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Pizza Bot AIに任せた仕事がメールのように届く
Pizza Botは、AIエージェントに頼んだ仕事を裏で動かし続ける無料のアプリだ。結果はメールの受信箱のような画面にまとまる。Windows・macOS・Linuxで動き、自分のPCに入れて使うセルフホスト型になっている。11月3日にGIGAZINEがWindowsに入れて試した手順を公開した。
頼み方は普通のAIチャットと同じで、文章を打って送るだけだ。処理中に「New」で別の会話を開いても、最初の仕事は止まらずに進む。複数の仕事を並行して任せられるのが一番の違いになる。
| 画面の欄 | 何が入るか |
|---|---|
| Unread | 終わった仕事。未読メールのように結果を開いて、続きの修正も頼める |
| Action | 外部ツールの実行など、人の判断が要る承認待ち |
| Activity | AIが呼び出した専門エージェントやツールの動き |
| Automations | 決めた時刻やWebhookをきっかけに仕事を始める設定 |
ClaudeもGeminiもOllamaも選べる 手元のPCのAIでも動く
使えるモデルはAmazon Bedrock・Anthropic・Google Gemini・OpenAI・OpenRouter・Requesty・Ollamaだ。Ollamaを選べば、PCの上で動くローカルのモデルにも仕事を任せられる。社外にデータを出したくない作業でも試しやすい。
外部ツールは「MCP Servers」で足し、専門の仕事を受け持つサブエージェントは「Skills」で作る。会話のフォルダ分け・長期メモリ・ファイルの添付・デスクトップ通知にも対応している。
同じ「並行して任せる」型では、複数のClaude Codeを1画面で管理できる公式機能「agent view」が出ている。こちらはClaude Codeの中の話だ。Pizza Botは会社をまたいでモデルを選べるところで差が付く。

本体は0円でもモデル代は別 画面に日本語は無い
Pizza Bot自体は無料だが、ClaudeやGeminiなどクラウドのモデルを選べば各社の利用料がかかる形になる。費用が0円で済むのはOllamaで手元のモデルを動かすときだけだ。
AInformation調べでは、作業の自動化に使えるAIツールは84本ある。料金が分かった61本の中央は月2,900円だった。無料で試せるのは54本。Pizza Botは本体の月額が無いので、比べるのはモデルの利用料のほうになる。
AInformationがGitHubの公開リポジトリを11月3日に確かめると、画面の言語を切り替えるファイルは入っていなかった。メニューは英語のまま使うことになる。GIGAZINEの試用では日本語で頼んだ文章づくりがそのまま進んでいたので、指示を日本語で書くぶんには困らない。
承認待ちがActionに集まる 会社で使うなら許可の線引きが先
会社で使うときに効くのは、承認待ちだけがActionに分かれる作りだ。AIが外部ツールを動かす前に人が止められる。ただし何を承認の対象にするかを決めないまま配ると、Actionが通知で埋まって中身を見ずに押す流れになりやすい。
Hacker Newsでは「画面がすっきりしていて準備も楽だった」という声の一方で、「足したMCPサーバーが使えない理由が最初は分からなかった」という意見も出た。開発者のjd_氏は、Skillsとサブエージェントの関係は説明を読まないと分かりにくいと認めた。説明図を足すことと、Skillごとにモデルを選べるようにすることを考えているという。
試すなら、まずOllamaで手元のモデルにつなぎ、Unreadに結果が届く流れだけを確かめるとよさそうだ。Windowsは公開ページのReleasesからsetup.exeを落として実行すれば、入れてそのまま起動する。MCPを足すのは、Skillsが使うツールと手順を決める仕組みだと分かってからで遅くない。
AInformation調べ作業を自動化するAIツールはいくらで使えるか
| ツール | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| GeminiGoogle AI プラン最安 | 725円/月Google AI Plus | ○ |
| kintone | 1,000円/月ライトコース | × |
| Brevo | 1,140円/月Starter | ○ |
| Miro AI | 1,160円/月Starter/年払い | ○ |
| Asana AI | 1,200円/月Starter/年払い | ○ |
| Doraverse | $8/月Starter/年払い/約1,259円 | × |
| monday.com(AI) | 1,300円/月ベーシック/年払い | ○ |
| ChatGPT | 1,400円/月Go | ○ |
2026年11月2日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのツールを使える一番安い有料プランの月あたり。作業を自動化するAIツール84本のうち、日本円で払えるのは16本、無料で試せるのは54本。表に出したのは画面が日本語のもの。外貨は1ドル157.37円で換算
- セルフホスト型
- 提供元のサーバーではなく、自分のPCやサーバーに入れて動かす形。データを手元に置いたまま使える
AIエージェントを何本も並行して走らせると、困るのは性能より「どれが止まっているか分からない」ことだ。Pizza Botの受信箱はそこに効く。一方で会社に入れるなら、承認をActionに集める前に、どの操作を人が見るかを部署ごとに決めておきたい。決めないまま配ると承認の通知が積み上がり、中身を読まずに押す人が出る可能性がある。英語の画面に抵抗がある部署では、Ollamaで社内だけで試す段階から始めるのが無難だとみている。
- Pizza Botは無料で使える?
- アプリ本体は無料で、Windows・macOS・Linuxに入れて使える。ただしClaudeやGemini、OpenAIなどクラウドのモデルを選ぶと、その会社の利用料が別にかかる形になる。費用をかけずに試すなら、Ollamaを入れて自分のPCで動くモデルを選ぶ方法がある。
- Pizza Botは日本語で使える?
- 画面のメニューは英語だけだ。AInformationが11月3日にGitHubの公開リポジトリを確かめると、画面の言語を切り替えるファイルは入っていなかった。指示は日本語で書いてよく、GIGAZINEの試用でも日本語で頼んだ文章づくりがそのまま進んでいた。
- Claude Codeのagent viewと何が違う?
- agent viewは複数のClaude Codeを1画面で管理するClaude Codeの公式機能だ。Pizza BotはAnthropic・Google Gemini・OpenAI・Ollamaなど複数の会社のモデルから選べる。終わった仕事はUnread、承認待ちはActionに分けて届くので、使うAIの会社をまたいで仕事を1か所で受け取りたい人に向く。
この記事の出典
補助資料
- [1]GIGAZINEこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年11月3日
