Midjourneyの無料版は廃止!無料で使える代替AIおすすめ5選を紹介

以前は無料で使えた画像生成AI、Midjourney。しかし、現在は無料版が廃止され、有料プランのみの提供です。「AI画像生成を試してみたいけれど、いきなり課金するのはハードルが高い……」と感じている方も多いのではないでしょうか?  

Midjourneyの代替となる無料のAI画像生成ツールは複数存在しますが、それぞれのツールは特徴や得意なスタイルが異なるため、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。  

そこで本記事では、Midjourneyの無料版廃止の情報と、無料で使える代替AI5選を紹介します。各ツールの特徴や作例を比較しながら、自分にぴったりのAI画像生成ツールを見つけましょう。

AInformation編集部/藤井俊太のアバター

AI導入コンサルタント

藤井俊太(Shunta Fujii)

AIのスペシャリストとして、最新のAI情報を常にキャッチ、アップデートしている。自らもAI導入コンサルタントとして活動し、主に生成AIを駆使した業務効率化、生産性向上、新規事業開発を行なっている。
AIの総合情報サイト「AInformation」は、AIに関する専門的な情報やサービス・プロダクトを解説、紹介するWebメディア。AIの専門家集団の編集部がAIの活用法、最新ニュースやトレンド情報を分かりやすく発信していいます。藤井俊太のプロフィール

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目次

現在Midjourneyの無料版は廃止!復活予定なし

かつては一定回数の無料画像生成が可能だったMidjourneyですが、現在は無料版の提供が完全に終了しており、復活の予定もありません。AI画像生成を試したいと考えていたユーザーにとっては残念なニュースですが、サーバー負荷の増大や不正利用の防止といった背景があると考えられます。

現在は有料プランのみの提供となっており、高品質な画像生成を利用するには課金が必要です。

Midjourney公式サイト

Midjourneyの無料版は2023年4月に完全終了

Midjourneyの無料版は、2023年4月に完全に終了しました。以前は無料で一定回数の画像生成が可能でしたが、現在は提供されていません。背景として、サーバー負荷の増加や不正利用を防ぐための措置と考えられています。  

有料プランでは、利用回数に応じた複数の料金プランが用意されており、より高品質な画像生成が可能です。無料で試してみたいと考えていた人にとっては残念な変更ですが、現在は他の無料で使える画像生成AIを試すか、Midjourneyの有料プランを利用するしか選択肢がありません

2024年8月に無料キャンペーンを開催

Midjourneyは、2023年4月に無料トライアルを終了して以来、有料プランのみの提供となっていました。しかし、2024年8月22日、公式X(旧Twitter)アカウントを通じて、期間限定で無料トライアルを再開することが発表されました。 

この無料トライアルでは、Webアプリ版のMidjourneyを通じて、誰でも最大25枚の画像を無料で生成することが可能でした。利用するには、DiscordまたはGoogleのアカウントでサインアップするだけで、クレジットカード情報の提供は不要です。 ただし、こちらも2025年3月現在は終了しています

Midjourneyの料金プラン

Midjourneyの料金プランは、使用回数や速度の違いによって分かれています。

プラン名月額料金特徴
ベーシック$10月間の使用回数に制限がある初心者向けプラン
スタンダード$30ファストモードの利用回数が増加し、スムーズな生成が可能
プロ$60ヘビーユーザー向け、個人用ワークスペースの確保が可能
メガ$120商業利用向け、大量の画像を高速に生成可能

ベーシックプランはお試し用途やライトユーザー向けですが、スタンダードプラン以上では生成スピードが速くなり、より多くの画像を作成できます。プロプランでは、専用ワークスペースが確保できるため、作業環境を整理したい方に向いています。メガプランは、商業利用や大量の画像生成を必要とするプロフェッショナル向けのプランです。

また、すべてのプランで年間契約を選択すると20%の割引が適用されるため、長期間利用する予定の方は年間契約を検討するとお得です。

Midjourneyとは?使い方や料金

無料で使えないMidjourneyの代替AI5選

Midjourneyは高品質なAI画像生成ツールとして人気がありますが、無料で利用できず気軽に試しづらいことがネックです。しかし、同様の機能を持ち、無料で使えるAI画像生成ツールも数多く存在します。

