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Gemini Notebookの教科書は0円 日本からも追加できる
Googleは10月29日(現地時間)、Gemini Notebookの中で数百冊の教科書を無料で使えるようにしたと発表しました。教科書をノートブックの「ソース」として追加すると、その中身をもとに質問へ答えたり練習問題を作ったりできます。ITmedia AI+が確かめたところ、日本からも利用できました。
提供元は米国のOpenStaxやOpen Textbook Libraryと、インドの出版社S Chand Publishingなどです。分野はコンピュータサイエンス・ビジネス・人文科学・数学・医学と幅があります。
8月のExpert Intelligenceを広げた機能
Googleは8月、Google Playで買った本をソースに入れられるExpert Intelligenceを発表していました。今回はその拡張版という位置づけです。公式ブログによると答えは教科書に基づいています。文中の引用から元のページへ戻れます。学習ガイドやフラッシュカードにも作り替えられます。

- 8月GoogleがExpert Intelligenceを発表
- 10/29Gemini Notebookで教科書数百冊を無料に
- 10/30AInformationが日本のアカウントで追加と質問を試した
教科書の入口は「ソースを追加」 国の絞り込みは3つだけ
AInformationは10月30日、日本の個人アカウント(Proプラン)で実際に開きました。新しいノートブックで「ソースを追加」を押すと、ファイルやドライブと並んで「教科書」のボタンが出ます。
押すと「教科書を選択」の画面になり、芸術・人文科学からビジネス・経済まで5つの棚が並びます。絞り込みはトピック・レベル・国の3つで、国の選択肢はインド・米国・その他だけでした。
棚には発表で名前が出た3社のほか、eCampusOntario Open LibraryやLibreTextsの本も並んでいました。英語の本が中心で、フィンランド語やポーランド語の本も混ざっています。

日本語の教科書は見つからない 質問は日本語で通る
検索欄に「日本」「Japanese」「Japan」「経営」と入れても、日本語で書かれた教科書は1冊も出てきませんでした。「経営」で出たのはBusiness Policy and Strategic Managementなど英語の経営書と、フィンランド語の起業の本です。
一方で、英語の本に日本語で質問するのは問題ありませんでした。OpenStaxのPrinciples of Managementを1冊追加し、管理者の4つの機能を日本語で3行にまとめるよう頼んでいます。31秒で日本語の3行が返り、3か所に引用の番号が付きました(1回のみ)。
追加した直後にはノートブックの名前が「経営学の原理」と日本語で自動で付き、本の要約も日本語で出ました。英語の教科書を日本語で読み解く使い方なら、今日から試せます。

社内研修の副読本に使える 英語の原文に当たる手間は残る
向いているのは、経営・会計・経済の基礎を英語の定番の教科書で学び直したい人です。OpenStaxのPrinciples of AccountingやPrinciples of Economics 3eも棚にあり、引用から原文の該当ページに戻れます。
ただし日本の会計基準や法律の話は、米国とインドの教科書では答えが出ません。日本の制度に沿った研修資料を作るなら、社内の資料を入れた別のノートブックと分けて使うことになります。
試すときは「ソースを追加」から「教科書」を開き、仕事に近い棚で1冊選ぶのが早道です。答えの引用番号を押して、原文と食い違っていないかを1度確かめておくと安心です。どの料金プランで追加できるかは発表に書かれていないので、無料の人は料金プランごとの上限と合わせて見ておきたいところです。
Gemini Notebookの教科書でできること
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 料金 | 0円(Googleの発表) |
| 日本から追加 | できる(ITmedia AI+とAInformationで確認) |
| 提供元 | OpenStax・Open Textbook Library・S Chandなど |
| 国の絞り込み | インド・米国・その他の3つ |
| 日本語の教科書 | 4語で検索して見つからなかった |
| 日本語での質問 | 31秒で日本語の答えと引用(1回) |
- OpenStax
- 米国でオープンライセンスの教科書を出している出版元。今回Gemini Notebookに教科書を出した提供元の1つ
- Expert Intelligence
- Google Playで買った本をGemini Notebookのソースに入れられる仕組み。8月に発表され今回の教科書はその拡張版
社内研修で使うなら、まず英語の教科書を日本語で読み解く道具と割り切るのがよさそうです。経営や会計の考え方は通じても、日本の税制や労務の話を聞くと米国やインドの前提で答えが返る可能性があります。研修担当は、教科書のノートブックと社内規程のノートブックを分けて配ると混乱が減るとみています。日本の出版社が棚に入るかどうかで、この機能の使い道は大きく変わりそうです。
- Gemini Notebookの教科書は日本で使える?
- 日本のアカウントでも使えます。ITmedia AI+とAInformationがそれぞれ日本から追加できることを確かめました。新しいノートブックで「ソースを追加」を押し、「教科書」を選ぶと一覧が開きます。料金はかからず、提供元は米国のOpenStaxやOpen Textbook Libraryとインドの出版社S Chand Publishingなどです。
- Gemini Notebookに日本語の教科書はある?
- 10月30日の時点では見つかりませんでした。AInformationが「日本」「Japanese」「Japan」「経営」で検索したところ、出てきたのは英語の本とフィンランド語やポーランド語の本でした。国の絞り込みもインド・米国・その他の3つだけです。日本の制度に沿った内容は社内資料など別のソースを入れて調べる必要があります。
- 英語の教科書に日本語で質問できる?
- できます。OpenStaxのPrinciples of Managementを入れ、管理者の4つの機能を日本語で3行にまとめるよう頼むと31秒で日本語の答えが返りました。答えの3か所に引用の番号が付き、教科書の該当ページへ戻れます。結果はAInformationが10月30日に1回だけ試したものです。
この記事の出典
補助資料
- [1]ITmedia AI+この記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月30日
