp import FastMCPは、2.3.0では「This is mcp 2.x, where FastMCP was renamed to MCPServer」と出て動きません。今の書き方はfrom mcp.server import MCPServerです。古い書き方のまま使うなら、部品をmcp<2に止めます。

端末の画面。jisakuのMCPで数えました、の下に平日21日と22文字の答え、祝日も除くと19日になるという説明
自作のMCPサーバーで平日と文字数を数えた画面

Claude Codeの画面で頼むと、自作の道具にも許可を聞いてきました。許可の画面には、server.pyに書いた日本語の説明がそのまま出ます。答えは11月の平日21日と22文字でした。Claude Codeは土日を除いただけで祝日は引いていないことにも自分で気づき、祝日も除くと19日だと書き添えました。

Claude Codeに作らせたら51.9秒だった

同じサーバーをClaude Codeに作らせる形も試しました。頼んだのは「土日と日本の祝日を除いた日数を返す道具を、uvで動く形で作って、動くか自分で確かめて」です。

答えまで51.9秒・15手でした。祝日の判定にjpholidayを足してMCPServerで書きました。最後はサーバーを起こし、自分で呼び出して確かめています。11月は19日で、振替休日がある5月1日〜7日は2日でした。どちらも正しい数です。

途中で、エラーの理由がAIに届かないことにも気づいて直していました。2.3.0では普通の例外の中身が隠れるので、ToolErrorで返す形に変えています。作るだけならClaude Codeに頼むほうが早いです。そのうえで、どの道具に何を許すかは自分で決めます。

MCPを安全に使うために決めたこと

MCPサーバーは手元でプログラムとして動きます。今回の測りでもfilesは決めたフォルダの中を読み書きでき、dbは書き込みの道具も持っていました。AInformation編集部が決めたことは次の4つです。

1つ目は、つなぐ先を小さくすることです。filesにはdocsだけを渡し、家のフォルダ全体は渡しません。2つ目は、書き込みの道具は毎回聞く形のままにすることです。3つ目は、鍵を.mcp.jsonに直に書かずGitに入れないことです。4つ目は、知らないフォルダで-pを流す前に.mcp.jsonを読むことです。

道具の出す量にも上限があります。公式の文書には「Claude Code displays a warning when MCP tool output exceeds 10,000 tokens and limits output to 25,000 tokens by default.」とあります。大きなファイルやページをまとめて読ませるときは、範囲を決めて頼みます。Claude Codeで打てるコマンドの一覧はClaude Codeのコマンド一覧に、ほかにできることはClaude Codeでできることにまとめています。

MCPでつないだ道具の使い方を手順として覚えさせるにはskillを使います。SKILL.mdの書き方と配り方はClaude Skillsの作り方の記事にまとめています。

MCPを使えるClaude Code・Codex CLI・Cursor・Antigravityを同じ課題で比べた結果はAIコーディングツールの比較表にまとめています。

MCPの道具を呼ぶ前に止めたり記録したりするには、PreToolUseのhookを使います。matcherの書き方と、rmを実際に止めた結果はClaude Codeのhooksの使い方の記事にまとめています。

まとめ

MCPの使い方は、claude mcp addで足して承認し名前を入れて頼むだけです。AInformation編集部は3つのMCPを2.1.314につなぎ、-pでは9回とも正しい答えが返りました。古い見本のSQLiteは部品の新しい版で落ちたので、–with “mcp<2″で直しました。Antigravityでは同じ中身を設定ファイルに書けばつながり、失敗の理由はAntigravityのほうが詳しく出ました。自作のサーバーは30行で、38秒で動きました。

よくある質問

MCPとは何ですか?
AIのアプリと外の道具をつなぐ共通の決まりです。道具の側にMCPサーバーを立てると、Claude CodeやAntigravityから同じ道具を呼べます。
Claude CodeでMCPを追加するコマンドは?
claude mcp add 名前 — 起こすコマンド、の形です。チームで共有するなら–scope projectを付けると.mcp.jsonに書かれます。
.mcp.jsonはどこに置きますか?
プロジェクトのフォルダの一番上です。自分だけの設定は~/.claude.jsonに入り、こちらは手で触らずclaude mcp addで足します。
つないだMCPが動いているか確かめる方法は?
画面の中で/mcpを打つか、端末でclaude mcp listを打ちます。✔なら使えて、✘なら起動に失敗しています。
/mcpで✘ failedと出ます。
.mcp.jsonに書いたコマンドを端末で手で起こすと、落ちた理由の全文が見えます。AInformation編集部の例では、古いSQLiteのサーバーが新しい部品で落ちていました。
MCPを足したのに使われません。
頼みの中にMCPの名前を入れます。ファイルを読むだけなら、Claude Codeは組み込みの道具を先に使います。
AntigravityでMCPを追加するには?
Customizationsの「Installed」の一番下にあるMCP Serversの+でストアから選びます。ストアに無いものは~/.gemini/config/mcp_config.jsonに書いて、アプリを起こし直します。
MCPサーバーは何の言語で作れますか?
公式の部品はPythonとTypeScriptなどがあります。Pythonならuvとmcpの部品で、30行ほどの1ファイルから作れます。
FastMCPがimportできません。
mcpの部品の2系では、FastMCPはMCPServerに名前が変わりました。from mcp.server import MCPServerに書き換えるか、部品をmcp<2に止めます。
MCPは安全ですか?
つないだ道具は手元のプログラムとして動き、書き込みや外への通信もできます。渡すフォルダを小さくし、書き込みの許可は毎回見ます。知らない.mcp.jsonは中身を読んでから使います。

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