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Google、AIモードの広告を10カ国に拡大 日本は13カ国に入らない

読了 約5分
青い背景に「THE GOOGLE LOGO HISTORY」の文字とGoogleのGロゴ、巻き戻し時計のアイコンが並ぶ画像。Google、AIモードの広告を10カ国に拡大 日本は13カ国に入らない
この記事の要点

Googleは検索のAIモードに出す広告を新たに10カ国へ広げ、年内にブラジル・メキシコ・英国でも始めます。公式ブログで確かめると13カ国に日本は入っていません。米国では追加の質問にも広告を出すマルチターン広告が始まり、検索広告の伸び悩みを埋める狙いです。

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10カ国広告を新たに出す国
3カ国年内に始める国

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GoogleがAIモードの広告を10カ国に拡大 米国は追加質問にも広告

Googleは10月28日(現地時間)、検索の「AIモード」に出す広告を新たに10カ国へ広げると発表しました。対象はオーストラリア・カナダ・インド・ケニア・シンガポールなどです。2026年内にはブラジル・メキシコ・英国でも始める計画です。

米国では「マルチターン広告」という仕組みも入ります。商品やサービスの購入に関わる会話なら、AIモードで追加の質問をしたときにも広告が出るようになります。

時期 広告が出る場所 内容
10月28日から 新たに10カ国 AIモードの回答に広告を表示
10月28日から 米国 追加の質問にも広告を出すマルチターン広告
2026年内 ブラジル・メキシコ・英国 AIモードの広告を始める計画
AIモードの広告拡大を伝えるGoogleの公式ブログ
AIモードの広告拡大を伝えるGoogleの公式ブログ / 出典:blog.google / 制作:AInformation
これまでの流れ
  1. 10/28Alphabetが決算説明会で検索広告の伸び悩みを説明
  2. 10/28AIモードの広告を10カ国に広げると発表

きっかけは決算の説明 検索は増えても広告収入が伸びない

広告を広げる理由は、同じ日に開かれた親会社Alphabetの2026年第3四半期の決算説明会で語られました。検索回数は増えているのに、検索広告収入の伸びは鈍っています。最高事業責任者のPhilipp Schindler氏は、その背景に「AIによる概要」とAIモードの利用が広がったことを挙げました。

AIの要約だけで疑問が解ければ、画面を下へスクロールして広告を押す人は減ります。2つの機能は従来の検索ほど広告収入につながっていない、というのがGoogleの説明です。AIの回答の中に広告を置く今回の動きは、この穴を埋めるための手当てになります。

Google公式ブログのAIモード広告の拡大の発表。対象国にオーストラリアやシンガポールが並び日本は入っていない
AIモードの広告を広げる国を書いたGoogleの公式ブログ 出典:blog.google(2026年10月30日時点の画面)

日本は13カ国に入っていない マルチターン広告も米国だけ

AInformationがGoogleの公式ブログ(10月28日付)で対象国を確かめたところ、今回の10カ国と年内の3カ国に日本は入っていませんでした。残る5カ国はマレーシア・ニュージーランド・ナイジェリア・パキスタン・フィリピンです。日本向けの開始時期にも触れていません。

マルチターン広告も対象は米国だけです。たとえば「スマート冷蔵庫はどんな仕組み?」と聞いた後に「よく売れているスマート冷蔵庫は?」と続けると、「スポンサー」と書かれた欄に冷蔵庫の広告が出ることがあります。購入の意図が読み取れない会話では、広告がまったく出ない場合もあるとしています。

日本の広告担当と情報を出す側に効くところ

日本で広告を出している会社は、今回の発表でAIモード向けの出稿を急いで組む必要はまだありません。ただ英語圏とアジアの一部で先に始まるので、海外向けに検索広告を出している会社は対象国に入る可能性があります。自社サイトに検索から人を集めている会社にとっては、AIの回答の中で話が終わる場面が増えることのほうが重い話です。

AIモードに広告が入る理由。AIの要約で解決。検索回数は増えている。広告が押されない。下へスクロールしなくなる。回答に広告を置く。新たに10カ国で始めた。ただし 日本は今回の10カ国にも年内の3カ国にも入っていない。米国は追加の質問にも広告が出る。AInformation編集部が作ったイラスト図解(仕組みの矢印図(入口→仕組み→結果))
AIモードに広告が入る理由 / 制作:AInformation

AIの要約を飛ばしてサイトを探すなら「ウェブ」フィルター

SEOの専門家Lily Ray氏は、GoogleのAIツールは探しているサイトへのリンクを直接示す作りになっていないと指摘しています。AIの要約に頼らず探すなら、画面を下へスクロールして従来の検索結果を見るか、「ウェブ」フィルターでサイトのリンクだけを一覧にする方法があります。

よく読む媒体を「優先するニュース提供元」に設定しておく手もあります。AIモードやAIによる概要にも、その媒体の記事が出やすくなるといいます。日本でAIモードに広告が入る前に、自分の調べ方を一度見直しておくとよさそうです。

この記事に出てくることば
マルチターン広告
AIモードで続けて質問したときにも、会話の流れから購入の意図を読んで広告を出す仕組み。今は米国だけで始まる
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

企業の生成AI導入を手伝っていると、マーケティング部門から「AIの要約で自社サイトへの流入が減った」という相談がまず来ます。今回は広告の話ですが、日本の担当者がいま見ておきたいのは出稿の準備より、どの検索語でAIの回答だけで用が済んでいるかの洗い出しのほうだとみています。日本にAIモードの広告が来たとき、その語は広告でしか人を呼べない語になる可能性があります。対象国に入るまでの時間は、自社の記事を「AIに引かれる形」に直す猶予と考えるとよさそうです。

よくある質問
日本のGoogle検索のAIモードに広告は出る?
今回の発表では日本は対象に入っていません。Googleが10月28日に広告を広げると発表したのはオーストラリアやシンガポールなど10カ国です。年内に追加するのもブラジル・メキシコ・英国の3カ国だけでした。日本でいつ始まるかは発表に書かれていないので、日本向けの告知を待つことになります。
マルチターン広告はどこで使える?
マルチターン広告は米国だけで始まります。AIモードで続けて質問したとき、会話の流れから購入の意図を読み取って広告を出す仕組みです。冷蔵庫の仕組みを聞いた後に売れ筋を聞くと、「スポンサー」と書かれた欄に冷蔵庫の広告が出ることがあります。購入の意図が無い会話では広告が出ない場合もあります。
AIの要約を飛ばしてサイトのリンクだけ見るには?
検索結果の「ウェブ」フィルターを選ぶと、サイトへのリンクだけが一覧で出ます。画面を下へスクロールして従来の検索結果を見る方法もあります。SEOの専門家Lily Ray氏は、よく読む媒体を「優先するニュース提供元」に設定することも勧めています。AIモードやAIによる概要にその媒体の記事が出やすくなるといいます。

この記事の出典

補助資料

  • [1]CNET JapanCNET Japan・補助的な二次資料・確認 2026-10-30この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月30日

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