ChatGPTの利用枠リセットは15日で5回目 今回は予告なしだ
OpenAIでCodexとChatGPTを担当するティボー・ソティオ氏は10月20日15時33分(日本時間)、全ユーザーの利用枠をリセットするとXに投稿した。これまで付いていた「2時間以内」のような事前の予告は今回なかった。返信欄には投稿の直後から適用されたという報告が並んでいる。
戻ったのはChatGPT WorkとCodexに設定された5時間ごとと週ごとの利用枠(レート制限)だ。枠を使い切って待たされていた人も、すぐに使い直せるようになった。
同氏はこの日、Codexの新機能を紹介する公式のライブ配信を引用して「We’re cooked(もうおしまいだ)」と投稿していた。その約11時間後に「まだ作っている最中だ」と自分で打ち消し、リセットを告げている。
- 10/4ソティオ氏が28日間の改善計画を表明
- 10/11Day 6で利用枠をリセット
- 10/16Day 11で容量上限エラーを大幅に削減
- 10/20Day 15で予告なしに5回目のリセット
リセットは「改善を出せなかった日」の代わり 28日計画のDay 15だ
一連のリセットは、同氏が10月4日(米国時間)に表明した28日間の計画に沿っている。ChatGPT WorkとCodexの利用者の大半に関わる改善を毎日1つ出し、出せなかった日は全ユーザーの利用枠をリセットするという約束だ。10月20日は計画の15日目にあたる。
リセットが来た日と改善が出た日を並べると次のとおりになる。改善を見送った理由は今回も説明されていない。
| 日付 | 計画の日 | 出たもの |
|---|---|---|
| 10月11日 | Day 6 | 利用枠のリセット |
| 10月13日 | Day 8 | 利用枠のリセット |
| 10月15日 | Day 10 | 利用枠のリセット |
| 10月16日 | Day 11 | 混雑時の容量上限エラーを大幅に減らした |
| 10月17日 | Day 12 | キャッシュの活用などで使える量を広げた |
| 10月18日 | Day 13 | 利用枠のリセット |
| 10月19日 | Day 14 | デスクトップアプリで過去のメッセージを編集できるようにした |
| 10月20日 | Day 15 | 利用枠のリセット(予告なし) |
次のリセットがいつ来るかは前もって決まっていない。その日に改善が出たかどうかで決まる仕組みだからだ。

編集部のPlusで見た使用状況 Chatの会話はこの枠に入らない
10月20日19時23分に、編集部のChatGPT(Plusプラン)で設定の「使用状況」を開いた。画面の冒頭には、利用枠がCodex・Work・Workspace Agents・ChatGPT for Excelで共通だとある。続けて「Chat での会話は含まれません」と書かれている。ふだんのチャットの回数は、この画面には出てこなかった。
5時間ごとの上限は残り73%で、次の回復まで1時間24分と出ていた。週ごとの上限は残り96%で、回復までは6日20時間だった。どちらも15時33分のリセットから約4時間たった時点の表示だ。
同じ画面の下には「利用上限のリセット」の欄があり、編集部の手持ちは3回ぶん残っていた。3回とも「完全リセット(週間+5 時間)」で、有効期限は10月23日・10月30日・11月7日と1回ずつ別に切れる。枠を使い切ったあとはクレジットを買うか自動チャージを入れるよう案内する欄も並んでいる。
元記事が伝えるリセット権(banked reset)はこの欄のことだ。好きなときに自分の枠だけを戻せる。全員に一斉にかかる今回のリセットとは別物になる。

手持ちのリセット権は急いで押さない 一斉リセットの有無を先に見る
予告なしの即時適用には戸惑う声も出た。返信欄には約30分前にリセット権を使ってしまったという報告や、直前に使った分を戻してほしいという声が並んだ。一方で「15日連続のリセットは最高のCodexの宣伝だ」と持ち上げる反応もある。
計画はまだ半分を過ぎたところだ。Codexで枠が尽きそうな日は、その日に一斉リセットが来るかを確かめてから手持ちを押すと1回ぶんを無駄にしにくい。
- 設定の「使用状況」で5時間と週の残りを見る
- 手持ちのリセット権は有効期限の近いものから使う
- ふだんのChatの回数はこの枠とは別に数えられる
28日目を過ぎたあとも一斉リセットが続くのかは、まだ何も示されていない。

- 利用枠リセット
- ChatGPT WorkやCodexの5時間ごと・週ごとの利用枠を回復させる措置。枠を使い切った人もすぐに使い直せる
- リセット権
- 好きなタイミングで自分の利用枠を回復できる仕組み。全ユーザーに一斉にかかるリセットとは別に数える
企業でCodexを配る側から見ると、今回のリセットは得でも段取りが読みにくい。枠が尽きたときにクレジットを買うか自動チャージを入れるかの判断を、一斉リセットを当てにして先送りしやすいからだ。28日の計画が終われば、この恩恵は消える可能性がある。情報システム部門は、リセットが来なかった週に社員が週の枠を使い切るかを使用状況の画面で数えておくとよさそうだ。その数がクレジットにいくら払うかを決める材料になる。
- ChatGPTの利用枠リセットは次いつ来る?
- 決まった日付は無い。OpenAIのソティオ氏が10月4日に表明した28日間の計画では、改善を1つ出せなかった日に全ユーザーの利用枠をリセットする。10月11日・13日・15日・18日・20日の5回がそれにあたる。20日のDay 15は事前の予告がなく、投稿の直後から適用された。
- ChatGPTのふだんのChatの回数もリセットで戻る?
- 戻るのはChatGPT WorkとCodexの5時間ごと・週ごとの利用枠だ。編集部のPlusプランで設定の使用状況を開くと「Chat での会話は含まれません」と書かれていた。この枠はCodex・Work・Workspace Agents・ChatGPT for Excelの4つで共通になっている。
- 手持ちのリセット権と一斉リセットは何が違う?
- リセット権は自分の好きなときに自分の枠だけを戻す仕組みで、一斉リセットは全ユーザーに同時にかかる。編集部のPlusでは完全リセット(週間+5時間)が3回ぶんあり、有効期限は10月23日・10月30日・11月7日と別々だった。20日の一斉リセットのあとも3回は減っていなかった。
この記事の出典
補助資料
- [1]PC Watchこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月20日
