AInformationは2026年9月6日に、議事録と文字起こしができるAIツール44本の料金ページを1本ずつ開いて集めました。月額の真ん中は2,968円で、年に直すと35,616円になります。日本円で払えるのは11本だけで、残りはドル建てが中心でした。
- 月額の真ん中は2,968円。年に直すと35,616円、5人で使うと年17万円を超える
- 日本円で払えるのは11本だけ。残りはドル建てが中心で為替が動くと毎月の金額が変わる
- 無料のプランがあるのは21本。ただし日本語と日本円の条件を足すと7本まで減る
- 日本語がしっかり通るのは21本で、弱いものが19本ある
- 議事録だけに絞った専用のツールは17本。残る27本は他のこともできる
- 料金が公式ページに出ていないものが11本ある
会議のあとに議事録を作る時間は、多くの人にとって面倒な作業です。専用のAIツールを入れれば片づきそうに見えますが、契約する前に確かめておきたいことがあります。月にいくらかかるのか、日本円で払えるのか、日本語がちゃんと通るのかです。
AInformationは2026年9月6日に、議事録と文字起こしができるAIツール44本の料金ページを1本ずつ開いて集めました。月額の真ん中は2,968円です。日本円で払えるのは11本しかなく、日本語がしっかり通ると判定できたのも21本でした。
この記事では、44本を全部調べて分かったことを並べます。候補を絞り込むときの目安になります。

議事録ができるAIツールは44本ある。日本円で払えるのは11本だけ
AInformationのAIツールデータベースには494本のAIツールが入っています。このうち、議事録づくりか文字起こしができるものは44本でした。提供している会社は43社なので、ほぼ1社1本という散らばり方になります。
この44本を支払い方で分けると、日本円で払えるのは11本でした。割合にすると25%です。残りはドル建てが中心で、日本のクレジットカードで払えても請求は外貨になります。為替が動けば毎月の金額が変わります。2026年9月6日時点の1ドル156.2円で換算していますが、この数字は固定ではありません。
議事録ができるAIツール44本の内訳
| 条件 | 本数 | 44本に対する割合 |
|---|---|---|
| 議事録が本業 | 35本 | 80% |
| 無料のプランがある | 21本 | 48% |
| 日本語がしっかり通る | 21本 | 48% |
| 日本円で払える | 11本 | 25% |
| 日本の会社が出している | 8本 | 18% |
| 3つとも満たす(無料・日本語・日本円) | 7本 | 16% |
日本の会社が出しているのは8本
44本のうち、日本の会社が提供しているものは8本でした。会議の中身は社外に出せない情報を含むことが多いので、どこの会社が運営しているかを気にする人は少なくありません。8本という数は、選択肢が広いとはいえない水準です。
ただし海外のツールでも、日本語の受け答えがしっかりしているものはあります。日本語の対応がしっかりしていると判定したのは21本で、44本の48%にあたります。半分弱です。反対に、日本語が弱いと判定したものも19本ありました。英語向けに作られていて、日本語の固有名詞や敬語の扱いが崩れるものがここに入ります。
文字起こしの精度は公表されていない
選ぶときにいちばん知りたいのが精度ですが、これは料金ページからは分かりません。44本を1本ずつ見ても、認識の正確さを数字で出しているところはほとんどありませんでした。専門用語や社名が多い会議ほど差が出るので、公開された数字があっても自分の会議に当てはまるとは限りません。
だから精度は自分の音声で確かめるしかありません。無料のプランがある21本なら、実際の会議の録音を1本流してみれば分かります。専門用語がどれくらい拾えるか、話している人を区別できるか、この2つを見れば十分です。
対応している言語の数も見ておく
海外のツールは対応言語の数を売りにしていることが多いですが、数が多いことと日本語が得意なことは別です。対応する言語が多いと書かれていても、日本語の精度が高いとは限りません。日本語がしっかり通ると判定したのが44本のうち21本にとどまるのは、この差があるためです。
社外の人が入る会議で英語と日本語が混ざるなら、両方をまたいで扱えるかを確かめてください。片方ずつしか扱えないツールだと、混ざった会議で崩れます。
