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LINE WORKS、AI電話番を月8,900円で開始 台本は変えられない

読了 約5分
LINE WORKSのロゴと緑・青・紫のガラス状の立体オブジェクトをあしらったイメージ画像。LINE WORKS、AI電話番を月8,900円で開始 台本は変えられない
この記事の要点

LINE WORKSは10月19日、AIが代表電話を一次受付する「LINE WORKSキャッチコール」の正式提供を始めた。料金は月8,900円からの年額定額で、1年間無償のキャンペーンもある。応対シナリオは自由に変えられず、選ぶ基準は年間の着信件数になる。

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8,900円ライトの月額換算(税抜)
70社先行販売版を使う会社
42%電話のため出社・残業

LINE WORKSキャッチコールは10月19日開始 AIが代表電話を一次受付する

LINE WORKSは2026年10月19日、AI電話受付サービス「LINE WORKSキャッチコール」の正式提供を始めた。会社にかかってきた電話をAIが先に受け、会社名・氏名・連絡先・要件を聞き取る。聞き取った中身は文字になってLINE WORKSのトークルームに届き、メールでの通知にも対応する。

音声認識は同社のAIボイスボット「LINE WORKS AiCall」の技術を引き継いだ。AiCallはヤマト運輸やソフトバンク、Joshinなどが使い、月250万コール以上を受けている。受付の一覧は管理画面で共有でき、通話の聞き直しやメモ残しもできる。

先行販売版はすでに70社が使っている。いちばん大きな変化として挙がった声は「営業電話が消えた」だった。AIが出ると営業電話は切ってしまうことが多く、導入の翌日から効果を感じた会社もあると同社は説明している。

これまでの流れ
  1. 10/19キャッチコールの正式提供を開始

料金は月8,900円から 従量課金ではなく年額の定額だ

料金は年額の定額制で、初期費用はかからない。3つのプランで機能は同じだ。違うのは電話番号の数と年間の受付件数、履歴を残す期間の3つだけになる。

プラン(税抜) 年額(月額換算) 年間受付件数 電話番号 履歴の保存
ライト 10万6,800円(月8,900円) 1,800件 1番号 90日
スタンダード 17万8,800円(月1万4,900円) 3,600件 2番号 180日
アドバンスト 47万7,600円(月3万9,800円) 1万2,000件 3番号 2年

足りなくなったときの追加もある。電話番号は1番号で月額1,000円、受付件数は100件で1万円だ。金額はすべて税抜で表示されている。

開始に合わせて「1年間無償のキャンペーン」も始まった。公式ページを開くと「全プラン1年間無料」と大きく出るが、その下に「キャンペーンへのお申し込みが必要です。適用には条件があります」とある。条件の中身は元記事に書かれていないので、申し込む前に公式で確かめておきたい。

LINE WORKSキャッチコールの公式ページ。全プラン1年間無料とあり、申し込みが必要で適用には条件があると書かれている
公式ページの1年間無料キャンペーンの告知 出典:line-works.com(2026年10月20日時点の画面)

設定は5項目だけ AIの応対シナリオは自由に変えられない

導入は3ステップで終わる。LINE WORKSを使っている会社なら管理者画面から購入し、「設定名」「名乗り」「ヒアリング項目」「利用メンバー」「通知」の5項目を決める。最後に発行される050番号へ代表電話を転送する設定をすれば使い始められる。

裏を返すと、できないこともはっきりしている。AIの応対シナリオは自由に作れない。専門のライターが作ったシナリオを、ヒアリング項目のオンとオフで使う形だ。業種に合わせた細かい受け答えや、FAQに自動で答えるような使い方を期待しているなら、この製品の狙いとは違う。

同社のプロダクトマネージャーの小澤隼貴氏は「設定項目にもAIに関するものはない」と話す。社員が自分で使いこなす前提の生成AIと違い、AIを意識させない作りに振り切った製品だ。

キャッチコールの料金は3プラン。LINE WORKS。ライト。月8,900円。年1,800件・1番号。スタンダード。月1万4,900円。年3,600件・2番号。アドバンスト。月3万9,800円。年1万2,000件・3番号。機能は同じで件数と番号数が違う。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のプランの枝分かれ)
キャッチコールの料金は3プラン / 制作:AInformation

中小企業は1日1時間の電話番を減らせる まず月の着信件数を数える

同社が9月に中小企業で代表電話を受ける1,102名に聞いた調査では、電話対応と取次に1人あたり1日約1時間を使っていた。着信の4件に1件は重要度が低いのに、電話のために出社や残業をしているという答えは42%あった。電話のデジタル化を止めている壁は「導入・運用コスト」34.6%、「サービス選定の難しさ」30.5%、「導入・初期設定の手間」26.6%の順だった。

プランは「年に何件電話がかかってくるか」で選ぶ作りなので、最初にやることは着信件数を数えることだ。ライトの年1,800件に収まるのか、スタンダードの年3,600件が要るのかで、月の負担が8,900円か1万4,900円かに分かれる。履歴を半年より長く残したい会社は、件数が少なくてもアドバンストしか選べない点も見ておきたい。

もう1つ決めておくのは、届いた通知を誰が拾うかだ。トークルームは「利用メンバー」から自動で作られるので、メンバーの入れ方で折り返しの担当がそのまま決まる。

この記事に出てくることば
LINE WORKS AiCall
LINE WORKSのAIボイスボット。コールセンター向けで、キャッチコールはこの音声認識の技術を引き継いでいる
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

導入の相談を受けていると、電話のAI化で止まる理由は精度より「誰が折り返すか」が決まっていないことが多い。キャッチコールは応対を作り込めない代わりに、届け先のトークルームまで自動で作るので、運用の線引きを先に済ませた会社ほど早く効果が出そうだ。逆に、問い合わせの答えまでAIに返させたい会社には物足りない可能性がある。1年無料の間に着信件数と営業電話の割合を数えておけば、2年目に払うか切るかを数字で決められる。

よくある質問
LINE WORKSキャッチコールはいくらかかる?
いちばん安いライトは年10万6,800円で、月額にすると8,900円(税抜)だ。年1,800件まで受けられ、電話番号は1つ、履歴は90日残る。スタンダードは月1万4,900円で年3,600件、アドバンストは月3万9,800円で年1万2,000件になる。初期費用はかからず、使った分だけ増える従量課金でもない。
受付件数が上限を超えたらどうなる?
オプションで受付件数を足せる。追加は100件で1万円(税抜)だ。電話番号も1番号あたり月額1,000円で増やせる。プランの機能は同じなので、年間の着信件数がライトの1,800件を大きく超えそうならスタンダード以上を選ぶほうが向いている。
AIの受け答えを自社向けに作り変えられる?
作り変えられない。キャッチコールは応対シナリオを自由に設定できない作りで、専門のライターが作ったシナリオをヒアリング項目のオンとオフで使う。設定するのは設定名・名乗り・ヒアリング項目・利用メンバー・通知の5項目だけだ。聞き取った内容はLINE WORKSのトークルームかメールに届く。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ASCII.jpASCII.jp・補助的な二次資料・確認 2026-10-20この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月20日

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