Apple HomeViewは299ドル Siri AIで最大6人を見分ける
Appleは10月13日、7インチの画面を持つスマートディスプレイ「Apple HomeView」を発表しました。価格は卓上型も壁掛け型も299ドル(米国)で、発売日は11月13日です。新しいSiriの「Siri AI」を積み、登録した最大6人を顔で見分けてホーム画面や予定の表示を人ごとに切り替えます。
画面は1088×1088ピクセルの正方形で、12MPのカメラは被写体を真ん中に収めるセンターフレームに対応しました。音楽やFaceTimeとカレンダーの表示に加えて、照明や玄関の鍵を声と画面で動かす役目も持ちます。最大9台の防犯カメラの映像を同時に映す文字盤も用意しました。
個人の情報を出すには条件があります。顔で認識されたうえで、ペアリングしたiPhoneかiPadが同じWi-Fiにつながり直近にロック解除されていることが前提です。カメラとマイクのデータはA18チップの中のSecure Exclavesで処理し、Apple自身も見られないとしています。
- 10/13AppleがHomeViewを発表し6か国で予約開始
- 10/15シンガポールで予約開始
- 10/30Siri AI対応のHomePod mini 2を発売
- 11/13HomeViewを発売。日本は対象外
予約が始まったのは6か国 日本とEUは入っていない
日本は発売する国に入っていません。予約はオーストラリア・カナダ・インド・ニュージーランド・英国・米国で10月13日に始まり、シンガポールは10月15日からです。南アフリカを含めて11月13日に発売します。
編集部は10月14日にAppleの日本語のニュースルームを開きました。発表文は日本語で載っています。ところが「価格と販売について」の欄を読んでも、日本の名前は1度も出てこなかったため日本で予約する道はありません。日本向けの製品ページにあたるapple.com/jp/apple-homeview/は404でした。英語の製品ページには「Pre-order」のボタンと299ドルの値段が出ています。
EUでも売りません。AppleはiOSのSiri AIをEU域内で出せていないことを理由に挙げています。
Siri AIはベータ版で英語だけ 1日の上限もある
HomeViewのSiri AIはベータ版で、使える言語は英語だけです。サーバー側で処理する一部の機能には1日の利用回数の上限があり、Appleは今後この上限を有料で広げる予定だと書いています。Siriの声を好みに変える機能はiPhone 17 Pro以降などの機種が必要で、使える国はオーストラリア・カナダ・英国・米国に限られます。

Echo Show 8より約119ドル高い 円では約4万7千円
299ドルは、10月13日の欧州中央銀行の参照値(1ドル158.12円)で直すと約47,278円です。テクノエッジは、Amazonが2025年9月に出したEcho Show 8(179.99ドル)より約119ドル高い値付けだと伝えています。
| 製品(米国の価格) | ドル | 円に直すと(1ドル158.12円) |
|---|---|---|
| Apple HomeView(卓上型) | 299ドル | 約47,278円 |
| Apple HomeView(壁掛け型) | 299ドル+専用マウント | 約47,278円+マウント代 |
| USB-C給電のマウント | 59.95ドル | 約9,479円 |
| Amazon Echo Show 8 | 179.99ドル | 約28,460円 |
壁掛け型は本体だけの販売です。Schneider Home製の専用マウントが別に要ります。USB-C給電のものは59.95ドルで、AC配線のものは79.95ドルからです。PoE給電のものは2027年初めに129.95ドルで出ます。
119ドルの差で手に入るのは、人を見分ける機能と会話のできるSiri AIです。ただHomeViewは日本で買えず、日本語でも話せません。日本の家庭や職場では、まだ比べる候補にも入らないのが現状です。

日本で出ても前提はiPhone 機種と言語の設定で差が出る
初期設定にも複数の人で使う機能にもiPhoneかiPadが必須です。予定やメッセージを出す機能は、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneかiPadと組んで初めて動きます。日本で売り出されても、家族や社員のiPhoneの機種と言語の設定によって使える範囲が変わりそうです。
登録していない来客でも天気・タイマー・音楽・スマートホームの操作は使えます。会議室の共有の画面として置くなら、個人の情報を出さないこの使い方が中心になります。
同じ日にはSiri AI対応のApple TV 4K(299ドル)とHomePod mini 2(149ドル)も発表されました。日本での発売時期はどの発表にも書かれていません。まずはSiri AIの日本語対応の知らせが、HomeViewを日本で使えるかどうかの合図になります。

- Secure Exclaves
- A18チップの中でOSから切り離した処理の場所。HomeViewはここでカメラとマイクのデータを扱い、Appleも中身を見られないとしている
- センターフレーム
- カメラが人の動きに合わせて画角を調整し、被写体を自動で画面の真ん中に収める機能
受付や会議室にHomeViewを置く使い方を考える会社もありそうですが、個人の情報を出す条件は本人のiPhoneが同じWi-Fiにあり直近にロック解除されていることです。社用のiPhoneを配っていない会社では、天気やタイマーを出す画面にとどまります。日本で売り出されたとしても、情報システム部門はまず社員のiPhoneの機種と言語の設定をそろえる必要がありそうです。Siri AIの1日の上限を有料で広げる形になれば、AppleのAIも月額の費用として見積もる時期が来るとみています。
- Apple HomeViewは日本で買える?
- いまは日本で買えません。予約が始まったのはオーストラリア・カナダ・インド・ニュージーランド・英国・米国の6か国で、シンガポールは10月15日からです。南アフリカを含めた8か国で11月13日に発売します。日本での発売時期はAppleの発表に書かれておらず、10月14日時点で日本向けの製品ページも開けませんでした。
- HomeViewのSiri AIは日本語で使える?
- 使えません。HomeViewのSiri AIはベータ版で、米国や英国など8か国で英語だけの提供です。サーバー側で処理する一部の機能には1日の利用回数の上限があり、Appleは今後この上限を有料で広げる予定としています。日本語への対応時期は発表にありません。
- Apple HomeViewはいくら?日本円だと?
- 卓上型も壁掛け型も299ドル(米国)で、10月13日の欧州中央銀行の参照値(1ドル158.12円)で直すと約47,278円です。壁掛け型は本体だけの販売で、USB-C給電の専用マウントが59.95ドル、AC配線のものが79.95ドルから別に要ります。Echo Show 8(179.99ドル)より約119ドル高い値付けです。
- iPhoneを持っていなくてもHomeViewは使える?
- 初期設定と複数の人で使う機能にはiPhoneかiPadが必須です。登録していない来客でも、天気やタイマー、音楽、スマートホームの操作は使えます。予定やメッセージといった個人の情報は、ペアリングしたiPhoneかiPadが同じWi-Fiにつながり直近にロック解除されているときだけ表示されます。
この記事の出典
補助資料
- [1]テクノエッジこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月14日