月額の真ん中は2,968円。年に直すと35,616円になる
44本のうち、料金が公式ページで確認できたのは33本です。残る11本は、問い合わせが必要だったり、料金ページに金額の記載がなかったりして分かりませんでした。
金額が確認できた33本の月額を並べると、真ん中は2,968円でした。AIツール494本全体の真ん中が2,544円なので、議事録のツールはやや高い部類に入ります。
1人ぶんの金額です。年に直すと35,616円になります。5人のチームで使えば年17万円を超えます。会議の時間を減らす効果と釣り合うかは、この金額を出してから考える話です。

いちばん安いのがGoogle Workspaceに含まれるGeminiの月800円、いちばん高いのがLINE WORKS AiNoteの月22,000円でした。27.5倍の開きがあります。
帯で見ると、1,000円から2,999円が17本でいちばん多く、3,000円から4,999円が10本と続きます。5,000円以上は4本、1,000円未満は2本しかありません。相場は1,000円から5,000円のあいだ、と考えておけば大きく外しません。
高いツールは何が違うのか
金額の差は、主に対象の人数と保管の仕組みから来ています。個人で使う前提のものは安く、会社ぐるみで使って議事録を全社で検索できるようにするものは高くなります。録音の保存期間や、社内の権限管理が付くかどうかも金額に効きます。1人で使うなら、高いほうの機能はほとんど余ります。
もう1つ効くのが、月に使える時間の上限です。安いプランは月に何時間までと決まっていることが多く、会議が増えると上のプランへ移ることになります。金額だけを並べても比べられないのはこのためです。
料金が出ていない11本の扱い
公式ページに金額が載っていない11本は、会社向けの見積もり方式が中心です。人数と使う量で決まるので、個人が試す用途には向きません。候補から外して構いません。まず金額が分かる33本の中から選び、足りなければ問い合わせる順番が早いです。
試すときに見る2つのこと
無料で試すとき、見るところを決めておくと比べやすくなります。1つは専門用語と社名の拾い方です。業界の言葉や取引先の名前は、一般的な辞書に載っていないので崩れやすい部分になります。自分たちの会議で必ず出る言葉を5つほど決めて、それが正しく出るかを見てください。
もう1つは話している人の区別です。3人以上が入る会議で、誰の発言かを分けられるかを見ます。ここが崩れると、決めた人と言われた人が入れ替わります。議事録としては致命的なので、人数の多い会議で試すのが確実です。
料金の数え方が2種類ある
金額を比べるとき、もう1つ見落としやすいのが数え方です。議事録のツールには、1人あたりで課金するものと、会社単位の定額で使い放題にするものがあります。
1人あたりの課金は、使う人が少ないうちは安く済みます。真ん中の2,968円で5人なら月14,840円です。ところが20人に増えると月59,360円になり、年で71万円を超えます。人数が増える見込みがあるなら、この伸び方を先に計算しておく必要があります。
会社単位の定額は、最初の金額は高く見えますが人数が増えても変わりません。料金が公式ページに出ていない11本は、この形が中心です。人数が多い会社では、問い合わせて見積もりを取ったほうが安くなることがあります。
使う時間で区切られることもある
人数ではなく、月に文字起こしできる時間で区切るものもあります。月10時間まで、20時間までという形です。会議が1回1時間なら、月10時間で10回ぶんになります。
この形は、人数が多くても会議が少ない会社に向きます。反対に、少人数でも会議が多い部署だと上限に当たります。自分たちがどちらに近いかで、選ぶべき形が変わります。金額の数字を比べる前に、この区切り方をそろえないと比較になりません。
無料で試せるのは21本。条件を足すと7本まで減る
44本のうち、無料のプランがあるものは21本でした。48%なのでほぼ半分です。まず試してから決められます。
ただし条件を足すと数は急に減ります。無料で試せて、日本語がしっかり通り、日本円でも払える。この3つを満たすのは7本だけでした。44本のうち16%です。

この7本はMicrosoft Copilot、Notta、Notion AI、Heidi Health、Notion、LINE WORKS AiNote、tl;dvです。すでに会社でMicrosoft 365やNotionを使っているなら、新しく契約せずに始められる可能性があります。まずいま持っているものを確かめるのが早い順路です。
