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ChatGPTでスキルを作る方法は頼むだけで69.4秒だが質問は0回だった

読了 約22分
ChatGPTでスキルを作る方法は頼むだけで69.4秒だが質問は0回だった
この記事の要点

編集部のChatGPT Plusのアカウントでもスキルは作れました。議事録の決まり5つを書いて頼むと69.4秒でSKILL.mdが付き、5つとも入っています。その決まりで3,359字の議事録をまとめると39.2秒で全部守りました。ただし質問は1度も返らず、指示文と頼むとファイルは付きません。

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AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
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編集部のChatGPT Plusのアカウントでもスキルは作れました。議事録の決まり5つを書いて頼むと69.4秒でSKILL.mdが付き、5つとも入っています。その決まりで3,359字の議事録をまとめると39.2秒で全部守りました。ただし質問は1度も返らず、指示文と頼むとファイルは付きません。

69.4秒決まり5つを書いてスキルを頼み5つとも入るまで
39.2秒作った決まりで3,359字の議事録をまとめるまで
0回5回の送信でChatGPTが聞き返した質問の数
この記事で分かること
  • ChatGPT Plusのアカウントでもスキルの画面が開き、skill-creatorが最初から1つ入っていた
  • 議事録の決まり5つを書いて「スキルを作って」と頼むと69.4秒でSKILL.mdとZIPが付き、5つとも中身に入った
  • 作った決まりで3,359字の議事録をまとめさせると39.2秒で答えが出て、正解の決まったこと8件はすべて入った
  • 同じ決まりで「使い回せる指示文」と頼むと46.6秒で貼って使う文が返り、SKILL.mdは付かなかった
  • 決まりを書かずに「スキルを作って」とだけ頼んでも質問は0回で、65.3秒でスキルを作った
  • 5回の送信で聞き返しは1度もなく、最後に開いたスキルの画面のインストール済みはskill-creatorだけだった

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ChatGPTのスキルはPlusでもチャットで頼むと69.4秒で作れた

ChatGPTのスキルは、作業の手順や決まりをまとめておいてChatGPTに同じやり方で仕事をさせる機能です。公式ヘルプは「再利用・共有可能なワークフロー」と説明していて、中に指示や例やコードを入れられると書いています。作ってインストールすると、役に立つ場面でChatGPTが自分からスキルを使う仕組みです。

AInformation編集部は2026年11月4日に、ChatGPT Plusのアカウントでスキルを作ってもらう検証をしました。画面はChatの新しいチャットで、考える段は思考量 Mediumです。送信は全部で5回でした。題材には会議の議事録を選んでいます。毎回同じ形でまとめたい作業の代表で、決まりを守れたかを数えやすいからです。

結論から書きます。議事録をまとめる5つの決まりを書いて「スキルを作ってください」と頼むと、69.4秒で答えが返りました。答えにはスキルの名前と説明と5つの決まりが並び、SKILL.mdとZIPの2つのファイルが付いています。頼んだ5つの決まりは1つも欠けていませんでした。

続けて同じチャットで3,359字の議事録をファイルで付けて、いま作った決まりどおりにまとめてと頼みました。答えは39.2秒で出て、5つの決まりをすべて守っています。こちらで正解として用意した決まったこと8件も、1件も落ちていませんでした。

一方で公式ヘルプの説明と違うところもあります。ヘルプは「ChatGPTが追加の質問を行い」と書いていますが、5回の送信で聞き返しは1度もありませんでした。決まりを書かずに「スキルを作って」とだけ頼んだ回も、質問せずに65.3秒でスキルを作っています。また「スキル」を「使い回せる指示文」と言い換えると、SKILL.mdは付かずに貼って使う文が返りました。この記事では5回の送信を順に見ていきます。送った文はすべて載せているので、コピーして同じ文で試せます。

ChatGPTにスキルと呼ぶ・指示文と呼ぶ・スキルだけ頼むの3通りで頼み、質問の回数とSKILL.mdとZIPが付いたかと入った決まりの数を並べた図
同じ5つの決まりで頼み方を3通りに変えたときの質問の回数とファイルの有無と入った決まり(制作:AInformation)

