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Oracle、ChatGPTから業務システムを動かす4つの製品を発表した
オラクルは10月28日、OpenAIとの協業を広げると発表しました。ChatGPTとCodexを、オラクルの業務アプリやデータベース、クラウドと直接つなぐ製品群です。
中心になるのは「Oracle AI Workspace」です。ChatGPTのプラグインを通じて、社員は情報を引き出したり承認済みの業務手順を実行したりできます。つなぐ先には「Oracle Fusion Applications」「Oracle NetSuite」「Oracle AI Database」「OCI」が並びます。
| 製品名 | 何をするか |
|---|---|
| Oracle AI Workspace | ChatGPTからオラクルの業務システムを操作する |
| Oracle AI Security Mesh | OpenAIのセキュリティ向けモデルで脆弱性を探して直す |
| Oracle App Composer | コードが書けない社員がCodexでアプリを作る |
| Oracle AI SMB Bundle | 小さな会社向けに無償で始められるセット |
会社の管理ルールや承認の手続き、アクセスの制限はそのまま残す作りです。AIが勝手に権限の外へ出ないことを前面に出しています。

- 10/28日本オラクルが発表の抄訳を公開
SMB Bundleは年1万2000ドル枠 ただしChatGPTの分は1人50ドルだ
いちばん目を引くのは、小規模企業向けの「Oracle AI SMB Bundle」です。オラクルのクラウドで使えるクレジットが年1万2000ドル分付き、1ドル157.25円(10月30日の欧州中央銀行の値)で約189万円になります。
発表文には「ChatGPT Business」も含まれると書かれています。ところが公式のSMB Bundleのページを開くと、ChatGPTの分は1人50ドルを1回だけ、5人までと書かれていました。年1万2000ドルはオラクルのクラウド(OCI)の利用枠であって、ChatGPTの月額にそのまま回せるお金ではありません。
50ドルは約7,900円です。ChatGPT Businessを月払いで使うと1人月3,850円なので、2か月ほどで尽きる計算になります。

申し込みは審査制 日本の会社が通るかは書かれていない
SMB Bundleは誰でもすぐ使えるものではありません。公式ページには数に限りがあり、申し込みごとに審査すると書かれています。サービスごとに別の利用上限と規約もかかります。
ページは日本向けのURLでも中身は英語のままで、日本の会社が対象に入るかどうかの記載はありませんでした。発表文の最後にも、機能や提供時期と価格は変わる可能性があるという断り書きが付いています。

NetSuiteやOCIを使う会社はChatGPTのプラグインから試す
すでにNetSuiteやOracle Fusion Applicationsを入れている会社は、ChatGPTの画面から請求や承認の手順を回せるかを見ておきたいところです。情報システム部門は、どの業務手順をAIに渡してよいかを先に決めておくと導入が早く進みます。
社内のデータベースをChatGPTから直接引く流れは、OpenAI自身の社内ツールでも進んでいます。今回はそれを業務システムの大手が自社製品ごと差し出した形です。
SMB Bundleに申し込むなら、ChatGPTの席代は数か月で自腹に切り替わる前提で予算を組んでおくと、あとで慌てずに済みます。
- OCI
- Oracle Cloud Infrastructureの略。オラクルのクラウドで、SMB Bundleの年1万2000ドル分のクレジットはここで使う
中小企業の導入を手伝う立場から見ると、年1万2000ドルという数字だけが先に広まりそうなのが気がかりです。実際にお金が浮くのはクラウドの側で、社員がChatGPTを使う席代は数か月で自前になります。OCIでアプリを動かす予定が無い会社にとっては、思ったほど得にならない可能性があります。申し込む前に、浮くのはどの請求なのかを経理と一緒に1行ずつ確かめておきたいところです。
- Oracle AI SMB BundleでChatGPT Businessは無料になる?
- ずっと無料にはなりません。公式ページではChatGPTの分は1人50ドルのクレジットを1回だけ、5人までと書かれています。ChatGPT Businessを月払いで使うと1人月3,850円なので、約7,900円の50ドルは2か月ほどで尽きます。年1万2000ドルはオラクルのクラウド(OCI)の利用枠です。
- 日本の会社もOracle AI SMB Bundleに申し込める?
- 日本が対象かどうかは公式ページに書かれていません。SMB Bundleは数に限りがあり、申し込みごとに審査すると案内されています。日本向けのURLでも中身は英語のままでした。申し込む前に日本オラクルの窓口へ対象かを確かめるのが確実です。
- ChatGPTからオラクルの業務システムを動かすには何が要る?
- Oracle AI Workspaceを通じてChatGPTのプラグインを使う形です。つなぐ先はOracle Fusion Applications・Oracle NetSuite・Oracle AI Database・OCIなどです。会社の承認の手続きやアクセスの制限はそのまま残るので、AIに任せる業務手順を情報システム部門が先に決めておく必要があります。
この記事の出典
補助資料
- [1]キーマンズネットこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年11月2日
