ChatGPT音声がGPT-Live-1.1に 日本語の声は2つ
OpenAIは10月15日(現地時間)、ChatGPTの音声対話に使うリアルタイム音声モデルをGPT-Live-1.1に上げました。軽量版のGPT-Live-1.1 Quipも同時に出ています。同じ日からChatGPT Voice・Codex・dotsで順に切り替わり、APIは近日中に対応する予定です。
GPT-Liveは相手の声を聞きながら返事を作る音声モデルで、交互に話すターン制を取りません。2026年7月に最初の版が出て、今回の1.1は小さな更新という位置づけです。
変わった点は3つあります。いろいろな言語で訛りが自然になりました。Web検索などの最中に流れる短いひとことの種類が増え、「確認しています……」ばかり繰り返すことが減ったとしています。日本語・韓国語・フランス語などには新しい声が入り、いま選べる日本語の声は「Himari」(ひまり)と「Rindō」(りんどう)の2種類です。

- 2026年7月聞きながら話せるGPT-Liveの最初の版が出る
- 10/15GPT-Live-1.1とQuipを発表しChatGPTで展開
無料版とGoは軽量版のQuip フル版はPlusとProだけ
どちらのモデルで話すかはプラン次第です。Chatモードでは、無料版とGoがGPT-Live-1.1 Quipを使い、PlusとChatGPT ProがGPT-Live-1.1を使います。
| プラン | Chatモードで使う音声モデル |
|---|---|
| 無料版 | GPT-Live-1.1 Quip(軽量版) |
| Go | GPT-Live-1.1 Quip(軽量版) |
| Plus | GPT-Live-1.1 |
| Pro | GPT-Live-1.1 |
AInformation調べでは、ChatGPTのGoは月1,400円で日本円払いに対応しています。日本円で払えるチャットAI5件の有料プランは月725円から月3,200円なので、Goは中ほどの値段です。それでも今回の音声ではGoは無料版と同じ軽量版の扱いになります。
QuipとフルのGPT-Live-1.1で何がどれだけ違うのかは、発表では数字で示されていません。Goに入っている人が音声のためにPlusへ上げるかは、まず手元のQuipで話してみてから決めても遅くなさそうです。

ビデオと画面共有は使えない 高度な音声モードが残る理由
新しいGPT-Liveの音声は、ビデオと画面共有に対応していません。カメラで物を見せたいときや画面を見せて相談したいときは、これまでの「高度な音声モード」(Advanced)に切り替えます。
APIもまだ使えません。社内の電話窓口や受付にGPT-Live-1.1を組み込もうとしている会社は、近日中という対応を待つことになります。
電話の自動応対では、SpaceXがGrok Voiceでスターリンクの問い合わせを1日約20,000件受けていると発表したばかりです。ただSpaceXは何か国語に対応するかを取材に答えていません。日本語の声を名前まで出して選ばせている点では、ChatGPTのほうが日本の利用者には中身が見えやすくなっています。
プランごとの音声モデル
| プラン | Chatモードで使う音声モデル |
|---|---|
| 無料版 | GPT-Live-1.1 Quip |
| Go | GPT-Live-1.1 Quip |
| Plus | GPT-Live-1.1 |
| Pro | GPT-Live-1.1 |
声は設定の音声から選ぶ 日本語で試すなら3つ確かめる
声の切り替えは、ChatGPTの[設定]→[音声]の画面で[音声]を選べば済みます。日本語で使うなら、HimariとRindōを聞き比べてから決めるとよさそうです。
- 自分のプランが無料版・GoならQuip、Plus・Proならフル版で話している
- Web検索を頼んだときに待ちのひとことが毎回同じになっていないか
- カメラや画面共有を使う用事は高度な音声モードに切り替える
CodexとChatGPTの音声で同じモデルが動くので、話しながらコードの相談をする使い方も同じ声でそろいます。APIが開いた段階で、電話や窓口の自動応対に使う会社の動きが次の焦点になりそうです。
AInformation調べチャット向けの主要AIサービスをいちばん安く使うといくらか
| サービス | 月あたり | 無料 |
|---|---|---|
| Gemini最安 | 725円/月Google AI Plus | ○ |
| GrokX Premium | 980円/月プレミアム(これより安いプランはGrokの対象外) | × |
| ChatGPT | 1,400円/月Go | ○ |
| Felo | 1,750円/月年額プラン | ○ |
| Microsoft Copilot | 3,200円/月有料プラン | ○ |
| Perplexity | $17/月Pro/ドル建て | ○ |
| Claude | $18/月Pro/ドル建て | ○ |
2026年10月19日時点でAInformationが調べたもの。金額はそのAIを使える一番安い有料プラン。調べた8件のうち月額のプランがある7件で、日本円の表示は5件
- ターン制
- 相手が話し終えるのを待ってから返事を作るやり取りの形。GPT-Liveは聞きながら返事を作るので、この形を取らない
会社でChatGPTのGoを配っている場合、音声だけは社員ごとに中身が違うことになりそうです。PlusやProを持つ一部の人がフル版の手応えで使い方を広めても、Goの人は軽量版で同じ体験にならない可能性があります。社内で音声の使い方を教える前に、誰がどのプランかを一覧にして、説明するときもプランを書き添えておきたいところです。電話の窓口に使う話はAPIが開いてからで、今はまだ試せる段階に入っていません。
- ChatGPTの無料版でもGPT-Live-1.1は使える?
- 無料版で使えるのは軽量版のGPT-Live-1.1 Quipです。OpenAIの案内では、Chatモードの音声は無料版とGoがQuipを使い、PlusとProがフル版のGPT-Live-1.1を使います。月1,400円のGoに入っていても無料版と同じQuipになります。QuipとフルのGPT-Live-1.1の差は、発表では数字で示されていません。
- ChatGPTの音声で日本語の声はどれを選べる?
- いま選べる日本語の声はHimari(ひまり)とRindō(りんどう)の2種類です。10月15日の更新で日本語・韓国語・フランス語などに新しい声が加わりました。選ぶときはChatGPTの[設定]→[音声]の画面を開き、[音声]の項目から切り替えます。
- GPT-Live-1.1でビデオや画面共有はできる?
- できません。GPT-Live-1.1とQuipはビデオと画面共有に対応していません。カメラで物を見せながら話したいときや画面を見せて相談したいときは、これまでの高度な音声モード(Advanced)に切り替えます。APIからの利用もまだで、近日中に対応する予定です。
この記事の出典
補助資料
- [1]窓の杜この記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月19日