ChatGPTでスキルを作る手順はスキルの画面を確かめてチャットで頼む4つだ

先に手順をまとめます。今回の検証で編集部がたどった順番は次のとおりです。

  1. スキルの画面を開く。公式ヘルプの手順はサイドバーのプラグインからスキルのタブを選ぶ形で、編集部はchatgpt.com/skillsを直接開いた
  2. インストール済みの欄にskill-creatorがあるかを確かめる
  3. 新しいチャットで作りたいスキルの決まりを書き、「スキルを作ってください」と頼む。インストールはまだしないと書き添える
  4. 返ってきた名前と説明と決まりを確かめ、同じチャットにファイルを付けて試す

スキルの画面を開くと、上に「スキル」という題と「ChatGPT の機能を拡張する指示」という説明が出ます。インストール済みの欄にはskill-creatorが1つだけ入っていました。説明は英語で、画面では「Guide for creating and updating high-quality skills」の先が切れています。右上には「追加」のボタンがあります。ここからも作れますが、今回はチャットで頼む形にしました。

ChatGPTのスキルの画面。題はスキルで説明はChatGPTの機能を拡張する指示、インストール済みの欄にskill-creatorが1つ並び右上に追加のボタンがある画面
スキルの画面のインストール済みにskill-creatorが1つだけ入り右上に追加がある(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

次に新しいチャットを開いて、次の文を送ります。決まりは①から⑤の5つで、どれも議事録をまとめるときによく崩れるところです。最後の2文は、勝手にインストールさせないためと答えの中身を見るために足しました。

会議の議事録をいつも同じ形でまとめるスキルを作ってください。決まりは次の5つです。①1行目に会議の名前と日付を書く ②決まったことを番号付きで全部書く ③やることは担当・内容・期限の3列の表にする ④金額・人数・日付は議事録のまま書き、丸めない ⑤最後の行に次回の日時を書く。インストールはまだしないでください。できたら、スキルの名前と説明と、中に入れた決まりを見せてください。

下の動画は、スキルの画面でskill-creatorを確かめてからこの文を入力して答えを見るまでを撮ったものです。操作は入力して送るだけなので、ボタンを探す手間はありません。

スキル(Skills)の手順(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

作ったスキルを試すときは、同じチャットの入力欄の左のプラスからファイルを付けます。今回付けたのはkaigi_kiroku_2026-09-10.txtという架空の議事録で、長さは3,359字です。付けると入力欄の上にファイル名の札が出るので、そこで付いたかどうかが分かります。

ChatGPTの入力欄に議事録のテキストファイルkaigi_kirokuを添付し、ファイルの札が入力欄の上に出ている画面。右下の思考量はMedium
入力欄の上に議事録のテキストファイルの札が付いた状態で右下の思考量はMediumのまま(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

「スキル」と呼んで決まりを先に書くと69.4秒で5つとも入った

1回目は基準になる回です。上の文をそのまま送りました。答えが出るまでは69.4秒で、答えの長さは762字です。作る前の質問はなく、1回の送信でスキルができあがりました。

答えの頭には「スキルの基本情報」の見出しがあり、スキル名は「議事録フォーマット統一」でした。別に識別名として「meeting-minutes-standardizer」という英語の名前も付いています。英語の小文字をハイフンでつないだ形です。説明は日本語で書かれていて、会議のメモや文字起こしから決定事項とアクション項目と次回会議日時を取り出すスキルだとまとめています。

ChatGPTに議事録をまとめるスキルを頼んだ答え。スキル名と英語の識別名と日本語の説明、スキルに組み込む5つの決まりと出力イメージが表示された画面
スキル名は議事録フォーマット統一で英語の識別名と日本語の説明と5つの決まりが番号付きで並んだ(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

中身の決まりは「スキルに組み込む5つの決まり」として番号付きで並びました。頼んだ5つと照らすと、どれも入っています。言い回しは少し変わっていて、④は「四捨五入・概算・勝手な変更をしない」と具体的になりました。⑤には「元の記録にない場合は未記載とする」という一文が足されています。

決まりの下には、確認できない担当者や期限は推測せずに「未記載」とするという断り書きもありました。頼んでいない決まりですが、議事録に無いことを作らせないための一文です。その下には架空の会議で作った出力のイメージが付いています。並びは1行目の会議名と日付・番号付きの決まったこと・3列の表・最後の行の次回日時でした。

