本文へ移動
NEWS
Gemini

Google、スライドをGeminiで一括編集 月725円では使えない

読了 約6分
Geminiのロゴマークと「Gemini」のロゴタイプが並ぶ画面の写真。Google、スライドをGeminiで一括編集 月725円では使えない
この記事の要点

GoogleスライドのGeminiで、1回の指示でプレゼンテーション全体を直せるようになった。個人で使うには月2,900円のGoogle AI Pro以上が要り、月725円のAI Plusは対象外だ。指示は英語だけで、利用上限の緩和は12月1日までになる。

みんなの意見

スライドの一括編集に月2,900円払えますか?

まだ回答がありません。最初の1票をどうぞ

SHARE
7プラン一括編集の対象プラン
12月1日上限の緩和が続く期限

GoogleでフォローするGoogle検索でAInformationの記事が出やすくなります

Googleスライドの一括編集が始まる 1回の指示で全ページを直す

Googleは10月30日、GoogleスライドのGeminiでプレゼンテーション全体を一括編集できる機能を発表した。スライドの横のパネルに指示を1回書くと、Geminiが直すべきページを自分で選んで書き換える。配信は10月29日に始まっていて、全員の画面に出るまで15日より長くかかる場合がある。

できることは4つある。フォントや背景と配色を全ページでそろえ直せる。Googleドライブの別の資料をもとに中身を足したり絞ったりもできる。複数のページを1枚にまとめたり、見出しの大きさと色をそろえてページ番号を全部消したりもできる。

直した結果は画像ではなく、あとから手で動かせる普通のスライドとして入る。終わるとパネルに変更の要約が出て、元に戻す操作や変更履歴で前の版へ戻せる。

前日の10月29日には、Geminiアプリのチャットの中でスライドやスプレッドシートを作って直せる機能も出ている。こちらは個人のGoogleアカウントでも使える。一方でスライドの中の一括編集は、使えるプランが絞られている。

GoogleスライドのGemini一括編集の発表
GoogleスライドのGemini一括編集の発表 / 出典:workspaceupdates.googleblog.com / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 10/29Geminiアプリでファイルの作成と編集を発表
  2. 10/29スライドの一括編集の配信が始まる
  3. 10/30Googleスライドの一括編集を発表
  4. 12/1利用上限の緩和が少なくともこの日まで続く

使えるのは月2,900円のAI Proから AI Plusは対象外

個人で使うなら、月2,900円のGoogle AI Pro以上の契約が要る。発表の対象一覧に入っている個人向けのプランは、Google AI ProとGoogle AI Ultraの2つだけだ。AInformationが11月4日にGeminiの日本の料金ページを開いて、各プランの月額を確かめた。

プラン 月額(日本の公式料金ページ) スライドの一括編集
無料のGoogleアカウント 0円 対象外
Google AI Plus 725円 対象外
Google AI Pro 2,900円 対象
Google AI Ultra 14,500円から 対象
Business Starter 1人800円(年間プラン・税別) 対象外
Business Standard 1人1,600円(年間プラン・税別) 対象
Business Plus 1人2,500円(年間プラン・税別) 対象
Enterprise Standard・Plus 料金ページに金額なし 対象

会社で使うGoogle Workspaceでは、いちばん安いBusiness Starterが外れている。教育機関はGoogle AI Pro for Educationの追加契約が対象だ。管理者がこの機能を止める設定は用意されていないので、対象のプランに入っている社員には配信が届きしだい画面に出る。

Googleの文書の中でAIに直させる形は、AnthropicのDocs用のClaudeも月22ドルの有料契約が前提だった。どちらも無料の範囲では資料の手直しまで届かない。

Geminiのスライド一括編集はAI Proから。Gemini。無料。0円。一括編集は使えない。AI Plus。月725円。一括編集は対象外。AI Pro。月2,900円。一括編集の対象。AI Ultra。月14,500円〜。一括編集の対象。おすすめ。指示は英語だけ・緩和は12月1日まで。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のプランの枝分かれ)
Geminiのスライド一括編集はAI Proから / 制作:AInformation

Geminiへの指示は英語だけ 日本語での資料直しはまだ先

提供開始の時点では、指示は英語にしか対応していない。発表文には「At launch, this feature will be supported in English only.」とある。日本語の指示に対応する時期は書かれていない。

