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ChatGPTの検索はGoogleの20% 数えたのはWeb検索だけ
OpenAIは、ChatGPTで行われる検索の量がGoogleの20%にあたると明かした。ChatGPTの一般向け製品を率いるAdam Fry氏が、米国時間11月2日の記者向けの説明会で話した。The Vergeが11月3日に伝えた。
ここでいう検索は、利用者の入力がWeb検索につながった回を指す。言葉の意味を聞く使い方や簡単なやり方の説明は数に入れていない。比べる相手のGoogleの件数をどこから取ったかは、Fry氏は示していない。
20%ではGoogleを抜くにはまだ遠い。比べる材料として、MicrosoftのSatya Nadella CEOは2023年のGoogleの反トラスト訴訟で、Bingのシェアは10年以上取り組んで約3%だと述べていた。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| ChatGPTの検索の量 | Googleの20%(OpenAIの説明) |
| 数える範囲 | 入力がWeb検索につながった回 |
| 数えない使い方 | 言葉の意味・簡単なやり方の説明 |
| Googleの件数の出どころ | 示していない |
| 比べる材料 | Bingは10年以上で約3%(2023年の裁判) |
- 10/21OpenAIが広告は無料版とGoだけと発表
- 11/2Fry氏が検索の量はGoogleの20%と説明
- 11/3The Vergeが発言を伝えた
検索の多くはBing経由とみられる GoogleはAIへ寄せる
ChatGPTの検索は、多くをMicrosoftのBingに頼っているとみられる。The VergeはBingと自社の索引を組み合わせていると書き、一部をGoogleへ回しているという見方も残るとした。
Googleの側は、外のサイトへ人を送るふつうのリンクを減らしている。AIによる概要(AI Overview)に加えて、図や表を使って人ごとに組む検索結果にも力を入れる。
OpenAIが同じ方向で進めるのが「Intelligent UI」だ。ChatGPTの答えの中に、見て触れる画面を組み立てる仕組みを指す。Fry氏は「この技術が向かうのはそこだ。キャンバスに話しかけているようなものだ」と話した。

OpenAIは広告の悪影響を否定 商品の画像つきへ広げる
Fry氏は、広告が製品や利用に悪い影響を与えていないと述べた。「ほとんどの人は製品の中の広告を気にしていないようだ」とも話している。OpenAIは来年の早い時期に上場する可能性があり、Googleと同じく広告で稼ぐ道を探っている。
OpenAIは10月にChatGPTの広告を、名前とロゴとリンクだけの形から商品やサービスの画像を見せる形へ広げると発表していた。Fry氏は「広告を出してみて、もっとやれると分かったのかもしれない」とも語った。
広告が出るのは無料版と月1,400円のGoだけだ
AInformationは11月4日に、OpenAIの日本語の発表ページを開いて広告の出るプランを確かめた。10月21日付けの発表は、広告を出すのはFreeとGoだけでPlus・Pro・Enterpriseには出さないと書いている。AInformation調べではGoは月1,400円で、この値段を払っても広告は消えない。
同じ発表によると、ChatGPT広告の提供地域は89か国に増え広告主は10万社を超えた。ただし本文に日本の名前は出てこない。日本の利用者の画面に広告が出るかは、このページでは確かめられなかった。
広告主向けの日本語ページには、円の特典が載っていた。広告に35,000円を使うと35,000円分の広告クレジットがもらえ、期間は12月31日までだ。問い合わせの欄には「広告を配信したい国」を選ぶ項目がある。

Bingに載るかを先に見る 社員のプランも洗い出す
日本で自社サイトに人を集めている担当者は、Bingの検索に自社のページが出るかを先に確かめておきたい。ChatGPTの検索がBingを多く使うなら、Bingに載らないページはChatGPTの答えにも出にくい可能性がある。ChatGPTはもう検索エンジンの1つとして数えたほうがよさそうだ。
社内でChatGPTを調べものに使う会社は、社員のプランで見え方が変わる。無料版とGoでは、比較の答えの近くに商品の画像つき広告が並ぶことになりうる。購買や外注先の比較を任せる部署ほど、広告の枠と答えを分けて読む決まりが要る。
- 自社の主なページがBingの検索結果に出るかを、ページの名前で検索して確かめる
- 社員のChatGPTがFree・Go・Plus以上のどれかを洗い出す
- 広告を出したい会社は、広告主向けの日本語ページで配信したい国の選択肢を見る
- 35,000円分の特典を使うなら12月31日までに始める
20%の数え方はOpenAIが決めたもので、外から確かめる手段はまだ無い。それでも広告を画像つきへ広げる動きは、ChatGPTを検索の入口として売り込む流れと重なっている。次に問われるのは、日本の画面にいつ広告が来るかだ。

- Intelligent UI
- ChatGPTの答えの中に、見て触れる画面を組み立てるOpenAIの仕組み。文字だけでなく操作できる部品を返す
社員が無料版でChatGPTを使っている会社は、調べものの答えの近くに広告が並ぶ前提で考えたほうがよい。とくに購買や外注先の比較をChatGPTに頼む部署では、広告に出た会社をそのまま候補に入れてしまうおそれがある。会社として配るプランは、料金より広告の有無で決める場面が増えそうだ。集客の側から見ると、20%という数字は数え方を外から確かめられない。まずBingに自社のページが載っているかを見るのが手堅いとみている。
- ChatGPTの広告は有料プランでも出る?
- 出るのは無料版と月1,400円のGoだけだ。OpenAIの10月21日付けの日本語の発表は、Plus・Pro・Enterpriseでは広告を出さないと書いている。Goに払っても広告は消えないので、仕事の調べものから広告を外したいならPlus以上の契約が要る。AInformationが11月4日に発表ページを開いて確かめた。
- ChatGPTの検索がGoogleの20%という数字はどう数えた?
- 利用者の入力がWeb検索につながった回だけを検索として数えている。言葉の意味や簡単なやり方を聞いただけの回は入れていない。比べる相手のGoogleの件数をどこから取ったかは示されておらず、外から同じ数字を確かめる手段はまだ無い。発表したのはChatGPTの一般向け製品を率いるAdam Fry氏だ。
- 日本の会社はChatGPTに広告を出せる?
- 申し込みの入口は日本語で用意されている。広告主向けの日本語ページには、広告に35,000円を使うと35,000円分のクレジットがもらえる特典が12月31日まで載っている。問い合わせの欄では配信したい国を選ぶ。ただし10月21日の発表は提供地域を89か国に広げたとするだけで、日本の名前は出てこない。
この記事の出典
補助資料
- [1]The Vergeこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年11月4日