いちばん下には「作成したファイル」の欄が出ました。1つは「SKILL.md を確認」で、スキルの全ルールと実行手順と出力テンプレートが入っていると書かれています。もう1つは「スキル一式(ZIP)」で、説明は「保管・インストール用」です。状態は「作成済み・未インストール」と出ていて、頼んだとおりインストールはしていません。

ChatGPTが作ったスキルの答えの後半。架空の会議の出力イメージの下に作成したファイルとしてSKILL.mdとZIPが並び、未インストールの状態が書かれた画面
答えの最後にSKILL.mdとスキル一式のZIPが付き作成済み・未インストールと出た(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

答えの本文にはskill-creatorという名前は出てきませんでした。公式ヘルプのとおりならskill-creatorが働いた場面です。ただ画面に名前が出ていないので、どのスキルが使われたかはこの検証では確かめていません。分かるのは、スキルの形のファイルが2つ付いたことです。

作ったスキルの決まりで3,359字の議事録をまとめると39.2秒で5つとも守った

2回目は1回目と同じチャットの続きです。議事録のファイルを付けて、次の文を送りました。1回目で質問が出た場合に備えて、答えはおまかせと先に書いています。

(質問が出ていたら、答えはすべておまかせします。)インストールはしないまま、いま作ったスキルの決まりどおりに、添付した議事録をまとめてください。

先に断っておきます。スキルはインストールしていないので、この回はスキルとして呼ばれたわけではありません。同じ会話の中にある決まりとして使われた形です。それでも決まりがどこまで守られるかは、スキルの中身の出来を見る目安になります。

1行目と決まったことは正解の8件がすべて入った

答えは39.2秒で返り、長さは1,765字でした。1行目には架空の会社名と「定例経営会議」と「2026年9月10日(木)」が並んでいます。議事録の題とそろっていて、①の決まりは守れました。

ChatGPTに作った決まりどおりに架空の定例経営会議の議事録をまとめさせた答え。1行目の会議名と日付と番号付きの決まったこと12項目が表示された画面
1行目に会議名と2026年9月10日(木)が入り決まったことが1から12まで番号付きで並んだ(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

②の決まったことは1から12まで番号付きで並びました。こちらで正解として用意した8件と照らすと、全部入っています。商品Eのセット販売を値段据え置きで10月から始めること、ギフトを4,980円と2,980円の2つに絞ることも入りました。アルバイト15名を時給1,250円で10月15日から募集することも、名古屋の出店を110万円まで賃料を下げられるかで11月に判断することも抜けていません。正解に入れていない項目も混ざっています。ECの特集ページの公開や社内のAIをスマホで使う設定のように、やることに近い話も決まったことの側に並びました。

表と数字と最後の行も決まりどおりだった

③のやることは担当と内容と期限の3列の表になり、行は14行ありました。議事録の本文から担当と期限が読める7件は、すべて表に入っています。担当が書いていない仕事は「未記載」とされ、期限が書いていない配送業者の見積もりは「出張から戻り次第」となっていました。議事録に無い期限を作った行は見当たりません。ただし報告として出ただけの内定者の入社も、表に1行入っていました。

ChatGPTがまとめた議事録の後半。担当と内容と期限の3列の表に14行が並び、担当が分からない行は未記載、最後に次回会議の日時と会議室が表示された画面
やることは担当・内容・期限の3列の表になり担当の分からない行は未記載で最後の行に次回の日時が入った(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

④の数字はそのまま書かれていました。ギフトの値段の4,980円と2,980円と3,480円は丸めていません。時給1,250円・15名・110万円もそのままです。ECの比率の35%から40%・物流費の0.5ポイント・クレームの1.5倍も議事録のとおりでした。付属品の原価は会議の中で決まりが変わった数字です。答えは120円以内を原則として130円までなら認めると両方を書き、途中の言い直しも拾っています。一方で商品Cの洗濯回数の目安の30回程度は、答えのどこにも出てきませんでした。洗濯回数の目安を大きく書くという決まりは入っていますが、その回数が抜けた形です。

