本文へ移動
NEWS
Grok

SpaceXAI、Grok Voice 3.0は0.81秒 日本語は未公表だ

読了 約5分
紫に光るノートパソコンのキーボードの上にGrokのロゴを表示したスマートフォンを置いた写真。SpaceXAI、Grok Voice 3.0は0.81秒 日本語は未公表だ
この記事の要点

SpaceXAIが10月14日に音声対話AIのGrok Voice 3.0を公開した。最初の音声が返るまで平均0.81秒で、GPT-Live-1の1.34秒より速い。APIは1分0.08ドル(約12円)のままで、電話の問い合わせ窓口をAIに任せたい会社が比べやすくなった。

みんなの意見

この速さなら電話対応をAIに任せますか?

まだ回答がありません。最初の1票をどうぞ

SHARE
86.9点音声対音声の指数で1位
0.81秒最初の音声までの平均
0.08ドルAPI料金の1分あたり

Grok Voice 3.0は10月14日公開 APIは1分0.08ドルのまま

SpaceXAIが10月14日に音声対話AIの新モデルGrok Voice 3.0を発表した。同社は「世界で最も知的な音声対音声モデル」とうたっている。

同じ日からVoice Agent APIで使える。API料金は1分0.08ドル(約12円)で、前の版のGrok Voice 2.0と変わらない。入力音声1時間あたりでは4.80ドル(約756円)になる。

grok-voice-latestを指定しているエージェントは、何も変えずに3.0へ切り替わった。テスラの車内でのハンズフリー操作やStarlinkのコールセンターでもすでに使われている。

Artificial AnalysisのSpeech to Speech Index
Artificial AnalysisのSpeech to Speech Index / 出典:artificialanalysis.ai / 制作:AInformation

応答0.81秒で首位 GPT-Live-1は1.34秒だった

第三者の評価機関Artificial AnalysisのSpeech to Speech Indexで、Grok Voice 3.0は86.9点の1位に入った(記事作成時点)。モデル名を伏せて人が会話を比べる好みの評価では3位、タスク成功率では1位だった。

差がいちばん大きいのは速さだ。Big Bench Audioで最初の音声が返るまでの平均は0.81秒だった。同じ指数で次に並ぶGPT-Live-1(Astra medium)は1.34秒だった。Gemini 3.8 Live(Extended Thinking High)も1.35秒で、Grok Voice 3.0のほうが速い。

指数の上位5モデルのうち、1秒を切ったのはGrok Voice 3.0と2.0の2つだけだった。音声の品質や推論の項目でも、GPT-Live-1とGemini 3.8 Liveを上回ったとしている。

雑音や割り込みのある電話では互角

アクセントの違いや背景の雑音、話の割り込みがある問い合わせ電話を想定したτ-Voiceでは71.6%だった。SpaceXAIによると出来はGPT-Live-1(Astra medium)と同じくらいだ。そのうえで待ち時間は40%短い。答える力は並び、速さで抜けた形だ。

最初の音声が返るまでの平均時間

Grok Voice 3.0 0.81秒
GPT-Live-1 1.34秒
Gemini 3.8 Live 1.35秒
短いほど速い。記事作成時点の値 / データ:Artificial Analysis(Big Bench Audio) / 制作:AInformation

1秒切りは電話窓口に効く 日本語の数字はまだ無い

いちばん関係するのは、問い合わせ電話の一次対応をAIに任せたいコールセンターだ。1秒を切る応答なら、電話口で相手が黙って待つ時間を短くできる。料金が1分単位で前の版と同じなので、今の通話時間から費用を見積もりやすい。

一方で、今回紹介された評価の数字に日本語の会話を測ったものは入っていない。日本語の電話で同じ速さと正確さが出るかは、発表からは判断できない。

AIに問い合わせや交渉を任せる例は、ChatGPTの値下げ交渉のようにすでに出てきている。Grokの音声モデルはそこへ「速さ」で割って入る立ち位置になる。

Grok Voice 3.0で分かっていること。Grok。Voice Agent API。できる。10月14日からAPIで使える。料金は1分0.08ドルのまま。2.0から自動で切り替わる。まだ分からない。日本語の会話の評価。雑音下の正答は互角どまり。速さは指数の上位5で1位。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のできる/できない)
Grok Voice 3.0で分かっていること / 制作:AInformation

試すならgrok-voice-latest 前の版と聞き比べる

すでにGrok Voice 2.0を窓口で使っているなら、料金はそのままで中身だけ3.0に替わっている。切り替わった10月14日の前後で、通話の記録を比べておきたい。

  • よくある問い合わせを日本語で5本ほど用意する
  • 応答までの秒数と聞き返しの回数を数える
  • 答えられない問い合わせを人へ渡す条件を決めておく

ベンチマークの首位は英語圏の評価機関の数字だ。自社の電話で同じ結果が出るかは、上の3つを確かめてから決めても遅くない。

この記事に出てくることば
Speech to Speech Index
評価機関Artificial Analysisが音声で聞いて音声で答えるモデルを分析し、点数にまとめた指数。
τ-Voice
アクセントの違いや背景の雑音、割り込みがある問い合わせ電話にAIがどれだけ対応できるかを測る評価。
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

電話の一次対応をAIに任せる相談で、つまずくのは速さより人への引き継ぎだ。AIが答えられない問い合わせを担当者へ回す条件と、回したあとに会話の中身をどう渡すかを決めておかないと、0.81秒の応答で稼いだ時間が転送待ちで消える可能性がある。料金が1分単位で据え置きなのは試算しやすい。ただ日本語の電話でどこまで聞き取れるかは数字が出ていないので、まず社内の内線や折り返しの案内のような失敗しても困らない窓口から試すのがよさそうだ。

よくある質問
Grok Voice 3.0のAPI料金はいくら?
Voice Agent APIの料金は1分0.08ドル(約12円)だ。入力音声1時間あたりでは4.80ドル(約756円)で、前の版のGrok Voice 2.0と同じ値段に据え置かれた。grok-voice-latestを指定しているエージェントは、設定を変えなくても自動でGrok Voice 3.0に切り替わっている。
GPT-Live-1やGemini 3.8 Liveより速いのか?
最初の音声が返るまでの時間はGrok Voice 3.0のほうが短い。Big Bench Audioの平均でGrok Voice 3.0は0.81秒、GPT-Live-1(Astra medium)は1.34秒、Gemini 3.8 Live(Extended Thinking High)は1.35秒だった。Speech to Speech Indexの上位5モデルで1秒を切ったのはGrok Voice 3.0と2.0の2つだけだ。
Grok Voice 3.0はいつからどこで使える?
2026年10月14日からVoice Agent APIで使える。SpaceXAIによると、テスラの車内でのハンズフリー操作やStarlinkのコールセンターでもすでに使われている。Grok Voiceは両社で1日に数百万件の会話を受け持っているという。

この記事の出典

補助資料

  • [1]GIGAZINEGIGAZINE・補助的な二次資料・確認 2026-10-15この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月15日

次に読む記事

SHARE

広告を載せており、そこから申し込みがあると紹介料を受け取ることがあります。

よく読まれている定番ガイド60本
この記事に出てくるAIも、まとめて比べられます 507本のAIツールを、やりたいこと・料金・日本語対応で絞り込めるデータベースです。5日ごとに料金を取り直しています。 AIツールを探す

あわせて読みたいRELATED