GPT-6 Astra並みのスコアで出力100万トークン7.50ドル
Union Alphaは2026年9月16日にOpenRouterで公開されたAIモデルです。開発元の名前を伏せた「ステルスモデル」として登場しました。OpenRouterでは過去にも「Ox Alpha」や「Hunter Alpha」が開発元を隠して話題になっており、今年3例目のステルス公開になります。
コンテキストウィンドウは26万2144トークンです。研究やコーディング向けに作られたマルチモーダルモデルで、ベンチマークではGPT-6 AstraやClaude Fable 5.1と同じ水準のスコアを記録しています。
料金は100万トークンあたりの単価で次の通りです。
| Union Alpha | |
|---|---|
| 入力 | 2.50ドル(約390円) |
| キャッシュ | 0.25ドル(約39円) |
| 出力 | 7.50ドル(約1,170円) |
Union Alpha側は「GPT-6 Astraの定価の4分の1以下です」と説明しています。GPT-6 Astra級のベンチマークを出すモデルがこの価格帯で出たのは初めてです。

- 9/16Union AlphaがOpenRouterにステルスモデルとして無料公開
- 9/161分10億トークンの需要が殺到、AWSが処理能力を3倍に増強
- 10/10正式版Pareto 26.9リリース予定
正体はunbiased.aiの「Pareto 26.9」だった
公開からわずか1日で正体が判明しました。Union Alphaの中身はunbiased.aiが開発した新モデル「Pareto 26.9」です。匿名で公開した理由について公式Xアカウントは次のように説明しています。
「実際のユーザーの反応を知りたかった。規模拡大で起きる問題を把握して2026年10月10日の正式リリースに反映させたかった」とのことです。名前を隠すことでブランドの先入観なしに性能を評価してもらう狙いがありました。

1分に10億トークンが殺到し無料は1日で終わった
試験公開では1週間の無料期間を設ける予定でした。ところが公開直後からアクセスが殺到します。ピーク時には1分あたり10億トークンを処理する状態に達しました。公式Xアカウントは「余っているGPUがあれば教えてほしい」と投稿しています。
AWSの協力で一晩のうちに処理能力を3倍に増やしました。それでも翌日には数十億トークン規模の需要が押し寄せ、処理速度は実用にならないほど落ちています。匿名での無料提供は取りやめになり有料アクセスへ切り替わりました。予定されていた1週間の無料期間はわずか1日で終わっています。
OpenRouterとCloudflareで今から試せる
現在Union AlphaはOpenRouterとCloudflareの2か所で使えます。無料枠はすでに終わっているので上の表の料金がかかります。正式版Pareto 26.9の公開は10月10日の予定です。
同じくGPT-6 Astraに勝ったと報じられたFugu Ultra v2は月20ドルのサブスクで利用できます。Astra級のモデルを低コストで試したい人は両方を比べてみる価値があります。
- ステルスモデル
- 開発元の名前を隠してリリースされるAIモデル。ブランドへの先入観なしに性能を評価してもらう目的で使われる。OpenRouterでは今年3例目
- OpenRouter
- 複数のAIモデルを1つのAPIで切り替えて使える中継サービス。ステルスモデルの公開場所としても使われている
ベンチマークスコアはOpenRouterの公開値でありUnion Alpha側の自称に基づく。第三者による独立検証は記事時点で確認できていない。正式版は10月10日予定のため価格や条件が変わる可能性もある。
- Union Alphaの無料枠はまだありますか
- いいえ。1週間の予定でしたが公開翌日に打ち切られました。現在は入力2.50ドル・出力7.50ドル(100万トークンあたり)の有料です。
- Pareto 26.9の正式リリースはいつですか
- 2026年10月10日の予定です。現在はUnion Alphaの名前でOpenRouterとCloudflareから有料で使えます。
- GPT-6 Astraより本当に安いのですか
- Union Alpha側は「Astraの定価の4分の1以下」と説明しています。出力100万トークンあたり7.50ドルです。ただしベンチマークスコアは自称値のため実際の性能差は使って確かめる必要があります。
この記事の出典
補助資料
- [1]GIGAZINEこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年9月18日