⑤の最後の行は「次回日時:2026年10月8日(木)10:00〜 会議室B」でした。議事録の次回の欄には年が書いていないので、2026年は答えの側で足したものです。日時と会議室は議事録のままでした。5つの決まりで見ると5つとも守っていて、正解の決まったこと8件も全部入っています。

ChatGPTが作った決まりで議事録をまとめた答えについて、1行目・番号付きの決まったこと・3列の表・数字を丸めない・最後の行の次回日時の5つを確かめた図
3,359字の議事録を39.2秒でまとめた答えが5つの決まりをそれぞれ守れたかを確かめた結果(制作:AInformation)

「使い回せる指示文」と頼むと46.6秒で貼る文が返りSKILL.mdは付かなかった

3回目は新しいチャットです。1回目の文のうち「スキル」を「使い回せる指示文(プロンプト)」に替えて、決まりはそのまま送りました。インストールの一文もそろえて残しています。

会議の議事録をいつも同じ形でまとめる、使い回せる指示文(プロンプト)を作ってください。決まりは次の5つです。①1行目に会議の名前と日付を書く ②決まったことを番号付きで全部書く ③やることは担当・内容・期限の3列の表にする ④金額・人数・日付は議事録のまま書き、丸めない ⑤最後の行に次回の日時を書く。インストールはまだしないでください。できたら、指示文の名前と説明と、中に入れた決まりを見せてください。

答えは46.6秒で返り、長さは1,522字でした。最初の一文は「コピーして繰り返し使える指示文(プロンプト)」を作ったというもので、すぐ下に「インストールや登録は行いません」とあります。指示文の名前は「議事録統一フォーマット作成プロンプト」です。

ChatGPTに使い回せる指示文を頼んだ答え。指示文の名前と説明の下に、役割と必須ルールを書いたコピーして使うプロンプトの枠が表示された画面
指示文と頼むと議事録統一フォーマット作成プロンプトという貼って使う文が返りインストールや登録はしないと出た(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

中身はそのまま貼って使う形の長い指示文でした。「あなたは会議議事録の整理・要約を専門とするアシスタントです」という役割の一文から始まり、5つの決まりが①から⑤の見出しで並びます。決まりごとに細かい補足が付いています。④には「1,234,567円」を「約123万円」に変えない例と「17名」を「約20名」に変えない例がありました。最後は「ここに議事録の文章を貼り付ける」という空欄で終わります。5つの決まりはすべて入っていて、表でも5つを並べて見せていました。

違ったのはファイルです。この回の答えにはSKILL.mdもZIPも付いていません。1回目と同じ決まりを送ったのに、「スキル」という語を外しただけでスキルの形にならなかったことになります。スキルの画面にあるskill-creatorの説明は英語で、スキルを作る・直すように頼まれたときに使うと書かれています。今回の結果は、この説明の線引きどおりに見えます。

どちらが便利かは使い方しだいです。貼って使う指示文は、スキルの画面が無いアカウントでもそのまま使えます。毎回の会話に貼る手間はかかりますが、中身が目で見えるので直しやすいのも利点です。スキルとして入れておきたいときは「スキル」という語を入れて頼む必要があります。

決まりを書かずにスキルを頼んでも65.3秒で質問0回のまま作った

4回目と5回目は同じチャットの続きです。公式ヘルプはチャットでスキルを頼むとChatGPTが追加の質問をすると書いています。そこで決まりを書かずに頼み、何を聞いてくるかを数えました。

決まりを書かない1通目は聞き返さずに作った

4回目に送ったのは次の短い文です。会議の議事録をまとめたいことだけを書き、決まりは1つも書いていません。

会議の議事録をまとめるスキルを作ってください。インストールはまだしないでください。

答えは65.3秒で返り、長さは542字でした。質問は0回です。答えの頭には「議事録標準化スキル」を作成しましたとあり、すぐ下に「インストールはしていません」と書かれていました。識別名は1回目と同じ「meeting-minutes-standardizer」です。

ChatGPTに決まりを書かずに議事録のスキルを頼んだ答え。スキル名と識別名と未インストールの状態の表、5つのルールとSKILL.mdとZIPのファイルが表示された画面
決まりを書かずに頼んでも議事録標準化スキルができて書いていない5つのルールとSKILL.mdが並んだ(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