では、Midjourneyの代替として利用できる5つのAIツールを紹介します。

Stable Diffusion

Stable Diffusionの最大の特徴は、カスタマイズ性の高さであり、拡張機能やカスタムモデルを導入することで、好みの画風を目指して表現力を向上させられます。また、オープンソースであるため、世界中の開発者やクリエイターが改良を加えており、新しいモデルやツールが次々と登場しています。そのため、常に最新技術を取り入れながら進化し続ける点も魅力の一つです。

実際にStable DiffusionとMidjourneyで同じプロンプトを使用し、生成された画像を比較してみましょう。

A woman in her twenties with short blonde hair, blue eyes, wearing a white T-shirt and a black leather jacket. The background features the New York City skyline at night. Realistic photographic style.
(20代の女性、短い金髪、青い目、白いTシャツ、黒のレザージャケット、背景はニューヨークの夜景。リアルなフォトグラフィックスタイル。)

Stable Diffusionで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

Midjourneyで出力したものと比べると、ややのっぺりとしていて、リアル感は劣る印象です。しかし、指示した内容はすべて正確に反映できています。

A Japanese anime-style high school student with short black hair, wearing a uniform with a red ribbon. She stands on the school rooftop, looking up at the sky as the wind blows. Hand-drawn Ghibli-style illustration.
(日本のアニメ風の高校生、黒髪ショートカット、赤いリボンの制服、学校の屋上で風に吹かれながら空を見上げる。ジブリ風の手描きタッチ。)

Stable Diffusionで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

日本のアニメ風の画像では、クオリティの差は感じられるものの、好みの違いの範疇といえるかもしれません。

ただし、Stable Diffusionされたものは、少し立体感に欠け、襟元も少し構造的に違和感があります。

Stable Diffusion公式サイト

Stable Diffusionとは?仕組みや料金、使用環境など

DiffusionArt

DiffusionArtは、Stable Diffusionを活用した無料の画像生成AIの一つです。Stable Diffusionをベースにしているため、ディープラーニングを活用した高精細な画像生成が可能です。

実際にDiffusionArtとMidjourneyで生成した画像を比較してみました。

A woman in her twenties with short blonde hair, blue eyes, wearing a white T-shirt and a black leather jacket. The background features the New York City skyline at night. Realistic photographic style.
(20代の女性、短い金髪、青い目、白いTシャツ、黒のレザージャケット、背景はニューヨークの夜景。リアルなフォトグラフィックスタイル。)

DiffusionArtで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

写真風のタッチでは、DiffusionArtはややリアル感に欠けるものの、髪の毛などの繊細な描写はしっかりとできています。ただし、よく見ると目や唇のあたりに違和感があります。

A Japanese anime-style high school student with short black hair, wearing a uniform with a red ribbon. She stands on the school rooftop, looking up at the sky as the wind blows. Hand-drawn Ghibli-style illustration.
(日本のアニメ風の高校生、黒髪ショートカット、赤いリボンの制服、学校の屋上で風に吹かれながら空を見上げる。ジブリ風の手描きタッチ。)

DiffusionArtで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

アニメ風のタッチでは、DiffusionArtはしっかりと指示内容を反映できており、日本のアニメのワンシーンを切り取ったような画像が出来上がりました。ただし、1枚の画像としての完成度・芸術性はMidjourneyのほうが高いといえるでしょう。

DiffusionArt公式サイト

Deep Dream Generator

Deep Dream Generatorは、Googleのディープラーニング技術を活用したAI画像生成です。ニューラルネットワークを用いて、既存の画像を幻想的なアート風に変換したり、プロンプトを入力して新しい画像を生成したりできます。リアルなフォトグラフィックな表現だけでなく、アーティスティックなエフェクトを加えることも可能なため、芸術的な作品を作りたい方におすすめです。