無料プランでどこまでできるか
無料のプランがある21本でも、中身は同じではありません。多いのは月あたりの時間や回数に上限を置く形です。会議の数が少ないうちは無料で回り、増えると足りなくなります。まず無料で始めて、上限に当たった時点で払うかを決めると無駄がありません。
注意したいのは、無料プランの上限が公式ページの分かりやすい場所に書かれていないことがある点です。料金の表には無料と書いてあっても、上限は別のページの注記に置かれていることがあります。契約の前に、月に何分まで使えるかを探しておくと、あとで慌てずに済みます。
議事録だけに絞ったツールは17本。残りは他のこともできる
44本の中身を見ると、性格が2つに分かれます。議事録と文字起こしだけに絞った専用のものが17本、他の用途も持っているものが27本です。
他の用途で多いのが、仕事の管理や共有で13本、データ分析が9本、翻訳が8本と続きます。相談ごとや文章づくり、資料づくりができるものもそれぞれ5本ありました。ひとつのツールで議事録も資料も回せるなら、契約の本数を減らせます。
議事録のほかにできること
| できること | 本数 |
|---|---|
| 仕事の管理・共有 | 13本 |
| データ分析 | 9本 |
| 翻訳 | 8本 |
| 相談・調べもの | 5本 |
| 文章を書く | 5本 |
| 資料・スライド | 5本 |
専用と兼用のどちらを選ぶか
会議の数が多くて、録音から議事録の配布まで自動で回したいなら専用のほうが向きます。自動で会議に参加する機能や、話している人を区別する機能は専用のツールに多く入っています。
反対に、会議は週に1回か2回で、議事録づくりが仕事の一部でしかないなら兼用で足ります。すでに使っているツールに機能が付いているなら、新しい契約は要りません。44本のうち27本が兼用なので、選択肢は十分にあります。
カテゴリで見ると文字起こしが34本
44本をカテゴリで分けると、文字起こしが34本でほとんどを占めます。次が業務の4本、音声が3本、動画が2本、チャットが1本です。動画の編集ツールや音声の合成ツールにも、文字起こしの機能が入っているものがあります。
動画を作る仕事をしているなら、動画のツールに付いている文字起こしで足りることがあります。用途がまたがるときは、いま使っているツールの機能一覧を先に見ておくと重複を避けられます。
解約したあとに議事録が残るか
意外と抜けやすいのが解約のときの扱いです。ツールの中に議事録を貯める形だと、解約した時点で過去のものが見られなくなることがあります。書き出しの機能があるか、書き出せる形式は何かを、契約の前に確かめてください。
1年ぶんの議事録が消えると、あとから経緯をたどれなくなります。無料のプランで試している段階でも、書き出しができるかは見ておく価値があります。無料では書き出せず有料にしないと出せない、という区切り方もあります。
スマホで使えるのは15本、パソコンのアプリがあるのは16本
使う場所も選ぶときの条件になります。44本のうち、スマートフォンのアプリがあるのは15本でした。パソコンにインストールする形のアプリがあるのは16本です。残りはブラウザだけで動きます。
対面の会議を録音するなら、スマートフォンのアプリがあると便利です。会議室にパソコンを持ち込まなくても録音できます。オンライン会議が中心なら、ブラウザで動くものかパソコンのアプリで足ります。
どちらの会議が多いかで、必要な形が変わります。両方あるなら、スマートフォンとパソコンの両方に対応しているものを選ぶと使い分けずに済みます。
会社で使うときに先に決めること
1人で試すのと、会社として入れるのとでは、決める項目が変わります。金額や機能より先に、次の3つを決めておくと導入が止まりません。
録音を誰の同意で取るか
オンライン会議に自動で参加して録音するツールは便利ですが、社外の人が入る会議では扱いが変わります。録音していることを伝えるかどうか、伝えるとしたら誰が伝えるかを先に決めておくと、現場で止まりません。ツールによっては参加者に自動で通知する仕組みがあります。
作った議事録をどこに置くか
ツールの中に貯めるのか、社内の共有フォルダへ書き出すのかで運用が変わります。ツールの中に貯めると検索は楽ですが、解約したときに過去の議事録を取り出せるかを確かめておく必要があります。日本の会社が出しているものは44本のうち8本なので、保存先の場所と契約の条件は選ぶ前に見ておく項目です。