驚いたのは中身です。「スキルに設定した5つのルール」として並んだのは、1行目に会議名と開催日を書く・決定事項を番号付きで書く・担当と内容と期限の3列の表にする・金額と人数と日付を丸めない・最後の行に次回会議の日時を書くの5つです。この回の文には書いていない決まりなのに、1回目と3回目で送った5つと中身がそろっています。担当者や期限が不明なときは「記載なし」とするルールも足されていました。

同じアカウントでは、この回の前に1回目と3回目の会話で同じ5つの決まりを送っています。ChatGPTがそれを覚えていて使ったのか、たまたま同じ決まりを選んだのかは画面からは分かりません。理由はこの検証では確かめていません。ほかのアカウントで同じ文を送ると、別の決まりのスキルになる見込みもあります。

決まりを後から答えた2通目は45.4秒で直した

5回目では、質問に答える形で5つの決まりを後から送りました。4回目で質問が出なかったので、作ったスキルの直しとして見ています。

答えます。決まりは次の5つです。①1行目に会議の名前と日付を書く ②決まったことを番号付きで全部書く ③やることは担当・内容・期限の3列の表にする ④金額・人数・日付は議事録のまま書き、丸めない ⑤最後の行に次回の日時を書く。ほかの質問はおまかせします。インストールはまだしないでください。できたら、スキルの名前と説明と、中に入れた決まりを見せてください。

答えは45.4秒で返り、長さは909字でした。ここでも質問はありません。スキル名は「議事録標準化スキル」のままで、英語識別名も同じです。説明は会議メモや文字起こしから決定事項とやることを整理するという日本語の1文でした。

ChatGPTに後から5つの決まりを答えたあとの答え。スキルの名前と説明の表、スキルに入れた5つの決まりと追加の決まり、出力イメージが表示された画面
決まりを後から答えると同じスキル名と識別名のまま5つの決まりと追加の決まりが入り出力イメージが付いた(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

5つの決まりは送った言葉をそのまま太字の見出しにして並べ、それぞれに一言の補足を付けています。さらに追加の決まりが2つ入りました。決定していない内容を決定事項に混ぜないことと、原文にない情報を推測で足さないことです。下には架空の営業定例会議で作った出力のイメージがあり、SKILL.mdとZIPの2つのファイルも付いています。最後は「インストールしないまま、実際の議事録を使った動作テストも可能です」という案内で終わりました。

やり取りは2回になりましたが、できたスキルの決まりは1回目と同じ5つです。かかった時間は65.3秒と45.4秒の2回でした。決まりを先に書いた1回目は69.4秒の1回で済んでいます。

5回の送信を表にすると決まりは毎回5つ入り質問は1度も返らなかった

5回の送信の結果を1つの表にまとめます。秒数は答えが出るまでの時間で、文字数は答えの長さです。

回 頼み方 かかった秒 答えの字数 質問 SKILL.mdとZIP 決まり
1 「スキル」と呼び決まりを先に書く 69.4秒 762字 0回 付いた 5つとも入った
2 同じチャットで議事録を付けて決まりどおりにまとめる 39.2秒 1,765字 なし なし 5つとも守った・決まったこと8件すべて
3 「使い回せる指示文」と呼び決まりを先に書く 46.6秒 1,522字 0回 付かない 5つとも入った(貼って使う文)
4 決まりを書かずに「スキル」を頼む 65.3秒 542字 0回 付いた 書いていない5つが並んだ
5 4回目の続きで決まりを後から答える 45.4秒 909字 0回 付いた 5つ+推測しない決まり

いちばん時間がかかったのは1回目の69.4秒で、次が決まりを書かなかった4回目の65.3秒です。スキルを作る回はどちらも1分を超えました。いちばん短かったのは議事録をまとめた2回目の39.2秒で、答えは1,765字といちばん長くなっています。指示文と頼んだ3回目は46.6秒で、決まりを後から答えた5回目は45.4秒でした。

答えの長さにも差が出ました。スキルを作った3回は762字・542字・909字で、名前と決まりとファイルを見せる短い答えです。貼って使う指示文を返した3回目は1,522字で、指示文の本文がそのまま入るぶん長くなりました。