実際に、Deep Dream GeneratorとMidjourneyで同じプロンプトを使用し、生成された画像を比較してみましょう。

A woman in her twenties with short blonde hair, blue eyes, wearing a white T-shirt and a black leather jacket. The background features the New York City skyline at night. Realistic photographic style.
(20代の女性、短い金髪、青い目、白いTシャツ、黒のレザージャケット、背景はニューヨークの夜景。リアルなフォトグラフィックスタイル。)

Deep Dream Generatorで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

リアルタッチの画像では、Deep Dream Generatorはすごく鮮明で美しく、違和感の少ない画像を生成できています。Midjourneyと比較すると、ストロボを焚いたような不自然な明るさは少し気になりますが、かなりクオリティの高いリアル画像が作れるでしょう。

A Japanese anime-style high school student with short black hair, wearing a uniform with a red ribbon. She stands on the school rooftop, looking up at the sky as the wind blows. Hand-drawn Ghibli-style illustration.
(日本のアニメ風の高校生、黒髪ショートカット、赤いリボンの制服、学校の屋上で風に吹かれながら空を見上げる。ジブリ風の手描きタッチ。)

Deep Dream Generatorで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

アニメタッチの画像では、Deep Dream Generatorは影の付け方など全体的にクオリティの高い描写ができているものの、制服の表現がやや独特な印象です。絵の美しさはありますが、描写力ではMidjourneyのほうが高いといえそうです。

Deep Dream Generator公式サイト

Leonardo.ai

Leonardo.aiは、Stable Diffusionをベースにしながら、独自の最適化が施されています。特に、ファンタジーやゲーム向けのアート制作に強みを持ち、キャラクターデザインや背景、アイテムデザインなどを手軽に作成できるのが特徴です。また、プロのアーティストやゲーム開発者向けに設計されており、繊細なディテールや幻想的なスタイルを表現しやすいのが魅力です。

実際に、Leonardo.aiとMidjourneyで同じプロンプトを使用し、生成された画像を比較してみましょう。

A woman in her twenties with short blonde hair, blue eyes, wearing a white T-shirt and a black leather jacket. The background features the New York City skyline at night. Realistic photographic style.
(20代の女性、短い金髪、青い目、白いTシャツ、黒のレザージャケット、背景はニューヨークの夜景。リアルなフォトグラフィックスタイル。)

Leonardo.aiで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

他の無料画像生成AIと比べても、Leonardo.aiのリアルタッチはかなり鮮明でクオリティの高さが伺えます。Midjourneyと比較すると、やや不自然な明るさは気になりますが、夜景をバックに撮影した写真と考えればそこまで違和感はありません。

A Japanese anime-style high school student with short black hair, wearing a uniform with a red ribbon. She stands on the school rooftop, looking up at the sky as the wind blows. Hand-drawn Ghibli-style illustration.
(日本のアニメ風の高校生、黒髪ショートカット、赤いリボンの制服、学校の屋上で風に吹かれながら空を見上げる。ジブリ風の手描きタッチ。)

Leonardo.aiで生成した画像

Midjourneyで生成した画像

アニメタッチの画像についても、Leonardo.aiはかなり自然で、日本のアニメに出てくるキャラクターと言われてもわからないくらいのクオリティです。ただし、「学校の屋上で」という指示については、民家の屋根の上に立っているような描写になっており、違和感を覚えます。

Leonardo.ai公式サイト

Canva AI画像生成

Canva AI画像生成は、デザインツールであるCanvaに組み込まれた直感的に使えるAI画像生成機能です。Canva内で直接利用でき、生成した画像をプレゼン資料やSNS投稿、ポスターなどに即座に活用できるのが大きなメリットです。特にデザイン初心者やSNSコンテンツ制作者に適しています。

では、実際にMidjourneyと同じプロンプトで生成した画像を見てみましょう。

A woman in her twenties with short blonde hair, blue eyes, wearing a white T-shirt and a black leather jacket. The background features the New York City skyline at night. Realistic photographic style.
(20代の女性、短い金髪、青い目、白いTシャツ、黒のレザージャケット、背景はニューヨークの夜景。リアルなフォトグラフィックスタイル。)