日本の会社でいちばん効きそうなのは、社内の型への体裁合わせだ。キーマンズネットは、AIで作った下書きを社内標準のフォントや配色に合わせる作業に時間がかかっていると書いている。参照する資料を1つ指定して「この資料のスタイルに合わせて」と頼めるので、テンプレートの色とフォントへ一度に寄せられる。

英語で指示を書けば、日本語のスライドに使える可能性はある。ただし日本語の資料でどこまで正しく直せるかは、発表には書かれていない。まずは社外に出さない資料で試すのがよさそうだ。

Geminiの料金プランの画面。Google AI Plusは月725円、Google AI Proは月2,900円と日本円で表示されている
Geminiの日本の料金ページ。Google AI Proは月2,900円だ 出典:gemini.google(2026年11月4日時点の画面)

上限の緩和は12月1日まで それまでに試す3点

少なくとも2026年12月1日までは、複数ページのスライドを作るときの利用上限が緩くなっている。Googleはこの期間をプロモーションアクセス期間と呼び、使っている間は期間中だという通知を出す。12月1日のあとは1人ごとの利用上限がかかり、詳しい数はヘルプセンターで前もって知らせるとしている。

対象のプランを持っている人は、緩和が続くうちに手元の資料で次の3つを確かめておきたい。12月以降も使い続けるかを決めやすくなる。

  • 自分の契約が対象の7プランに入っているか(AI PlusとBusiness Starterは入らない)
  • 英語で「Make the titles on all slides the same font size and color.」と頼み、日本語の見出しがそろうか
  • 直したあとに変更履歴から元の版へ戻せるか

月725円のAI Plusで足りていた人が、この機能のためにAI Proへ上げるかどうかは急がなくてよい。12月に出る1人ごとの上限の数を見てから決めても間に合う。

この記事に出てくることば
プロモーションアクセス期間
新機能を試してもらうため、Googleが利用上限を一時的に緩める期間。今回は少なくとも2026年12月1日まで続き、そのあとは1人ごとの上限がかかる
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

社内のスライドの型をそろえる仕事は、若手が1枚ずつ手で直していることが多い。参照資料を1つ渡して全ページを寄せられるなら、その手間は減りそうだ。気になるのは管理者が止める設定を持たない点だ。対象プランの会社では、英語で指示を書ける社員から先に使い始める。どの資料を参照させてよいかは、配信が届く前に情報システム部門が決めておきたい。12月以降の上限が少なければ、全社で頼れる機能にはならない可能性もある。

よくある質問
Googleスライドの一括編集は無料で使える?
無料では使えない。個人向けの対象はGoogle AI Pro(月2,900円)とGoogle AI Ultra(月14,500円から)だけで、月725円のGoogle AI Plusも外れている。会社のGoogle WorkspaceではBusiness Standard以上が対象だ。Geminiアプリのチャットの中でスライドを作って直す機能のほうは、個人のGoogleアカウントでも使える。
Googleスライドの一括編集は日本語で指示できる?
提供開始の時点では英語の指示だけに対応している。日本語に対応する時期は発表に書かれていない。英語で「Make the titles on all slides the same font size and color.」のように書けば、日本語のスライドに使える可能性はある。ただし日本語の資料でどこまで正しく直せるかは公表されていない。
12月1日のあとは何回まで使える?
回数はまだ発表されていない。少なくとも2026年12月1日までは複数ページを作るときの上限が緩くなっていて、そのあとは1人ごとの利用上限がかかる。Googleは新しい上限の詳しい数を、切り替わる前にヘルプセンターで知らせるとしている。
会社の管理者はこの機能を止められる?
止められない。発表には管理者向けの設定は無いと書かれている。Business StandardやBusiness Plusなど対象のプランに入っている社員には、配信が届きしだい画面に出る。配信は10月29日に始まり、全員に出るまで15日より長くかかる場合がある。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ITmedia AI+ITmedia AI+・補助的な二次資料・確認 2026-11-04この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年11月4日

次に読む記事

SHARE

広告を載せており、そこから申し込みがあると紹介料を受け取ることがあります。

この記事に出てくるAIも、まとめて比べられます 508本のAIツールを、やりたいこと・料金・日本語対応で絞り込めるデータベースです。5日ごとに料金を取り直しています。 AIツールを探す

あわせて読みたいRELATED