質問は5回とも返っていません。決まりの数は、スキルを作った3回と指示文の1回のすべてで5つそろいました。間違えた場所は議事録をまとめた回に集まっています。洗濯回数の30回程度が抜けたこと・年の無い日付に2026年を足したこと・報告だけの内定者の入社を表に入れたことの3つです。

ChatGPTのスキルの検証で送った5回の答えが出るまでの秒数を、スキルと呼ぶ回・決まりを書かない回・指示文の回・後から答えた回・議事録をまとめた回で比べた横棒の図
5回の送信で答えが出るまでの秒数を頼み方ごとに並べると議事録をまとめた回がいちばん短かった(制作:AInformation)

実測から言えるChatGPTのスキルの使い方は3つある

5回の結果から、スキルを作るときと使うときのコツを3つにまとめます。

決まりは最初の1通に全部書く

今回の検証ではChatGPTは1度も聞き返しませんでした。決まりを書かずに頼むと、その場で決まりを決めてスキルを作ってしまいます。自分の決まりを入れたいなら、最初の文に全部書くのが近道です。1回目は決まり5つを書いた1通だけで、69.4秒でできあがりました。後から答える形にすると、送信が2回になります。決まりは番号を付けて短く書くと、答えの中でも同じ番号で並ぶので照らし合わせが楽になります。

「スキル」という語を入れて頼む

同じ決まりでも「使い回せる指示文」と頼むと、SKILL.mdもZIPも付きませんでした。スキルのファイルがほしいときは、頼む文に「スキル」という語を入れてください。逆にスキルの画面が無いアカウントで同じことをしたいなら、指示文と頼んで貼って使う形にする手があります。3回目の指示文は46.6秒で返り、5つの決まりがすべて入っていました。

インストールの前に同じチャットで本物の資料を試す

作ったスキルの出来は、同じチャットに本物の資料を付けて試すと分かります。今回は3,359字の議事録で、39.2秒のうちに5つの決まりを守った答えが返りました。ただし数字の抜けは残ります。洗濯回数の30回程度は答えに出ず、次回の日付には議事録に無い年が足されていました。試した答えを元の資料と見比べて、足りない決まりがあればスキルに書き足してからインストールすると安心です。

公式ヘルプはスキルをBusinessやEnterprise向けと書くがPlusでも画面が開いた

最後に公式ヘルプの説明と今回の結果を突き合わせます。ヘルプの日本語版は機械翻訳で、題は「ChatGPT のスキル」です。概要の節では、スキルは作ってインストールすると役立つ場面でChatGPTが1つ以上を自動で使うと説明しています。

OpenAIのヘルプセンターの日本語版でChatGPTのスキルの概要を説明した画面。再利用できるワークフローという説明と対象のプランが書かれている
公式ヘルプの概要の節に対象はBusiness・Enterprise・Healthcare・Eduとある(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

使える人については、ワークスペースの設定と製品の提供状況に応じて対象となるBusiness・Enterprise・Healthcare・Eduのユーザーが使えると書かれています。Plusの名前はありません。ただし同じ段落には、使えるかどうかやインストールと同期は製品や画面で異なる場合があるともあります。今回はPlusのアカウントでスキルの画面が開き、skill-creatorも入っていました。これは編集部のアカウントで2026年11月4日に見た結果です。すべてのPlusで同じかは確かめていません。

「スキルへのアクセスと作成」の節には、対象のアカウントにはskill-creatorが最初から1つ入っていると書かれています。スキルを作るか直すように頼むとskill-creatorが自動で使われ、作成や更新を手伝うという説明です。作り方は4つ並んでいます。チャットで作成・自分やワークスペースと共有されたスキルのインストール・エディターで作成・コンピューターからのアップロードです。

OpenAIのヘルプセンターでスキルへのアクセスと作成を説明した画面。プラグインからスキルのタブを開く手順とskill-creatorの説明、チャットで作成など4つの作り方が書かれている
スキルへのアクセスと作成の節にskill-creatorが最初から1つ入ることとチャットで作成など4つの作り方が並ぶ(AInformation編集部が2026年11月4日に操作した画面)

チャットで作成の説明には、ChatGPTが追加の質問を行いスキルをインストールするよう案内するとあります。今回の5回では質問は出ませんでした。インストールの案内は、こちらが毎回「インストールはまだしないで」と書いたので出ていません。代わりに答えは「未インストール」の状態を書き、ZIPには「保管・インストール用」と説明を付けていました。