Canva AI画像生成で生成した画像

Midjourneyで生成した画像

Canva AI画像生成は、指示はしっかりと反映できているものの、背景がほとんどボケておらず、かなり合成感が強い画像になりました。髪の毛や顔のパーツに違和感は少ないものの、リアル画像はMidjourneyのほうが圧倒的に高いクオリティといえます。

A Japanese anime-style high school student with short black hair, wearing a uniform with a red ribbon. She stands on the school rooftop, looking up at the sky as the wind blows. Hand-drawn Ghibli-style illustration.
(日本のアニメ風の高校生、黒髪ショートカット、赤いリボンの制服、学校の屋上で風に吹かれながら空を見上げる。ジブリ風の手描きタッチ。)

Canva AI画像生成で生成した画像

Canva AI画像生成では、Ghibli-styleの「Ghibli」が規約に引っかかってしまい、生成できませんでした。著作権の問題などへの意識が高いため、万が一のリスクを回避しやすいかもしれません。

「Ghibli」を消したところ、生成できました。

Midjourneyで生成した画像

アニメ風の画像についても、Canva AI画像生成は空から謎の白いものが降ってきていたり、制服の襟元の描写が独特であったり、屋上というより屋根の上に座っていたりするところに大きな不自然さを感じます。より手直しが不要であり、自然な作品を作りたい場合は、Midjourneyのほうがおすすめです。

Canva AI画像生成公式サイト

Canve AIとは?使い方や料金プラン

画像生成AIを利用する注意点

画像生成AIは手軽に高品質なビジュアルを作成できる便利なツールですが、利用する際にはいくつかの重要な注意点があります。特に、著作権や商標権・プライバシーの問題・商用利用時の規約遵守など、法的リスクや倫理的な側面を意識することが不可欠です。

ルールを守らずに使用すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、安全に利用するためのポイントを押さえておきましょう。

キャラクターなどの著作権・商標権に注意する

画像生成AIを利用する際には、特にキャラクターやブランドロゴなどの著作権や商標権に注意しましょう。

AIで生成された画像であっても、既存のキャラクターや有名なデザインに酷似している場合、著作権や商標権の侵害となる可能性が考えられます。例えば、アニメやゲームのキャラクター、映画の登場人物などを明確に指定してAIに生成させることは、著作権上問題となるケースがあります。

また、ブランドロゴや企業のマスコットキャラクターなどは、商標権によって保護されているため、無断で使用すると法的な問題に発展することがあります。

AIが自動生成した画像でも、著作権や商標権を回避できるわけではありません。安全に利用するためには、完全オリジナルのキャラクターやデザインを作成することを意識し、著作権フリーの素材やパブリックドメインの要素を活用しましょう。

個人を特定できる情報は入力しない

画像生成AIを利用する際には、個人を特定できる情報を入力しないようにしましょう。

AIによる画像生成は、テキストプロンプトをもとにさまざまな画像を作成できますが、実在する人物の顔や名前、住所などの個人情報を入力してしまうとプライバシーの侵害につながる可能性があります。特に、他人の写真をもとに画像を作成しようとする行為は、肖像権やプライバシー権の問題を引き起こすことが考えられるでしょう。

また、AIが生成した画像であっても、特定の個人に酷似したものが作成されることがあります。これを意図的に行い、誤解を招くような形で使用すると、名誉毀損やなりすましのリスクが発生します。

企業や団体がAIを利用する際も、顧客や社員の個人情報を入力しないように十分注意してください。安全にAIを活用するためには、実在の人物の情報を避け、架空のキャラクターや一般的なイメージを使用することが推奨されます。

商用利用には規約を遵守する

画像生成AIを商用利用する際は、利用規約をしっかり確認し、遵守しましょう。AIが生成した画像をビジネスに活用する場合、サービスごとに定められた著作権の取り扱いや商用利用の可否を確認しなければなりません

特に、企業やクリエイターが制作物を販売・公開する場合は、AIの規約に違反していないか慎重に確認しましょう。安全に商用利用するためには、オリジナル要素を重視し、AIツールの規約を定期的にチェックしてください。

Midjourneyの商用利用で注意すべきポイント

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