AIが薦める結婚相談所1位はIBJメンバーズ 言及率は100%
ChatGPTとGeminiに「結婚相談所のおすすめは?」と聞くと、いちばん多く名前が挙がるのはIBJメンバーズです。千葉県柏市のブランディングワークスが2026年9月分の定点調査として公開しました。言及率は100%で、平均の登場順位は1.4位でした。
2つのAIのどちらでも、言及率の1位はIBJメンバーズで一致しています。言及率は全部の回答のうちその社名が出た回答の割合です。同社は自社開発のLLMO計測ツールで生成AIの回答を毎日記録し、業界ごとに「AIに選ばれている企業」を調べています。
2位のパートナーエージェントも言及率は100%で、平均の登場順位の差で2位になりました。上位10社は次のとおりです(ブランディングワークス調べ・2026年9月)。
| 順位 | 社名 | 言及率 | 平均の登場順位 |
|---|---|---|---|
| 1 | IBJメンバーズ | 100% | 1.4位 |
| 2 | パートナーエージェント | 100% | 2.7位 |
| 3 | ツヴァイ | 88.3% | 4.2位 |
| 4 | オーネット | 85% | 4.4位 |
| 5 | サンマリエ | 81.7% | 2.7位 |
| 6 | エン婚活エージェント | 68.3% | 5.9位 |
| 7 | naco-do | 48.3% | 6.6位 |
| 8 | ゼクシィ縁結びエージェント | 45% | 4.2位 |
| 9 | スマリッジ | 38.3% | 6.9位 |
| 10 | リングベル | 5% | 6位 |

同じ質問をAPIで10回ずつ Claudeは3回社名を挙げなかった
AInformationは10月3日に、同じ「結婚相談所のおすすめは?」を3社のAIへAPIで10回ずつ送りました。使ったのはGPT-6 Luna・Claude Sonnet 5・Gemini 3.7 Flashの3つです。検索などの道具は付けていないので、調査のChatGPTやGeminiとは条件が違います。
Gemini 3.7 FlashはIBJメンバーズを10回とも挙げ、10社の中で最初に出た回は9回でした。GPT-6 Lunaも10回中8回挙げていて、最初に出た回は7回です。上位の顔ぶれは調査とほぼ同じでした。
Claude Sonnet 5は違いました。IBJメンバーズの名前が出たのは10回中1回で、3回は10社の名前が1つも出てこなかったのです。そのうち1回は「具体的なサービス名の断定的な推奨は控えます」と書き、選び方の説明で終えています。
社名を挙げなかった回は、仲人型やデータマッチング型といったタイプ分けで答えていました。IBJという名前自体は連盟や加盟店の説明も含めて10回とも出ています。10社の中で最初に挙げた社も5社に割れ、決まった1社を推す形にはなりませんでした。
3社のAIに10回ずつ聞いた結果
| 項目 | GPT-6 Luna | Claude Sonnet 5 | Gemini 3.7 Flash |
|---|---|---|---|
| IBJメンバーズを挙げた回数 | 10回中8回 | 10回中1回 | 10回中10回 |
| 10社のうち最初に挙げた社 | IBJメンバーズが7回 | 5社に割れた(社名なし3回) | IBJメンバーズが9回 |
| エン婚活エージェント | 10回中9回 | 10回中1回 | 10回中5回 |
| ゼクシィ縁結びエージェント | 10回中0回 | 10回中6回 | 10回中8回 |
| 10社のどれも挙げない回答 | 0回 | 3回 | 0回 |
エン婚活エージェントは37%と100% うちの試験では逆だった
エン婚活エージェントの言及率は、調査ではChatGPTが37%でGeminiが100%でした。同じ質問でも、どのAIに聞くかで候補に挙がる会社が変わるということです。
AInformationの試験では、これが逆になりました。GPT-6 Lunaが10回中9回挙げたのに対し、Gemini 3.7 Flashは5回です。
ゼクシィ縁結びエージェントはGPT-6 Lunaでは0回でした。Gemini 3.7 Flashのほうが8回と多く、Claude Sonnet 5でも6回出ています。モデルの版や検索の有無が違うと、薦める顔ぶれも動くようです。
調査によると、AIは「手厚いサポート」「会員数・出会いの選択肢」「オンライン対応」の3つの切り口で紹介していました。回答の根拠として最も多く引かれた情報源はlife.oricon.co.jpで、引用シェアは24.9%です。
同社は、AIの回答は検索順位とは別の基準で決まると説明しています。AIに名前を挙げてもらえるかどうかが集客を左右し始めているというのが、調査の出発点です。

結婚相談所選びはAIを2つ以上に聞く 企業は引用元を見る
結婚相談所のように比べて選ぶものをAIに聞くなら、2つ以上のAIで答えを並べるのが手堅いです。今回の試験でも、社名を出さずに条件を聞き返す回があったのはClaude Sonnet 5だけでした。地域や年齢・予算を最初から書いて聞くと、答えの差を比べやすくなります。
ChatGPTの検索機能のように引用元が出る使い方なら、答えの根拠まで確かめられます。調査では引用元がlife.oricon.co.jpに偏っていたので、1つのサイトの評価がそのまま答えに映ることもありそうです。
AIに名前を挙げてもらいたい会社は、自社がどのAIのどの版で何回出るかを条件をそろえて測っておきたいところです。調査の数字とAPIで測った数字は、この記事のようにずれることがあります。AIの答えは引用元のサイトやモデルの更新で入れ替わるので、1回の調査で安心しないほうがよさそうです。
- 言及率
- AIの回答全体のうち、その会社の名前が出てきた回答の割合。同じ率のときは回答の中で先に挙がった順で並べる
取引先や外注先の候補をAIに出させる場面は、会社でもこれから増えそうです。今回のように、同じ質問でもAIとモデルの版で名前が入れ替わります。どのAIのどの版で聞いたかを残しておかないと、後から選んだ理由を説明できなくなります。Claudeのように社名を挙げずに条件を聞き返すAIもあります。比べるなら地域や予算といった条件を先に書いて、同じ文面で2つ以上のAIに聞く決まりを部署で作っておくとよさそうです。
- ChatGPTとGeminiで結婚相談所のおすすめは同じ?
- 1位はどちらもIBJメンバーズで同じです。ブランディングワークスの2026年9月の調査では、2つのAIとも言及率の1位がIBJメンバーズでした。ただしエン婚活エージェントの言及率はChatGPTが37%でGeminiが100%と大きく違います。2位以下の顔ぶれは聞くAIで変わると考えておくほうが安全です。
- Claudeは結婚相談所のおすすめを答えない?
- 社名を挙げないことがあります。AInformationが10月3日にClaude Sonnet 5へAPIで10回聞くと、3回は10社のどれも挙げずに選び方の説明で終わりました。IBJメンバーズの名前が出たのは1回です。年齢や希望条件・予算を伝えればもっと具体的に答えると、回答の最後に書いていました。
- AIは結婚相談所のおすすめを何を根拠に答えている?
- 調査で最も多く引かれていた情報源はlife.oricon.co.jpで、引用シェアは24.9%でした。ChatGPTとGeminiは社名を並べるだけでなく「手厚いサポート」「会員数・出会いの選択肢」「オンライン対応」の3つの切り口で紹介しています。答えの根拠を確かめたいときは、引用元が表示される使い方で聞くと追いかけやすくなります。
この記事の出典
補助資料
- [1]ASCII.jpこの記事の元にした報道
出典の最終確認日:2026年10月3日