ヘルプにはこのほかに3つの節があります。ワークスペースでスキルを共有する節・アップロードしたスキルの節・EnterpriseとEdu向けの管理者の節です。アップロードしたスキルは取り込む前に確認があり、Needs ReviewやBlockedになることがあるという説明です。個人のPlusのアカウントには共有先のワークスペースが無いので、共有と管理者の話は今回は試していません。

ChatGPTのスキルで気をつけることは聞き返しが無い点と数字の抜けだ

1つ目は聞き返しが無いことです。決まりを書かない頼み方をすると、ChatGPTは自分で決まりを選んでスキルを作ります。今回は前の会話と同じ5つが並びましたが、なぜそうなったかは分かっていません。自分の決まりを入れたいときは最初の文に書き、返ってきた決まりを1つずつ確かめてください。

2つ目は数字の抜けと足しすぎです。金額と人数は丸めずにそのまま出ましたが、洗濯回数の30回程度は消えていました。年の書いていない日付に年を足すこともあります。報告だけの話が、やることの表に入ることもありました。議事録のように後で人が見る資料は、元の文と見比べてから回すのが安全です。

3つ目はインストールです。今回はスキルの形の答えを3回受け取りましたが、どれもインストールしていません。最後にもう一度スキルの画面を開くと、インストール済みはskill-creatorの1つだけのままでした。インストールしたスキルはアカウントに残り、役立つ場面で自動で使われます。新しいチャットで名前を出さずに呼ばれるかどうかは、この検証では試していません。

ほかにも試していないことがあります。右上の「追加」から使うエディターでの作成・手元のファイルのアップロード・ワークスペースでの共有です。英語で同じ決まりを頼むことと、考える段を変えて作り直すことも今回は外しました。スキルが使えるプランは、公式ヘルプではBusiness・Enterprise・Healthcare・Eduと書かれています。Plusで使えたのは編集部のアカウントで見た結果なので、自分の画面で開けるかを先に確かめてください。

ChatGPTのスキルとあわせて読みたい関連する記事とツール

よくある質問
ChatGPT Plusでもスキルは作れますか?
AInformation編集部のPlusのアカウントでは作れました。2026年11月4日にスキルの画面を開くと、skill-creatorが最初から1つ入っていました。チャットで「スキルを作って」と頼むと69.4秒でSKILL.mdとZIPが付いた答えが返っています。ただし公式ヘルプが対象として書いているのはBusiness・Enterprise・Healthcare・Eduで、Plusの名前はありません。使えるかどうかは自分の画面で確かめてください。
ChatGPTでスキルを作るにはどう頼めばいいですか?
決まりを最初の1通に全部書き、「スキルを作ってください」と頼むのが確実です。編集部が議事録の決まり5つを書いて頼んだ回は、69.4秒で5つとも入ったスキルができました。同じ決まりで「使い回せる指示文」と頼むと、SKILL.mdは付かずに貼って使う文が返っています。スキルのファイルがほしいときは「スキル」という語を入れてください。
スキルを作るときChatGPTは質問してきますか?
今回の検証では1度も質問してきませんでした。公式ヘルプは追加の質問をすると書いていますが、5回の送信で聞き返しはありません。決まりを書かずに頼んだ回も、65.3秒でそのままスキルを作りました。自分の決まりを入れたいときは、最初の文に書いておく必要があります。
インストールしなくてもスキルの決まりで作業させられますか?
同じチャットの中なら使えました。作ったスキルをインストールせずに3,359字の議事録を付けて頼むと、39.2秒で5つの決まりをすべて守った答えが返りました。ただしこれはスキルとして呼ばれた形ではなく、同じ会話の中の決まりとして使われた形です。新しいチャットで自動で呼ばれるかは、この検証では確かめていません。
スキルで議事録をまとめるとき何に気をつければいいですか?
数字の抜けと足しすぎを人の目で確かめてください。編集部の検証では金額や人数は丸めずにそのまま出ましたが、洗濯回数の目安の30回程度は答えに出てきませんでした。議事録に年が書いていない次回の日付には2026年が足されています。報告として出ただけの内定者の入社も、やることの表に1行入っていました。

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