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OpenAI、ProにAPI枠を最大月500ドル配る Plusは対象外だ

読了 約5分
黄色のグラデーション背景にChatGPTのロゴとChatGPT Proの文字が並ぶ画像。OpenAI、ProにAPI枠を最大月500ドル配る Plusは対象外だ
この記事の要点

OpenAIはChatGPTのProとBusinessに、OpenAI APIで使える枠を毎月配る特典を始めた。Proは月額と同じ額で、上限は月500ドル分だ。PlusとGoと無料プランは対象外で、APIキー経由のCodexにも使えない。

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API枠を目当てにChatGPT Proへ上げますか?

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500ドル毎月のAPI枠の上限
20ドルスタンダード1席の枠
100ドルプレミアム1席の枠

ChatGPT ProにAPI枠 払った月額と同じ額が毎月付く

OpenAIは10月28日(現地時間)、ChatGPTのProとBusinessの契約者にAPIの利用枠を配る特典を発表した。上限は月500ドル分で、ITmedia AI+の換算では約7万9000円になる。受け取った枠はOpenAI APIを使ったアプリやAIエージェントの開発に充てられる。

Proは月100ドル・200ドル・500ドルの3段があり、どの段も月額と同じ額のAPI枠が付く。9月に新しくできたPro 500も対象に入る。Businessは席の種類で額が決まり、スタンダード席は1席あたり月20ドル分でプレミアム席は月100ドル分だ。

Businessは1つのワークスペースで月500ドル分が上限になる。OpenAIの公式ヘルプの例では、スタンダード10席とプレミアム4席で合計600ドル分になるが上限の500ドルで止まる。年払いのBusinessは1年分をまとめて受け取り、上限は6,000ドルだ。

対象はProとBusinessだけ Plusと無料プランは外れた

無料プランとGo・Plus・Enterprise・Eduは対象外だ。Plusや無料体験の契約では受け取れず、欲しければProへ上げることになる。対象のプランでも、支払いが始まってから7日たたないと申し込めない。

途中でプランを変えたときの扱いも決まっている。PlusやGoへ下げると、その請求期間の終わりでAPIとのつながりが切れる。すでに受け取った枠は、解約を予約しても請求期間の終わりまで使える。

プランごとに毎月付くAPI枠

プラン 毎月のAPI枠 備考
Pro(月100ドル) 100ドル分 月額と同じ額
Pro(月200ドル) 200ドル分 月額と同じ額
Pro(月500ドル) 500ドル分 月額と同じ額
Business スタンダード席 1席20ドル分 ワークスペースで合算
Business プレミアム席 1席100ドル分 ワークスペースで合算
Business ワークスペース全体 月500ドル分まで 年払いは年6,000ドルまで
無料・Go・Plus・Enterprise・Edu なし 対象外
公式ヘルプのプラン別の額を整理した / データ:OpenAI 公式ヘルプ / 制作:AInformation

キー経由のCodexは対象外 余った枠は翌月に消える

枠が使えるのはAPIの請求だけだ。公式ヘルプはResponses・Chat Completions・Agents・画像・Realtimeなどを対象に挙げている。一方でAPIキーを使ったCodexの利用は対象外だ。ChatGPTやサインインして使うCodexの利用上限も、この特典では増えない。

枠は翌月へ繰り越せない。月ごとの請求期間が終わると、使わなかった分は消える。特典の枠を使い切ると自分で買ったAPIクレジットへ切り替わり、それも無ければリクエストは失敗する。

いちばん下のPro(月100ドル)でも毎月100ドル分が付く。ITmedia AI+と同じ1ドル158円で直すと約1万5800円だ。APIを毎月それだけ使う開発者なら、月額の元がAPI代で取れる計算になる。

日本から受け取れるかは、まだはっきりしない。編集部が10月29日に公式ヘルプの日本語版を開くと、日本語の記事は無く英語版が出てきた。提供は国や対象の層によるとだけ書かれていて、国の一覧は載っていない。

ChatGPTのAPI特典の使い道と対象外。ChatGPT。Pro・Business。使える。APIとAgentsの料金に充てる。画像と音声のAPIにも使える。買ったクレジットより先に減る。使えない。キー経由のCodexには使えない。ChatGPTの上限は増えない。余った分は翌月に繰り越せない。Plusの契約では受け取れない。AInformation編集部が作ったイラスト図解(1本のできる/できない)
公式ヘルプの対象と対象外を整理した / 制作:AInformation

受け取りはBillingから 同じメールで2つのアカウントをつなぐ

手続きはChatGPTの請求設定から行う。ProならSettingsのBillingを開き、API credits benefitの項目から申し込む。APIの管理画面の側から申し込む道もある。

条件は3つある。ChatGPTとAPIで同じメールアドレスを使うこと、両方の持ち主であること、APIの請求を管理する権限があることだ。Businessでは管理者の役割だけでは足りず、ワークスペースとAPI組織の両方の持ち主が手続きする。

つなげるAPI組織は1つだけで、あとから変えるにはサポートへの連絡が要る。先にどの組織で開発するかを決めてから申し込みたい。同僚にAPIを使わせるなら、ChatGPTの席とは別にAPI組織への招待が必要になる。

この記事に出てくることば
API組織
OpenAIのAPIの利用と請求をまとめる単位。今回の特典はChatGPTの契約1つにつき1つのAPI組織にだけ入る
藤井俊太(AI導入コンサルタント)の見方

企業で効いてくるのはBusinessのほうだとみている。スタンダード席でも1席20ドル分がワークスペースにまとまるので、数十席の部署なら社内ツールの試作に回せる枠ができる。ただし受け取れるのはワークスペースとAPI組織の両方の持ち主だけで、つなげる組織も1つに限られる。情報システム部門が持ち主になっていない会社では、誰が申し込むかを決める段階で止まりそうだ。枠は月をまたいで残らないので、試す案件を先に決めてから申し込むほうがよい。

よくある質問
ChatGPT PlusでもAPIクレジットはもらえる?
もらえない。対象はProの3段(月100ドル・200ドル・500ドル)とBusinessのスタンダード席とプレミアム席だけだ。無料プランとGo・Plus・Enterprise・Eduは外れている。受け取るにはProかBusinessに入り、支払いが始まってから7日たってから申し込む必要がある。
ChatGPTのAPI特典はCodexに使える?
APIキーを使ってCodexを動かす分には使えない。公式ヘルプはこの特典の対象からAPIキー経由のCodexを外している。ChatGPTやサインインして使うCodexの利用上限も増えない。使えるのはResponsesやChat Completions・Agents・画像・RealtimeといったAPIの請求だ。
使い切れなかったAPI枠は翌月に繰り越せる?
繰り越せない。月ごとの請求期間が終わると使わなかった分は消え、次の期間の分が自動で入る。年払いのBusinessは1年分を最初にまとめて受け取り、上限は6,000ドルで年の終わりに消える。枠を使い切ると自分で買ったAPIクレジットへ切り替わる。

この記事の出典

補助資料

  • [1]ITmedia AI+ITmedia AI+・補助的な二次資料・確認 2026-10-29この記事の元にした報道

出典の最終確認日:2026年10月29日

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