ChatGPT広告は日予算2,500円から 代理店なしで自社で出せる
ChatGPT内の広告は、2026年6月19日に日本で表示が始まった。回答の下に「スポンサー」と付いて出る枠で、6月下旬には広告主が自分で操作するセルフサーブの管理画面がベータ版で国内の事業者に開かれた。最低の日予算は2,500円(税抜)で、代理店と契約しなくても出せる。
この整理は、Uravationが9月17日時点の広告主向け公式情報と国内の解説記事を突き合わせたものだ。同社は同じ日にChatGPT広告の出稿と運用の支援を始め、ASCII.jpが9月27日に伝えた。対象プランや最低予算は今後変わることがあると断っている。
| 項目 | ChatGPT広告の中身 |
|---|---|
| 日本での表示開始 | 2026年6月19日 |
| 管理画面 | セルフサーブ(ベータ)で6月下旬に国内の事業者へ開放 |
| 最低の日予算 | 2,500円(税抜)で代理店契約は要らない |
| 出る場所 | 無料プランとGoプランの回答の下に「スポンサー」付きで出る |
| 課金 | クリック課金・表示課金・成果最適化の3つ |
| 計測 | サイトに置くピクセルとサーバー側の送信を組み合わせる |
出典:Uravationが2026年9月17日時点の公式情報などを突き合わせた整理(ASCII.jpに載った発表)。今後変わることがある。
課金と計測の組み方は、検索広告と同じ型で考えられるという。検索広告でタグを入れた経験がある会社なら、計測の準備は大きく変わらない可能性がある。

- 6/19ChatGPT内の広告が日本で表示を始めた
- 9/17Uravationが出稿と運用の支援を始めた
- 9/27料金ページで広告の断り書きはGoの欄だけだった
Goの欄にだけ「広告が表示される場合」 Plusの利用者には届かない
広告が届くのは無料プランとGoプランの利用者で、有料のPlusを使う人の画面には出ない。AInformationが9月27日にChatGPTの日本語の料金ページをログインせずに開くと、「このプランには広告が表示される場合があります」の断り書きはGoの欄にだけあった。PlusとProの欄に同じ断り書きは無い。
無料版の欄にも断り書きは出てこなかったが、Uravationの整理では無料プランの回答の下にも広告が出る。料金ページだけを見ると、無料で使う人ほど広告の対象になるとは気づきにくい作りだ。
GoはAInformationの料金調べで月1,400円の有料プランだ。お金を払っていても広告の対象に入る点は、社員がGoで仕事をしている会社なら知っておきたい。
広告を出す側から見ると、届く相手は無料プランとGoプランで調べものをしている人になる。広告は質問の中身に沿って出るので、比べて選ぶ段階の見込み客に当たる。逆に見込み客の多くがPlusで使っているなら、その人たちの画面には出ない。

ChatGPTで「相場」を聞かれる商材向き 利益が薄い商品は合わない
Uravationは向く商材と向かない商材を分けている。向くのは「相場」「選び方」「違い」を聞かれる法人向けの研修やコンサルティング、SaaSだ。制度や手続きを聞かれる士業も向く側に入る。
資料請求や無料相談が入口になる単価の高い商材と、商品フィードで出せる商品数の多いECも挙げた。向かないのは利用者の大半が有料プランの契約者である商材だ。1件あたりの利益が小さくクリック単価に見合わない商材と、受け皿が会社のトップページしかない場合も外している。
日本の法人向けの会社で詰まりやすいのは、3つ目の受け皿だとみている。ChatGPTで相場を聞いた人は、その答えの続きを期待して広告を押す。トップページに飛ばすと相場を探し直す手間が残り、問い合わせまで進みにくい。

自社で回すか月10万円で頼むか まず無料版で質問して確かめる
Uravationの料金は次のとおりだ。いずれも税別で、広告費そのものが含まれるかは発表に書かれていない。
| Uravationの支援 | 料金(税別) | 中身 |
|---|---|---|
| 初期設定+試験出稿 | 150,000円 | アカウントの開設と計測の実装、日予算2,500円からの2週間の試験 |
| 月額運用 | 月100,000円 | 週次の運用 |
| 内製化 | 月300,000円 | Claude Codeで社内でも回せるようにする |
同社は2週間の試験出稿で、続けるか止めるかを数字で決められる状態をつくるとしている。無料相談では相手の商材について無料プランのChatGPTに実際に質問する。答えの中身と競合の出方を見てから設計書を出す流れで、向かないと判断すればAI検索対策や検索広告をすすめる。
この確かめ方は代行を頼む前に自社でもできる。見込み客が聞きそうな質問を無料版のChatGPTで打ち、次の点を見ておきたい。
- 見込み客が聞く質問に答えるページが自社サイトにあるか
- 見込み客の多くがPlusのような広告の出ないプランで使っていないか
- 1件の利益がクリック課金の単価に見合うか
- サイトにピクセルとサーバー側の送信を入れられる担当がいるか
無料版で自社の商材を聞いてみるだけでも、広告を出す値打ちがあるかの見当はつく。
- セルフサーブ
- 代理店を通さず広告主が自分で管理画面から出稿や予算を決める方式。ChatGPT広告では6月下旬にベータ版が国内の事業者へ開かれた。
- ピクセル
- 広告から来た人の問い合わせや購入を数えるため、自社サイトに置く計測の仕組み。ChatGPT広告ではサーバー側の送信と組み合わせる。
ChatGPT広告は出す側と使う側で見え方が分かれる。出す側では、2週間の試験で判断するなら計測の実装が先に要る。ピクセルとサーバー側の送信が入っていないと、何件取れたか分からないまま予算だけが消えそうだ。使う側では、社員が無料版やGoで仕事をしている会社ほど調べものの答えの下に他社の広告が出ることがある。取引先を比べる担当者が広告を答えの一部と読み違えないよう、社内の決まりに一言足しておきたい。
- ChatGPT広告はいくらから出せる?
- 最低の日予算は2,500円(税抜)で、代理店と契約しなくても自社で出せる。Uravationが9月17日時点の広告主向け公式情報と国内の解説記事を突き合わせた整理による。課金はクリック課金・表示課金・成果最適化の3つがあり、対象プランや最低予算は今後変わることがある。
- ChatGPT Plusを使っていても広告は出る?
- Uravationの整理では、広告が出るのは無料プランとGoプランの回答の下だけだ。AInformationが9月27日にChatGPTの料金ページを開くと、「このプランには広告が表示される場合があります」の断り書きはGoの欄にだけあった。PlusとProの欄には無い。Goは月1,400円の有料プランだが広告の対象に入る。
- ChatGPT広告の運用を代行に頼むといくらかかる?
- Uravationの場合は初期設定と2週間の試験出稿で15万円、その後の運用が月10万円だ。Claude Codeを使って社内で回せるようにする内製化の支援は月30万円になる。いずれも税別で、広告費そのものが料金に含まれるかは発表に書かれていない。
- ChatGPT広告に向かない商材はある?
- Uravationは利用者の大半が有料プランの契約者である商材を向かないとしている。1件あたりの利益が小さくクリック単価に見合わない商材や、受け皿が会社のトップページしかない場合も同じ扱いだ。向かないときは無料相談でそう伝え、AI検索対策や検索広告をすすめるという。
この記事の出典
補助資料
- [1]ASCII.jpこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年9月27日