誰が最後に確かめるか
会議では、決まったのか決まっていないのかが曖昧なまま終わる場面があります。文字起こしから作った議事録をそのまま配ると、この曖昧さがそのまま残ります。出てきた議事録を1人が目で通す手順は残したほうが安全です。

選ぶときに確かめる4つのこと
ここまでの調べをもとに、順番をまとめます。
1. いま使っている会議ツールに文字起こしが付いていないか
オンライン会議のツールには文字起こしの機能が付いていることがあります。付いているなら、新しい契約が要らない可能性があります。まず手元にあるものを確かめてください。
2. 月に何回の会議で使うか
無料プランの上限は月あたりの時間や回数で決まっていることが多いです。会議の回数を数えてから、無料で足りるか有料が要るかを判断すると無駄がありません。
3. 日本円で払う必要があるか
日本円で払えるのは11本だけです。経理の都合で外貨の請求を避けたいなら、この11本から選ぶことになります。候補は44本から4分の1に減ります。
4. 会議の中身をどこに置くか
日本の会社が出しているのは8本です。会議の録音と文字起こしがどこに保存されるかは、契約の前に確かめる項目です。社外に出せない話が入るなら、保存先と保存期間を先に見てください。
いま決めるなら
44本を並べて分かるのは、条件を足すほど候補が急に減ることです。無料で試せるものは21本ありますが、日本語と日本円の条件を足すと7本になります。日本の会社に限れば8本です。
だから順番を逆にしたほうが早く決まります。金額を並べる前に、日本円が要るか、日本語がどれくらい要るか、社内のどこに保存するかを決める。そのうえで残った候補の中から、月に使う量に合うプランを選ぶ。この順なら迷う時間が短くなります。
44本の料金と日本語の対応、無料プランの有無はAIツールデータベースで絞り込めます。文字起こしの精度を確かめたいときは、Nottaを実際に使って調べた記事もあわせて読んでください。
議事録のツールは金額の幅が広いので、機能から入ると決まりません。先に日本円が要るか、日本語がどれくらい要るか、保存先をどこにするかを決めてください。この3つで44本が7本まで絞れます。あとは月に使う量に合うプランを選ぶだけです。契約の前に、いま使っている会議ツールに文字起こしが付いていないかも確かめてください。付いていることに気づかずに二重で払っている会社をよく見ます。
- AI議事録ツールの相場はいくらですか
- 月額の真ん中は2,968円です。AInformationが2026年9月6日に44本の料金ページを見たところ、金額が確認できた33本のうち17本が1,000円から2,999円の帯に入っていました。いちばん安いのがGoogle Workspaceに含まれるGeminiの月800円、いちばん高いのがLINE WORKS AiNoteの月22,000円で、27.5倍の開きがあります。1人ぶんの金額なので、5人で使うと年17万円を超えます。
- 無料で使えるAI議事録ツールはありますか
- 44本のうち21本に無料のプランがあります。ただし日本語がしっかり通って日本円でも払えるという条件を足すと7本まで減ります。Microsoft Copilot、Notta、Notion AI、Heidi Health、Notion、LINE WORKS AiNote、tl;dvの7本です。すでにMicrosoft 365やNotionを使っているなら、新しく契約せずに始められる可能性があります。
- 日本の会社が出しているAI議事録ツールはどれくらいありますか
- 44本のうち8本です。会議には社外に出せない話が入ることが多いので、運営会社と保存先を気にするなら候補はここまで絞られます。海外のツールでも日本語の受け答えがしっかりしているものは21本あるので、日本語の対応だけを条件にするなら選択肢は広がります。反対に日本語が弱いと判定したものも19本ありました。
- 議事録の専用ツールと兼用のツールはどちらがよいですか
- 会議の回数で決まります。44本のうち専用は17本、他の用途も持つ兼用が27本です。会議が多くて録音から配布まで自動で回したいなら専用が向きます。週に1回か2回で議事録づくりが仕事の一部でしかないなら兼用で足ります。兼用のツールでできることは、仕事の管理や共有が13本、データ分析が9本、翻訳が8本と続きます。
